食べたいものがなくて、食事のときに悩んでしまう。そんな経験をしたことはありませんか?食欲は3大欲求の1つでありながらも、悩みを抱える人が多いのが現状です。
今回は、食べたいものがないという悩みを抱えた人のために原因や対処法を紹介していきます。様々な原因があるので自分に当てはまる部分を探しつつ、解決策を見つけていきましょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。
フリーライター
shima
OLやアパレル販売を7年経験したのち、フリーのライターに。美容やファッションに関することが大好きで、SNSでの情報収集を日課にしている。30代に向けた最新トレンドをお届けします!
OLやアパレル販売を7年経験したのち、フリーのライターに。美容やファッションに関することが大好きで、SNSでの情報収集を日...
食べたいものがないと思う6つの原因
忙しい毎日を送っている30代女性にとって食事を決める時間は貴重な時間の一部です。そんなときに食べるものが決まらないと困ってしまいますよね。
しかし、何かを食べようと思う気持ちはありながらも、何を食べるか決められないことには原因があります。原因が分かれば解決方法も見つかるので、まずは食べたいものがないと思う原因を6つ紹介していきます。
1:ダイエットを意識して我慢しすぎた
ダイエット中など意識して食べることを我慢していると、食欲があっても「食べたいものがない」と思ってしまいます。30代になると10代や20代のときのように体重が落ちにくくなることがほとんどです。
仕事が忙しくて運動はできないからと、ダイエットが食事制限中心となると必然的に食べたいものを我慢することに。その我慢を続けすぎたために、食べたいものを見失っているのです。ダイエットで食べたいことを我慢しすぎるのはいいことではありませんよ。
2:心身ともに疲弊して無気力になっている
仕事が忙しすぎて心身ともに疲弊して無気力状態になっていると「食べたいものがない」という心理状態になります。食べることを決めることに労力を回す余裕がなくなり、食べること自体が面倒だと思うこともあるでしょう。
「食べる時間があるなら休みたい」「お腹は減ったけど食べるのがしんどい」と食事に対して前向きな気持ちを失ってしまいます。このような状態は体を壊す原因となりかねないので注意が必要ですよ。
3:優柔不断で決められない
そもそも、優柔不断で何かを決めることが苦手な30代女性は食べるものを決めるのにも時間がかかります。優柔不断な人は、基本的に何かを決めるのを他人に任せたり決断するのを先に延ばしがち。
そんな優柔不断な人の生活が実家暮らしから一人暮らしor同棲などに変化すると「食べたいものがない」と困ることになるのです。
4:同調しすぎて自分の意思を失っている
友達と食事に行ったときなど、同調してしまうことはありませんか?
自分が食べたいものを選ぶのではなく、相手の食べたいものに合わせてばかり…「嫌われたくない」「自分だけ違うものを食べたくない」そんな気持ちが同調行動に繋がるのです。
自分で決断することから逃げていると、いざ一人で食事をする際に選ぶことができなくなります。
5:自分の欲求に対して鈍くなっている
自分の欲求に対して鈍くなっているのも、食べたいものがないと思う原因の一つです。日常的に食べたいものを考えていると、食欲が鈍くなることもありません。しかし、食事を楽しみではなく義務だと思っているタイプの人は、食欲が鈍くなりがちです。
他にも我慢をしすぎた結果、欲求を見失っている人も掘り下げればこのタイプになります。食欲だけでなく、物欲や性欲なども鈍くなっているという人もいるでしょう。
6:空腹ではなく喉が渇いているだけ
喉が渇いたことを空腹だと勘違いしている場合は、食べたいものも見つかりません。普段から上手に水分を摂取できている人なら、喉が渇いたことと空腹を勘違いすることは少ないです。
しかし、仕事が忙しくて水分補給をする時間も中々取れない人は、喉の渇きを空腹と間違えてしまうこともあります。喉が渇いてから水分補給をするのでは遅いとも言われており、こまめに水分補給をすることはとても重要です。
空腹と勘違いするだけならまだしも、脱水症状となってしまえば大変なので水を飲む習慣をつけましょう。
何が食べたいかわからない時の7つの対処法
仕事で忙しい毎日の中での食事。せいぜい1日3回しかない食事、せっかくなら自分の本当に食べたいものを選びたいですよね。ここからは、何を食べたいかわからない時に食べたいものを見つける方法をご紹介します。もし、あなたが食事への関心を失っているのであればぜひお試しあれ。
1:ネットで料理写真やレシピを見てみる
インターネット上には、たくさんの料理の写真やレシピが溢れています。食品を探しに行くのが億劫でもネットで料理の写真やレシピを探すのは簡単です。
食べたいものが見つからないときでも、「美味しいごはん」「簡単レシピ」と検索すれば、食欲が湧くような写真やすぐに作れそうなレシピがたくさんヒットします。また、普段から暇な時に食事について検索するようにしておけば、「これ食べてみたいな」「このレシピを作ってみよう」と食への興味も復活するでしょう。
2:お店の食品コーナーに立ち寄ってみる
お店の食品コーナーに立ち寄ってみるのも、食べたいものが分からない対処法としては効果的です。食べたいものがなくてもお店の食品コーナーに並んでいる食材を見るとで、食欲が湧いてくることがあります。
お店で食材を見て、少しでも食欲が湧いてくるものを見つけるつもりで行ってみましょう。実物を見て美味しそうな匂いを嗅げば、「これ食べたい!」と思えるものも見つかるはずです。
3:ストックの中で一番消費期限が近いものを食べる
消費期限の近いものから食べていくのも、食べたいものがない人におすすめの対処法です。冷蔵庫の中にあるもので消費期限の近いものを探し、その食材を基準にメニューを決めていきます。
食事メニューを簡単に決めることができるだけではなく、食材を腐らせないというメリットもあります。合理的な理由で食べたいものを決めれば、「妥協をして食べた感」も薄れます。冷蔵庫をチェックして消費期限の近いものを使うようにしてみましょう。
4:人が美味しそうに食べている動画を見る
人が美味しそうに食事をしているところを見ると食欲が湧いてくるってことはありませんか?
「誰かが食べているところを見ると途端にお腹がすいた」なんて経験をした人もいるでしょう。YouTubeなどの食事動画を見れば、あなたの食欲も刺激されるかもしれません。
一人暮らしの30代女性の中には、食事動画を見ながら自分も食事をする人もいます。食事に対して前向きな気持ちを持つきっかけともなるので、ぜひ調べてみてくださいね。
5:手の込んだとっておきの料理を作ってみる
「料理をする時間はあるけど、食べたいものがない」という人におすすめなのが、手の込んだとっておきの料理を作ってみることです。普段は仕事で忙しくて手の込んだ料理を作る時間はないかもしれません。毎日の料理を頑張るのは大変ですが、休日だけなら気分転換にもなりますよ。
手の込んだ料理は達成感や満足度もアップするので、食べたい気持ちも大きくなることでしょう。何か1品気になるレシピがあれば、少し手間がかかっても挑戦してみてくださいね。
6:誰か誘って一緒に食事をする
食べたいものがないと思ってしまうのは、一人の食事だからかもしれません。誰かと一緒に食事をすれば、食事も楽しくなるでしょう。また、自分のためだけに料理を作るよりも、誰かのために料理をする方が楽しさを感じることができます。
いつも一人で食事をしている人は、ぜひ誰かを誘って一緒に食事をしてみてください。大切な人と食事をすることを考えれば、食べたいものも思いつくようになりますよ。
7:曜日ごとに食べるものを決めておく
食べたいものがないと思うのは、選択肢がたくさんあるからかもしれません。そこでおすすめなのが選択肢を絞ることです。曜日ごとに食べたいものをあらかじめ決めておけば、選択することを避けられます。
自分が作りやすい料理や忙しい時でも食べやすいものをピックアップして献立を決めていけば、食べるもので悩むこともなくなりますよ。食べたいものがないというストレスを取り除くことで、自分が食べたいものを見つけやすくなるでしょう。
食べたいものがないのは病気の可能性もある!?
食べたいものがない理由は、上記で紹介した以外の場合もあります。その中でも注意しなければならないのが病気だった場合です。食べたいものがないことが症状として現れる病気には「うつ病」「消化器系の病気」「摂食障害」などがあります。
1日2日食べたいものがないだけなら大丈夫ですが、何日もその状態が続くなら病気の可能性があるので要注意です。それぞれの病気について詳しく紹介していくので当てはまる部分がないかチェックしてください。
1:無気力状態で何も考えられない「うつ病」
うつ病は心の病気だと言われていますが、食欲にも影響します。うつ病になると、日常生活に強い影響が出るほどの気分の落ち込みが続いたり、無気力状態で何も考えられなくなります。
症状が進行していくと、食事をすることさえできなくなってしまうこともあるでしょう。食事をしなければ元気も出ないので、さらに病気の進行を進めていくことにもなります。もし、無気力状態で食欲がない場合は病院を受診することも視野に入れましょう。
2:食欲不振でお腹が空かない「消化器系の病気」
次に気をつけなければならないのが、消化器系の病気です。消化器系の病気には「胃炎」「胃潰瘍」「逆流性食道炎」などがあります。
これらの病気になると吐き気や胃もたれなどの症状があり、それが原因で食欲がなくなります。病気を放置しておくとさらに症状を悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。
3:食べたいのに食べられない「摂食障害」
摂食障害も食べたいものがないと思う原因です。摂食障害となる原因は家庭環境であったりダイエットなど様々です。何か一つの原因によって発症するものではなく、社会的要因や心理的要因、生物学的要因が重なって起こる多因子疾患だと考えられています。
若い女性に多いとされている摂食障害ですが、痩せ願望の多い日本人の性格と忙しい仕事でのストレスが合わさると30代女性でも発症する可能性は十分あります。
食べたいのに食べられない状態なら、摂食障害を疑ってみる必要があります。
食べたいものが決まらない時に!おすすめの食べ物アイディアランキングTOP6
食べたいものがないときの対処法をお伝えしましたが、それでも食べたいものが決まらない時ってありますよね。自分で食べるものを中々決められない優柔不断な人にもおすすめの、食べ物アイディアをランキング形式で紹介していきます。「今日はどうしても食べるものが決まらない」そんなときはぜひランキングから選んでみてくださいね。
1位:自分の好物
何を食べるか悩んだときは自分の好物を食べてみてください。「体調が悪い時でも好物なら食べられる」「何も食べたくないけど好物なら食べる」という人もいるくらいなので、好物は困ったときにぴったりです。
自分の好物なので食べたくないと思うことは滅多にないでしょう。食べるものが決まらないときは一番自分が好きなものを選びましょう。
2位:栄養バランスの整った「完全食」
栄養バランスも考えて食事をするなら「完全食」がおすすめです。完全食とは、それ一つ食べるだけで必要な栄養を摂取できる食事のことです。完全食のタイプは一種類ではなく、パン・パスタ・ヌードル・グミ・ドリンクなどさまざまな形状から選ぶことができます。
その日の気分や自分の好みによって選ぶことができるのがいいですね。また、それ一つで栄養を摂取できるので忙しい30代女性にぴったり。忙しくて食べたいものを選んでいる時間がないなら栄養を気遣った完全食を選びましょう。
3位:連日食べれてスパイス効果も◎「カレーライス」
みんな一度は食べたことがあるはずのカレーライスは、食べたいものが見つからないときに最適のメニューです。野菜をたくさん入れることで栄養をしっかりと補給できます。カレーと相性のいい野菜は多く、冷蔵庫の中のあまりもので作ることも可能です。
栄養補給もできて残り物を使いきることのできるカレーライスは便利なメニューですね。スパイシーな香りにも、食欲を刺激されてご飯も進みます。一度作っておけば数日間食べることができるので忙しい人にはぴったりです。
4位;お腹に優しくアレンジも!「おかゆ・雑炊」
体が疲れていて、食べたいものが分からないならおかゆや雑炊などのお腹に優しいものを食べましょう。具材を増やすことでたくさんの栄養を摂ることができますし、作るのも簡単です。
「仕事中に体調が悪くなって今日は何も食べたくない」そんなときでも何かしらは胃に入れておきたいもの。消化もいいので疲れているときにはぴったりですよ。好きな味にアレンジして食べてみてください。
5位:つるんと食べやすい「うどん・そば」
うどんやそばなどつるんとして食べやすいものは、さっと食べることができます。仕事の合間で食事の時間が少ししかない時でも大丈夫。めんつゆさえあればすぐに食べられるのです。
薬味や具材によってアレンジを加えることもできるのが魅力です。温かい麺冷たい麺と2通りの食べ方があるので、季節問わず食べることもできますよ。
6位:さっぱりしていて種類豊富な「お寿司」
気軽に食べる印象の少ないお寿司ですが、実は簡単に食べられるうえに種類も豊富で忙しい30代女性におすすめの食事です。酢飯と生魚のさっぱりとした味わいは、食欲がない時にも受け付けやすいです。
頑張ったご褒美の時は少し高級なお寿司を選び、安く済ませたいときはスーパーで売っているものを選ぶといいですね。また、回転ずしなら変わり種メニューもあるので食べたいものも見つかりやすいのではないでしょうか。
風邪・つわりで食べたいものが思いつかない時におすすめの食べ物ランキングTOP5
食べたいものがない原因が風邪やつわりの場合は、基本的に体に優しいものがいいとされています。食欲はあっても食べられるものが少ないのが、風邪のときに食事に悩む理由です。
そこで、ここでは風邪やつわりのときにおすすめの食べ物を紹介していきます。
1位:野菜がたっぷり入った「スープ」
スープなどの液体は胃に優しくて体が弱っているときにぴったりです。野菜たっぷりにすることで栄養もしっかり摂れます。固形物は食べにくいというときでも、食べられるのがスープのメリットです。
味もさっぱりしたトマト味やコンソメ味、しっかりとした味のクリーム味などたくさんあります。スープならお湯を注ぐだけのインスタントタイプもあるので、体調を崩した時用に常備しておくといいですね。
2位:栄養豊富で食べやすい「バナナ」
バナナは栄養バランスがいいので風邪をひいているときにぴったりです。食物繊維も豊富で便秘改善も期待できるのがポイント。また、調理をせずにそのまま食べられるのがいいところですね。
風邪を引いていないときでも栄養補給におすすめの食材なので、バナナが嫌いでなければ毎日の朝食に取り入れてみましょう。ただし、風邪の症状で下痢が見られる場合は症状を悪化させてしまうかもしれないので注意してください。
3位:気分転換にも◎「柑橘類」
柑橘系の果物は食べやすいだけでなく、香りにリラックス効果のあるものもあります。つわり中でも食べやすいとされていて、柑橘系しかつわり中は食べられなかったという人もいます。
また、柑橘系と言っても種類はたくさんあるので飽きずに食べることができます。栄養もたくさんあるのでつわり中や風邪のときは柑橘系を用意しておくといいですね。
4位:喉を通りやすい「プリン・ゼリー・ヨーグルト」
プリン・ゼリー・ヨーグルトなど喉を通りやすい食べものは風邪を引いたときにおすすめです。ほどよく冷たいので、風邪で喉が痛いときにも食べやすいですよ。果物が入っているタイプを選べばビタミンも摂取できるのでいいですね。
また、ヨーグルトやプリンなら乳製品を使用しているのでお腹の調子を整えてくれる効果もあります。ゼリーなら賞味期限が長いものがあるので冷蔵庫にいくつか入れておくといいですよ。
5位:意外と食べられるかも!「ファーストフード」
つわり中におすすめの食べ物で以外なのがファーストフードです。健康にも悪そうなファーストフードですが、つわり中にファーストフードだけ食べれたという妊婦さんもいるのです。
高カロリーでおすすめはできませんが、何も食べられないのなら食べた方がいいです。体重増加も気になるところだと思いますが、まずは何かを口に入れることが大事だと覚えておいてください。
監修者「shima」のまとめ