2023/08/11
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30代女性が海外移住を成功させるには?メリットから楽しむ秘訣まで全公開

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「単調な毎日、このまま年を取っていくのかな」「海外は好きだし、移住にあこがれはあるけど、もうアラサーだから遅いかな」漠然とそんな風に感じていませんか?30代女性の海外移住、決して遅くなんかありません!

かくいう私も以前は、海外移住と言えば、ワーキングホリデーや留学などの若い世代か、リタイア後の世代を思い浮かべていました。

でも、実際に海外で出会ったたくさんの人の中には、30代で渡航したという人も意外に多くいます。

一昔前なら国内で一生懸命働いたり、結婚して子育てしたりしているべきとされた30代。ですが、今はむしろそういう価値観から脱却して自由に羽ばたくチャンスとしても、海外移住は人気なんです。

この記事では、30代女性の海外移住が全然遅くなんかなく、メリットがいっぱいだということをまずお伝えします。

続いて、海外移住する具体的な方法や成功の秘訣、特におすすめの国についてレクチャー。記事の最後では、海外移住に向けた準備の流れもご紹介します。

良くも悪くも落ち着いてしまった毎日に、少しの退屈さや閉塞感を感じたら、今がチャンス。しっかり準備して一歩を踏み出せば、あなたの人生にはまだまだワクワクすることがたくさん起こります!

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美容ライフスタイルアドバイザー

ヒロコ

医療機関に8年間勤務→長年の敏感肌を克服した経験からスキンケアのコツを美容系メディアで情報発信→読者の方から肌悩みの相談を多数いただくようになったことをきっかけにフリーランスブロガーに本格転身→海外移住→3Qsにジョインし美容・ライフスタイル情報発信を担当。昨日より今日の自分をもっと好きになってもらえるとうれしいです。

医療機関に8年間勤務→長年の敏感肌を克服した経験からスキンケアのコツを美容系メディアで情報発信→読者の方から肌悩みの相談...

アジア諸国を中心に、南米やヨーロッパなどいくつかの国に居住あるいは長期旅行をした私の経験や、もっといろいろなところに住んでいる友人たちの話から、ホントの本音をお伝えします!

Contents

30代女性が海外移住するメリット5つ

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30代女性の海外移住にはどんなメリットがあるのでしょうか?5つのメリットを以下にご紹介します。

人の目を気にせず自由に生きられる

日本にいると気になる他人の目を、海外では気にすることなく自由に生活できます。

私自身感じたことですが「平日の昼間は働いているはず」「30代の女性は結婚しているはず、子どもがいるはず」などのいわゆる常識が、日本では強いです。

「変わった人」と思われないよう、常識的な言動や年相応のファッションを無意識に心がけています。

海外では、他人のことをそこまでチェックしていません。他の人と同じであることは期待されず、個性的であることが好意的にとらえられることも多いです。

また、移住先では外国人なので「常識外の存在」であることが前提として許されています。

特に30代独身の女性は、これまで感じていた呪縛のような生きづらさが、海外移住で激減して驚くはず。魅力的で、前向きで、自分らしいあなたを思いっきり発揮していけますよ。

人の目を気にすることに疲れた人、婚活のプレッシャーに悩んでいる人には、一度体験してもらいたい自由です。

素敵な出会いのチャンスが多い

海外に移住すると、日本では出会えないような素敵な恋人や友人に出会えます。

現地の人はもちろん、さまざまな国から移住してきた人たちと知り合うチャンスも。

よく、日本で女性がモテるコツとして、男性の話に「すごーい、知りませんでしたー」と感心して見せる、みたいなのがありますね。弱くて無知で、守ってあげたくなる女性が可愛くて良いという風潮です。

海外では「できる女性」「知的な女性」「大人な女性」が敬遠されることはありません。心身共に成熟した女性は、むしろ人気です。

海外移住を考えるほどの自立した女性なら、自分を下げて可愛くふるまうのは本当にもったいない。ありのままのあなたの魅力を認めてくれる男性がたくさん海外にいますよ。

さらに、恋人だけでなく素敵な友達ができるチャンスも。私の経験からも、一生の友達は意外なところにいます

日本人どうしでなくても、年齢が近くなくても、本当に合う友達はいるものです。海外ですから助けたり助けてもらったりするチャンスが多いため、互いの距離が縮まりやすいのも特徴です。

私が海外生活で親しくなった人の中には、これまで会ったこともないようなお金持ちの人や、想像を絶するような生い立ちの人もいました。異文化や異業種の人と交流でき、人生観が成熟していくのが自分でも感じられますよ。

※ただし悪い人に騙されないよう、友人にしても恋人にしても少しずつ知り合うようにしましょう。信用できる人かどうかしっかり見極めることが大切です。

自分を変える・試すチャンスが多い

海外に移住すると、新しいことに挑戦する機会が増え、自分の成長や力試しのチャンスになります。

恋愛や事業が終わってしまい、それをきっかけに心機一転したい人もいれば、自分のキャリアやビジネススキルが外で通用するかやってみたいという人もいるでしょう。

言語や何らかの専門分野を極めたくて留学する人、登山やサーフィンなど好きなことの本場を目指したいという人もいます。

海外ではビジネスチャンスの男女差が少なく、女性も社会的地位を得やすいため、女性が新しいことにチャレンジしてみるにはとても良い環境です。

また、趣味やスポーツに関しても「女だてらに」「いい年をして」などと言われることはなく、のびのびと好きなことに集中できますよ。

成長して自分に自信がつく

海外に移住して「コンフォートゾーンを飛び出す」ことには大きなメリットがあります

自分にとって快適で安心な場所=コンフォートゾーンにいつまでもいると、成長の機会が少なくなります。一歩外に出て未知のことに挑戦すれば、新しい知識やスキル、感覚や価値観を身につけるチャンスに。

海外で暮らすと、言語も文化も違うアウェイの環境で、自分の責任ですべて行う必要があるため、正直少し大変なことも多いです。

例えば家を借りるにしても、だまされていないか注意しながら外国語の契約書を必死で読んで、半年分や一年分の家賃という大金を支払うというのは非常に緊張感があります。

家のエアコン修理を予約し、仕事を休んで家で待っているのに、修理工が約束の時間になっても来ない。サービスを解約したら振り込まれるはずの返金が、期日を過ぎても振り込まれない。

電話して、要求が通るまで主張する必要があります。

こういう挑戦や、何とか納得のいく形で処理できた時の達成感は、サービスの行き届いた日本ではちょっと味わったことがないです。

また、日本では当たり前にあるものも無いことが多く、自作したり、あるもので間に合わせたりする工夫が求められます。

1頭分の羊肉を買ってきてキッチンの床で解体して冷凍し、めんつゆやトンカツソースを自作し、納豆を培養し、日々いろんなスキルを身につけながらサバイバルしています。

腹が立つことや面倒なこともありますが、自分のために一生懸命生きている実感はしっかりあります。そんな自分を誇りに思いますし、自分をもっと好きになれていますよ。

自由になる時間とお金がある30代がベストタイミング

海外移住を少しでも考えたことがあるなら、30代の今がチャンス

学生のころや20代のころは時間やお金にあまり余裕のないことがほとんどですが、30代なら少し自由に使えるようになってきています。

社会に出たばかりのときは仕事や恋愛などすべてが新鮮に感じられたものですが、30代になって慣れてくると、何か新しいことにチャレンジしたくなってきます。

30代女性は、自分の可能性や限界がよくわかっており、地に足の着いた移住計画が立てられるのも良いところ。日本の良いところと悪いところがある程度見えているというのも強みです。

学生のときにがむしゃらに飛び出すのも良いですが、成熟した人間としてさらに自分を深めていくスタート地点として、30代は理想的なタイミングであると言えます。

海外移住にチャレンジしてみたくなってきましたか?では次に、30代女性が海外移住するときにはどんな方法があるのか考えてみましょう。

30代女性が海外移住する方法6つ

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30代女性の海外移住には、次のような方法があります。

海外へ転職する

現地の企業に採用してもらう方法です。海外の求人に応募して面接を受け、採用されれば移住となります。「海外求人・海外転職」で検索すれば、海外求人のサイトが複数見つかりますよ。

この場合は収入もビザも一度に解決しますし、住む場所も提供される可能性があります。

今いるフィリピンの求人を見てみると、日系の会社の人事や通訳、営業が多いです。高卒以上、日常英会話レベル、PCスキルといった要求で、社宅付きのものもあります。

求人にビザ支給を明記している場合もありますが、そうでない場合は事前に確認を。中には就労ビザを支給せずグレイな状態で働かせるつもりの会社もあるので要注意です。

先進国の場合は、東南アジアなどに比べて就労ビザの取得は厳しい傾向に。現地の大学にまず留学し、在学中にインターンした会社に入るという方法をとる人も多いです。

少しお金はかかりますが、社会人から大学生になる人も海外では多いので、この方法でトライするとうまくいくかもしれません。

もちろん、あなたの今いる会社に海外支社があるなら、希望の国に配属してもらえるよう頼んでみるのも一つの方法です。

フリーランスとして移住する

プログラミングやウェブデザイン、ウェブライティングなどのスキルがある人は、フリーランスとして移住するのもおすすめです。

パソコンがインターネットにつながりさえすればどこでも仕事ができるので、移住先を変えることも簡単にできます。

ヨーロッパ、中東、南米、アジアなどのいろいろな国がいわゆるノマドビザを発行しています。有名なところではドイツやポルトガル、ルーマニアやクロアチア、アルゼンチンやドバイ、マレーシアなど。

ただしどの国も、リモートワークでけっこう稼いでいないと対象にならないようですので要チェックです。

私もこのパターンでの海外移住経験がありますが、海外転職と違って旅行や一時帰国のために休みを取らなくてよいのが良かったです。長いワーケーションのような気持ちで、気軽に移住できます。

日本にいるときから始めておき、軌道に乗ったところで海外に移住するのが理想ですね。

翻訳やウェブコンテンツ関係の仕事なら、時差を気にする必要がないのでよりおすすめです。

ノマド向きの仕事をいくつか挙げておきます。移住を考えている人は、今からいずれかのスキルを身に着けて、クラウドソーシングサービスなどで実績を積んでおくと良いです。

【日本語教師】
現地の学校などで働くにも良いですが、オンラインレッスンの教師として登録して働く人も多いです。一般的には、

・日本語教師養成講座で420時間コースを修了する
・日本語教育能力検定試験に合格する
・大学・大学院の日本語専攻を修了する

のいずれかの条件を満たすことが求められます。

日本語教師養成講座には厚生労働省による教育訓練給付金制度が適用され、国から最大10万円の支援を受けながら学ぶことができます。

あるいは逆に、英語圏に住んでいることを強みにしてオンラインの英語教師という方法もあるでしょう。私の友人の一人は中国に住む日本人ですが、オンラインで中国語を教えています。

【通訳・翻訳】
通訳は現地の会社でも需要がありますが、ノマドとして働くなら翻訳がおすすめ。友人の一人は、家電製品や電子機器の説明書を翻訳する仕事をずっと続けながら、いくつもの国に移住しています。

通訳や翻訳に必要な資格はありませんが、TOEIC・TOEFLやビジネス通訳検定などを持っていれば語学力の証明となり、仕事を取りやすくなります。

クライアントは経験を重視しますので、クラウドワークスやココナラ、Conyacなどのクラウドソーシングサービスを利用するなどして実績を積んでおくと良いです。

医療やスポーツなど、専門性のある分野を売りにできれば、機会も報酬も多くなりますのでおすすめです。

【イラストレーター】
イラストの才能と、IllustratorやPhotoshopなどのソフトウェアスキルがあれば、日本のクライアントから受注して海外でのリモートワークが可能です。

まずはクラウドソーシングサービスなどを利用して実績を積みます。その後出版社や雑誌社に営業をかけるなどして継続的に仕事をもらえるようになれば収入が安定します。

営業力がモノを言うので、SNSやポートフォリオサイトにも投稿するなど、多くの人の目に留まるようにすると良いです。

【IT・ウェブ系】
プログラマーやITエンジニア、ウェブライターやウェブデザイナー、動画の編集やSNSの運用代行などは、海外からリモートワークしやすい職種です。YouTuberなどもここに含まれます。

特に資格は必要ありません。養成課程を受講する、実務をこなしながら身に着けるなどの方法がありますが、仕事を取るのに大切なのは実績です。

始めは副業程度で良いので、小さい仕事や単価の安い仕事でも少しずつ受けて、ポートフォリオを充実させていきましょう。

留学する

現地の語学学校や大学に通う留学生として滞在します。海外では社会人が学生になることは普通なので、変に思われる心配はいりません。

少しお金はかかりますが、まず現地語を学ぶ学校へ入学する形で移住するのもおすすめ。学生ビザで滞在しながら、現地語が話せるようになれば一石二鳥です。

学校の先生は、学生が現地の生活になじめるよう助けたり保護したりするのも仕事のうちなので、こちらも遠慮なく頼って教えてもらうことができます。

私は学生としての移住も経験がありますが、学生ビザは取りやすいうえ学校が全部やってくれるのでとても楽です。基本1年ですが、現地で更新することができるため、帰国せずに複数年滞在できる場合が多いです。

学生しながら副業するという形で、長期の滞在をするのもおすすめ。学生ビザで現地で働くのは違法ですが、日本で収入が発生するリモートワークなら問題ないことが多いです。

副業については、ある程度の勉強やアカウント登録は日本で済ませておき、できれば日本を離れる前に業務を始めておきましょう

ノマドビザのある国なら、学業の傍ら実績を積んでノマドビザに移行するのもアリです。

学生ビザで滞在するうちに現地での就職や結婚のチャンスがあれば、ビザを切り替えて滞在を続けられる可能性もあります。

間に合う人はワーキングホリデーを利用する

いま30歳の人は、ワーキングホリデーがギリギリ間に合います。貯金もフリーランスのスキルもないという方は急いで!

ワーキングホリデー(通称ワーホリ)ビザは、取得のハードルが比較的低く、現地で仕事ができるビザ。オーストラリアやカナダが有名ですが、ほかにも多くの国で取得できます。

ワーキングホリデービザの取れる国(2023年4月現在)

オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、アルゼンチン、チリ、チェコ、アイスランド、リトアニア、スウェーデン、オランダ、エストニア、ウルグアイ

一部の国を除き、対象年齢は18~30歳31歳になる誕生日の前日までに申請を完了させていればOKで、発給から1年以内に入国する必要があり、入国から1年間滞在することができます。

間に合う人は、とりあえずワーホリで渡航し、バイト先に交渉して正式に雇用してもらう=就労ビザ支給という流れにうまく持っていけたらベストですね。

移住サポートを利用する

海外生活が初めての場合は特に、賃貸住宅やビザを含めさまざまな面でサポートが必要になる可能性があります。

留学の場合や現地に知り合いのいる場合は大丈夫ですが、そうでなければ悩んでしまうこともあるでしょう。

移住の相談やサポートをしてくれるエージェントがあれば、利用してみるのも一つの方法です。

Youtubeなどで、あなたの気になっている国に住んでいる日本人が発信しているチャンネルがあったら、彼らのプロフィールをチェックしてみましょう。留学や移住のサポートを仕事として受けている場合も多いです。

彼らの発信を見て好感や信頼感が持てていたら、連絡してみるのも良いと思います。

海外起業する

少し難易度が高いですが、現地で起業して成功する女性もいます。

飲食店やゲストハウス、日本人向けの不動産やヘアサロンなどは、日本人であることを生かして経営できます。日本よりも税金が安いなどのメリットがある国もあります。

ただし、現地の商習慣や法律、文化や言語についてよく知らないと難しいでしょう。信用できる現地人のビジネスパートナーが必要になることも多いです。

他の方法で移住し、ある程度の期間生活してみた後に起業する選択肢が妥当かもしれません。在住日本人や現地人のニーズがつかめており、土地勘や人脈もできているからです。

私の住むエリアに新しくできた日本人向けのスーパーが、内装も品ぞろえも他とは違ってとても素敵だったので少し調べたら、30代の日本人女性がオーナーでした。

少し割高ですが、欲しいもの、ワクワクするものを置いてくれているのでよく行っています。こんな風に自分の経験やセンスを生かして顧客の心をつかむ起業ができるといいですね。

あなたにピッタリの方法は見つかりましたか?どの方法をとるにしても、海外移住を成功させるには秘訣があります。続く部分で、エンジョイする秘訣や注意点をお伝えします。

30代女性の海外移住を楽しく成功させる秘訣8つ

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30代女性の海外移住を楽しく成功させるために、以下のポイントを心がけましょう。

おおらかに構えて違いを楽しもう

海外に移住すると、いろいろなことが日本と違います。日本では何の問題にもならないようなことが、全然うまくいかないことも。

日本と比べると、すべてがゆっくりでいい加減に思えます。「遅い!」「汚い!」「すぐ壊れる!」などと細かいことを気にしていると、イライラが高じて「きーっ!」となってしまいます。

現地の人々や社会はどうやって回っているのだろう?と観察してみると、みんな待つのに慣れていて、物事に高い期待を持っていないようです。このゆるさが、海外生活の幸福度を上げるコツ。

日本との違いにイライラするのではなく、違いを楽しむメンタルでいましょう。

自分に目標を与えよう

1番目のポイントと逆のことを言うようですが、海外移住を有意義なものにするためにはある程度の自律が必要です。達成可能な長期と短期の目標を設定しましょう。

海外にいると、こんなところで何をしているのか?という消極的な気持ちになることが時々あります。分がどこに向かっているのか、どれくらい進歩してきたか自がはっきりしていると助けになります。

週の半分は市場で買い物をして自炊する、現地の友達を1人作る、タクシーではなく現地の交通機関を利用してみるなど、簡単な目標でもいいです。ゲーム感覚でクリアでき、生活が充実しますよ。

言語をまじめに勉強しよう

英語や現地語がペラペラでないと海外移住できないということはありません。でも、ある程度話せるとよりスムーズに移住を成功させられますよ。

特に英語。英語圏に行くわけではなくても、英語をしっかり話せるようにしておくことにはメリットしかありません。

言語学校など、外国人の多い場面では英語が共通語

現地語は無理だろうと、現地人が譲歩して英語を話してくれているのに、英語もダメなんですとは言い出せなかった恥ずかしい過去が私にもあります。

友達作りにも、国際恋愛にも、現地就職にも、英語が話せて絶対に損はないです。現地語を前もってマスターすることはなかなか難しいので、英語だけでもしっかり復習していきましょう。

まずはお試し移住からはじめよう

いきなり家も車も引きはらって海外に移り住む、というのはハードルが高いです。合わなかったときに帰る場所がないという事態は避けたいですね。

まずはお試し移住から始めるのがおすすめです。移住を考えている国の観光ビザで滞在できる期間、暮らすように滞在してみましょう。

ホテルやリゾートに泊まったり観光地を巡ったりするのではなく、 AirBNBやキッチン付きのホステルで自炊しながら地味に暮らしてみることが大切。

気候や物価はもちろん、人々の雰囲気や街のニオイ、トイレに出る虫まで「これなら住める」「ちょっと違う」「無理!」など肌感覚で判断できます。

フリーランス移住を考えている人は、インターネット環境も試してみるチャンスです。雨の日や祝日はネットが悪い、ウェブ系の仕事はできるけどオンラインレッスンの仕事は無理など、実際のところを知る必要があります。

理想を言えば少なくとも1ヶ月過ごしてから決定するのがおすすめ。興奮が冷めて客観的に見られるようになりますし、お金の使い方も旅行モードから生活モードに切り替えられます。

また、お試し移住のときに知り合った人たちが、実際に引っ越してくるにあたり助けになってくれることもよくあります。仲良くなったら、連絡先を交換しておきましょう。

お金の算段はしっかりとしておこう

海外に移住すること自体はできても、海外に住み続けるには安定した収入が必要です。

生活費はもちろんのこと、ビザの更新にまつわる費用、体調不良による受診や帰国などの緊急事態に備える費用など、お金は多めに見積もっておきましょう。

また、どうしても他の人の助けを借りることが多い海外生活、お世話になった人へのお礼や交際費をケチることはおすすめできません。

海外生活が順調にいっていても、お金が尽きて帰国を余儀なくされる人は私の周りにも本当に多いです。

できるだけ多く貯金をして、それを切り崩さずに生活費をすべてあるいはほとんど賄えるような収入を確保するのがベストです。

情報収集するクセをつけよう

移住前はもちろん、移住してからも情報は非常に大切です。

出入国やビザ更新手続きの変更、停電や断水、感染症対策の変更、SIMカードや薬の購入に関する変更など、生活していると「知らなかった」では済まないことも多くあります。

現地語ができない場合は特に、以下のような工夫で重要な情報が手に入るようにしておきましょう。複数の情報源をストックしておくと良いです。

・その国に移住している日本人をSNSでフォローする

・その国に移住している日本人のブログやYouTubeをチェックする

・現地の日本人向きフリーペーパーを見る

・大使館のメールアドレスや電話番号を登録しておく

現地ニュースメディアで、英語やわかりやすい現地語のものがあればヘッドラインだけでも見るようにしましょう。

マンションの管理職員には会うたびに挨拶をして(可能なら少しおしゃべりもして)顔見知りになっておくと良いです。

また、信用できる現地人で英語のできる人がいれば関係を作っておくのもおすすめ。帰国のたびにちょっとしたお土産をあげておくのも良いです。

コロナ禍では必死に最新情報を収集しましたが、これら現地の人の親切がかなり助けになりました。

以上のような重要な情報以外にも、普段から在住者の何気ない日常を描くブログや動画を見ておくことで、食べ物や安全、現地人との付き合い方などについて理解を深められます。

全体像がわかっていれば、思いがけない状況に遭ったときに危険なのか心配いらないのかピンとくるものです。知っていればトクすることや、トラブルを避けられることも多いですよ。

安全第一を徹底しよう

どの国に移住するにしても、日本ほど治安が良くないことがほとんど。安全に気を配ることはとても大切です。

海外では、住まいや交通手段など、安全はお金で買うという意識が必要。安く上げようと思えば安全を犠牲にすることになります。

男性やカップルの海外移住なら、慣れるにしたがってこの辺のバランスを徐々にとっていくことも可能ですが、女性一人の場合は最優先を徹底するのが得策

根拠のない自信過剰は、周りに心配や迷惑をかけ、何より自分自身が傷つくことになります。

現地の習慣やマナーについて学び、地元の友人や移住の先輩のアドバイスに素直に耳を傾けることも大切です。

クレジットカードを作っておこう

海外移住の前に、クレジットカードを作っておくと良いです。

会社を辞めたり、住民票を抜いたりしてしまうと、クレジットカードが作れない可能性が高いです。退職前、転出前に作りましょう。

海外移住に際しクレジットカードを作っておきたい理由は次の通り。

・海外旅行保険が付帯している

・経済的な信頼性の証明になる

・外貨の現金がないときに支払いに使える

・外貨の現金の引き出しに使える(海外キャッシング)

・オンラインショッピングや配車・デリバリーアプリで使える

・日本で買い物の必要があるときに使える

1番目の「海外旅行保険」ですが、自動付帯の場合は移住から3ヶ月間有効です。また、一部の利用付帯カードを現地で利用することで、4ヶ月め以降も保険を効かせることが可能です。

カードによりますが、一般的にはキャッシュレスで受診でき、日本語サポートサービスがある場合は保険で受けることもできるので、急な病気や怪我でも安心ですよ。

また最後の「日本での買い物」ですが、親・祖父母へのプレゼントや友人の出産祝いなど、帰国せずに何か送りたいときに便利なんです。

アマゾンや楽天に贈り先の住所を入れて、クレジットカードで買うだけです。もしくはアマゾンギフトカードなら、住所を知らなくても相手のメールやラインにリンクを送るだけで簡単です。

なお、クレジットカードはできれば複数持っていると安心です。

海外での使用では、VISAやMASTERなど使えるブランドが限られていることもあります。また、理由不明の使用不可が出ることも少なくありません。

最近では不正利用でカードが止められることもあります。新しいカードは日本の住所に送ってもらえますが、次の帰国まで手元にクレジットカードなしというのはとても心細いです。

やはりクレジットカードは、ブランド違いで3枚くらいあると安心かなと思います。

続いて、30代女性の海外移住先の選び方をご紹介します。

30代女性の海外移住先の選び方

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30代女性の海外移住先を決める際には、次の要素を考慮に入れると良いです。

もちろん「絶対ココ!」というこだわりの行き先がある場合もあるでしょう。その場合でも、以下の情報を参考にして、移住が現実的であることを確認してください。

物価

移住先を決める際には、物価が大きな要素の一つとなります。

生活費が安く済めば、お金の心配が少なく済みますし、余剰資金を投資や貯蓄に回せます。一方物価の高い国では、十分な収入がないと不安です。

物価について調べるときに注意したいのが、生活レベルです。東南アジアなど物価が安いとされる国でも、日本にいるときと同じ便利さや美味しさを求めれば日本以上にお金がかかることが多いです。

地元の人と同じレベルで生活すれば確かに安く済みますが、彼らにとっては冷蔵庫や洗濯機がない、シャワーは水、ご飯はソーセージ一本と目玉焼きと米飯、という生活が当たり前だったりします。

ブログやYouTubeなどで移住者が発表している1ヶ月の支出は、参考にはなりますが、どんなところで買い物しているか、外食の頻度などから生活レベルを推し量りながら見るようにしてください。

中には旅行中のように毎週散財しているような人もいれば、奥さんが現地人で日本人にはできないようなテクを駆使している場合もあるので、一概に鵜呑みにはできません。

一番良いのはやはり、お試し移住で住みたいエリアに住んでみること。地元のスーパーや市場で買い物をして自炊し、数ヶ月家計簿をつけてみましょう。

治安

治安が許容範囲かどうかも、移住先を選ぶ決め手になります。

日本と同じくらい安全な国はなかなかありません。どんなに治安が良いとされる移住先でも、目立つ服装をしない、カバンを前に持つ、夜1人で出歩かないなど基本的なことは守りましょう

同じ国内、都市内でも治安の良いエリアと悪いエリアがあります。道一本隔てれば全然違うこともあるので、現地の情報をしっかり集めることが大切です。

治安の良いエリアに住むことはもちろんですが、趣味や仕事でよく行く場所があれば、治安の悪いエリアを通らなくてよいように住む場所を考えましょう。

当該国や近隣の国で政情が不安定になっているところは、しばらく決定を見送った方がよいでしょう。外務省の▶「海外安全ホームページ」などを参考にできます。

また、その国で一番大きな祝祭日(例えばクリスマスや旧正月など)の1~2ヶ月前からは、一般的にスリや強盗が増えて治安が悪化します。下見や移住の時期を決める際に参考にしてください。

言語

言語についての要素は、①英語の通じやすさ②現地語の難しさに分けられます。

① 移住して間もないころは特に、英語の通じやすい国の方がハードルが低いでしょう。たいして話せないと自分では思っていても、中学高校と最低6年きちんと習ってきた英語はやっぱり強いです。

聞き取れなくても書いてもらえばわかりますし、数字や色、食べ物やファッションアイテムの名前など、普段からカタカナで使っている単語も意外と多いです。

オーストラリアやニュージーランドなど英語を使う国はもちろん、そうでない国でも英語の通じやすい国がおすすめ。

基本どこの国でも、空港やホテルの従業員などは英語が通じますが、例えばタクシーの運転手に英語が通じる国なら、英語が通じやすいといってよいでしょう。

同じ東南アジアでも、フィリピンやマレーシアではタクシーで英語が通じました。タイやベトナムでは通じないことが多かったです。

② 英語で暮らす「お客さん」の時期を過ぎると、少しずつ現地語もできるようになりたいと思うはず。よりローカルに密着した生活が楽しめ、ぼったくられることも減るからです。

ここでぶつかるのが、現地語の難しさ。私は個人的に、タイやカンボジアのくねくね文字がダメで、ベトナム語やフィリピンのタガログ語のようにアルファベットの方が学びやすいです。

私のように文字がネックになる人もいれば、文法や発音の難しい方がイヤだという人もいます。また、マイナーな言語はテキストや先生が見つからないという問題もあります。

とはいえ「英語も通じにくいし現地語も難しいけど、そんなところも含めてこの国が好き!」という場合は、その気持ちを大切にすると良いです。好きなら多少困難でも踏ん張りがききます。少しずつ頑張ってみてください。

ビザの取りやすさ

国によって、長期滞在用のビザの種類や取りやすさは異なります。移住を考えている国にどんなビザがあるか確認しましょう。

・観光ビザ(どんな条件でどれくらい延長できるか?)

・学生ビザ

・ワーキングホリデービザ(申請30歳まで)

・起業家ビザ

・投資家ビザ(不動産を買うなど)

・退職者ビザ(リタイヤメントビザ。何歳から取れるかは国による)

・就労ビザ

・配偶者ビザ(現地での出会いに期待?)

まずどのビザで移住し、ゆくゆくはどのビザに移行したいか、それぞれのビザの条件やかかる費用を調べておきましょう。

これは変えられない部分なので、候補となる国がいくつかある人でも、ここで一気に絞れてしまうかもしれません。

仕事の見つけやすさ

移住して現地就職を検討する人の場合は、仕事の見つけやすさも重要です。

海外求人サイトを参考に、現地語や英語の能力、学歴や職務経験がどれくらい求められるのかチェックしましょう。

福利厚生も大切なポイントです。特に、ビザ支給や住居補助、帰国チケット補助などの条件を比較しましょう。

給与については、国によって物価が違うので、単純に比較できません。生活費に対してどのくらいもらえれば十分か、自分なりの希望金額を出しておきましょう。

帰国しやすさ

海外に移住したといっても、日本との縁が切れるわけではありません。自分や家族の緊急事態で帰国する場面もあります。日本からの距離の近さや直行便の有無は意外に大切な要素です。

一般的に、距離が近い方が飛行機のチケットも安く上がりますので、一時帰国費用の節約にもなります。

特に希望する国はないけど、とにかく海外移住してみたい!という方や、適応できるか不安のある方、完全移住せず2拠点生活から始めたい方は、なるべく近いところから選ぶのがおすすめです。

気候

海外移住に際し、気候も重要な要素の一つです。好みや身体に合った気候の国や地域を選びましょう。

私は寒い国と暑い国、両方に住んだことがあります。寒いところは変な虫が少ないのが好きでしたが、常夏の国は気温の大きな変動がないため身体がラクで、持ちものも少なくて済むのが良いと思いました。

日本で花粉症がある人は、花粉のない国に行くと非常に快適ですよ。のどの弱い人は、黄砂やPM2.5などの要素にも注意して選びましょう。

食事

食事が口に合うかどうかも、移住の重要なポイント。食は毎日のことなので合わないとストレスになりますし、きちんと食べられないと健康も損なってしまいます。

現地の食事が好きになれるか、日本食レストランや日本食材グロッサリーが気軽に利用できるか、他の国籍のレストランのバラエティはどうか、事前にチェックするのがおすすめです。

日本の味を求めればかなり割高になりますので、現地の食が口に合うなら食費をグッと抑えられますよ

食を重視するタイプの人は、日本にある移住したい国の料理を提供するレストランに行ってみると良いです。

ポルトガル料理やフィリピン料理などあまり聞かないものでも、調べてみるとレストランが見つかりますよ。

国民性

移住に際しては、その国の国民性や文化に自分がなじめそうかどうか考えてみましょう。

まずは、親日感情の高いところがおすすめです。

また、日本と比べるとたいていの国は、

・家族や親戚を大切にする

・時間にはルーズ

・仕事のために生きるのではなく、生きるために仕事をする

・パーティーやイベントが好き

といった傾向があるように感じられますが、国によってその程度には差があります。

誰にでもフレンドリーに接するお国柄もあれば、他人には冷たいがいったん友人になると熱いというお国柄もあります。

さらに、海外では宗教を持つのが普通で、宗教が文化や生活、人々の人生観に深い影響を与えています。

宗教色が濃い文化だと、肌に合わないと感じる日本人もいるようです。宗教だけでなく、愛国主義や王室崇拝が非常に強い国もあります。

これらの強い信念を故意に、あるいは知らずに冒涜するような言動をしてしまうと、痛い目に遭いかねません。

お試し移住の際に意識して現地の人の生活を知るようにしたり、移住の先輩に話を聞いたりして、自分が居心地よく過ごせるか、違いを尊重して楽しめるか考えて決めましょう。

医療

いざというときに、ある程度のレベルの医療が受けられることも大切です。

例えば北京やマニラ、ホーチミンといった大都市では、先進国ではなくてもかなり進んだ医療を受けられます。日本がまだ認可していない新しい医療をすでに実践している場合もあります。

海外では、富裕層向けのエリア・病院での医療レベルと、そうでない場合の医療レベルが大きく異なることが多いです。

首都エリア・大都市エリアなら、お金さえ出せばそれなりの医療が受けられるでしょうが、地方都市に住む場合はしっかり確認を。

海外旅行保険が使える、先進的な病院がある最寄りの大都市まで、どんな交通手段でどれくらいの時間かかるかチェックしておきましょう。

では、上記を踏まえて30代女性の海外移住先としておすすめの国はどこなのか見てみましょう。

30代女性の海外移住におすすめの国8つ

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30代女性の海外移住におすすめの国を8つご紹介します。

カナダ

カナダは英語圏で、治安が良く医療水準も高い、人気の移住先です。日本人のコミュニティや日本食のお店も多いので、暮らしやすい環境と言えます。

自然が美しく、多様な価値観を尊重する多文化主義が浸透しているので、生活を楽しめるでしょう。ワーホリや留学で移住する人が多いです。

日本からはトロントやバンクーバーなど4都市へ直行便があり、行き先の都市によって飛行時間は9~12時間です。

オーストラリア

オーストラリアには、10万人近くの日本人が移住しています。英語圏であり、ワーホリが使えるので、初めての海外移住先としてよく選ばれている国です。

南半球なので季節は逆転しますが、時差が少ないので日本とのリモート会議などが入る人はとても便利ですよ。

空気がきれいで、空がびっくりするほど青いです。平均給与が高いので、現地で働くことができれば貯金がしやすいでしょう。

主要6都市へ4社が直行便を飛ばしており、所要時間は都市によって7〜10時間です。

ドイツ

ドイツはフリーランスビザを取得しやすいのが高ポイント。ヨーロッパの中でも日本人が多く住んでいます。

ドイツ語は非常に難しいことで有名ですが、英語を話せる人が多いので移住はしやすいです。

ドイツ人の几帳面な国民性が日本人と合うので、時間厳守や仕事のクオリティのことでイライラさせられることが少ないかもしれません。

また、ドイツ人・外国人問わず、公立学校の学費が小・中・高・大学まで無料。将来現地で家庭を築くことも視野に入れている人にはメリットが大きいですね。

ただし冬はたいへん寒いので、苦手な人は要注意です。

フランクフルトやミュンヘンなど3都市に直行便があり、飛行時間はおよそ12時間です。

オランダ

オランダも、フリーランスや起業家におすすめの国。日本とオランダは古くからのビジネスパートナーで、1912年に締結された「日蘭通商航海条約」がいまでも生きているので、日本人の起業が優遇されています。

オランダ語は難しいですが、英語はある程度通じます。首都アムステルダムへの直行便があり、所要時間は12~13時間です。

ポルトガル

ポルトガルはヨーロッパの中では物価が安く、医療水準も高いため、ひそかな人気を集めている移住先です。

ポルトガル語がメインではありますが、英語もよく通じます。私が行ったときは、小さなレストランの従業員でも英語・ポルトガル語・スペイン語を話していましたよ。

ポルトガル料理は日本人の口に合います。素材の味を生かした、魚や貝のやさしい味で、毎日でもイヤになることはないです。美味しいワインがミネラルウォーターより安くて最高です。

冬でも比較的暖かい気候なので、寒いのが苦手な人にもおすすめです。

ただし、日本からの直行便がありません。パリやアムステルダムなどで乗り継ぎの必要があります。乗り継ぎを含めた所要時間は20時間ほどで、帰国はちょっと大変ですね。

タイ

物価が安くビザも取りやすいタイには、世界で4番目に多い7万人の日本人が移住しています。

私が初めてバンコクに行った時の印象は、失礼ながら「ここはもはや日本のバンコク県といっても過言ではない」でした。

大戸屋、かつや、一風堂など日本のチェーン店が普通にたくさんあり、日系のホテルやショッピングモールも多いです。

私はむしろタイらしい気分を味わいたいからと、わざわざ中心部を少し外して宿泊先を決めたほど。

私は海外移住した友達に会うと必ず「現地生活の楽しさとストレス」についてインタビューするのですが、タイ在住の友人は「ストレスは特にない」と答えており衝撃的でした。

その友達の性格によるところも大きいでしょうが、とにかく暮らしやすい環境であることは確かです

日本との時差は2時間、直行便は豊富にあり、所要時間は6時間です。ただしタイ語は例のグニャグニャ文字で難しいです。

また仏教国のためアルコール飲料の販売場所や時間が限られていて、酒好きの人は若干不便を感じるでしょう。

マレーシア

マレーシアは経済成長と物価の安さのバランスが良く、日本人にとって魅力的な移住先です。

イスラムと中華系の混ざった独特の雰囲気です。国教はイスラム教なので、ヒジャブの女性やモスクのある街並み、スピーカーから流れるお祈りの声などを異国情緒として楽しめる人に向いています。

ナシゴレンなど料理はとても美味しいです。宗教的に豚肉を食べない、断食の時間がある、飲酒関係については現地の人の気分を損ねないよう配慮が必要です。

私も、お祈りか何かの時間になったのに気が付かず、値段交渉を続けていたので、仕方なく一人だけ残って対応してくれました。後で気が付きましたが、申し訳ないことをしたなと思います。

英語が通じる確率は、アジアの中では高いです。首都クアラルンプールへの直行便があり、所要時間は7時間です。

フィリピン

日本から近い、英語が通じる、ビザが取りやすいという3点において群を抜いているのがフィリピンです。

日本から直行便が豊富にあり、4時間半という近さなので、日本にも拠点を残して両方で活動するタイプの移住にもピッタリ。

現地語はタガログ語(フィリピノ語)ですが、学校教育は英語で行われており、お店でのやり取り、ニュース、問い合わせ電話などすべてアメリカ英語です。

ハッピーでフレンドリーな国民性で、人々は配慮やもてなしの精神に富み、学ぶところも多いです。基本的に温かく進んで助けてくれるため、友達を作って現地になじむのも難しくないでしょう。

治安に不安を持つ人も多いですが、マカティやBGCなど治安の良いエリアを選んで住むのがおすすめ。

ただしそういうエリアは物価が他のアジアの都市に比べて高めです。特に電気代が日本と変わらないほど高いので、エアコン必須の気候ではつらいところです。

医療については、富裕層向けの病院ならかなり高水準の医療を受けられます。アメリカでは医療費が高いので、アメリカ人がわざわざフィリピンに来て治療を受けることもあるとか。

現地の食事は「白米が進む系」のおかずが多いので、健康を気にする方は自炊推奨です。でも、一年中いろいろなトロピカルフルーツが楽しめて最高ですよ。

それではいよいよ、海外移住に向けた準備の流れをご説明していきます。

30代女性海外移住の流れ

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海外移住への気持ちが固まってきたら、次のような流れで準備していきましょう。

海外移住の目的やビジョンを明確にする

まずは移住の目的を決めておきましょう。移住はゴールではなくスタートです。ビジョンが明確でないと、時間だけが過ぎてしまい、後悔することに。

自分はなぜ移住したいのか、どんな風になりたいのか、よく考えて明確にしておきましょう。

情報を集める

インターネットや本で情報を集め始めましょう。YouTubeやブログをたくさん見るのも良いですし、実際に海外移住している人に話を聞く機会があればぜひそうしてください。

日本人移住者が多い国や都市は、情報も多いです。初海外移住は、あえて情報の多い場所や知り合いが住んでいる場所を選ぶのも一つの方法。ある程度慣れてから、もっと興味のある場所に移動できます。

ビザの準備をする

ノービザや観光ビザで最大どれくらい滞在できるのか、現地で簡単に延長できるか、調べましょう。

より長期のビザへ切り替えを考えている場合は、必要書類や金額を調べておくと、その時になって取り寄せたりする必要がなくスムーズです。

海外転職による就労ビザや留学の方は、先方の会社や学校の指示に従って準備を。

旅行またはお試し移住をする

1週間~10日の長めの旅行、あるいは2~3ヶ月のお試し移住をしてみましょう。

資金の準備・英語の勉強をする

最終的に移住先がどこになっても、お金と英語は必要です。早い段階で始め、ほかの準備と並行してコツコツ行っておきましょう。

渡航が本決まりになってきたら手続き関係もチェック

渡航が本決まりになったらやることはたくさんあります。チェックリストを作り、優先順位を定めて、一つ一つ片づけていきましょう。

・海外旅行保険(クレジットカードを含む)

移住したては体調を崩す可能性が高いため、海外旅行保険に入っておきましょう。クレジットカードに付帯するものでもよいです。

ただし、医療費の高い国へ行く場合は、クレジットカード1枚の付帯保険では賄いきれないことも考えられます。いくらまでカバーされるのかをチェックして、必要なら複数枚の付帯保険を効かせるようにしておくと安心です。

・歯の治療、健康診断、ワクチン接種

特に症状がなくても歯科医院を訪れて検診を受け、治すところがあれば治してもらいましょう。一般的に歯科は海外旅行保険でカバーされないことが多く、海外で治療すると高くつきます

可能であれば出発前に健康診断も受けておくとよいです。移住後も、日本帰国時あるいは現地でチェックアップしてくれるところを見つけて、毎年検診を受けるのがおすすめ。

発展途上国へ移住する場合は、A型肝炎や破傷風のワクチンを打っておくと良いです。義務ではありませんが、安心して食べたり出かけたりできるので私は打ってよかったです。

加えて、はしかや狂犬病などが現地で流行っているのが分かっていれば、渡航前に打っておくと安心です。

渡航先の国によって推奨される項目が違うので、▶厚生労働省検疫所のページから確認してください。

・郵便の受け取りを実家などに設定

海外に住むにあたり、日本国内で郵便物を受け取れる住所(実家など)があるとよいです。住所の候補がいくつかあるなら、一時帰国時に拠点とするつもりの場所に近いところにしましょう。

現住所と実家などが離れている場合は、現住所から直接住民票を抜いて海外転出するよりも、クレカ、銀行口座、住民票、本籍地などいろいろなものをいったん実家などに移しておくと便利。

一時帰国時に限られた時間でいろいろ済ませるのに、ロスがありません。

・市役所で海外転出届を提出(=いわゆる「住民票を抜く))

ある程度まとまった期間日本を留守にするなら海外転出をするのが基本。住民登録を置いておく人もいますが、保険や年金、税金(特に昨年所得があった場合)がかかってくるので要注意です。

・携帯電話をどうするか考える

これは地味に悩ましい問題。海外生活ではローミングより、現地SIMを買って入れ替えるのが基本おすすめです。

ただし、海外でSMSを受け取れる日本の番号が一つあればとても便利。ネット取引のさいにSMS認証を求められることが多くなってきたためです。一時帰国時にも、到着してすぐにスマホを使えるので便利です。

月々最低金額を払って番号を維持でき、海外でもSMSを受け取れるサービスとしては、楽天モバイルやPOVOなどがあります。渡航先によっても条件が違うので、チェックしてみると良いでしょう。

1回目の一時帰国時期をある程度考えておく

個人的な経験から、渡航時に「次は来年の今頃」とか「だいたい半年後」など次回の帰国時期がざっくり決まっていると、いろいろなことがスムーズです。

特に初回の渡航では、渡航先の国で手に入る生理用品やスキンケア用品、常備薬やサプリが体に合うかどうかまだわかりません。合うものが見つかるまで、持って行ったものを使うのが無難です。

帰国時期を大体決めておけば、現地調達のめどがつくまで、半年なら半年分を持っていくことができます。

また、ワクチン接種も種類によっては半年などの間隔をあけて複数回打つものがあります。日本で健康診断や歯科検診を受ける場合は、その計画も立てやすくなります。

そして、意外に見落としがちなのが、私たちを送り出す家族の気持ち。自分は期待と不安が半々かもしれませんが、家族は不安しかないです。

「〇月にはまた顔が見られる」と、一時帰国の時期が分かっているだけでずいぶん安心させることができますよ。

上記のように、するべきことがたくさんある中、出発の日は刻一刻と迫ってきます。考えること、決めること、会うべき人など無限に出てきてバタバタしがち。

・余裕をもって計画を立てる

・優先順位を決めて守る(重要でない用事を断る)

ことを心がけ、疲れすぎ・やり忘れによる後悔のない出発日を迎えましょう。

30代の海外移住で自分の人生を思いっきり生きよう!

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30代は女性の海外移住にピッタリのタイミング。20代のころよりも自分をよく理解し、お金や時間に余裕ができた今、広くて自由な世界へ飛び出してみませんか。

いくつか方法がある中で、今ホットなのはリモートワークでのフリーランス移住。あらかじめ副業として始めたものを軌道に乗せて、海外に持って出るのが理想の流れです。

海外移住してみようという気持ちが少しでもあるなら、貯金と英語を今すぐ始めましょう。これからは、自分のために自分らしく生きることを楽しんで。呪縛が解けたら、自然体の自分の輝きにきっとビックリしますよ!

30代の今だからできること、たくさんあります!:▶アラサーになる前に知っておきたい、20代と30代の決定的な違い5つ

この記事の監修者

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この記事の監修者

美容ライフスタイルアドバイザー

ヒロコ

医療機関に8年間勤務→長年の敏感肌を克服した経験からスキンケアのコツを美容系メディアで情報発信→読者の方から肌悩みの相談を多数いただくようになったことをきっかけにフリーランスブロガーに本格転身→海外移住→3Qsにジョインし美容・ライフスタイル情報発信を担当。昨日より今日の自分をもっと好きになってもらえるとうれしいです。

医療機関に8年間勤務→長年の敏感肌を克服した経験からスキンケアのコツを美容系メディアで情報発信→読者の方から肌悩みの相談...

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