「30代になり、周りの人が色々な病気にかかり不安になってきた」「女性専用保険とかあるけど、実際どうなの?」
30代に差し掛かり少し気になるのは今後の健康です。周囲の同世代が通院し始めれば、「もしかして自分もやばい?」なんて気持ちにも…。突然の病気やけがで入院なんてことになれば、その間は働くこともできず生活も脅かされます。
そんな万が一の時に役立つのが、医療保険です。医療保険は、公的医療保険制度ではカバーしきれない分のお金の問題をサポートしてくれます。
今回は、30代女性に向けた医療保険の選び方とおすすめの保険商品をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
金融ライター
YURINA
大手保険会社に勤めて6年目。本業の傍ら、保険を中心とした金融系のライターとして活動中。ネット上にあふれている情報の中には間違った情報も多く、そんな現状を打破することをモチベーションに執筆を行なっている。
大手保険会社に勤めて6年目。本業の傍ら、保険を中心とした金融系のライターとして活動中。ネット上にあふれている情報の中に...
医療保険の種類とは?30代女性におすすめのプランの選び方
医療保険には大きく「終身型」「定期型」の2種類があり、それぞれで異なった特性やメリットを持っています。選び方は人それぞれで、一概にどれがいいとは言い切れません。
30代女性であれば、これから結婚や出産などのライフイベントのピークでお金が必要になります。
そのため、少しでも多く手元にお金を残しておきたいのであれば定期型、今のうちから将来に向けて貯蓄をしたいのであれば終身型がいいでしょう。
ここでは、それぞれの保険についての特徴を簡単に説明します。
保険料が安く見直ししやすい「定期型掛け捨てタイプ」か
定期型掛け捨てタイプは、保証期間が一定、かつ保険金が掛け捨ての保険のことです。
メリットとしては、貯蓄なしの保障のみの金額になるので月々の保険料が安いことと、数年おきの更新のたびに保険の内容の見直しがきく点です。
デメリットは、年を重ねるごとに保険料が高くなることです。また、保険に加入するには審査が必要なため、次回の更新時には加入できないかもしれないリスクがあります。
現在の貯蓄が少なく、今後終身保険への加入を検討している30代の女性にはおすすめのタイプです。
一度加入で払い戻しもあり安心!「終身型貯蓄タイプ」
終身型貯蓄タイプは生涯ずっと保証が続いて、かつ貯蓄性もあるので解約をすれば返戻金という形でお金が戻ってくる保険のことです。
終身型のメリットは、加入した時の月々の保険料が生涯に渡って続くという点です。例えば、30代の今のうちに月額3500円の終身医療保険に加入すれば、80歳になっても同じ額の支払いになります。
一般的に、高齢になるほど月々の保険料は上がるものです。健康な若いうちに加入するのはなんだか損に思えるかもしれませんが、長い目で見ればお得です。また、定期型のように契約期間がないので、保険に入れなくなるリスクもありません。
デメリットは、保険内容の見直しができない点とインフレに対応ができない点です。医療は日々進化をしています。今はベストな保証内容であっても、20年後30年後には時代に合わない保証内容となっているかもしれません。
また、将来お金の価値が下がっているかもしれない、というリスクもあります。現在では1日1万円の入院保障があれば安心であっても、未来では1日2万円なければ賄えないという可能性もあります。
契約時の内容が生涯に渡り続くということを覚えておきましょう。
30代女性の医療保険の特約に関する6つのチェックポイント
医療保険といっても、現在では様々な会社より保険商品が販売されています。その中から一つを選ぶにも、どう選んだらいいかわからずに悩んでしまいますよね。
そこで、30代の女性が医療保険に加入する際に確認したいポイントを6つまとめました。
基本的なチェックポイントから、女性特有の妊娠・出産などといった観点からもご紹介します。ぜひ、医療保険選びの参考にしてみてくださいね。
1:どんな病気に対応しているのか「疾病の対象範囲」を確認
せっかく医療保険に加入しても、疾病の対象範囲が狭ければ万が一の時に役立たないかもしれません。特に、30代であれば女性特有の病気のサポート体制はしっかりと確認をしておきましょう。
最低限、乳房・子宮・卵巣・卵管に関する保障が確保しておきたいところです。ほかにも乳がん治療後の乳房再建費用のサポートなどがあれば手術後の精神的負担も軽減されるでしょう。
また、バセドウ病や尿管結石など女性のなりやすい病気もカバーされていれば心強いですね。
あなたがとくに心配な病気があるのであればリストアップして、不安にあった保険を選びましょう。
2:公的保険の対象外となる「先進医療保障」の有無を確認
大学病院などで取り扱っている開発途中の「先進医療」を受けた場合、公的保険の対象にはなりません。患者の10割負担となってしまうので、貯蓄もそこそこの30代の女性にとってはかなり大きなダメージとなります。
しかし、先進医療保障のついている保険であれば実費分を全て負担してくれる、というものもあります。
これから頑張って治そう、という時にお金のことがチラつくのはストレスです。先進医療保障のある保険に入れば、治療の選択肢も広がりますし、治すことに専念できますよ。
3:異常分娩や帝王切開時の保障など「妊娠・出産」の手当を確認
30代女性の場合、特に気にしたいのは妊娠・出産時のサポートです。何が起きるかわからないのが出産。吸引分娩・帝王切開にて出産をすることもあるかもしれません。
そのような場合に、手術給付金・入院給付金をもらえる保険もあります。中には、通常の出産の場合にも給付金が出る保険も。
もしあなたが子供を望んでいるのであれば、出産のサポートが手厚い保険に入るにこしたことはありません。
注意点として、医療保険には必ず妊娠前に加入しましょう。一般的に、女性向け医療保険には妊娠後に加入することは難しいとされています。入れたとしても、週数が決まっていたり、保障内容が弱くなってしまう例がほとんどです。
また、過去に異常分娩の履歴があると告知事項にて加入を断られてしまうことも。健康かつ第一子を授かる前に入れたらベストでしょう。
4:1日あたりの「入院給付金・一時金」の保障内容を確認
万が一入院した際にもらえる1日あたりの入院給付金・一時金の保障内容も確認しておきましょう。
入院給付金とは、入院の日数に応じてもらえる給付金です。主流なのは金額が5,000〜10,000円、一回の入院につき60日〜120日の設定のようです。
入院の費用は高度療養費制度を利用した場合、1日あたり3000円が平均といわれています。さらに、そこに差額ベッド代が加わったとしても1日あたりで6000円。総額で1日あたり9000円なので、補償額は1万円あれば安心です。
5:万が一の死亡に備えた「死亡保障」の有無を確認
万が一、死亡した時に役立つのが死亡保障です。あなたが家計に大きく関わる場合には入っておいたほうが安心ですが、独身の30代女性の場合であれば最低限葬式をあげるための約200万を確保しておけば十分でしょう。
とはいえ、事情はそれぞれかと思います。両親や兄弟に家族に負担をかけたくない人は入っておいて損はありません。
6:一定年数経過時にもらえる「お祝い金制度」の有無を確認
一定の期間を保険を使わずに健康に過ごせた場合、お祝いとして給付金をくれる保険もあります。
健康で過ごせたことは何よりも良いことですが、「無駄なお金を保険に払ってしまった…」なんて損な気分になってしまいがち。しかし、給付金として返ってくるのであれば嬉しいですよね。年ごとのお祝い金を楽しみに、ショッピングや旅行の予定を立てるのもいいでしょう。
とはいえ、得てしてお祝い給付金というのは月々の保険料に上乗せされていることがほとんどです。月々の収支のバランスを考え、どの程度お得感があるのかをじっくり見極めてください。
30代女性が医療保険に加入する時の選び方の2つのコツ
せっかく医療保険に加入するのに、失敗はしたくないですよね。特に終身保険を選ぶのであれば後悔のない選択をしたいところです。
ここでは30代女性が医療保険に加入する際のコツを2つお伝えします。ぜひ参考にして、よりよい保険選びに役立ててくださいね。
1:保障内容はもちろん「担当者との相性」も重視する
医療保険を選ぶ際には、保険の内容も大切ですが「担当者との相性」も重視しましょう。
自分が入る保険内容はしっかりと把握しておきたいところです。なのにも関わらず、担当者が頼りなければ不安ですよね。
美容院などでも、「仕上がりはそこそこだけど、担当者が嫌で通わなくなってしまった…」なんて経験をされたことのある方も多いのではないでしょうか?
保険の更新や見直し、保障を使う時には担当者とのコミュニケーションを取ることになります。30代で加入すれば長い付き合いになるので、話がわかりやすく親身になってくれる人を探しましょう。
2:悩んだ時にはFP(ファイナンシャルプランナー)に相談する
どうしてもどんな保険に加入すればいいのかわからない、といった場合にはプロに相談をするのも1つの手です。
ファイナンシャルプランナーは、資産や家族などの情報から将来のプランニングをするプロのことです。現状を伝えることで、あなたにとってベストのアイディアが見つかるかもしれませんよ。
忙しい毎日を送っている30代女性。これからの人生もさまざまな可能性があり、ライフプランを考えるのも難しいかと思います。ぜひ一度、相談してみてください。
最近ではオンラインでの保険相談を受け付けているFP、団体も増えてきています。医療保険のお得な選び方も教えてくれる「保険オンライン」や「保険市場」のオンライン相談などがおすすめです。
30代女性のためのあるある医療保険Q&A
医療保険に加入したことがない人にとっては、わからないことだらけですよね。そもそも、保険に入る意義がそこまであるのか?なんて思っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、年代が上がるにつれて病気のリスクは高まるものです。医療保険に加入するのであれば、早いほうがお得ということも。
まずは、30代女性が保険加入時に知っておきたいポイントについてQ&A形式でご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
Q,30代女性のかかりやすい病気とは?
A,政府統計「患者調査(平成29年)」を参考にすると、30代女性の入院理由は妊娠・出産に関するものが1位を占めています。
特に、切迫早産による入院の確率は20代と比べると増加していると言われています。その他にも、子宮筋腫による入院も多くなります。
また、乳がんや子宮頸がんなどのリスクがあがるのも30代です。がん保険やがん特約などでさらに対策をするのも一つの手段でしょう。
「いずれ結婚をして子供も欲しいな」、と考えている女性にとって、女性のかかりやすい病気のカバーは必須です。
Q,同世代の女性の払っている保険料は平均いくら?
A,生命保険文化センター「令和元年度「生活保障に関する調査」」によると、女性平均で年間16.8 万円、30代平均で年間18.8万円という結果が出ています。
一月あたりの平均で考えると、大体1万5000円程度支払っていると考えるといいでしょう。
とはいえ、保険の金額はライフステージによっても変化します。独身女性であればより少ないということもあるでしょう。
Q,「女性保険」と通常の保険の違いとは?
A,女性保険とは、一般的な医療保険に比べて女性特有の病気にも手厚くフォローをしてくれる保険のことです。女性特有の病気にかかった場合、給付金が上乗せしてもらえるなどといった保険もあります。
女性特有の病気には、乳がんや子宮頸がん、子宮筋腫などから切迫早産や帝王切開なども含まれます。
いつ、なにが起こるかは誰にもわかりません。万が一の時に備えがあれば、経済的にも精神的にも余裕がでるので加入をおすすめします。
保険の値段も、普通の医療保険と女性保険はそこまで変わりません。少し金額を上乗せするだけで、手厚いフォローを受けることができるので上手に活用しましょう。
また、普通の医療保険に特約という形で女性疾病をカバーできる商品もあります。保障範囲と予算を考えながら、ぴったりな保険を探しましょう。
30代女性におすすめ!人気の医療保険ランキング9選
30代の女性におすすめの医療保険を11つご紹介します。
今回は、女性専用に絞ってご紹介。数ある女性用医療保険の中でも評価が高いものを厳選しました。女性保険とひとことに言っても、色々な会社から商品は発売されています。
保険の良い悪いはひとそれぞれで、一概にどれが優れているとは言えません。それぞれの特徴を見ながら、上手に取捨選択をしてあなたにぴったりのひとつを見つけてみてくださいね。
1:東京海上日動あんしん生命 『メディカルKit NEO 女性プラン』
保険タイプ | 終身 |
保険料(30歳女性の場合) | 1884円/月 |
入院給付金 | 1日につき5000円 |
放射線治療 | 1回につき5万円 |
死亡保険金 | なし |
先進医療特約 | 2000万円まで |
女性特有のオプション | 女性プランの場合 ・女性特有の疾病or三大疾病でで入院した場合は入院給付金に上乗せして5000円/日お支払い ・乳がんで乳房を切除し再建手術を受けた場合100万円の一時金をお支払い |
「メディカルKit NEO 女性プラン」は東京海上日動あんしん生命より発売されている終身タイプの女性保険です。
女性特有の病気や三大疾病の時には入院給付金が上乗せされるので、心理的負担の軽減も期待できるでしょう。また、乳がんの際には乳房再建手術に100万円の給付も行われます。
その他、手術や放射線治療に対する給付も充実。先進医療を受けた際には最大2000万円を限度にサポートもしてくれます。
大きな特徴はないものの、最低限の部分はしっかりとカバーしてくれるまさに「あんしん」な保険です。
30代におすすめの理由
「メディカルKit NEO 女性プラン」は対面はもちろん、通販での申し込みも可能なためスマホからでも簡単に加入OKです。(死亡保険の契約は対面でないとできないのでご注意を!)終身タイプでありながら、返戻金がないので毎月のお支払いもお手頃。定期タイプと終身タイプのいいとこどりな女性保険です。
2:SOMPOひまわり生命保険『女性のための入院保険 フェミニーヌ』
保険タイプ | 定期 |
保険料(30歳女性の場合) | 8547円/月 |
入院給付金 | 1日あたり1万円 |
疾病入院給付金or災害入院給付金が出る入院をした時 | 1入院につき10万円 |
生存給付金 | 3年ごとに15万円 |
死亡保険金 | 300万円 |
先進医療特約 | 2000万円まで |
高度障害状態になった場合 | 200万円 |
所定の手術を受けた場合 | 内容によって5・10・20・40万円 |
女性特有のオプション | がん・女性特有の病気での入院時:入院給付金に+5000円/日を上乗せ |
※プランAの場合
「女性のための入院保険 フェミニーヌ」はSOMPOひまわり生命保険より発売されている定期タイプの女性保険です。
女性特有の病気や妊娠・出産に関する入院には日額15,000円の給付されます。正常分娩の場合には除外されますが、妊娠中には何が起きるかわかりません。
子供が生まれる前はお金に余裕がないことも多いので、万が一の時には助けられることでしょう。
日帰り入院にも適用されるので、今後医療が発展して入院することが少なくなっても安心です。手術給付金は何度でも受け取ることができるのもポイントです。
また、入院の有無や回数に限らず生存給付金として3年に1度150,000円のボーナスを受け取ることができるのも嬉しいポイントです。
30代におすすめの理由
しかし、フェミニーヌであれば3年ごとに15万円の生存給付金が受け取れるので実質支払う金額はかなり減る、格安の医療保険と言えるでしょう。保障と同時に、3年ごとのボーナスのワクワク感も楽しめるのも魅力。旅行やショッピングの予定を立てるのもいいですね。
3:メットライフ生命 『終身医療保険 フレキシィ 女性専用タイプ』
保険タイプ | 終身 |
保険料(30歳女性の場合) | 2667円/月(シンプルコース) |
入院給付金 | 1日あたり5000円 |
健康祝い金 | 5年ごとに5万円 |
所定の手術を受けた場合 | 入院中の手術:10万円/1回 外来手術:2万5000円/1回 放射線治療:10万円/1回 骨髄ドナー:5万円/1回 |
先進医療 | 技術料全額+一時金5万円 |
女性特有のオプション | 女性専用入院:上乗せ5000円/日 |
「終身医療保険 フレキシィ 、女性専用タイプ」はメットライフ生命より発売されている終身タイプの女性保険です。
基本的な保障に加えて、女性特有の病気やがんも手厚くサポート。女性特有の病気やがんによる入院の場合には、入院給付金が5000円上乗せになります。
また、終身保険の落とし穴である医療技術の進化の面もカバー。短期入院定額保障制度は、10日以内の入院でも一律で10万円が給付されます。
特約が充実しているので、より多くの安心を得たい人におすすめの女性保険です。
30代におすすめの理由
フレキシィは、医療保険とがん保険がセットになっているため別にがん保険に加入する必要がありません。支払いや対応も一つの保険で完了するので、支出の管理もしやすくなにか病気になったときの対応もスムーズに済むでしょう。
胸にしこりを見つけて「もしかして乳がん?」なんて心配になった時にも乳がん専門のコンシェルジュが検診予約まで手配をしてくれます。不安な中、相談できる相手がいるのはとっても心強いですよ。
4:ライフネット生命『終身医療保険 じぶんへの保険3レディース』
保険タイプ | 終身 |
保険料(30歳女性の場合) | 2021円/月 |
入院給付金 | 5000円/日 |
所定の手術を受けた場合 | 入院中:5万円(入院給付金×10) 外来:2万5000円(入院給付金×5) |
女性特有のオプション | 女性入院給付金:5000円/日 |
『じぶんへの保険3レディース』はライフネット生命より発売されている終身タイプの女性保険です。
女性特有の病気で入院をした場合、給付金が上乗せされます。また、短期入院の場合にも一律5日分給付されるので、今後医療の発展により入院が短期化した場合にも安心です。
がんにも対応しており、はじめてがんと診察された場合には入院給付金の日額×100倍をがん治療給付金としてもらえます。万が一、長く働けなくなった場合の生活費も賄えますね。
全体的にバランスの良い保障内容となっており、この保険に入れば大抵の病気は対応可能でしょう。
30代におすすめの理由
将来、結婚をして子供も…と考えているにであれば、早めに保険に加入することをおすすめします。というのも、妊娠が発覚してからだと医療保険に加入できないというケースも多くあります。
備えあれば憂なし、バランスのいい「じぶんへの保険3レディース」で不安に備えましょう。
5:メディケア生命保険 『新メディフィットA 』
保険タイプ | 終身 |
保険料(30歳女性の場合) | 1910円/月 |
入院給付金 | 5000円/日 |
先進医療特約 | 技術料全額+一時金5万円 |
所定の手術を受けた場合 | 入院中:5万円 外来:2万5000円 放射線治療:5万円 骨髄移植:5万円 骨髄幹細胞の採取手術:5万円 |
女性特有のオプション | 女性疾病入院給付金:5000円/日上乗せ 女性特定手術給付金:15万円/回上乗せ 乳房再建術給付金:50万円/1乳房上乗せ |
「新メディフィットA 女性専用パック」はメディケア生命保険から発売されている医療保険です。
女性専用ではありませんが、「女性医療特約」という形で女性特有の病気をカバーすることが可能です。
一般的な入院の保障はもちろん、がんの診断給付金・8大生活習慣病特約なども充実。女性特定疾病では給付金が上乗せされます。乳房再建手術などにも幅広くサポートしてくれるのも特徴です。
また、相談員の質も良いと評判も好評。手厚い保障と、頼れるスタッフ対応を重視したい人にはおすすめの保険です。
しかし、加入の審査が厳しいという口コミも多数見受けられました。生まれつきの持病がある方や、健康診断で引っかかる項目がある方の加入は難しいかもしれません。
30代におすすめの理由
「まだなるかもわからない病気にそこまでお金をかけたくない」「だけど、万が一の時を考えて最低限なにかの保障は欲しい…」そんな方におすすめしたいのが「新メディフィットA 女性専用パック」です。カスタマイズ次第でもありますが、最もスタンダードなプランの場合、30歳女性であれば月々2000円以下での保障が可能です。それくらいであれば、そこまで負担にはならないのではないでしょうか?
6:オリックス生命保険 『医療保険 新キュア・レディ』
保険タイプ | 終身 |
保険料(30歳女性の場合) | 1928円/日 |
入院給付金 | 5000円/日 |
先進医療特約 | 上限2000万円まで かかった費用の10%を給付金としてお支払い |
所定の手術を受けた場合 | 入院中:10万/回 外来:2万5000円/回 |
女性特有のオプション | 女性特有の疾病の場合 入院給付金:5000円上乗せ |
「医療保険 新キュア・レディ」はオリックス生命保険から発売されている終身タイプの女性保険です。
規定の女性特有の病気・すべてのがんで入院をした場合、入院給付金が5,000円加算されて支払われます。
また入院中に手術や放射線治療を受けた場合には入院給金日額の20倍の給付金を受け取れます。入院の短期化が進んでいる中でも安心してサポートを受けることができるでしょう。
普通であれば10割負担となる先進医療も最大2000万円まで保障、一時金として先進医療給付金の10%を受け取ることが可能です。遠方の病院に行く際の交通費などにも使えるので、治療の選択肢も広がります。
特約なども別途でつければ、三疾病にも手厚くサポートを受けることも可能です。基本的な保障をバランスよく受けたい人はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
30代におすすめの理由
どこかしら、保障が手薄になる医療保険が多い中、一通りの病気に備えられるのは貴重です。対応もスピード感があるとのことで、口コミではかなり満足度が高い女性保険です。
申し込みも面倒な面接なしで、インターネットから手続きが可能。忙しい日々を送っている30代女性にとって、家にいながら申し込めるのは助かりますよね。
7:チューリッヒ生命 『終身医療保険プレミアムDX Lady』
保険タイプ | 終身 |
保険料(30歳女性の場合) | 2282円 |
入院給付金 | 5000円/日 ストレス性疾病・7大疾病特約:+5000円/日 |
生存給付金 | |
先進医療特約 | 2000万円を限度に治療費を保障 1回限りで15万円の給付金あり |
所定の手術を受けた場合 | 入院中・外来共に:5万円 放射線治療:5万円 |
女性特有のオプション | 女性特定疾病給付金:5000円/日 |
「終身医療保険プレミアムDX Lady」はチューリッヒ生命より発売されている終身タイプの女性保険です。
女性に対するサポートは、入院給付金の上乗せのみとやや手薄な印象。がんの診断給付金や先進医療費用のサポートなどは、特約として追加しなければもらえません。
しかしその分カスタマイズ性は高く、アドバイザーに相談すればあなたにぴったりのプランを提案してくれます。30代のいま、自分が不安に思っていることにあわせて設計できるので納得のいく保険料にもなるでしょう。
特約などを自由に組み合わせるプランもございます。すでに別の医療保険などに加入をしていて、さらに追加でつけたい保障があるという人にも向いているでしょう。
30代におすすめの理由
女性保険というと、女性特有の病気にばかり強い保険も多いですが「終身医療保険プレミアムDX Lady」は一般の怪我や病気のサポートも手厚いのが特徴。
また、カスタマーサービスの質の高さにも喜びの口コミが多数あります。病気やけがをして不安になっている時に、頼りになるオペレーターが対応してくれるのは心強いですよね。
終身保険なので、定期保険に比べれば月々の保険料は高くなりますが、早めに加入をすればするだけ支払い料金は下がります。経済的に余裕があるなら、検討の余地ありですよ!
8:楽天生命『あんしんプラス 女性サポート』
保険タイプ | 定期 |
保険料(30歳女性の場合) | 1510円 |
入院給付金 | 10万円/回 |
死亡保険金 | 50万円 |
女性特有のオプション | 女性特定がん診断時:50万円 乳房再建手術:50万円 |
「あんしんプラス 女性サポート」は楽天生命から発売されている定期タイプの女性保険です。
定期保険なので毎月の支払いもとてもリーズナブルで、家計を圧迫することなく安心を得ることができます。10年更新なので、女性疾病リスクの高いとされる30代〜50代の間だけをカバーすることもOKです。
入院給付金は日数ではなく、一回の入院の一律料金となる点だけ注意してください。
全体を通して、保障内容がシンプルではありますが女性特有の病気への最低限のサポートはしっかりとあります。すでに加入している医療保険に、期間限定で同時加入するのが賢い使い方でしょう。
30代におすすめの理由
可愛らしいパンダのキャラクターでおなじみ、楽天が販売している女性保険になります。キャラクターに惹かれて、クレジットカードを作成したという女性も多いのではないでしょうか?
定期保険なので、月々の支払いは1000円ちょっとと非常にリーズナブルなのが特徴。また、保険の支払いで楽天ポイントも貯まるので、他の買い物の際にお得に活用することもできます。
初めての申し込みでは楽天パンダのぬいぐるみももらえるので、好きな人は必見です!
9:アフラック生命『ちゃんと応える医療保険レディースEVER』
保険タイプ | 終身 |
保険料(30歳女性の場合) | 2576円/月(通院ありプラン) |
入院給付金 | 5日未満:一律5万円 5日以上:5000円/日 |
通院給付金 | 5000円/回 |
先進医療特約 | 1回のみ 2000万円を上限にかかった費用をお支払い |
高度障害状態になった場合 | |
所定の手術を受けた場合 | 重大手術:20万円/1回 重大手術を除く入院中の手術:5万円/1回 外来手術:2万5000円/回 放射線治療:5万円/回 |
女性特有のオプション | 乳房・子宮・卵巣の手術をした場合:20万円 乳房再建手術をした場合:50万円 |
「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」はアフラック生命から発売されている終身タイプの女性保険です。
保障範囲が幅広く、内容としては一般的な医療保険+女性特約のようなイメージでしょうか。
女性特有の病気による入院の場合には、一般の給付金にさらに上乗せもされます。通院給付金も充実しているので、これからの医療が進化しても対応できるでしょう。
三大疾病に対するにより所定の症状になった場合には、保険料の払込免除や一時給付金などの措置を受けることも可能です。
様々なリスクに備えて、幅広くカバーしておきたい人にはおすすめの保険です。
30代におすすめの理由
アヒルのCMでおなじみ、アフラックの女性保険です。「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」は保障内容のカバー範囲が広く、いくつも保険に入る必要がなく安心。はじめての医療保険にもぴったりでしょう。
妊娠・出産の保障の手厚さは抜群ですし、生涯にわたり保障が続くので独身のうちから加入するのは非常におすすめです。
今はあまり恩恵を受けられなくとも、将来「入っていてよかった」と思える日がくるでしょう。
監修者「YURINA」のまとめ
いかがでしたか?
30代になると、急に不安になってくるのが今後の健康です。特にライフイベントが重なれば、より将来の計画をたて始めることでしょう。30代女性に限りませんが、一番はあなたのライフプランにあった保険を選ぶことです。独身、既婚、子持ちなど人によって状況はことなります。あなたの思い描く未来にぴったりのひとつを見つけてみてくださいね。もし、どうしても悩んだ場合にはオンラインやリアルで、プロ・ファイナンシャルプランナーに相談をするのもおすすめです。フラットな視点から、あなたにぴったりの保険を見つけてくれることでしょう。