2021/01/14
お金について学ぶ    

30代女性で貯蓄なしってやばい?原因と対策を理解して貯金ができる体質に!

女子絵お金持って喜ぶ

20代と比べると仕事やプライベートがさらに充実する30代は、お金の使い方によっては貯蓄がほとんどないという人もいるのではないでしょうか。転職や昇給によって「収入は増えているのになかなか貯まらない」という人や、「余ったお金を貯蓄している」という人は要注意です。

結婚や出産、マイホーム購入といった大きなライフイベントが多い30代は、支出額も大きくなりがちです。毎月の生活だけで精一杯という人でも、これらのライフイベントや老後のためにいまからコツコツと貯蓄を始めなければなりません。

まずは貯蓄するサイクルを身につけるために、30代女性の貯蓄の現状と対策を解説します。小さな工夫で、「貯め体質」を手に入れましょう!

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金融ライター

Larako

生命保険会社にて7年間勤務後、「保険への抵抗感」をなくしたいという想いから書くことを仕事に。2000人以上のお客様を担当し、そこから得た保険にまつわる知識を広く伝えるべく活動中。一児の母。

生命保険会社にて7年間勤務後、「保険への抵抗感」をなくしたいという想いから書くことを仕事に。2000人以上のお客様を担当し...

貯蓄は毎日のわずかな心がけ次第で、徐々に増えていくもの。将来の自分自身が困らないためにこの機会に貯蓄を始めることが大切です。

30代女性が貯蓄しなければならない4つの理由

1疑問はてな女性

「今が楽しければ大丈夫」「老後のことはもう少し歳をとってから準備する」と考える人がいる一方、20代の頃から真面目に貯蓄し、30代になって数百万以上もの貯蓄があるという人もおり、貯蓄額は人それぞれ異なります。

しかし、金額の多寡に関わらず貯蓄は必要です。まずは貯蓄が必要な理由を大きく4つの場面に分けて解説します。

老後の生活資金

厚生労働省の「簡易生命表(令和元年)」によると、この年の日本人女性の平均寿命は87.45歳となっています。定年退職時期が60歳~65歳と考えると、退職してから約20年以上もの間の生活資金を用意しておく必要があります。

「国からの年金で生活すれば良い」と言う人がいるものの、老後の生活費を賄うには不十分だと言われています。

つまり、30代女性は今から退職までの約30年間で、20年以上にもなる老後資金を準備しなければなりません。老後を迎えた頃に慌てても、すでに収入がないか低いため思っているような貯蓄額は用意できません。

歳を重ねると、体の不調を感じることが増え、医療費や通院費用がかかります。家族の状況によっては老人ホーム等へ入居することも考えらえるため、老後資金は想像以上に必要です。

数十年先のことはなかなか想像しづらいですが、自分自身の将来のためと考えて貯蓄するようにしましょう。

もしものときの備え

誰しも病気には敏感ですが、突然の事故は避けることができません。大きな事故になると手術や長期間の入院が必要になり、これまで通り働けなくなるかもしれません。

医療費や当面の生活費を捻出するためにも、貯蓄は大切です。また、会社を辞めざるを得ない状況に直面することも想定されます。「もしも」の状況を考えると、ある程度のお金は手元に持っておく必要があります。

「健康だから大丈夫」「なんとかなるだろう」と安易に考えると、実際にその状況に陥った場合に非常に困ることになるため、万が一に備えて数か月分の生活費は貯めておきたいものです。

欲しいものを買うため

車や家は非常に大きな買い物と言われます。購入時にローンを組むことができるとは言え、これらを購入するためには自己資金があると良いでしょう。その他にも、洋服や話題の家電など、30代女性がさまざまなアイテムに憧れるものです。

何か欲しいものがあれば、たいてい貯蓄からその費用を捻出するものです。ボーナスや翌月の給料を当てにしてクレジットカード払いで購入すると、貯蓄ができない負のループにはまってしまいます。

欲しいものを買うための貯蓄なら、仕事やアルバイトにも積極的になれそうですよね。

家族・子供のため

ライフイベントの多い30代は、結婚式や出産費用も視野に入れておかなければなりません。特に結婚式は一生に一度の晴れの日であるため、理想の結婚式を実現に向けて妥協したくないと考える人も多いもの。そのためには費用がかかるため、やはり貯蓄があると安心です。

また出産や子育ては想像以上にお金がかかります。国からの子供手当てがあるとはいえ、長い目でみると、塾代や大学費用が必要です。大切な家族や子供の夢や希望を叶えてあげるためにも、妻として、母として、いくらかの貯蓄は持っておきたいものです。

30代女性の平均貯蓄額はどのくらい?

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まわりの30代が実際にどの程度貯蓄しているのかを知っておくことも大切です。2019年に金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査」によると、30代独身の平均貯蓄額は176万円です。株式などの投資や運用を加味すると、359万円と約2倍の金額になります。

一方、結婚している30代夫婦の平均貯蓄額は266万円で、株などを考慮すると529万円です。このことからも現金としての貯蓄に加えて、何らかの方法で資産運用を始めている人も一定数いるという結果になりました。

平均額よりも多い、少ないという意見があるかと思いますが、平均額はあくまでも目安として考えましょう。既に平均額以上あるという人は、さらに貯蓄額を増やすことを目標にし、平均額に満たないという人はひとまず平均額を目標にしてみましょう。

30代女性が貯蓄できない3つの原因

6クレジットカード

収支が安定する30代は、貯蓄できている人とそうでない人の差が大きく開き始めるタイミングです。ここでしっかりと貯め体質を作っておくと、その後の貯蓄額も大きく変化します。

「なかなか貯蓄できない」という人は、以下の項目に当てはまっていませんか?日々の生活習慣をわずかに修正するだけで、貯蓄率はぐっとアップします。まずは、「お金を貯めるサイクル」作りに向けて現状を把握することから始めましょう。

収支を把握していない

収入はある程度わかるものの、今月いくら使ったかわからないという人は案外多いもの。出ていくお金を把握しない限り、貯蓄はスタートできません。

「残ったお金を貯蓄に回そう」と考えていると、思うようにお金が残らないほか、貯蓄へのモチベーションが生まれそうにありません。

いま現在、財布にどれくらいのお金が入っているか」という質問にきちんと答えられるかどうかを目安にしましょう。1円単位で把握する必要はありませんが、概算でどのくらいお金を持ち歩いているか普段から分かっておくと、収支が把握しやすくなります。

カード払いが多い

キャッシュレス決済が一般化しており、カード決済をメインにしている人はたくさんいます。ポイントも貯まるため、有効に使えば非常にメリットの大きいクレジットカードですが、逆に使いすぎると貯蓄スピードが格段に落ちてしまうというデメリットがあります。

手持ちの現金がなくても購入できてしまうため、買い物の際にも気持ちが大きくなりがちです。また、ボーナスを見込んで先に買い物をすることもできるため、収支が自転車操業に陥りがちです。

カードで支払う場合は、必ず金額や収支を確認することが大切です。

ラテマネーが多い

ラテマネーとは、毎日何気なく使っているお金のことを言います。たとえば出勤前に立ち寄ったコンビニでついお菓子も買ってしまう、現金が足りなくて頻繁にATMを利用する、といったことが多い人はおのずとラテマネーも多くなります。

いずれの出費も、決して大きな金額ではありません。1日たった数百円程度の支出ですが、月単位、年単位に換算すると非常に大きな金額を消費していることになります。

家から飲み物を持参する、ATMでお金を下す回数を減らすといった心がけで、支出額は徐々に減っていきます。

「わずかなお金だから」と支出するのではなく、「わずかなお金だからこそ」使わず我慢することも大切です。

いまから始めたい!30代女性におすすめの3つの資産形成方法

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ずるずると貯蓄スタートを先送りにしてしまい、気づけば30代…という人も少なくないのではないでしょうか。「今さら貯蓄なんて」とマイナスに考える人もいるかもしれませんが、貯蓄はできるだけ早く始める方が良いと言われています。これまで貯蓄をしてこなかった人も、いまこそ貯蓄を始めてみましょう。

資産形成という表現は大げさですが、自分の将来に向けてお金を貯める方法はいくつかあります。全て実践できればなお良いですが、以下の方法のうち1つだけでもぜひ取り入れてみてください。

貯蓄を続けると、自分に合う方法を徐々に見つけることができます。決して無理せず、まずは少額から始めてみましょう。

貯蓄用の別口座を用意

王道の貯蓄方法として、先取り貯蓄があります。本来は給与として受け取るはずの金額の一部を、そのまま別口座に入金し、その後は手を付けないという方法です。ありきたりな方法ですが、やはりこれが一番手っ取り早い方法であり、確実にお金を貯めることができます。

生活費の口座で貯蓄することも可能ですが、お金の出入りが激しいため、貯蓄ビギナーこそあえて別口座でお金を貯めていく方法をおすすめします。

WEB通帳にすることで、スマホからいつでも簡単に残高が確認できます。

iDeCoやNISAで税金面でもお得に

お金を「貯める」ことも大切ですが、お金を「運用する」ことも大切です。残念ながら現在の預金利率では、仮にまとまったお金を数十年にわたって銀行で預金していたとしてもわずかな利息しかつきません。

貯めたお金に働いてもらうことで、お金を効率良く運用することができます。

お金の運用方法はたくさんありますが、ビギナーにはiDeCoやつみたてNISAがおすすめです。それぞれ制度上の特徴はあるものの、お金を貯めながら税金面でのメリットを実感できる点がポイントです。貯蓄をスタートするタイミングで、運用も始めてみましょう。

家計簿をつける

家計簿と聞くと、途端に苦手意識を持つ人がいます。しかし、家計簿は週単位、月単位で収支を把握するための最良のアイテムと言われています。家計簿をつける際は、おおざっぱに、そしてスマホ家計簿を利用しましょう。

家計簿に1円単位で収支を記載するのが理想ですが、あくまでも目的は収支額の把握です。510円なら500円などと、おおざっぱにつけても問題ありません。それよりも続けることが大切だからです。

最近ではスマホ家計簿が増え、レシートを直接読み込んでくれるサービスや銀行口座との連動で出入金額が瞬時に把握できるようになっています。従来の紙での家計簿よりも、スマホならいつでも入力できるというメリットがあります。最初はなんとなく、大まかな金額で問題ありませんのでこまめに入力していきましょう。

NMD(ノーマネーデー)を作る

昼食や通勤途中にいつも何か買ってしまう…という人はNMDを作りましょう。NMD(ノーマネーデー)とは、簡単に言うと「お金を使わない日」のことです。

たまには持参したお弁当を昼食に食べるのも健康的ですよね。飲み物はついコーヒーを買ってしまいたくなりますが、マイボトルを持参してカフェ代を浮かせてみましょう。

お金を使わない日」を習慣化することで、支出をぐっと引き締めることができ、その分貯蓄に回るお金が増えることになります。NMDの反動で別日に散財しないよう、週1回など無理のない範囲で始めてみましょう。

不安があればプロに相談!ぜひ利用したい相談先を紹介

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貯蓄額やお金に関する考え方は千差万別です。「年収が高い人はいいな」「まだ20万円しか貯蓄がない」などと、まわりと比べることは絶対に避けましょう。

先月、昨年など、過去の自分の貯蓄額と比べ、どの程度貯蓄が増えたかに注目することで、自分らしく貯蓄を進めることができます。

一方で、お金や資産運用は専門的なことも多く、プロに相談したいものです。金融機関ではお金の相談に乗ってくれるほか、FPと呼ばれるファイナンシャルプランナーがライフプランに応じた資産計画を作成してくれるなど、選択肢はたくさんあります。

ぜひ気軽に相談してみましょう。

銀行

金融機関の中でも、銀行はお金のプロ集団と言っても過言ではありません。預金から家のローンといった暮らしに関わるお金の全てに関わっているため、相談先としてはぴったりです。

銀行によって特色があり、さまざまなキャンペーンを展開している場合もあります。資産の使い道を一緒に整理してくれたり、普段なかなか聞くことができない疑問や不安を解消できるのも銀行に相談するメリットです。何より駅付近などには銀行の店舗があるため、自宅や勤務先の近くにある店舗に気軽に立ち寄ることができるのは便利ですよね。
30代におすすめの理由

金融機関によっては土日・祝日も相談を受け付けているほか、平日の夜間でも相談できるということもあります。仕事とプライベートで忙しい30代女性には嬉しいサービスです。また、WEBで相談予約を取ることができるので、すきま時間を見つけてさっと予約をしておけば、希望日時にスムーズに相談できます。

FP

家計や老後資金、資産運用についてプロの目線からアドバイスしてくれるFP(ファイナンシャル・プランナー)もおすすめです。金融に関連した専門知識を持ち、ライフプランに合ったお金のあれこれをアドバイスしてくれます。

金融機関と違い、独立して個人で活動しているFPも多く、フラットな視点でアドバイスを受けたい場合はFPがおすすめです。FPの中には前職は銀行員・保険外交員・証券マンなど、「強みの分野」を活かして活動しているFPもいます。「保険のことも聞いてみたい」といった明確な希望がある場合は、保険分野に強みのあるFPを選ぶようにしましょう。

30代におすすめの理由

インターネットで検索すると、個別相談を行っているFPがたくさんいることがわかります。お金に関わる相談となると、信頼できるFPを選びたいものですよね。過去の実績や、写真から人柄がわかることも多く、相談してみたいFPをじっくり選ぶことができるのもメリットです。

各種セミナー

年齢を問わず、お金に関わる悩みは誰もが抱えているものです。そのため各地でさまざまなセミナーが開催されています。最近ではオンラインで開催しているセミナーも多く、自宅にいながら参加できるのは便利ですよね。

参加無料のセミナーもあれば、数千円程度のお金が必要になるセミナーがあります。より専門的な知識を知りたいという人は、有料セミナーに参加してみるのもおすすめです。
30代におすすめの理由

セミナーは、あるテーマに特化していることが多く、短時間で専門的なことを学ぶにはぴったりな機会です。貯蓄をスタートする機会に金融知識も身に着けたいという場合はセミナーに参加し、テーマごとに学ぶようにすると効率良くお金の知識をつけることができます。

監修者「Larako」のまとめ

貯蓄は自然体では始められません。何か目標を持って貯蓄に取り組むと長続きします。大切なのは人と比べず、自分のペースでコツコツと続けることです。自分の将来がさらに豊かになるように、少しずつ貯蓄体質に変えていきましょう!

この記事の監修者

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この記事の監修者

金融ライター

Larako

生命保険会社にて7年間勤務後、「保険への抵抗感」をなくしたいという想いから書くことを仕事に。2000人以上のお客様を担当し、そこから得た保険にまつわる知識を広く伝えるべく活動中。一児の母。

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