「語学留学にずっとあこがれているけど、タイミングを逃したまま」「好きな英語を生かせるレベルに引き上げたい」そんな思いがあるなら、思い切って今から語学留学をしましょう!
30代女性の語学留学は、決して遅くはありません。もちろん、学生のころや20代初めに留学するのとは、チェックすべきポイントが違います。この記事を読んで、まずはしっかり準備しましょう。
この記事ではまず、女性が30代で語学留学するメリットや、どんな種類の語学留学があるのかをご紹介。留学を考えるにあたり多くの人が心配する、費用や帰国後の仕事に関しても、実際のところをお伝えします。
30代女性の語学留学を成功させるポイントや、おすすめの行き先、準備の流れもご説明しますので、読みながら大体の心の準備ができるでしょう。
語学留学は、語学のスキルアップはもちろん、異文化交流という意味でも自分を大きく成長させてくれます。自分の可能性のドアを開き、思い切った一歩を踏み出して、温めていた思いを実現させましょう!
美容ライフスタイルアドバイザー
ヒロコ
医療機関に8年間勤務→長年の敏感肌を克服した経験からスキンケアのコツを美容系メディアで情報発信→読者の方から肌悩みの相談を多数いただくようになったことをきっかけにフリーランスブロガーに本格転身→海外移住→3Qsにジョインし美容・ライフスタイル情報発信を担当。昨日より今日の自分をもっと好きになってもらえるとうれしいです。
医療機関に8年間勤務→長年の敏感肌を克服した経験からスキンケアのコツを美容系メディアで情報発信→読者の方から肌悩みの相談...
Contents
30代女性が語学留学するメリット4つ
30代女性の語学留学することにはメリットがいっぱい。ここでは4つご紹介します。
英語力アップで自分の市場価値を高められる
ビジネスの世界もグローバル化しており、キャリアアップ・収入アップには英語力が重要な要素となってきました。
全国の1000人を対象に英語力と収入の関係を調べたある調査によると、
・年収500万円から700万円未満の人では34.0%
・年収500万円未満の人では22.4%
という結果になり、英語のできる人ほど年収が高い傾向にあることが分かりました。
また、年収700万円以上の人ではフランス語や中国語の日常会話や読み書きもできると答えた人が5%ほどいます。語学をさらに広げることが収入アップに有利だということが分かります。
興味深いことに、英語と収入の相関関係は女性の方が顕著です。英語が「ビジネス会話レベル以上」の女性の40・50代の平均年収は、一般的な同年代女性の1.6倍というデータもあります。
さらに、キャリアや転職という観点でも、
・金融専門職・メディカル系専門職・ものづくり系エンジニアなどの職種における転職成功率は、TOEIC受験者の方がTOEIC非受験者よりも高い
ということが分かっています。
もちろん現実には、短期留学でめざましく英語がペラペラになるわけではありません。でも、日本人ばかりの環境では得られない大きなモチベーションを得て、英語の習得を続ける力になることは確実です。
英語力で自分の市場価値をアップさせ、生涯収入に差をつけましょう。
グローバルな視点を持てる
語学留学では、英語を学ぶだけでなく多様な文化に触れて視野を広げることもできます。
日本とは全く違う海外での生活、外国人のクラスメイトやルームメイト、先生たちとのコミュニケーションから得るものは多いです。
日本人どうしでさえ、これまで生きてきた世界では接点のなかったような人との出会いがありますよ。
こんなに多様な背景の人と、対等な立場でまとまった時間をともに過ごすチャンスは、人生のうちでもそうそうありません。
私が留学した時には、いろいろな国籍や年齢の人が一つのクラスで学んでいました。モンゴルやウズベキスタンなどあまりなじみのない国の人と接するのは楽しく、驚きも多かったです。
例えば、海の全然ないある国の子たちはエビのことを「虫っぽくて気持ち悪い」といって食べないし、寒いところの子たちは50度の蒸留酒で女子会していました。
もっと深い話ができたらもっと楽しかったと思いますが、それも語学練習のモチベーションにつながりました。
また善悪はともかく、気軽な替え玉受験や家庭が二つあるなど、自分にとっては型破りと思えることが当たり前の文化も。
逆に相手は、日本人の親戚付き合いの薄さなどに驚いているようでした(これはどこの人と話しても、日本人が一番薄いと思います)。
自分の常識がみんなの常識ではないということを肌で感じる機会が多かったです。
こうして多様な文化や価値観に触れることで、柔軟な考え方を持ちながらも、自分の基準をしっかりと持つトレーニングができたと思っています。
視野を広げることは、生き方や働き方、人とのかかわり方を大きく左右します。今までの価値観が偏っていたことが見えてくると、人間として大きく成長できますし、生きるのが楽になりますよ。
自分の人生を見つめなおせる
語学留学に出ることで、自分の人生を見つめなおす大切な時間が取れるのも、メリットの一つです。
社会人としての毎日は、すべきことや考えるべきことに日々追われています。自分の人生の選択や生きがいについて、立ち止まってきちんと考えることがなかなかできません。
また、しがらみや他人の目を知らず知らず気にして、本当の自分のあり方について自由に考えたり、言葉に出したりする機会もあまりないものです。
そういう状態のまま人生を成り行きに任せていると、自分で選び取った人生ではないことに気づいて空虚な気持ちになるときがゆくゆくやってきます。
今の環境を離れ、常識や他人に縛られない自分だけの時間を持てる留学は、人生の大切な問題についてじっくり考える絶好のチャンス。
リフレッシュした頭と心で、行くべき方向を改めて見定めましょう。
30代だから効率よく学べる
若いうちに学ぶメリットは確かに大きいのですが、30代だからこそのメリットというものもあります。
30代で留学する人は、ある程度の社会人経験を積み、自分のことや社会のことをよく理解しています。
その理解に基づいて現実に即した具体的な目標が立てられるため、若い人のように将来に汎用性のある学びをするのではなく、直接自分のキャリアに生かせる留学をしやすいです。
例えば、ビジネス英語を学ぶ場合、実際のビジネスシーンを体験してきた社会人の方が学生よりも理解が深く速いでしょう。
海外転職やコネクションづくりのチャンスが訪れた場合も、より現実味のある生かし方ができます。
また、留学の一番の課題といっても過言ではない「やる気の持続」についても、30代はとても有利。自分で働いて稼いだお金を使い、仕事をやめたり休んだりしてまで留学しているため、1日1日を無駄なく大切に過ごせます。
それに、学生の延長で留学するよりも、一度社会人として働いたうえで学生になる方が、勉強の楽しさやありがたさが倍増します。
「留学は学生のうちに」という考え方は間違い。若いときの留学は、若いからこその感性で感じ取るものが多いのですが、社会経験をつんだ30代の今だから得られるものがたくさんあります。ぜひ尻込みせずに、前向きに計画を立ててくださいね!
30代女性が語学留学する方法
語学留学は、海外の語学学校に通うのが一般的。留学できる期間の長さや希望の行き先を、予算や目標、仕事の都合と考え合わせて決めます。
ここでは、留学できる期間の長さを軸に、考えるべき要素やおすすめの方法を考えていきましょう。超短期・短期・中期・長期に分けて考えます。
超短期:1~2週間
最短の留学期間は1~2週間。これなら仕事の休暇をやりくりして行くことができます。休職や退職の必要がなく、費用も安くて済むため、気軽に計画できます。
ただし期間が短い分、本格的な英語力アップを期待することはできません。英語しか通じない環境に自分を置き、実際に英語を使って慣れることが目標となります。「英語も磨ける海外旅行」といった感じです。
この場合、フィリピンなどの近場を行き先とするのがおすすめ。遠いと、渡航時間や渡航費用が全体に占める割合が大きく、効率が悪くなります。
短期:1~3ヶ月
社会人留学としては、人気の高い期間設定です。特に、転職時の有休消化と準備期間などを利用する人が多いです。3ヶ月程度のブランクであれば、キャリアに大きく影響することもありません。
短期留学で成果を実感しようと思えば、かなり自律して集中することが求められますが、リスニングやレスポンスの向上は十分に期待できるでしょう。
目ざましく英語力がアップすることはやはり難しいので、今後の課題を明らかにしモチベーションをあげることが目標となります。
人にもよりますが、留学1ヶ月ごろから英語力の伸びが期待できるため、短期留学では「これから」というときに帰国しなければならないのがつらいところ。
最大限に留学のチャンスを生かすには、なるべく長くとどまれるように計画すること、気候の違いや時差の少ないところをチョイスすることがおすすめです。
中期:4~6ヶ月
半年ほど留学できれば、英語力の伸びはある程度期待できます。
もちろん、英語力ゼロで行って半年でペラペラになることはありません。でも、ある程度基礎があり、留学中も真剣に打ち込んでいる人なら、留学前との違いを自分で実感できるでしょう。
また、旅行気分ではなく現地での生活を経験できるため、現地の人々の文化や考え方を深く理解するチャンスも得られます。
一方、費用がかなり掛かることや、キャリアから見るとある程度まとまったブランクとなることがマイナス要素です。
長期:半年以上
半年以上から数年単位での長期留学をする人もいます。
英語を学ぶ機会が十分に得られることはもちろん、現地にある程度溶け込んでグローバルな視点を養うことができるでしょう。
語学学校での英語学習だけでなく、現地の大学・大学院進学やインターンシップ(就業体験)、現地企業への就職を視野に入れる場合もあります。
キャリアへの影響を考えると、現地で就職せず帰国する場合は綿密な計画が必要。留学が長期になるほど、英語だけでなく何らかの学位や海外での就業体験を得ておくのが賢いです。
帰国後転職する場合はもちろんですが、長期の休職を経て復帰する予定の場合にはなおのこと、何か形になる成果を持ち帰る必要があることを覚えておきましょう。
また、期間が長くなると新鮮味が薄れ、英語学習のスランプに陥りがち。モチベーション維持という意味でも、学んだ英語を使って異なる学習をしたり実践したりする機会があると良いです。
以上のように、一言で語学留学といってもさまざまなスタイルがあります。あなたの希望の期間や目標に合わせた行き先や語学学校選びが大切です。
語学学校のコースもいろいろあります。日常会話やビジネス英語、TOEIC・IELTS対策など目的に合ったものを選びましょう。
宿泊付き・食事つきの学校、教師宅に住み込むホームステイスタイル、リゾート地で楽しく過ごしながら学習するリゾート留学スタイルの学校、みっちり集中するスタイルのスパルタ学校など、スタイルもさまざまです。
学校のカリキュラムや口コミを確認して、希望の学び方と一致しているかチェックして決めてください。
30代女性の語学留学の心配4つ、実際どうなの?
30代女性が語学留学するにあたり、心配しがちなことを4つ取り上げます。実際のところどうなのか、不安をなくす対策についてもお伝えします。
30代女性語学留学の費用は?
まず気になるのが留学の費用。基本的には留学先の物価と留学の期間によってある程度決まってきます。
貯金を使い果たすのではなく、帰国後も余裕をもって生活や就職活動を行えるよう、余裕のある計画を立てましょう。
下記は費用の一例です。
学費:15〜25万円
居住費:9〜13万円
生活費:5〜10万円
往復航空券代:10〜25万円
合計:40~73万円
学費:10〜20万円
居住費:4〜12万円
生活費:5〜10万円
往復航空券代:6〜10万円
合計: 16~52万円
フィリピンのように、物価が安く日本から近い(=航空券が安い)ところを選べば、費用はずいぶん抑えられます。
ただ、どうしてもアメリカやイギリスなど高くつく国に行きたいという場合もあるでしょう。そんな時は以下のような方法で、費用を抑える余地があります。
・学費を抑える
例えば、語学学校の授業を午前中だけにして、午後からは自分で集中して学習する。受ける授業数で学費が決まるため、全日のプランよりは費用が抑えられる。ただし、学習環境を確保できるよう宿舎や自習室など学校の環境をチェック。
・留学期間を調整する
例えば半年の計画で予算がギリギリなら、4ヶ月にすれば資金に余裕ができる。
・現地での生活費を抑える
例えば家賃なら、ホームステイやシェアハウスなど住宅形態によって異なる。また、住む地域によってもかなり違ってくる。
同じ国でも、首都圏より地方都市、都市部より郊外、商業区より学生街の方が家賃や物価が安い。
自炊するのもよい。ただしキッチンのある物件に住む必要があるので、差し引きの費用がどうかチェック。
・早めに計画する
早めに計画を立てれば、早割やキャンペーンで航空券を安く購入できる。また、語学学校も速く申し込むと割引になることがある。
・繁忙期を避ける
夏休みや年末年始、ゴールデンウィークなどの時期は、航空券も学費も上がるので避けるのが無難。
・手続きを自分でする
エージェントに頼まず、自分で行うと費用を抑えられる。留学や海外生活が初めての方にはおすすめできないが、慣れている人やこれも訓練の一環としたい人は試してみるとよい。
・為替の変動に注意する
円安のときはすべてが割高に。なかなか思うようにいくものではないが、極端に悪いときに支払いや両替を行うと損なので、気にしておこう。
・検討時はどこまでが込みかチェック
語学学校どうしを費用で比較するときは「学費」が純粋に授業料なのか、宿舎や食事、入学金やビザ代行などすべて込みなのかチェックを忘れずに。
30代女性語学留学、周りが若い人ばかりで浮いてしまう?
周りが10代や20代の学生だと、浮いてしまって仲良くなれないのではないかという不安があるかもしれません。
実際には、30代以上の学生も思っているより多いです。また、もし若い人ばかりだったとしても、海外では日本のように年齢を気にすることはなく、フランクに友達付き合いができますよ。
年齢を気にせず、自分から積極的にいろいろな人とコミュニケーションをとりましょう。逆に、日本人は年齢を気にする、消極的でおとなしいと思われている部分もあるので、自分からそのイメージを打破するのが得策です。
どうしても年齢が気になる人には、30歳以上限定など、対象年齢を設けている語学学校やコースもあります。
中にはリーダー層をターゲットにしたエグゼクティブプランや社会人フォーカス校も。一定年齢以上専用のクラスやラウンジ、ワインテイスティングなど大人向けのイベントが用意されており、落ち着いた留学ができます。
また、学校の長期休暇(7〜9月、2〜3月など)には若い人が多くなりがちなので、この時期を避けるのも効果的です。
30代女性語学留学、英語はどれくらいできる状態で行く?
英語が全然・ほとんどできない状態で留学に行っても大丈夫かなと心配している人もいるでしょう。実際には、そういう人もかなりいるので心配いりません。日本人スタッフがいる語学学校もあります。
ただし私のおすすめは、中学レベルの文法や単語を復習しておくこと。日本人は中学高校で6年間英語を勉強してきたので、実際には自分が思っているより英語ができるんです。ただ、練習する機会がなく、忘れてしまっています。
もし余裕があれば、オンライン英会話レッスンを受けるなどして、コミュニケーションのウォーミングアップをしておくのも良いですね。現地についたらすぐ実践に取り組めるので、留学期間をより有効に使えます。
語学学校に入学後、クラス分けのテストがあって実力別に振り分けられます。どんな状態で行っても、適したレベルの授業やサポートが受けられるので、心配しすぎることはないですよ。
30代女性語学留学、帰国後仕事はあるのか?
特に退職して留学する場合は、帰国後の就職活動が気になるところです。多くの30代女性が「今のキャリアが別に好きなわけでもないけど、捨てるのは怖い」と悩んでいます。
確かに、キャリアという観点では、語学留学がプラスになるとは限らないのが現実。職歴にブランクが空き、社会的には「遊んでいたようなもの」と取られてしまうこともあります。
実際にはリアルな英語力やグローバルな視点など社会人としてスキルアップしているのに、それを認めさせることが難しいのが問題です。
逆に言えば、そこを認めさせることができたら転職に有利に持っていくことができます。有利になるような留学をし、有利になるような提示のしかたをしましょう。以下にそのコツをご紹介します。
・留学前・留学後にTOEICやTOEFLなどのテストを受ける
語学留学でどれくらい英語力が上がったか具体的にアピールできる。TOEIC800程度あればよい求人も多い。そこまでなくても、留学でいかに成長できたかを上手に説明できることは重要。
・資金計画に余裕を持たせておく
資金面でギリギリだと、就職活動に焦りが生まれる。帰国後の数ヶ月分の生活費や就職活動費を残しておくのがベスト。資金が十分にあれば、場合によっては起業することも考慮できる。
・英語+スキルで選択肢を広げる
日本にいても、英語を生かせる仕事は多い。ただ、英語だけでなく、英語を仕事にできるスキルがあれば、選択肢はグッと広がる。
例えば、国際ビジネス、観光業や接客業、日本語や英語の教師など。英語が話せるだけでなく、プラスアルファでスキルや経験があれば重宝される。
語学学校や留学エージェントによっては、バリスタや教師などのスキルも同時に取得できるコースが選べることもあり、国際基準での専門知識は大きなアドバンテージに。
英語を使ってやりたいことがはっきりしている場合は、帰国後に職業訓練を受けてキャリアチェンジするのも良い。海外で働くチャンスがあれば、トライしてみるのも一つの道。
・リモートワークやフリーランスへの道を開く
パソコン1台でオンラインで仕事ができる業種なら、会社と相談して一定期間リモートワークにできることも。あるいは準備期間中に副業を始めて軌道に乗せておき、フリーランスとして起業する人も。
留学のカリキュラムをある程度余裕のあるものにすれば、ワーケーションスタイルで仕事と両立できる。体力がいるが、時差を利用すれば夜や早朝にオンラインミーティングなどもこなせるかもしれない。
続いて、語学留学を成功させるために心がけたいポイントをご紹介します。
30代女性の語学留学を成功させるポイント4つ
せっかく語学留学を決意して実行するなら「行って良かった」と思えるような経験にしたいもの。30代女性の語学留学を成功させるポイントを4つご紹介します。
目標をはっきりさせよう
まず、何のために留学したいのか、目標をはっきりさせておきましょう。準備段階での様々な決定に際してはもちろん、留学中の指針としても大切です。
留学後の将来像が具体的であれば、逆算して必要なものが見えてきます。
例えば英語力を伸ばしたいというだけでなく、リスニングを伸ばしたいのかディスカッションを伸ばしたいのか、TOEICのスコアをいくつまで伸ばしたいのかというところまではっきりさせましょう。
留学前にTOEICなどを受けておき、留学後の目標値を設定しておきましょう。自分にとっても励みになりますし、転職活動にも有利に働きます。語学力だけでなく、計画性や実行力のアピールにもなりますよ。
一方、長期の目標を立てるにあたっては、現実的な見方をすることも大切です。英語ゼロで半年留学しても、ビジネスレベルの英語が話せるようになって帰国後すぐに外資系に就職できるわけではないでしょう。
でも、外国人と楽しく会話できるようになり、友達もできてモチベーションが上がり、英語を勉強し続けた結果TOEICの点数が上がって外資系にトライできるという将来はあります。
短期や中期の場合は特に、今回の留学を今後の道筋の基礎と考えた目標づくりも必要でしょう。留学後も燃え尽きることなく、楽しみながら努力を続けていくことが大切です。
ポジティブにかかわろう
留学中は、さまざまな価値観や背景を持った人たちと積極的にかかわりましょう。
国籍も年齢も社会的背景も違う人々と利害関係なく対等に接することができるのは貴重な経験です。狭い日本で暮らしていたら、こんなチャンスはめったにありません。
さまざまな国から来た人と友達になれば、いろいろな訛りの英語に慣れることができます。多様な価値観に触れて、今後の人生の選択肢も広がり、帰国後もありのままの自分に自信がもてるようになるでしょう。
ホームステイと一人部屋が選べる場合は、思い切ってホームステイを選ぶのが断然おすすめ。現地の生活を体験でき、ファミリーとも交流できるので、収穫はけた違いです。
留学を終えても、外国の友達と定期的に連絡を取ったり、お互いの国を訪ね合ったりできます。人生全体がグッと彩り豊かで楽しいものになりますよ。
英語を勉強しておくとベスト
前述のとおり、英語はできなくても留学はできます。しかし、何もしないより、少しでもしておく方がより良い留学ができます。
働きながら準備を進めている場合は特に、忙しくてそこまで手が回らないと感じるかもしれません。通勤時間など5分や10分でも復習に充てることならできませんか。スタートラインを前にずらせば、留学の目標達成がそれだけ近づきますよ。
特に短期留学の場合は、事前準備が大切です。オンラインレッスンのほか、YouTubeなどの動画やキクタン・Duolingoなどのアプリなどなんでも利用して少しでも基礎を固め、実践編として留学に臨むと良いです。
社会人として周りに配慮しよう
周りに迷惑をかけないよう、早めに計画を立てましょう。
休暇を取るタイミングや休職・退職のタイミングは、自分の希望だけを考えるのではなく、周りに配慮して理解が得られるようにすることが大切です。
社会人としてマナーを守りながらスキルアップに努める姿は周りに良い印象を残します。スキルを活かせる仕事のチャンスが、思いもかけないところから回ってくることもあるかもしれません。
それではいよいよ、30代女性の語学留学に人気のある行き先をご紹介します。
30代女性の語学留学におすすめの行き先3つ
30代女性の語学留学先としておすすめの国を3つご紹介します。
オーストラリア
オーストラリアは日本からの留学生や移住者、ワーキングホリデーの人が多い国。キレイな空気と青空、広大な大自然とおおらかな人々が魅力です。
時差が少ないので、短期留学にもおすすめ。日本の食材や日用品が手に入りやすく、治安も良いので、海外生活初心者にも向いています。
シドニー・ケアンス・メルボルン・ブリスベン・パースなどの主要都市がそれぞれに魅力的で、留学先の選択肢が多いのも良いところ。多民族国家ならではの多様性から多くを得られる留学になるでしょう。
物価: 日本の1.5~2倍、ただしチップ文化はない
治安: 日本ほどではないが比較的良い
時差: 1~2時間、ただし季節は逆
フライト所要時間: 7.5~10.5時間
英語: イギリス英語寄り
フィリピン
フィリピンは、日本から近い・時差が少ない・物価が安いの3拍子揃った、超短期からおすすめの留学先。
スペインやアメリカの影響を受けながらも、アジア人の親しみやすさを兼ね備えたフレンドリーな文化で、居心地良好。先生たちや現地の友人たちも、私たちが楽しく学べるように全力でもてなしてくれます。
リゾート地なので、授業のない日はダイビングやアイランドホッピングを楽しめるのもうれしいおまけ。美しいビーチと透明度の高い海を満喫できますよ。
フィリピンでの語学留学は、宿泊費や食費がすべて込み+マンツーマンレッスンのプランであることがほとんど。リラックスした雰囲気の中1対1で話すので、速い成長が期待できますよ。
フィリピンの公用語は英語とフィリピノ語です。フィリピノ語の方が生活に密着しているので、田舎のほうやローカルな職業の人(市場で魚を売る人など)は英語が流暢でないこともあります。
でも、都市部で生活し、ショッピングモールで買い物をしたり携帯電話ショップのカスタマーサービスと話したりするぶんにはすべてが英語。学んだ英語を実践する環境も必要十分であると思います。
物価: 日本の1/3~1/5、ただしリゾート地は日本より多少安い程度
治安: スリやぼったくりに注意。語学学校のあるエリアは比較的安全
時差: 1時間
フライト所要時間: 4.5時間
英語: アメリカ英語寄り
カナダ
カナダは安全で清潔なうえ、外国人に寛容な雰囲気があり、学習に集中できる環境が整っています。
英語とフランス語が公用語で、使われている英語は訛りが少なくきれいです。アメリカが地続きなので、休暇にアメリカ旅行も楽しめますよ。
ナイアガラの滝やウィスラーなど、雄大な自然で世界的に有名な観光スポットが多いのも特徴。滞在期間をアクティブに過ごしたい人にピッタリです。
物価: 日本と同じくらい、ただしチップ文化あり
治安: 日本ほどではないが比較的良い
時差: 17時間
フライト所要時間: 9~12時間
英語: アメリカ英語寄り
語学留学に行く決心がついたら、どんな流れで準備していけばよいでしょうか。続く部分で見てみましょう。
30代女性の語学留学の流れ
語学留学の流れは、一般的に次の通りです。
1 情報集め
ネットや本で、語学留学に関する情報を集めましょう。情報を集めるうちに、自分のしたいこと・したくないことがだんだん形になってきます。
また、実際に留学や海外生活を経験した人が知り合いにいたら、少し話を聞いてみるのもおすすめ。
その人の行った国があなたの行きたい国と違ったとしても、参考になるところは必ずあります。また、思いがけないところにあなたの希望を叶える糸口になる情報や使える人脈が隠れている場合もあります。
2 期間や場所を選ぶ
どれくらいの期間留学するか、行き先はどこにするかを決める必要があります。目標、環境、費用、留学時期などさまざまな要素を書き出して、優先順位をつけましょう。
このあたりで留学のエージェントに相談するのも一つの方法。プロのアドバイスをもらいながら作業を進めれば、時間と労力の節約になります。
3 英語力をチェックして目標設定する
自分の英語力を客観的に評価しておけば、目標設定の助けになります。また、留学後に進歩を測る指標にもなります。
英語ができなくても留学は可能ですが、できないならどれくらいできないのかを数値化しておくことが大切。
英語力を転職やキャリアアップに役立てたいならTOEIC、大学や大学院への留学を考えているならIELTSかTOEFL iBTがおすすめです。
4 書類をそろえて手続きする
なるべく余裕をもって手続きを始めるのがおすすめ。学生ビザの取得が必要なら、出発予定日の4ヶ月前までに出願しましょう。
健康診断が必要など、思いがけず時間がかかってしまうこともあります。また、日本国内での手続きと違って処理が遅かったり、一度でスムーズにいかなかったりすることも。
働きながら準備する30代は、煩雑な手続きを留学エージェントに任せてしまうのも賢い方法。時間をお金で買って、そのぶん英語の勉強を頑張ることもできます。
5 渡航準備と荷造り
書類上の準備がすべて整ったら、航空券や保険などの手配をします。
持ち物は基本的に海外旅行とあまり変わりませんが、すぐ使うものや現地で調達しにくいものは忘れないように持っていきましょう。例えば、薬やスマホの充電器など。
また、宿泊が複数人の部屋になる場合は、初めのうちルームメイトがどんな人かわからず不安。貴重品の管理に役立つチェーンロックなどを持っていくと便利です。
今日が一番若い日!語学留学のチャンスを逃すな
語学留学は、行きたい時がタイミング。ずっと温めてきた夢をかなえるのは今です。
30代の語学留学では、英語の吸収力や異文化への感受性は10代20代ほどないかもしれませんが、社会経験からくる気づきや学びは格段に上です。
いま一歩踏み出すことで、悩みながらもとりあえず働き続けるという生活から抜け出しませんか。踏み出さなければ、あきらめる日までいつまでも悩み続けることになりますよ。
今日が一番若い日、あなたの人生を彩り豊かに変える準備を今日から始めましょう!