近年二次会をするカップルの減少や親族のみで海外での結婚式など、結婚式や披露宴の形が多種多様になってきています。そんな中で披露宴と二次会の「いいとこどり」の1.5次会が注目されるようになりました。今回は、30代女性向けに1.5次会の魅力や費用相場をお伝えしていきます。
ブライダルライター
Ryoko
短大の時のアルバイト先で一目惚れをした先輩に社会人になって偶然再会。 その先輩と5年交際の後結婚、今年結婚10年目3人の子持ち30代主婦ライターです。 結婚を考えている30代大人女子の背中を優しく押せるような素敵な情報を発信したいと思います。
短大の時のアルバイト先で一目惚れをした先輩に社会人になって偶然再会。 その先輩と5年交際の後結婚、今年結婚10年目3人の...
1.5次会とは
1.5次会とは、結婚式の披露宴と二次会の中間に位置付けられているカジュアルな雰囲気のウェディングパーティーのことを指します。パーティー婚とも呼ばれていて、結婚式や披露宴ほど形式的なものではなく、二次会ほどくだけたものではないのが特徴です。
海外挙式や親族のみの挙式だった場合に、友人や仕事関係の人へのお披露目を兼ねて1.5次会という形を選択する新郎新婦も増えてきています。
1.5次会には決まったルールがありません。そのため、主役である新郎新婦の希望に添ったオリジナルのパーティーをすることができますよ。
1.5次会の費用相場
一般的に挙式披露宴のゲストからのご祝儀の相場は、およそ360万円で自己負担は約150万円です。
対して会費制の1.5次会の場合、1.5次会にかかる総額がおよそ140万円で自己負担は約50万円が相場。挙式披露宴の場合と比べると約半分の自己負担で1.5次会を開くことが可能です。
会費制ではなく祝儀制にするか、食事はビュッフェスタイルにするかコース料理にするのかなど、1.5次会は選択肢が多くあります。選択する内容によって費用が大きく変わってくるので、予算に合わせて演出や料理を選んでみてくださいね。
30代女性に1.5次会がおすすめの理由
コスパ意識の高い30代女性にとって、通常の披露宴を行うより自己負担を半分ほどで抑えられる1.5次会はとても魅力的です。
さらに30代になるとより責任ある仕事を任されるようになったり、結婚している人は家や子供のことで忙しく日頃から頻繁に連絡を取り合う友人が少なくなってきます。
通常の披露宴で大々的な結婚式をするのではなく、仕事関係や親族、親しい友人を招待し少人数でも行える1.5次会は30代女性にとっておすすめのウェディングパーティーといえるでしょう。
1.5次会のパーティースタイル
1.5次会では主役の新郎新婦がしたい内容が実現できる完全オリジナルパーティーです。ここでは、1.5次会の雰囲気を大きく左右する「費用・料理・席」について紹介します。
会費or祝儀
まず1.5次会をするにあたり一番初めに悩むのが、会費制にするか祝儀制にするかではないでしょうか。会費制か祝儀制かにより準備するものやパーティーの内容、プログラムも大きく変わってきます。
1.5次会では祝儀制を取り入れる新郎新婦はごく少人派です。祝儀制の場合は、一般的な披露宴と同額の一人3万円が基本になります。そのため、ゲストにはやはり食事や引き出物など披露宴と同じように取り入れきちんとしたおもてなしが必要です。
1.5次会を開催した半数以上の新郎新婦が、会費制を選択しています。1.5次会をする目的として披露宴よりもカジュアルなウェディングパーティーをしたいという考えや、自身やゲストの費用の負担軽減を考えにはピッタリです。
ビュッフェorコース
1.5次会では「ビュッフェスタイルかコース料理か」料理の提供方法によって、カジュアルかフォーマルか大きく雰囲気が変わります。
ビュッフェスタイルはゲストも好きな料理を好きな分だけ食べることができる上、比較的自由に会話や写真を楽しめるので二次会寄りのカジュアルなイメージが強くなります。一般的な結婚式のアフターパーティーのイメージです。費用もコース料理よりもを抑えることができます。
前菜からはじまりデザートで締めるコース料理は、披露宴寄りのフォーマルな印象で仕事の上司や年配のゲストを招待している場合に適しています。
立食or着席
立食スタイルか着席スタイルにするのかを選ぶのも重要なポイントです。
立食スタイルでは、座席とテーブルの確保が最小限で済むので招待するゲストが多くても対応できるのがメリット。また、ゲストとの距離も近くなりカジュアルな雰囲気で楽しむことができます。
ただし年配の方や子供連れのゲストを招待している場合は、確実に着席できるよう座れる場所を確保するなど気遣いが必要です。
着席スタイルでは、披露宴のように落ち着いた雰囲気が可能。ゲストも座って進行を見ることができるため、余興や演出もスムーズに進めることができます。よって年配の方や子供連れ、妊婦などのゲストはやはり着席スタイルの方が負担が少なくて喜ばれます。
しかし、人数に制限ができてしまったり立食スタイルよりも費用が高めになる傾向があります。
ゲストの座席は、招待するゲストの顔ぶれや状況・予算などを考慮した上で決めるようにしましょう。
1.5次会のメリット
1.5次会は披露宴と二次会の「いいとこどり」を併せ持ったウェディングパーティーなので、多くのメリットがあります。ここでは代表的なメリットをいくつか紹介していきたいと思います。
アットホームな雰囲気
一般的な披露宴の場合、主役の新郎新婦はお色直しやケーキ入刀などセレモニーで忙しく、ゲストとゆっくり話す暇はほとんどありません。
1.5次会であれば、新郎新婦の意向を反映できるのでアットホームな雰囲気が演出できます。例えば、披露宴ではおなじみの高砂席をなくしてローテーブルとソファータイプにすれば、ゲストと距離が近いパーティが叶うでしょう。
その他にも新郎新婦の衣装をカジュアルダウンし、ゲストも平装で参加してもらうことでさらにカジュアルな雰囲気になりますよ。
ゲストの費用負担が少ない
1.5次会をするにあたり、一番のメリットといっても過言ではないのがゲストの費用負担が少なくて済むことです。
会費制であれば、通常の披露宴が3万円なのに対し1.5次会のゲスト費用額の相場はおよそ1.5万円と半額。ゲストの金銭的な負担をかなり抑えることができます。パーティー婚、1,5次会が人気の理由はここにあります。
お祝いであるとはいえ、やはり3万円の出費は大きいです。結婚ラッシュ時であろうものならなおさら負担も大きいでしょう。披露宴から二次会まで参加してもらう場合のゲスト負担と比べると、1.5次会の方が新郎新婦も招待しやすくなります。
完全オリジナルパーティーがしやすい
なんといっても1.5次会の良いところは、こうしなければいけないというルールがなく自由度が高いこと。よって新郎新婦ならではの完全オリジナルのパーティーが行えます。
立食やビュッフェスタイルにすると、自由に移動ができるのでゲストとの会話や写真撮影も楽しめます。また、みんなでワイワイ盛り上がりたい場合はゲームやカラオケなどパーティー婚らしいプログラムを取り入れるのもおすすめですよ。
1.5次会のデメリット
比較的新しいスタイルのウェディングパーティーである1.5次会では、まだまだ浸透してない部分も多いです。わかりづらい部分などは参加ゲストにしっかりと説明し、理解してもらうようにしましょう。
高齢のゲストには理解してもらえない可能性もある
1.5次会は世代問わずまだまだ浸透しているパーティースタイルではありません。特に、高齢のゲストにはカジュアル過ぎ、新郎新婦の意向ばかりが反映して失礼なのではないかと理解してもらえない可能性もあります。
そんなときは、前もって1.5次会のパーティースタイルについて納得してもらえるよう説明しておくようにしましょう。高齢のゲストを招待する場合は、ご祝儀制にしてコース料理と引き出物を準備し、フォーマルな雰囲気になるよう工夫してみるのもおすすめですよ。
ゲストに会費の説明をする必要がある
新郎新婦にとってはいいことずくめの1.5次会ですが、招待されたゲストの立場になるとまだまだベーシックではないため分かりずらい部分も多いです。特に、会費の説明がなければ会費のみでいいのか、それともご祝儀も必要なのかやはり困惑してしまいます。
会費制であれば、招待状やメールなどで「当日はご祝儀は必要なく受付で会費のみを渡して下さい」など分かりやすいアナウンスが必要です。
その際、「どのような会場なのか・料理のスタイル・カジュアルかフォーマルか」が伝えておくと、招待されるゲストもイメージが沸きやすくなりますよ。
1.5次会の準備の流れ
1.5次会は、基本的に新郎新婦が主体となって準備をします。続いては、1.5次会の準備の流れをお伝えしていきますね。
①パーティー形式・予算を決める
1.5次会には決められたルールがなく、新郎新婦二人の気持ちや意向を反映しやすいというのが特徴でもあり大きな魅力でもあります。
まずは、主役である新郎新婦の二人でどんな雰囲気の1.5次会をしたいのかというイメージを決めましょう。そのイメージにより今後の準備や1.5次会の流れが大きく変わってくるので慎重に決めることが重要です。
それと同時に、新郎新婦で1.5次会にかけられる予算も決めておくと会場や料理を決めやすくなりますよ。
②会場探し・ゲストのリストアップ
招待する人数によって、選択できる会場サイズが変わります。招待したいゲストをリストアップをし、人数と友人や仕事関係などゲストの顔ぶれなども把握しておきましょう。
1.5次会の会場として人気なのは、貸切レストランやカフェなどです。ただ、ゲストの人数が多い場合や仕事関係や親戚などを招待するためフォーマルな形にしたいときなどは結婚式場を利用することもあります。
会場を決める際は、会場の雰囲気はもちろん料理のプランや収容人数、アクセスの良い場所などを考慮した上で決めましょう。
③料理・会費の決定
1.5次会ではビュッフェスタイルもしくはコース料理など、料理の内容や提供方法により費用と雰囲気が大きく変わってきます。
ビュッフェスタイルでは立食のパターンが多く、選ぶ料理やお酒により費用も比較的安めに抑えることができます。コース料理では、会場のスタッフによりひとつひとつの料理が提供されるのでビュッフェスタイルに比べるとやはり費用が高くなります。
また、この時点でゲストの会費も決めておきましょう。1.5次会の会費は新郎新婦で決めることができます。1.5次会の平均的な会費を参考にしつつ、新郎新婦の予算と想定費用の兼ね合いを見てゲストの会費を決定しましょう。
④余興の依頼
1.5次会の余興を友人に依頼するのであれば、3ヵ月前までには余興の依頼をするのがおおすすめです。カジュアルな1.5次会とはいえ、余興を頼まれたゲストはプライベートの時間を割いて打ち合わせや準備をしてくれます。余裕を持って早めに依頼してくださいね。
また、1.5次会の幹事代行サービスに依頼する場合は、HPなどでいつまでに依頼するべきなのか確認しましょう。後ほどおすすめの1.5次会幹事代行サービスもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
⑤招待状作成・プチギフト選定
通常の結婚式や披露宴同様、1.5次会の招待状も3ヵ月前にはお知らせするように準備しましょう。おなじみのペーパーアイテムでの招待状以外にも、今ではアプリを利用したWeb招待状も人気です。
また、1.5次会のラストにゲストに渡すプチギフトも早めに選定し準備しておくのがおすすめ。心を込めて手作りのプチギフトを渡したいのであれば、当日に間に合うよう早めに作成を始めましょう。
⑥最終打ち合わせ
1.5次会の準備がひと通り済んだら、当日スムーズに1.5次会を進行できるように最終の打ち合わせを行います。会場のスタッフや余興を依頼した友人と最後のチェック・すり合わせを行い、改めて「当日よろしくお願いします」と伝えましょう。
1.5次会当日の流れ
1.5次会はこうするべきという決められたルールがありません。主役である新郎新婦が取り入れたい内容かつ、ゲストへしっかりと感謝が伝わり楽しんでもらえるような演出を心掛けてみてください。
①オープニング
通常の披露宴では、先にゲストに着席してもらい新郎新婦が登場という流れが一般的ですが、1.5次会では登場の仕方も自由です。
出席してもらったゲストを入口でお出迎えをするのも、カジュアルかつおもてなしの心遣いが伝わり素敵なオープニングになるのでおすすめです。
会場にゲストが揃ったら、新郎新婦もしくは司会進行役が1.5次会のオープニングスピーチをしゲストに挨拶をします。
②セレモニー
1.5次会は新郎新婦の結婚のお披露目のパーティーでもあるので、一般的な披露宴で行われる演出を取り入れるのもおすすめです。キャンドルサービスやケーキ入刀、ファーストバイトなど華やかで盛り上がるのでぜひ行ってみてください。
他にも、サプライズの手紙やプレゼント、プロフィールビデオ、ハロウィーンの時期であればゲストも仮装スタイルで出席してもらい、新郎新婦もお色直しで仮装するなど2人のオリジナルの演出をしてみるのも素敵ですよ。
③乾杯
一般的な披露宴であれば、会社の上司や親族が乾杯の音頭を取ってもらうことが多いと思います。しかし、1.5次会では誰が乾杯の音頭を取るのかも自由です。
ゲストの代表として、新郎新婦を結び付けたキューピットの方や盛り上げ上手な友人に頼むのもおすすめ。披露宴よりフランクな乾杯の合図で、楽しい1.5次会をはじめましょう。
④歓談・余興
1.5次会は何をするのも自由です。ゲストとゆっくり会話や写真撮影を楽しみたいという場合は、歓談の時間をたっぷりとるようなスケジュールにしましょう。また、みんなでワイワイ楽しみたいのであれば、ゲストに楽しんでもらえるゲームを取り入れてみてください。
⑤エンディング
1.5次会の締めは、新郎新婦からゲストへのお礼とこれからもよろしくの気持ちを改めて挨拶をしましょう。ゲストのお見送りの場面では準備しておいたプチギフトと一緒に感謝の気持ちを伝えてくださいね。
30代女性おすすめの1.5次会代行業者5選
「仕事で忙しく、1,5次会のプログラムを考えたり、準備にまで手が回らない」「司会や受付をお願いできる友人がいない」そんな方には1.5次会の幹事代行サービスがおすすめです。ここからは、30代女性おすすめの1.5次会代行業者5社を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.5次会PRO
対応エリア | 東京・埼玉・横浜・京都 |
プラン料金 | 128,000円 |
1.5次会PROは、6,500組を超える新郎新婦の挙式披露宴の相談に応えてきたウェディングプロデュース会社が始めた1.5次会専用のサービスです。
招待するゲストの会費の金額により、ミシュラン認定のレストランや一流ホテル、クルーザーなど豊富な会場から選ぶことができます。
「料理・ブーケ・司会者・ヘアメイクリハーサル」など1.5次会に必要なものが全部入った1.5次会パック128,000円+参加者の会費で豪華な1.5次会を行えます。料金体系が分かりやすく「総額計算」が簡単です。
1.5次会PROは、ビュッフェスタイルでもコース料理でも会場ごとに選択できます。ラグジュアリーな会場が多いので、披露宴寄りのフォーマルな雰囲気での1.5次会を好む30代女性におすすめです。
2次会ティアラ
対応エリア | 大阪(梅田)・神戸・京都 |
プラン料金 | 79,800円~128,000円 |
2次会ティアラは関西の二次会代行業者です。結婚式のアフターパーティーや二次会を専門的にプロデュースしていましたが、2人らしいオリジナルのパーティーがしたいというカップルのために、1.5次会プランも追加。
提携会場も豊富で、新郎新婦の希望にあった演出を専任のプランナーが全力でサポートしてくれます。
同じ会場でもビュッフェスタイルかコース料理により、「カジュアル・ベーシック・ラグジュアリー」の3つのプランがあり、新婦新婦の理想の1.5次会の雰囲気に合わせて選択が可能です。
3つのプランには、写真撮影、ドレス、プチギフトなど1.5次会に必要なアイテムが盛り込まれているので当初の見積もりからオーバーすることなく安心です。
カメラマンを派遣し写真や映像の撮影やホーリーキャンドルなど、オプションを追加することでさらに華やかで充実した1.5次会を演出できます。安さだけではなく、サービスの質やクオリティーを求める30代女性におすすめです。
会費婚
対応エリア | 全国130か所以上 |
プラン料金 | 50,000円~ |
会費婚は、ブライダル業界で初の会費制の結婚式をスタートし、お客様満足度95%以上を誇る人気の業者です。
「不必要な広告宣伝費をかけない・リーズナブルな会場料金設定・必要なアイテムをあらかじめパッケージ化」この3つに取り組み、明朗会計かつ従来の結婚式の半額以下でクオリティーの高い挙式・披露宴を実現しています。
低価格ながら高級感のある華やかな会場が多いのも魅力。コスパ重視の30代女性にもおすすめです。
アンフェスタ
対応エリア | 関東中心 |
プラン料金 | 0円(毎月20組先着)~ |
アンフェスタはプランナーから司会、音響、カメラマン、受付まで各種イベントを手掛けるプロスタッフにより全力でサポートしてもらえるので、満足度の高い1.5次会が実現できます。
パーティーを盛り上げる景品の手配、新郎新婦のプロフィールDVDの作成などすべて基本プランとしてパッケージ化した充実したサービスと明確でシンプルな会計がアンフェスタの魅力の一つです。
また、アンフェスタは専属のプランナーが新郎新婦の要望・予算などを踏まえ最適な1.5次会のプランを提案してくれます。進行にまつわる全体のプロデュースから、衣装、招待状、席次表などすべてお願いできるので、忙しい30代女性には助かるサービスが満載です。
1.5次会婚
対応エリア | 全国400以上 |
プラン料金 | 15,000円 |
1.5次会婚は、負担の少ない会費制で新郎新婦のお披露目がしたいというニーズに応え、2015年「スマ婚」から新ブランドとして誕生しました。
提携会場はなんと全国に400箇所以上!2人の好みに合ったテイストの会場を選べます。また、ドレスやパーティアイテムなどの持ち込み料も無料なので、希望の演出を叶えやすいです。
更に、1.5次会婚では、オンライン相談や日程変更にも対応してくれます。1.5次会に必要なアイテムはすべてプランに含まれており、打ち合わせは1回で済むので忙しい30代女性にイチオシです。
監修者「Ryoko」のまとめ