2020/10/16
恋愛・結婚にまつわる悩み    

バツイチ子持ち彼氏と幸せになれる?30代女性が持つリスクと本気で付き合う4つの心構え

父親 後ろ姿

バツイチの男性って女性に慣れているし包容力もあるし、30代女性にとってはちょっと魅力的。しかし、バツイチ子持ちとなるとまた話が変わってきます。こちらは当然初婚で子供もいないわけで、この先彼と付き合っていくことや結婚することを考えると、やっぱりお子さんのことが気になりますよね。また、30代ともなると、周囲で「バツイチ子持ちの男性と付き合ったけど別れてよかった」なんていう話も聞くことがあるかもしれません。

子供がいることで前の奥さんともまだ繋がりがあるということや、その子供の将来のことなどを考えると不安になったり、色々と知っておきたいことがあったりで、ただ彼が魅力的だからという理由だけでは関係を続けられないこともあります。

ayakosaito

恋愛コラムニスト

齋藤緑子

関西在住ライター。マッチングアプリを利用して30人以上の男性と出会い、男女関係にまつわる様々な取材を敢行中。恋愛や不倫、セックスなど、誰にも言えない悩みを抱えた女性の心に寄り添います。

関西在住ライター。マッチングアプリを利用して30人以上の男性と出会い、男女関係にまつわる様々な取材を敢行中。恋愛や不倫...

今回はそんな30代女性のために、バツイチ子持ち彼氏との恋愛で発生する悩みやリスクを踏まえ、バツイチ子持ち彼氏と恋愛、そしてこの先結婚を考えた時に必要な心構えや彼と確認し合わなければならないことなどを解説していきます。

バツイチ子持ち彼氏との恋愛でよくある悩み3つ

うなだれた女性

では最初に、独身男性と付き合っている人にはなかなか理解してもらうことのできない、バツイチ子持ちとの恋愛だからこそ抱えてしまう悩みを3つご紹介しましょう。

前妻に嫉妬してしまう

彼が子供と一緒に暮らしていない場合、彼が月に1~2回子供に会いに行くというのはよくあることです。しかし気になるのが、子供に会うということは前妻にも会うということ。それは仕方のないことですし、もう離婚しているのだから特別な気持ちはないとしても、やっぱり前妻に嫉妬してしまう、ということがあります。復縁を迫られたり、自分と前妻を比べたりしていないかも気になりますよね。

 

親子の間に割り込んだ気持ちになる

バツイチで子持ちの彼氏が子供優先になるのは、父親としては当然のこと。しかし子供と一緒に子供向けの場所でデートをしたり、お家デートで子供と一緒に過ごしたりしていると、仲良し親子の間に自分というよそものが割り込んでいるような気持ちになって、なんだかいたたまれなくなったりします。

 

彼の経験値が嫌になる

結婚も子供を持つこともまだ未経験の自分に比べて、バツイチ子持ちの彼は全て経験済み。経験が豊富だからこその包容力や余裕に、「全部経験済みなんだな」「一緒に初めてのことを経験できないんだな」となんとなく冷めた気持ちになることや、30代にもなって自分が経験不足な気がして落ち込んでしまうこともあります。

バツイチ子持ちの彼との交際で考えたい4つのリスク

父子 足元

バツイチ子持ちの彼との交際を続けていくうえで、相手がバツイチ、子持ちならではのリスクが発生することがあります。

両親に結婚を反対されるリスク

自分が初婚である場合、両親はできれば結婚をする相手も初婚の男性であって欲しいと望んでいることが多いでしょう。一度結婚を失敗している男性に、自分の娘を嫁がせることに抵抗を感じてしまうのも仕方ありませんね。

また、ただバツイチというだけではなく、子持ちであればなおさら2人の結婚に反対をすることも。年代によっては「バツイチ子持ちの婿は受け入れられない」とはっきり口にする方もいますが、これは娘に苦労をさせたくないという親心です。その両親の反対という大きな壁を、2人で乗り越えていかなければなりません。

 

連れ子に関するリスク

彼が子供を引き取って育てている場合、彼とともにその子供の面倒を見る機会が増えることは確実です。彼と結婚をすれば子供が大人になるまで世話をすることになります。バツイチで子持ちの彼氏と結婚することは、2人そろって子供を優先した生活をすることを意味するのです。しかしその子供とずっとうまくやっていけるという保証はどこにもありません。まだ小さいうちは問題がなくても、その子が思春期になった時など、長期的に考えると苦労することが増える可能性があります。

 

親権に関するリスク

今は彼が子供を引き取っていない場合でも、前妻に何らかのトラブルがあって子供が前妻の家で生活できなくなった場合などは親権が彼に移る場合があります。その場合彼が子供を引き取ることになり、先ほど述べたような連れ子に関するリスクは避けられません。

また、親権が彼にあるけれど今は子供が小さいので前妻と一緒に暮らしているという場合、いずれ子供が彼と共に暮らすことを望んだら彼が引き取るという可能性もあります。

 

養育費や慰謝料に関するリスク

将来結婚をしたとき、彼がバツイチで子持ちの場合は初婚同士の結婚とは全く違うリスクが発生します。それは二人の家庭の支出として養育費や慰謝料を支払わなければならないという金銭面でのリスクです。彼が子供を引き取っていない場合、養育費を定期的に前妻に支払っているはずです。もし何かがあって彼の収入が大幅に減った場合や、自分が妊娠をして彼の収入だけが頼りである場合、支払うのに苦労をする可能性もあります。

 

幸せになりたい!バツイチ子持ち彼氏と本気で付き合う心構え4選

手を繋ぐ家族

30代になると、やはり結婚をして幸せになりたい!という思いが強くなる女性も多いのではないでしょうか。相手がバツイチ子持ちであっても本気で結婚を見据えた交際をするために、しておかなければならない心構えを4つご紹介します。

過去は過去、自分は自分

いくら頭でわかっていても、時には彼がバツイチ子持ちになるまでの過去を思い、気持ちの上で彼を受け入れられないこともありますよね。もし事あるごとに前妻と自分を比較して卑屈になってしまったり、前妻への嫉妬心がおさまらない時が来たら、過去は過去だと割り切るようにしましょう。自分と交際をする前に、結婚をして子供をもうけていたという彼の過去は決して変えることができません。自分には自分なりの良さがあり、だからこそ今彼と一緒にいるのだということを忘れずにいましょう。

 

子供一筋は、誠実な証拠

バツイチ子持ちの彼が子供一筋で、子供ばかり構うのは父親として誠実であることに他なりません。子供の人生にちゃんと責任を持てる人なのですから、そばにいるあなたにも誠実に接してくれるでしょう。

彼が子供ばかりを構うことに複雑な思いがあるのは仕方のないことです。しかしここは30代の大人の女性として、誠実で優しい彼を支えていくような気持ちで接してみるのはいかがでしょうか。そうすれば彼も自分を理解し、支えてくれているあなたの存在に感謝して、あなたのことも今まで以上に大切にしてくれるはずです。

 

理解できないことは、聞いてから判断

自分自身が経験していない「前妻との関係性」や「子供との距離感」などでわからないことや理解できないことがあれば、素直に彼に聞きましょう。もし彼に否があると思っても、わからないからといって問題を投げ出したり突然彼を問い詰めたりせず、じっくり彼の気持ちを聞いてから怒ったり責めたりする判断をしても遅くはありません。

また、自分を「もう30代なのに経験不足で未熟だ」と責める必要も全くナシ!結婚や出産に関しては、経験していなければわからないのが当たり前。わからないことは素直に聞くのが一番です。わからないから、わかりあうために聞くのだという気持ちでどんどん彼に質問しましょう。

 

リスクが多いことを覚悟しておく

バツイチ子持ちの男性と交際する、そして結婚をするというのは初婚で子供のいない男性と交際して、結婚をするよりもリスクが多いということをあらかじめ覚悟しておきましょう。バツイチ子持ちの男性と交際するうえでのリスクについては先ほど説明しましたが、もちろん想定外のリスクが発生することもよくあります。

そのリスクを背負っても構わないくらい彼が好き、リスクを超えるぐらい彼のことを愛せる、と自分の中で覚悟を決めておくことが、このような形の恋愛・結婚には必要なのです。

バツイチ子持ち彼氏と結婚する前に話し合うべき5つのこと

手を握り合うカップル

バツイチ子持ちの彼氏と本気で結婚を考え始めたら、それと同時に彼と話し合わなければならないことがいくつもあります。ここからはその中でも特に重要であると思われることを5つご紹介しましょう。

子供をもうけるかどうか

初婚の男性とは違い、バツイチ子持ちの男性は連れ子や前妻のもとにいる子供のことを考えると子供を持つことに積極的ではないことがあります。これは、初婚男性にはあまり見られない、バツイチ子持ち男性ならではの心理とも言えるでしょう。

理由は、連れ子と実子とではどうしても母親としての愛情に偏りが出てしまうことが一つ。さらに2つ目は、離れて暮らしていても何かにつけて前妻の子供が比較対象になってしまうことです。「あの子にはしたのにどうしてこの子にはしてくれないの?!」「一体どっちの子が大事なの?!」などともめ事の原因になりやすいということがあります。

しかし初婚の自分としても、実子と連れ子を平等に愛せる自信がなければ、それを正直に伝えた上で彼とよく話し合うことが必要です。子供をもうけるかどうかの話は、非常にデリケートな問題です。バツイチで子持ちの男性心理と初婚で連れ子を育てることになる女性心理の間にはかなりの差もあるでしょう。だからこそ結婚をする前に解決をしておかないと、いざ結婚をしたあとに夫婦で意見の食い違いが生まれ、夫婦仲がギクシャクしてしまうことも。

 

結婚式はどうするか

バツイチ男性との結婚では、結婚式を挙げるかどうかを悩むことが少なくありません。バツイチ子持ち男性の心理としては、すでに一度結婚式を経験しているので、会社関係の人を招待したりと大々的に式を挙げるのを避ける傾向があります。

しかし、結婚式を挙げることは幼いころからの夢だった、という女性もいますし、初婚ですから両親も式を挙げることを望んでいることが多いのではないでしょうか。また、周りの友人の結婚式に参加することの多い30代女性にとって、結婚式には特別な憧れがあることも。

大々的な式を彼が望まないなら親族だけの式にするなど、自分も譲れるところは譲り、彼と話し合ってどのようにするかを決めていくと良いでしょう。

 

お金について

付き合っているうちは彼自身が生活するお金の中から養育費や慰謝料を捻出していたけれど、結婚をすれば2人の家庭のお金から養育費や慰謝料を支払うことになります。一体月々にいくら払っているのか、支払い期間はいつまでなのか、正確な金額や期間を聞いておく必要があります。

もし彼が言った金額と実際支払った金額が違っていたり、正確に伝えるのを渋るようであれば、彼との結婚は前途多難かもしれません。お金のことについてはっきり言わなかったりごまかしたりする男性は、他にも金銭トラブルを抱えている可能性もあります。結婚については少し慎重になって考えた方が良いでしょう。

お金の問題は深みにハマるとなかなか抜け出せなくなりますので、不誠実なバツイチ子持ち男性とは早めに手を切った方が、将来的には「あの時別れてよかった」と思えるはずです。

 

離婚理由は何か

バツイチの彼と交際を続けていて、前妻と別れた理由は何なのか知りたいと思ったことはありませんか?結婚をすると決めたのであれば、同じわだちを踏まないためにも結婚をする前に必ず聞いておく必要があります。家庭内暴力やアルコール依存、ギャンブル依存などで離婚したのに、自分にはそれを隠しているのではないか、という確認も行った方が良いでしょう。

しかし離婚理由だけで結婚をする・しないの判断をするのではなく、彼の依存症が離婚理由であった場合、治療やカウンセリングに通ってそれを完治させているか、前妻と別れたことを自分の中でどのようにとらえているのか、しっかりと彼の正直な気持ちを聞いてから判断しましょう。

前妻と離婚したことを軽くとらえていたり、離婚理由をぼかし続けてなかなか本当のことを言わない男性は、結婚をしたとしてもまたすぐに問題を起こして離婚してしまうことがあります。

 

再婚後の元妻・子供との付き合い方について

前妻が子供を引き取っている場合、再婚後は前妻・子供とどのような付き合いにするのかをはっきりさせておきましょう。彼が自分に何も言わずに前妻と子供と会う約束をしていたら、自分だけ蚊帳の外で悲しい気持ちになります。まだ彼と連絡を取り合ったり、子供と一緒に会ったりしている前妻への嫉妬心を抱いてしまうこともありますよね。
バツイチ子持ちの男性の心理としては「昔の家族」「今の家族」と考えていても、初婚のこちらからするとルールを決めずに適当に会うことは許しがたいのが当然。だからこそ、以下のようなルールを決めるのがおすすめです。

  • ・子供との面会の頻度や会う日を決める連絡をどうするかなどを確認
  • ・前妻からの電話は夫の携帯ではなく自宅の固定電話にかけさせるようにする
  • ・どこで会って何をするのか予定を必ず共有する

など常に自分にもわかるように関係性を透明化してもらうことを提案してみましょう。子供を言い訳に前妻と元サヤ、なんてことにならないようなルールをきちんと作っておくと、嫉妬心で苦しむこともありません。

監修者「齋藤緑子」のまとめ


バツイチ子持ちの彼氏との交際・結婚に関しては、初婚で子供のいない男性との交際・結婚とは全く違う悩みやリスクを抱えることがあります。子供がいるとなれば将来のこともありますし、養育費や慰謝料などのお金のことも気になってくるはず。悩みやリスクの中には自分と彼氏の間だけでは解決できないことも沢山あるかもしれませんね。だからといって、大好きな彼氏のことをバツイチで子持ちだからという理由だけで諦めることができますか?

バツイチで子持ち。それも含めて現在の彼を好きになったのだということを決して忘れてはいけません。彼と真剣な気持ちで向き合い、話し合い、お互いを信じ合い続けていれば、きっと周りの理解や協力を得ることもできますし、2人の絆も強いものになっていきます。

バツイチ子持ちの彼氏との交際や結婚は大変なことが多いものの、大変なことを共に乗り越えた2人だからこそ、より幸せになることもできるはずです。

この記事の監修者

ayakosaito

この記事の監修者

恋愛コラムニスト

齋藤緑子

関西在住ライター。マッチングアプリを利用して30人以上の男性と出会い、男女関係にまつわる様々な取材を敢行中。恋愛や不倫、セックスなど、誰にも言えない悩みを抱えた女性の心に寄り添います。

関西在住ライター。マッチングアプリを利用して30人以上の男性と出会い、男女関係にまつわる様々な取材を敢行中。恋愛や不倫...

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