「体重は変わらないのに胴体に厚みが出てきた」「一見太っていないが隠れ肥満に注意するよう健診で言われた」そんな悩みに心当たりのあるあなたは、内臓脂肪を落とすべし!
内臓脂肪は、名前の通り腸など内臓の周りにつく脂肪。プヨプヨの皮下脂肪に対して、内臓脂肪が増えるとパツパツのリンゴ体形になるのが特徴です。
内臓脂肪の増えすぎには、見た目だけでなく健康にも深刻な影響が。女性の場合は特に、女性ホルモンが内臓脂肪の増えすぎを防止してくれているため、年齢を重ねて女性ホルモンが減少するに伴って内臓脂肪への注意が必要です。
内臓脂肪が増えたかなと思ったら、早めの対処が吉。この記事でお伝えする方法を、1つからでもなるべく早く取り入れましょう。
この記事では、まず内臓脂肪がどんなものか、ついてしまう原因やはらんでいる危険についてレクチャー。続いて、内臓脂肪を落とす食事・運動・生活習慣と役立つサプリについて最短の方法をご紹介します。
知らない間に溜まってしまった内臓脂肪をすっきり落として、健康的で美しい自分へ生まれ変わりましょう!
美容ライフスタイルアドバイザー
ヒロコ
医療機関に8年間勤務→長年の敏感肌を克服した経験からスキンケアのコツを美容系メディアで情報発信→読者の方から肌悩みの相談を多数いただくようになったことをきっかけにフリーランスブロガーに本格転身→海外移住→3Qsにジョインし美容・ライフスタイル情報発信を担当。昨日より今日の自分をもっと好きになってもらえるとうれしいです。
医療機関に8年間勤務→長年の敏感肌を克服した経験からスキンケアのコツを美容系メディアで情報発信→読者の方から肌悩みの相談...
Contents
内臓脂肪とは腸周りにべったりと付く脂肪
まずは、内臓脂肪とは何か知っておきましょう。
内臓脂肪の正体
内臓脂肪とは、内臓周り、特に腸を支える腸間膜にたまる脂肪のことです。身体の深い部分についているため、皮下脂肪のように手でつかむことはできません。
皮下脂肪がたまるとプヨプヨと下半身が大きくなるのに対し、内臓脂肪がたまるとビール腹のようにお腹全体がポッコリと出て、パツパツとした太り方になります。
このため、内臓脂肪が原因の肥満は「リンゴ型肥満」とも呼ばれます。
中には、見た目それほど太っていないのに内臓脂肪がたくさんついている人もおり「隠れ肥満」と呼ばれています。
内臓脂肪の溜まり具合を正確に知るには、CTスキャンで検査します。内臓脂肪の面積が100㎠を超えると、溜まっているとされます。
とはいえCTスキャンは気軽に行える検査ではないため、より簡便な目安としてウエスト周囲径を測る方法があります。
ウエスト周囲径とは、へその高さで計る腰回りの大きさのことで、男性は85cm、女性の場合は90cmを超えていれば内臓脂肪が溜まっているとされます。
一般に、女性ホルモン「エストロゲン」の働きで、女性には内臓脂肪がつきにくく皮下脂肪がつきやすくなっています。とはいえ、エストロゲンの分泌は20代半ばから30代前半がピーク。
エストロゲンの減少に伴って内臓脂肪はつきやすくなってくるため、胴回りが太る・くびれがなくなるという兆候に気づいたら、早急に対処しましょう。
内臓脂肪がつく原因
内臓脂肪の役割は、余ったエネルギーの貯蔵です。つまり、摂取エネルギーのうち消費されなかったものが、内臓脂肪として一時的に蓄えられます。
それ自体は大切な役割ですが、溜まりすぎると内臓脂肪型肥満になってしまいます。
ではなぜ、エネルギーが余ってしまうのでしょうか?すべては、エネルギー収支が「摂取エネルギー>消費エネルギー」となっていることが原因です。
つまり、摂取エネルギーが多すぎるか、消費エネルギーが少なすぎることが、内臓脂肪の蓄積を招いています。
あなたの生活に、次の要因が当てはまっていないか考えてみましょう。
摂取エネルギーが多すぎる要因
内臓脂肪の蓄積につながる、エネルギーの過剰摂取には次のような理由があります。
① 食べすぎ、飲みすぎ
あなたが実際に1日で消費するエネルギー以上のものを食べたり飲んだりしていることが考えられます。
暴飲暴食までいかなくても、あまり動いていないのに毎食満腹になるまで食べる習慣はありませんか。
また、食物繊維やタンパク質が足りず、脂質や糖質の多い食事内容になっている場合も、摂取エネルギーが過剰になりがちです。
② 睡眠不足やストレス
睡眠不足やストレスは、自律神経の働きやホルモンの分泌機能を弱めてしまいます。例えば、睡眠不足の状態では食欲を抑制するホルモン「レプチン」の働きが弱まります。
また、ストレスを受けたときに分泌されるホルモン「コルチゾール」は食欲に影響して摂取カロリー量を大幅に増やすこと、特に内臓脂肪をメインで増やすことが分かっています。
③ アルコール
アルコール自体には1g当たり7kcalのエネルギーがあります。このエネルギーは優先的に消費されるため、お酒に含まれる糖質やおつまみのエネルギー代謝は後回しになり、内臓脂肪に変わりやすいです。
おつまみや締めに揚げ物やラーメンなどが欲しくなるのも、アルコールの危ないところです。
消費エネルギーが少なすぎる要因
消費エネルギーは、運動(日常動作を含む)+基礎代謝の合計です。これらが不足することで、内臓脂肪の蓄積につながります。
① 運動不足
身体を動かす量が少ないと、当然ながらエネルギー消費は少なくなります。
デスクワークが多い、車やエレベーターでの移動が多いなど、身体を動かす機会が少ない人がほとんどです。意識して運動習慣を作らない限り、摂取したカロリーを消費しきれません。
② 基礎代謝の低下
基礎代謝とは、身体を動かさなくても消費されるエネルギーです。心臓を動かしたり体温を保ったりすることに費やされます。
基礎代謝は、年齢とともに下がっていきます。そのため、若いときと食事や運動の習慣が同じなら、内臓脂肪は徐々にたまりやすくなっていきます。
また、過度のストレスは自律神経やホルモンバランスを乱し、内臓の働きを低下させて基礎代謝ダウンにつながります。
内臓脂肪が溜まると危険
内臓脂肪が増えすぎると、見た目だけでなく健康にも深刻な影響があります。命にかかわる病気のリスクが高くなってしまうためです。
メタボリックシンドロームという言葉を聞いたことがありますか。これは
という状態のことで、心臓発作や脳卒中などが起こる危険性が高まります。
また、内臓脂肪はホルモンや炎症性物質に影響し、ガンの発生リスクも高まることが分かっています。ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が11cm増えるごとにがんリスクが13%上昇するというデータもあります。
内臓脂肪の正体と危険性について理解したところで、内臓脂肪の落とし方を見ていきましょう。まずは食事、続いて運動、そして生活習慣やサプリについてもご説明します。
内臓脂肪の落とし方・食事編
内臓脂肪を落とすため、食事で気を付けるポイントを7つと、おすすめの食材をご紹介します。できそうなところから、今日始めてみましょう。
規則正しく食べよう
食事を抜いたりせず、なるべく同じ時間に食べるようにしましょう。特に朝食をきちんと摂ることで体温が上がり、1日の基礎代謝がアップ。内臓脂肪の溜まりにくいカラダに変えていくことができます。
また、夕食が遅くなりすぎないようにすることも大切。遅くとも20時には食べ終えるのが理想です。
これは、脂肪を蓄えるBMAL1という遺伝子が20時ごろから2時ごろまで活性化するため。どうしても夕食が遅くなるという日は、夕方に間食としておにぎりなどを摂っておき、遅い時間にはおかずだけにしましょう。
夕食を食べたらもうゆっくりして寝るだけですから、それほどエネルギーも消費しません。朝昼はしっかり食べ、夕食は軽めにしても良いでしょう。
また、夕食を早め・軽めにしておくことで、翌朝食欲があり、しっかり朝食を食べて代謝を上げられるというメリットもあります。
ゆっくりとよく噛んで食べよう
ゆっくりとよく噛んで食事をすることで、適量で満足感が得られ、食べすぎを防げます。噛むことで脳の満腹中枢が刺激されるためです。
満腹中枢が刺激されるまでには15分かかるとされています。そのため、15分以内に食べ終えてしまうと「もう少し食べたいな」という気分になりがち。
一度、食べ始めの15分をこれまでになくゆっくりよく噛んで食べてみてください。意外と少量で、もうお腹いっぱいだと感じるはずです。
調理に一工夫するのもおすすめ。しっかり噛めるメニューを取り入れましょう。例えば同じ野菜でも、しっかり煮込んだ柔らかいものばかりではなく、きんぴらやサラダなど歯ごたえのあるメニューも選ぶと良いです。
「カレーは飲み物」という言葉もありますが、カレーやラーメンのように噛まなくてもどんどん飲み込める食事は要注意です。
私は韓国料理やタイ料理にハマった影響で、ある時期大きなスプーンでご飯やおかずをパクパク食べるクセがついていましたが、食べる量が激増したため反省して辞めました。
食材を細かく切りスプーンで食べると確かに食べやすいのですが、噛まない・早食いの原因になります。あえて食材を大きめに切り、お箸で食べるようにすると、ゆっくりよく噛んで食べる習慣をつけやすいのでおすすめです。
アルコールの摂取量を見直そう
内臓脂肪を落とすには、お酒の飲み方にも注意しましょう。禁酒する必要はありませんが、
・週2日の休肝日
というのがメタボリックシンドローム予防のための基準として推奨されています。
また、なるべく糖質の少ないお酒(焼酎・ウイスキーなど)を選びましょう。糖質の多いお酒(ビール・ワイン・日本酒など)を飲む場合は、21時までにすると良いです。
21時以降は血糖値が上がりやすいため、糖質の少ないお酒に切り替え、おつまみも21時までと決めておきましょう。
なお、お酒の糖質量はパッケージの「栄養表示成分」で確認できます。1本当たり糖質10g以下のものを選びましょう。
タンパク質をしっかり摂ろう
タンパク質をしっかり摂ることは、筋肉量を増やし、基礎代謝のアップにつながるため重要です。また、肌や髪をキレイに保ち、ダイエット中に老け込むのを防いでくれます。
タンパク質は肉・魚・卵・大豆・乳製品に多く含まれています。タンパク質といえば肉!というイメージがありますが、肉には脂質も含まれているため、肉ばかりで摂っているとカロリーオーバーになりがち。
脂身を除く、油で揚げたり炒めたりするよりも煮る・蒸すなどの調理法を使うなどの方法で、脂質を減らしてタンパク質をしっかり摂りましょう。
また、豆腐など肉以外の低脂肪タンパク源を上手に活用しましょう。プロテインを利用するのも良い方法です。
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食物繊維をうまく使おう
食物繊維には食べすぎを防ぎ、糖質や脂質の吸収を緩やかにする作用があります。糖質や脂質を含む食品を食べるときは、食物繊維を一緒に摂りましょう。
食物繊維は大きく分けて2種類あります。「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」です。それぞれに役割があり、バランスよく摂ることが大切。理想のバランスは「水溶性1:不溶性2」とされています。
不溶性食物繊維はキノコ・芋・豆・根菜・穀類・甲殻類などに含まれています。噛み応えのある食材が多く、満腹感が得られるので食べすぎを防げます。また、便通を良くする働きもあります。
一方、水溶性食物繊維は果物や海藻、里芋・オーツ麦・コンニャクなどの食材に豊富です。水に溶けるとゼリー状になり、糖や脂肪の吸収を穏やかにしてくれます。腸内環境を良くすることで、脂肪の燃焼を助けます。
食事をするときは、まず野菜やキノコなど食物繊維の多いものから先に食べ、糖質や脂質は後に食べるようにすると良いです。
また、白米より玄米、うどんよりそば、パンやパスタは全粒粉小麦のものを選ぶなど、糖質と一緒に食物繊維が自然に摂れる工夫をするのもおすすめです。
脂質は選んで良いものを摂ろう
内臓脂肪を落とすには、脂質の摂取はなるべく減らしたいのですが、完全に脂質を摂らないというのは現実的ではありません。
それに脂質はホルモンや細胞膜の材料となったり、ビタミンの吸収を助けたりするため、身体に必要な成分でもあります。
そこで、内臓脂肪になりにくいタイプの脂質を選んで摂取するようにしましょう。青魚やアマニ油に含まれるオメガ3系脂肪酸は、内臓脂肪として蓄積されにくいことが分かっています。
このような油を積極的に摂取することで、同じカロリーでも内臓脂肪がつきにくい食事内容にできます。
内臓脂肪を落とすのにおすすめの食べ物・飲み物
内臓脂肪を落とす努力をサポートしてくれる食べ物や飲み物をご紹介します。
・緑茶: 緑茶に含まれるポリフェノール「茶カテキン」を継続的に摂ることで、脂肪の代謝が高まり内臓脂肪が減少するとされる。リラックス効果がある「テアニン」で、ストレスによる食べ過ぎを防止する効果も期待できる。
・コーヒー: コーヒーに含まれるポリフェノール「クロロゲン酸」は、脂質燃焼をサポートし、余分な糖分が脂肪に変わるのを抑制する働きがあるとされる。ミルクや砂糖は脂質や糖質なので、ブラックがおすすめ。
・酢: 酢に含まれる「酢酸」には脂肪合成の抑制作用があり「アミノ酸」には脂肪燃焼の促進作用がある。酢ドリンクのほか、サラダやマリネなど調味料としても取り入れられる。
・リンゴ: ポリフェノールの一種「プロシアニジン」を継続的に摂ると内臓脂肪が減少することが分かっている。どの品種にも含まれているが「ふじ」「王林」の含有量が比較的高い。食物繊維も豊富。
・キノコ類: キノコ特有の食物繊維の一種「キノコキトサン」には、食べた脂肪を吸着し、便と一緒に排出する働きがある。ビタミン・ミネラルも豊富で、特に「エルゴチオネイン」は生活習慣病を防ぐ「長寿ビタミン」として近年注目されている。
・海藻: ワカメやコンブなどの海藻は、なかなか摂りづらい水溶性食物繊維をたっぷり含んでいる。ミネラルも豊富だが、特に基礎代謝を上げるホルモンの材料となるヨウ素が含まれている。
・青魚: イワシやサバなどの油には、DHA・EPAなどの「オメガ3系脂肪酸」が多く含まれている。脂肪の合成を抑制し、内臓脂肪の燃焼を助ける働きがある良い脂質なので、積極的に取り入れたい。
・牛肉(赤身): 良質なタンパク質とともに、基礎代謝を上げるのに欠かせないビタミンB群や鉄などが含まれる。脂肪燃焼効果が期待できる「L-カルニチン」も豊富。
・トマト: トマトに含まれる「リコピン」には、血糖値の上昇を抑える働きや、悪玉コレステロールを減少させる働きがある。水溶性食物繊維の「ペクチン」も豊富。
・大豆: タンパク質が多く含まれ、基礎代謝のアップに役立つ。肉に比べて脂質が少ないため、高タンパク低脂質の食事に欠かせない。
いずれも特別な食材ではなく、身近で手に入れやすいものばかり。今日から取り入れてみてはいかがですか?
内臓脂肪の落とし方・運動編
内臓脂肪を落とすための運動は、
を組み合わせるのが基本。
具体的にどのように運動を取り入れられるか、有酸素運動と筋トレそれぞれについて手軽な方法をご説明します。
有酸素運動で脂肪を燃やそう
主に、軽度から中度の有酸素運動をある程度長時間続けることで、内臓脂肪が消費されます。ウォーキングやジョギング、サイクリング、踏み台昇降、水泳、縄跳びなどがおすすめです。
ここで大切なのは、運動の強度よりも時間です。自分が20~30分続けられる運動を選びましょう。
おすすめのタイミングは食事前。空腹で運動をすると、肝臓の中に蓄積された中性脂肪が使われるため、内臓脂肪がより落としやすいです。
ハードな運動は必要ありません。日々忙しくて時間が取れないという方でも、例えば職場から自宅まで30分ほど速足で歩くなどの習慣でも十分です。あえて遠い方のスーパーへ徒歩や自転車で行くのも良い有酸素運動になります。
有酸素運動は20分以上やらないと脂肪燃焼できないとよく言われますが、実際には5分や10分などの細切れでこまめに行うのも無意味ではありません。
血液中の脂肪は、運動を始めた瞬間から使われています。使い続けて血中の脂肪がなくなってくると、内臓脂肪が分解されて血中に放出されます。この分解が20分ごろから早まるとされています。
ですから、20分以上運動できれば内臓脂肪をより効率的に減らせるというのは確かですが、それ以下だと意味がないということはありません。できる範囲で少しでも取り入れていきましょう。
筋トレで基礎代謝量を上げよう
有酸素運動に筋トレを組み合わせます。筋肉が増えることで基礎代謝量がアップし、内臓脂肪を減らしやすいカラダへ変えていけます。プランクやスクワットなど、全身の大きな筋肉を鍛える種目が良いでしょう。
筋トレを行うと、脂肪の燃焼を促すホルモンが分泌されることが分かっています。そのため、まず10分くらい筋トレをしてから有酸素運動をすることで、相乗効果が期待できます。
突然キツイ筋トレをするのではなく、負荷の小さいもので少ない回数から始めましょう。
初心者が自宅で行うのに適した筋トレを2つご紹介します。
【①プランク】
やり方: うつ伏せになり、両肘を曲げて床につけます。手はこぶしを軽く握り前へ置きます。つま先だけを床につけ、頭から足先まで一直線になるようにします。呼吸は止めずに、3秒で吸い、3秒で吐くリズムでゆっくりと。
初心者は正しい姿勢でまずは20秒キープを目標に。1回30秒できるようになったら、1日3セットを目標にしましょう。
【②スクワット】
やり方: 脚を肩幅に開き、つま先は膝と同じ向きにします。手は胸の前で軽く組み、太ももと床が並行になるくらいまで、息を吸いながらお尻を下げていきます。脚とお尻の力を抜かないよう、息を吐きながらゆっくりと戻します。
※膝がつま先より前に出ないよう注意し、背中をまっすぐ伸ばしましょう。
初心者はまず5回×3セット程度からスタートしましょう。慣れてきたら少しずつ回数を増やし、10回×3セットを目標にしましょう。
組み合わせ方とスケジュール
これまで運動習慣がなかった人は特に、無理しないことが大切。続けることが大切なので、初めから張り切りすぎて挫折することがないようにしましょう。
私自身やってみて定着したのは、
のスケジュール。
夕食前に40分、できなかった日は入浴前に40分の時間をとるようにしています。
10分の筋トレは集中して行いますが、残り30分の有酸素運動は何かを煮込みながらとか、テレビを見ながら、ズームで誰かと話しながらでも大丈夫なんです。
慣れれば思ったより時間が取れないことはないですよ。
また、毎日しなければならないわけではなく、週3~5回行うことが勧められています。私は日曜日と木曜日を休みにして5回行っています。時々は火曜日も休みにして4回になってしまうこともあります。
はじめは週1回でも大丈夫。習慣づいてきたら1日増やすといった形で、徐々に目標の頻度や回数へ近づけていくと良いです。楽しみながらできる範囲で続けていきましょう。
内臓脂肪の落とし方・生活習慣編
内臓脂肪を落とすため、生活習慣で気を付けるポイントを4つご紹介します。心当たりのある人は、今日からさっそく変えてみましょう!
質の良い睡眠を取ろう
現代生活には、睡眠の質を下げるものがいっぱい。すべてを避けることはできませんが、寝る前の2~3時間の過ごし方に気を付けることで、睡眠の質を上げられます。
・コンビニなど明るすぎる場所に行かない
・スマホやテレビは就寝前30分は控える
・シャワーより、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって入浴する
・食事は就寝3時間前までに済ませておく
・寝る直前にお酒を飲まない
また、なるべく決まった時間に就寝・起床し、起きたらまずカーテンを開けて朝の光を浴びるようにしましょう。自律神経が整うとともに、熟睡物質「メラトニン」の増加を助けます。
上手にストレスと付き合おう
ストレスホルモンや、ストレスによる食欲の乱れが、内臓脂肪増加の原因になります。うまくストレスと付き合い、溜め込まないことが大切です。
ストレス状態では呼吸が浅くなっているので、まずは深呼吸から始めましょう。自律神経を整えるには、ゆっくりお腹を膨らませながら息を吸い、へこませながら息を吐く腹式呼吸がおすすめ。ストレス解消しながらインナーマッスルを鍛えて基礎代謝も上がります。
身体を冷やさないようにしよう
内臓脂肪を落とすには、身体を冷やさないようにし、体温を上げることが大切。体温が1℃上がれば、基礎代謝は13%アップすると言われています。
暑い季節であっても、エアコンの使い過ぎや薄着、冷たい食べ物や飲み物の摂りすぎに注意しましょう。毎日シャワーで済ませるのではなく浴槽につかる、朝一番に50℃の白湯を飲むなど、体温を上げる小さな工夫を続けると良いです。
焦らないことが大切
内臓脂肪は皮下脂肪に比べると落としやすいとはいえ、1日2日で成果を期待するのは間違い。焦りはストレスになり、内臓脂肪を落とすうえでは逆効果です。また、無理やり急激に減らそうとするとリバウンドの原因になります。
内臓脂肪が落ちるペースの目安としては、3~6ヶ月で体重の3%(体重60kgの場合1.8kg)とされています。
内臓脂肪を1kg落とすには7000kcal 減らす必要があるため、3ヶ月で1.8kgを目標にする場合、1日当たり138kcal減らせばよいです。つまり138kcal分だけ、食事を抑えて摂取カロリーを減らすか、運動して消費カロリーを増やします。
ペースの目安を頭に入れて、焦らず続けていきましょう!
内臓脂肪の落とし方・サプリ編
内臓脂肪を落としやすいよう助けてくれるプロテインやサプリをご紹介します。これらは「機能性表示食品」です。
機能性表示食品というのは、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。消費者庁に届け出が行われていますが、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではありません。
内臓脂肪を減らすとして今注目されている成分には、
・ブラックジンジャー(ポリメトキシフラボン): 日常生活活動や軽い運動のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする
・葛の花由来イソフラボン: 余ったエネルギーが脂肪に合成されるのを抑制し、脂肪の分解を促進する
などがあります。
これらの成分を使った、評判の良いプロテインを1つ、サプリを2つピックアップしてご紹介します。
BEAUTEIN(ビューテイン)お腹の脂肪を減らすソイプロテイン ソイミルク味|ちゅくる株式会社
BEAUTEINは、体脂肪を減らすことが証明されている「中鎖脂肪酸」を配合し、機能性表示食品として届け出られた日本で初めてのソイプロテインです。
中鎖脂肪酸とは、通常の脂肪(長鎖脂肪酸)よりも分子が小さく、すぐにエネルギーとして使われるため、体脂肪として蓄積しにくい脂肪酸のこと。
身体に蓄積しにくいだけでなく、カラダを脂肪燃焼モードに切り替える手助けをしてくれることが分かっています。
良質の大豆タンパク質をしっかり補うことで基礎代謝アップを狙いながら、中鎖脂肪酸の働きかけで痩せ体質へとカラダを変えていけますよ。
糖や脂肪の吸収を穏やかにしてくれる水溶性食物繊維のイヌリンや、イヌリンと協力して腸内環境を改善するオリゴ糖も配合されています。
コラーゲンペプチドや大豆イソフラボン、10種のビタミンや鉄など、女性の美しさを育てる成分もたっぷり。「痩せたけど胸がしぼんだ」「肌が荒れて老けた」となる心配は無用です。
個人的には味がとても美味しいので、それだけでもおすすめ!甘さ控えめの自然な豆乳飲料の味ですが、大豆臭さやざらつきがなくミルキーな口当たりで、豆乳が苦手な人からも好評です。
食事や間食の置き換えに、運動の前後に、シェイカーなしでもサッと作れる手軽さも高評価。脂肪を減らす努力をするなら、成果を最大限に引き出したいというあなたにおすすめです。
価格(税込) | 5,980円 |
内容量 | 600g (約30日分) |
原材料 | 粉末状大豆たんぱく(国内製造・遺伝子組み換えでない)、 中鎖脂肪酸、コラーゲンペプチド、全粉乳、イヌリン、 ガラクトオリゴ糖、デキストリン/レシチン(大豆由来)、 加工でん粉、ビタミンC、甘味料(ラカンカ抽出物)、 乳化剤、ピロリン酸第二鉄、抽出ビタミンE、ナイアシン、 パントテン酸カルシウム、ビタミンB1、ビタミンB6、 ビタミンB2、ビタミンA、葉酸、ビタミンD、ビタミンB12 (一部に大豆、ゼラチン、乳を含む) |
販売元 | ちゅくる株式会社 |
製造国 | 日本 |
機能性表示食品ということに惹かれて買いましたが、美味しいし、ダマにならずしっかり溶けるし、これはかなりリピートすることになりそうです。毎朝このプロテインだけで生活するようになりましたが、お腹周りがスッキリしてきた気がします!
出典:Amazon
ナイシボーンEX|ヘルシープラス
脂肪を消費しやすくする、ブラックジンジャー由来の「ポリメトキシフラボン」を配合したサプリ。
その他、脂肪の燃焼や基礎代謝のアップに働くカルニチンやヒハツ、ギムネマや唐辛子といった成分が盛りだくさんに配合されています。
ダイエット中に体重の落ちが悪くなった時、これを飲むと体重減少傾向になるという愛用者の声も。
運動習慣や夜食を控えるなどしながら飲むことで、努力を後押ししてくれるサプリです。
価格(税込) | 1,976円 |
内容量 | 60粒(30日分) |
原材料 | ブラックジンジャー抽出物(ブラックジンジャーエキス、デキストリン) (国内製造)、唐辛子末、ギムネマシルベスタ抽出物、L-カルニチンフマル酸塩、 ヒハツ抽出物、発酵紅茶エキス末 / 結晶セルロース、シクロデキストリン、 ショ糖エステル、微粒二酸化ケイ素、CMC-Ca、L-ロイシン、L-リジン塩酸塩、 L-バリン、L-フェニルアラニン、L-イソロイシン、L-トレオニン、 L-メチオニン、L-ヒスチジン、L-トリプトファン |
販売元 | ヘルシープラス |
製造国 | 日本 |
朝にお通じがきちんとでるようになり、少しずつ体重が落ちてきています。一番自分にあっているように思います。
出典:Amazon
お腹の脂肪が気になる方のタブレット|大正製薬
脂肪の分解を助け、合成を抑える働きがある「葛の花由来イソフラボン」を配合したサプリ。
製薬会社の安心品質と、1日3粒の飲みやすい粒で人気です。
実際に飲んでみると、ほんのりショウガの香り。飲むと体がポカポカする、かがんだ時にお腹がつかえなくなった、と実感面でも高評価です。
まずは3ヶ月、試しに続けてみませんか。
価格(税込) 3,780 円
内容量 90粒(30日分)
原材料 還元麦芽糖(国内製造)、葛の花抽出物、ショウガ末、黒胡椒抽出物/
セルロース、ステアリン酸カルシウム、微粒酸化ケイ素販売元 大正製薬
製造国 日本 ▶お腹の脂肪が気になる方のタブレットをAmazonで購入するあくまでも個人の感想ですが、お気に入りですがウエストが少しキツかったパンツがスッキリと、履けてまたビックリ!
出典:Amazon
内臓脂肪を落としてスラリと健康に美しく!
内臓脂肪は、腸など内臓の周りについている手でつかめない脂肪。増えすぎると、パツパツのリンゴ体形になるだけでなく、命にかかわる病気のリスクが上がります。内臓脂肪を落とすには、食事や運動、生活習慣を見直して、摂取エネルギーより消費エネルギーを大きくすることがカギ。脂肪の消費を助けてくれるサプリも味方につけると良いです。
とりあえず今日からは、ゆっくりよく噛んで食べること、エレベーターでなく階段を使うこと、シャワーで済ませず湯船につかること、この3つを試してみませんか?簡単なことから始めていきましょう。
3ヶ月後、6か月後には「なんとなくすっきりした?」「体調も良好!」そんな自分がもっと好きになれるはずです!
内臓脂肪を落とすなら基礎代謝を上げる食べ物をうまく使おう!:▶基礎代謝を上げる食べ物・飲み物はこれだ!痩せ体質になる食べ方も紹介基礎代謝を上げる運動でどんどん内臓脂肪を燃やそう:▶基礎代謝を上げる運動6つ|燃焼系の身体を作る筋トレ・有酸素・ストレッチを紹介