2020/05/14
恋愛・結婚

夫婦別姓って認められてるの?30代女性が知っておきたいメリットとデメリット

聖書と結婚指輪

30代を迎え、現在付き合っているパートナーとの結婚を視野に入れはじめた時、同時に結婚にまつわる様々な手続きについて考えることもあるでしょう。
多くの女性は結婚をすると相手の姓に変更することとなり、銀行口座やクレジットカード、仕事上の名義なども変更しなければなりません。

ある日を境に元の姓から相手の姓に急に変わることで、周りからの呼ばれ方が変わってしまうことになかなか馴染めないこともあるかもしれませんね。
最近何かと話題に上がる夫婦別姓。そのリアルをご紹介していきます。

 

ayakosaito

恋愛コラムニスト

齋藤緑子

関西在住ライター。マッチングアプリを利用して30人以上の男性と出会い、男女関係にまつわる様々な取材を敢行中。恋愛や不倫、セックスなど、誰にも言えない悩みを抱えた女性の心に寄り添います。

関西在住ライター。マッチングアプリを利用して30人以上の男性と出会い、男女関係にまつわる様々な取材を敢行中。恋愛や不倫、

今までは女性が結婚をしたら相手の姓に変わるのは当たり前のことだと思われていました。しかし最近では慣れ親しんだ元の姓から変えたくない、名義変更などの面倒な手続きを避けたいと感じ、できることなら夫婦それぞれが元の姓を名乗る、夫婦別姓を選択したいと思う30代女性が増えています。今の日本の法律的に、夫婦別姓はどう定められているのでしょうか?また、夫婦別姓のメリットやデメリットとは?今回はそんな気になる夫婦別姓について調べてみました!

夫婦別姓とは?

婚姻届

夫婦別姓とは、夫婦が結婚後改姓せずにそれぞれの婚前の姓を名乗ることをいいます。現在の日本の法律では、民法750条により夫婦同氏、つまり同じ姓を名乗るよう定められており、国際結婚の場合を除いて夫婦別姓は認められていません。

海外では夫婦別姓を認めている国が多いこともあり、なぜ日本では結婚をしたら姓を変えなければいけないのかわからない、家族全員で同じ姓を名乗る必要性がない、という意見が多いことから今まで夫婦別姓については数々の議論がなされてきました。しかし、いつ認められるようになるかは未定です。

また最近は女性の社会進出が促進していることもあり、仕事上の名前を変えたくないという女性も増えています。しかし現在の日本で夫婦で別の姓を名乗りたい場合は、「事実婚」つまり婚姻届を出さないまま夫婦として暮らす、内縁関係を結ぶという方法をとることになります。

夫婦別姓を希望する30代女性はかなり多い

スーツ姿の女性

約900人の首都圏で働く30代女性に向けたアンケートでは、夫婦別姓について「賛成する」という回答をした女性は72%、「反対する」と答えた女性は28%という結果が出ています。約7割の女性が、新しい夫婦の形に賛成しているということになりますね。

賛成派の回答を詳しく見てみると、このような意見がありました。

  • 慣れ親しんだ名字を変えるのが嫌
  • 家族の絆に同姓かどうかは関係ない
  • 時代に合わせて社会のシステムも変えるべき

一方、反対派の意見は以下のようなものです。

  • 同姓であることで夫婦の絆を感じられる
  • 子どもが親への繋がりを感じられなくなってしまう

また、夫婦別姓が認められればどちらの姓を名乗りたいかというアンケートでは、60%以上の女性が「今の名字を使う」と回答していることからも、現代の30代女性は夫婦別姓に非常に前向きであることがわかります。

現状、結婚をするときに姓を変える女性は95%であると言われていますが、女性の社会進出が進んでいることもあり、女性だけが法律に縛られて相手の姓を名乗るのは不公平であるという意見もあります

特に仕事でキャリアを積み、自立した生活を送っていることの多い現代の30代女性には、結婚においても男女平等であるべきだと考える女性も多いでしょう。

30代女性にとって夫婦別姓のメリットとは

手を繋ぐ夫婦

夫婦別姓を望む30代女性が多いことは明らかになりましたが、では30代女性にとって夫婦別姓にはどのようなメリットがあるのか具体的にご説明しましょう。

銀行の名義変更など、面倒な手続きを避けられる

銀行口座やクレジットカードだけではなく、住民票や運転免許証など、結婚して姓が変われば旧姓が使われているものは全て変更手続きをしなければいけません。

ひとつひとつ変えていくのは結構時間がかかりますし、何枚も書類を書いたりしてかなり面倒なものです。結婚をしたからという理由で夫婦のどちらか片方だけがそのために時間を割かなければならないのは不公平です。

夫婦別姓にすれば結婚をしても変更手続きに追われることもありませんし、万が一離婚したとしてもまた旧姓に戻す手続きは必要ありません。

自分の名字を守ることができる

30何年慣れ親しんだ自分の名字に愛着がある人はもちろん、自分が結婚をしたことにより、実家の名字が途絶えてしまうのを避けるために夫婦別姓を望む人もいます。
また、結婚をして相手の名字を名乗り、相手の家の人間になって「〇〇家の嫁」と呼ばれることに抵抗を感じてしまう場合も。

さらに、姓が変わると自分が自分でなくなってしまうような気がするため、生まれた時から何十年も使っている名前を使い続け、変わらず自分自身でいることを尊重したいという人もいます。

仕事をする上で一貫した名字を使うことができる

夫婦別姓を選択して自分のもともとの名字を名乗るということは、仕事上でも自分の名前をずっと使うことができるということです。

30代女性になれば仕事でもそこそこキャリアを積み、取引先などに名前が知られていることもあるでしょう。
結婚をして姓が変われば、仕事で関わる人すべてに説明をする必要があったり、名刺を刷り直したりする手間がかかります。

夫婦別姓であればそのような手間をかけることなく一貫した名字でキャリアを積み続けることができます。

結婚・離婚をしても名字を変える必要がなくなる

結婚をするときに名字が変わると、離婚をしたときにもう一度名字を変える必要があります。

結婚をしたときにしなければならなかった面倒な手続きを、もう一度やらなければならないのはさらに面倒ですよね。

夫婦別姓にしていれば、姓が変わったということで、仕事で関わる人などプライベートな付き合いがない人にまで自分が結婚・離婚したことをいちいち説明したり、話題にされたりすることもありません。

30代女性が知っておくべき夫婦別姓のデメリットとは

髪をかき上げる女性

夫婦別姓にはメリットだけではなく、もちろんデメリットも存在します。夫婦別姓についてパートナーと話し合うには、そのデメリットをよく知っておくことも必要です。

法律上では結婚していると認められない

夫婦別姓は法律上まだ認められていませんので、法的には「事実婚」という婚姻関係ではない状態です。
戸籍上には婚姻の履歴が残らないので、夫婦であるということを証明することが難しかったり、共に暮らしている証拠として住民票を見せて説明しなければならないこともあります。

また、どちらかが病気になって入院をしたとき、姓が違うことで家族とみなされず、医師からの説明を一緒に聞くことができない場合も。

子どもの名字が片方の親と違ってしまう

事実婚状態で子どもを出産したとき、相手に認知をしてもらわない限り未婚の母という扱いになり、子どもの戸籍上父親の欄が空白人なってしまいます。

さらに子どもが成長した時に父親と母親の姓が違うことを不思議に思ったり、周りの人に勝手な勘ぐりをされたりして複雑な思いをすることも。

公的サービスが受けられない

相続税の控除・所得税の配偶者控除・医療費控除の合算など、事実婚には税金関係の権利がありません。

また、どちらかが先に亡くなった時に遺産の相続をする権利は子どもが優先され、子どもがいない場合は両親や兄弟が法定相続人になります。そのため、夫もしくは妻に遺産を相続させるためには遺言書を準備する必要があります。

その他公的な福祉サービスを受けられないこともあり、事実婚から結局法律婚を選ぶ夫婦もいます。

離婚しやすい

夫婦同姓の場合、離婚をしてしまえばまた煩雑な手続きをする必要がありますが、夫婦別姓であればその手間がかからないと前に説明しました。

確かに別姓であれば手続きは住民票を移す程度で済みますが、それゆえに結婚・離婚に対する考え方が安易になってしまい、離婚しやすいというデメリットがあります。
事実婚であっても結婚している夫婦としての考え方をしっかりと持っていなければ、それはただの同棲カップルになってしまいます。

事実婚であればすぐに解消できると思うことをお互いが避けるために法律婚を選ぶ夫婦もいます。

30代女性が夫婦別姓を選択したいなら?

夫婦 後ろ姿

事実婚は現在の日本の法律では認められていないため、どうしても夫婦別姓を選択したい場合はどうすれば良いのでしょうか。

通称として旧姓を使う

仕事の関係でどうしても旧姓を使用したい場合、婚姻届を出して戸籍上は相手の姓に変わっていたとしても、通称として仕事上は旧姓を使うこともできます。

この場合、自分が勤めている会社が通称としての旧姓の使用を認めているかどうかによりますが、最近は多くの企業が旧姓使用を認めているようです。
しかし公的書類は戸籍の名前を使用しなければならない場合があり、使い分けを必要とされるので注意しましょう。

事実婚についてパートナーと話し合う

どうしても夫婦別姓にしたいと望む場合、法律上夫婦とは認められない事実婚という方法をとるしかないということを、パートナーとよく話し合うことが必要です。

自分は事実婚を望んでいたとしても、様々な理由からパートナーが事実婚を望まないこともありますので、事実婚のメリットやデメリットを2人でよく考え、お互いにとって最善の方法を考えましょう。

 

ayakosaito

監修者「齋藤緑子」のまとめ

日本の法律ではまだ認められていませんが、幾度となく導入への議論が交わされることから、夫婦別姓を選択したいと考えるカップルが増加しているということがわかります。これは女性が男性の姓を名乗るのが当たり前であった時代が終わり、男女が平等に結婚という制度を捉えているという意味では大変意義のあることです。現代を生きる30代の男女が選択する新しい夫婦の形として、夫婦別姓という選択があっても良いのではないでしょうか。現代は男女がともにお互いの気持ちを尊重できる時代なのですから、パートナーと結婚の話が出た際には一度、お互いの姓をどうするかについてよく話し合ってみましょう。

 

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