「日本は同調圧力が強い」というのは、よく聞く話ですよね。30代女性のあなたも、同調しなければならない状況を強いられたことがあるのではないでしょうか?しかし、具体的に同調圧力がどんなものを指すのかわからないという方もいらっしゃることでしょう。今回は同調圧力の意味と特徴を紹介していきます。同調圧力に屈しない方法も紹介していくのでぜひチェックしてみてくださいね。
フリーライター
shima
OLやアパレル販売を7年経験したのち、フリーのライターに。美容やファッションに関することが大好きで、SNSでの情報収集を日課にしている。30代に向けた最新トレンドをお届けします!
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同調圧力の言葉の意味とは?
同調圧力とは、少数意見を持つ人に対して周囲の多くの人と同じように考え行動するよう、暗黙のうちに強制すること。会社や学校などさまざまな集団の中で起こる心理的な圧力で、否定的な意味で使われることが多いです。
しかし、同調圧力が働くことでメリットもあります。お互いに合わせようとすることでチームワークがよくなったりモチベーションが上がることもあるでしょう。あなたも気づかないうちに同調圧力の影響を受けているかもしれませんよ。
同調圧力とは日本人ならではの文化?
同調圧力は集団行動を好む性質を持つ日本人ならではの文化でもあります。場の空気を読むことができるとも言えますね。集団生活をする中で場の空気を読むのはとても重要なことです。
しかし、その能力がないと「空気が読めない」などと言われ孤立してしまうこともしばしば。日本ならではの良い文化である一方、それが誰かを孤立させることにもなります。そのため、孤立しないために空気を読んで集団に馴染もうという心理が働くのです。
同調圧力に屈してしまう30代女性の特徴
同調圧力に屈してしまえば、集団の中で孤立することなく安心感を得ることができます。しかし、その一方で自分の意見を言わずに我慢してしまったり、周りの期待に応えようと無理をしてしまうこともあるでしょう。
では、同調圧力に屈してしまうのはどのようなタイプの人なのでしょうか?同調圧力に屈してしまう30代女性の特徴を紹介していきますね。
1:社会性があり適応力が高い
同調圧力に屈してしまう30代女性の特徴のひとつめは、社会性があり適応力が高いことです。社会性とは、集団を作って生活しようとする人間の持つ基本的な傾向です。
日本社会は集団でなにかをすることが多く、人との関わりを求められます。どんな人とでも上手にやっていける適応力の高い人は、知らず知らずのうちに同調圧力に屈してしまうのです。
2:その場の空気を読むのが得意
同調圧力に屈してしまう30代女性の特徴のふたつめは、その場の空気を読むのが得意なことです。そもそも、同調圧力に屈してしまうというのは空気を読むということでもあります。
空気を読んでその場にあった行動をしている人は同調圧力に屈しているのです。空気が読めることは悪いことではありませんが、いつも空気を読んで自分の意見を隠していると疲れてしまいますよ。
【暗黙の了解】30代女性の身近にある同調圧力の例4選
30代女性にとって同調圧力はとても身近なものです。現時点で、同調圧力に屈さなければならない状況に置かれている人もいると思います。また、今後暗黙の了解のような雰囲気を周りに出されることもあるでしょう。
30代女性の身近にある同調圧力をいくつか紹介していきます。同じような出来事がないか思い出してみてくださいね。
1:周囲が残業している中で定時退社はできない
同調圧力の中でもっとも多いのが、周りが残業をしているから定時退社できないことです。近年、残業時間の短縮などを行う企業は増えていますが、残業している人はたくさんいます。自分の仕事はきちんと終わっているのに、周りが残業していると自分だけ帰りにくいと思ってしまったことはありませんか?
また、定時で退社している人に対して否定的な言葉をかけている人を見ることはないでしょうか。そんな場面を見ると、「みんなが残業していれば自分もしなければならない」といった心理に陥るのです。
2:飲み会への強制参加&最初の一杯は生ビール
飲み会は強制参加という会社に勤めている30代女性も多いのではないでしょうか?飲み会は仕事ではないのだからと断ろうとしても、暗黙の了解で参加をするよう促されることも同調圧力の一種です。
会社の経費で行われる飲み会ならまだ納得できるかもしれませんが、自費で参加となると精神的にも金銭的にもしんどいでしょう。
また、飲み会の最初の1杯は生ビールというのも定番。みんなが生ビールを頼む中、「私はカシオレで…」とはなかなか言えませんよね。
3:LINEなどをしていなければ「なんで?」
仕事のことだけでなく、プライベートでもみんなと同じでなければいけないとされることもあります。
LINEはスマホユーザーの多くが使用しているアプリですが、中には使用していない30代女性もいますよね。どのアプリを使用するかは個人の自由のはずなのに、LINEをしてないというだけで「なんで?」と言われてしまいます。
みんなが利用しているものを使っていなれけば異端扱い…やっていようがいなかろうが関係ないことでも変人扱いされてしまうのです。
4:有給取得時の「みんな頑張っているのに…」
同調圧力は、有休所得時にも影響します。有給は労働者の権利として認められていますが、自分の好きな時に有休を申請しようとすると、「みんな頑張っているのに」と嫌味を言われてしまうこともあります。
必要以上に残業を強いられ、有休さえも自由にとれないとストレスが溜まってしまいますよね。30代女性も、有休がとれずに嫌な思いをしたことはありませんか?周りと一緒にしなければならないという同調圧力が、有休さえも自由に取れない状況を作ってしまっているのです。
30代女性が同調圧力に負けないための5つのコツ
日本では社会的に同調圧力が深く浸透しているため、無意識のうちに同調圧力に屈してしまいます。では、同調圧力に負けないためにはどうすればいいのでしょうか。ここからは、30代女性が同調圧力に負けないコツを紹介していきます。同調圧力に負けずに自分の人生を生きたいという30代女性は参考にしてみてくださいね。
1:天然・不思議キャラで定着させる
天然キャラや不思議キャラは、周りとは違う行動をしているのに何故か愛されてしまいます。
周りと違う行動をしても、「あの子は天然だから」「少し変わっているけどいい人だ」と思われるポジションを手に入れることができれば過ごしやすくなりますよ。
同調圧力によって疲れたら自分のキャラを変えてみるのもいいですね。天然・不思議キャラを定着させるポイントは、偉い人への気配りには手を抜かないことです。天然なのに気配りはできる30代女性になりきりましょう。
2:多くのコミュニティに属する
多くのコミュニティに属するのも、同調圧力に負けないためには効果的です。職場と自宅の往復ばかりしている30代女性はどうしても同調圧力に負けてしまいがち。
職場の常識が世界の常識とまで思ってしまうので、たくさんの世界を知って職場の同調圧力が異常かもしれないと気付ける心の余裕を持ちましょう。
大人になっても同じ趣味の人と過ごす時間は楽しいものです。今からでもいいので、同調圧力に負けたくない30代女性は自分を受け入れてくれる仲間を大切にしてくださいね。
3:新たな意見を与えるつもりで発言をする
30代女性が同調圧力に負けずに勝つためには、自分の意見をはっきりと伝える必要があります。「周りに合わせなければならない」と思うよりも「新たな意見を周りに与えてあげよう」という気持ちで発言しましょう。
多数派の意見が正しいとは限りません。自分の意見を強く持って主張することが大切です。同調している人の中には、あなたの意見に賛成の人もいるかもしれませんよ。
「誰かが言ってくれたら賛同するのに」という人は意外と多いので、その先頭を行く気持ちで発言していきましょう。
4:異端であることに対し罪悪感を抱くのをやめる
自分が異端であることに対して罪悪感を抱かないようになれば、心もラクになるはずです。同調圧力に屈してきた30代女性は、周りと違う意見を持った自分がダメであると思ってしまいがち。
しかし、周りと違う意見を持っているのはいけないことではありません。何かで成功している人は異端児ばかりです。周りと違う意見を持っているからこそ成功する道を見つけることができるのです。あなたも、異端であることに罪悪感を抱くのをやめて誇りを持ってみてください。
5:論理的な理由を探し冷静に対処する
同調圧力を受けたときに論理的な理由で冷静に対処するのもおすすめです。無理やり残業をさせられたり、自由に休みがとれないのはいわば恫喝に近いものです。恫喝して強制させることは会社であってはならないことですよね。
上司から言われても焦って動揺してしまうのではなく、冷静に対処していきましょう。発言をしっかりとメモして証拠を残し、断っても相手がやめないようであれば然るべき場所に出て対処するべきですよ。
監修者「shima」のまとめ