「周囲からどう思われているか気になる」「できるだけ人から嫌われたくない」…これらはどんな人でも抱えている感情です。
しかし、あまりにも普段から不安になる。不安になりすぎて生きづらい…そう感じているのであれば、あなたは特別気にしすぎる性格なのかもしれません。
今回は、気にしすぎる性格の人のためにその特徴と原因、解決方法を紹介していきます。ぜひチェックしてみてくださいね。
フリーライター
shima
OLやアパレル販売を7年経験したのち、フリーのライターに。美容やファッションに関することが大好きで、SNSでの情報収集を日課にしている。30代に向けた最新トレンドをお届けします!
OLやアパレル販売を7年経験したのち、フリーのライターに。美容やファッションに関することが大好きで、SNSでの情報収集を日...
周りを気にしすぎる性格の30代女性の特徴15選
「何に対しても細かいことまで気にしてしまう」「周りが気になって仕方がない」
そんな不安で、何にも手がつかない…そんな悩みを抱えてはいませんか?
「普段から人に配慮をしすぎて自分らしくいられない」という状況が続けば辛いですよね。
まずは周りを気にしすぎる性格の人にありがちな特徴を15個紹介していきます。当てはまるものが多いほどに、あなたは心が繊細で気にしやすい性格ということですよ。
1:人の表情や声色に敏感
周りを気にしすぎる人は人の表情や声色に敏感です。会話をしているときも相手の表情ばかりをうかがってしまいます。
また、相手の声のトーンが少し下がっただけで怒らせてしまったのではと不安に思うのです。
誰かと一緒に居る時や話をしている時に、相手の様子ばかりうかがって内容が入ってこない…という場合には、かなりの気にしすぎる性格でしょう。
人の表情や声のトーンによって自分の気持ちに変化があるか考えてみてください。
2:真面目で昔から優等生タイプ
真面目なのも周りを気にしすぎる性格の人の特徴です。
学生の頃から優等生と呼ばれるタイプの人で、約束は必ず守ります。また、周囲から「こんなこともできないのか」と思われたくないので、苦手なことでも必死に頑張ります。
結果的になんでもできる優等生だと周囲からは思われるのです。
しかし、その優等生な姿も必死の努力あってのもの。人からの期待を裏切らないように、誰からも非難されないようにと気にしすぎた結果です。
3:几帳面で決まりごとを守らないと落ち着かない
周りを気にしすぎる人は几帳面な人でもあります。文字を書くときはまっすぐ書けないと嫌なので定規を使用したりと細かい部分にも目がいきがち。
また、几帳面さは服装にも現れています。ワイシャツにシワがないように毎朝必ずアイロンをかけたり、服にホコリがつかないようテープで服のホコリを取ったりとにかく清潔さにこだわります。
第三者からの視線を気にするので、少しでも清潔感のある格好をしよう、と意識が働くのでしょう。
4:自尊心・自己肯定感が低い
周りを気にしすぎてしまう人は、基本的に自分に自信がありません。
そのため、自尊心や自己肯定感が低い傾向があります。自分のことを認めてあげることができず、他人からどう評価されているのかだけが気になります。
自分にはできない。無理だと最初から諦めてしまうことも多々あるでしょう。自分の軸がないから、他人の基準に振り回されてしまうのです。
5:いつでも100%を求める完璧主義
いつも100%を求めている完璧主義者も、実は周囲のことを気にしています。30代とはいえ、他人から「まだまだだな」「青いな」と思われることもあるでしょう。
しかし、完璧主義者は他者にそう思われていることを受け入れることができません。誰の目から見ても、自分は完璧でいたいと思ってしまうのです。
しかし、このパターンは非常に向上心が高くポテンシャルを秘めている方でもあります。客観的な評価を気にするあまり、完璧になってしまった…という方が正しいでしょうか。
6:よく考えてから行動する慎重派
何をするときも、よく考えてから行動するような慎重派の人はいつも周囲を気にしています。
失敗することを恐れているからこそ慎重になってしまうのです。また、ミスをすることで他人から悪く思われてしまうのではと思ってしまうのも、周りを気にしすぎてしまう人の特徴。
仕事でいいアイディアが思いついても、必ず上司や同僚に同意を得て失敗がないように細心の注意を払います。
7:承認欲求が強く人から嫌われることが怖い
承認欲求が強く人から嫌われることを恐れているのも、周囲を気にしすぎる性格の人の特徴です。
「自分の行動によって他人から嫌われるようなことがあってはならない」「人から嫌われている自分が嫌いだ」このような考えになってしまいます。
自分のことを認めてほしいと思い、そのために他人に合せて行動するのです。自分の意思で行動しているというより、他人の顔色をうかがって無難な行動をして生きている…といったイメージですね。
8:すぐに切り替えられずにミスを引きずる
周囲を気にしすぎる人は、気持ちをすぐに切り替えることができません。そのため、仕事でミスをしてしまったらいつまでもそれを引きずってしまいます。
また、グループでのミスや会社としてのミスであっても自分が関わっていれば自分だけが悪いと思いがち。
「役に立たない奴だと思われてないかな?」「自分のせいだってみんな思ってないかな?」と飛躍した想像もしてしまいます。
小さなミスでも大きなミスをしてしまったかのように、ひどく落ち込みます。ミスに対する対応が終わっていたとしても、心の中でいつまでもミスを引きずってしまうでしょう。
9:ネガティブ思考である
何に対してもネガティブ思考になってしまうのは、気にしすぎる人の特徴です。深く考えすぎることによって、本来であれば考える必要のない悪いことまで想像してしまいます。
実際には起こり得ないようなことまで想像して勝手に不安になっている状態ですね。
また、周囲の人が会話をしていても「自分の悪口を言っているのではないか」「もしかして、何か仕事でミスをしてしまったのかも」とネガティブに考えてしまったり…。
考えすぎた結果、悪い方にしか捉えられなくなってしまうようですね。
10:極度の心配性ですぐに不安になる
周囲を気にしすぎる性格の人は極度の心配性でもあります。些細なことでも不安になってしまうのです。
仕事を任された場合、何度も確認しなければ気が済みません。普通の人であれば仕事が完了してから1度、もしくは2度確認することでしょう。
しかし、周囲を気にしすぎる人にとって2度確認することは当たり前です。少しでも気になる部分があれば何度も何度も同じ部分を確認してしまうのです。
何度確認してもその仕事が完全に終わるまで安心しきれず、肩の荷が下りなくて疲れてしまうこともあるでしょう。
11:人間関係の構築が苦手
人間関係の構築が苦手なのも周囲を気にしすぎる人の性格です。いつも人の顔色をうかがっていて自分からコミュニケーションを取ろうとはしません。
また、自分自身が細かい性格であることを自覚しているからこそ、他人と必要以上に関わることを避けていることもあります。
チームで仕事をすることが非常に苦手で、30代になって人をまとめる立場になっても極力避けたいと願っています。コミュニケーションをとるのが苦手だと感じているのは、周囲を気にしすぎているからかもしれませんよ。
12:人から頼まれごとをしたら断れない
周囲を気にしすぎる人は人から頼まれごとをしたら断われません。周囲もそれを分かっているからこそ、わざと嫌な仕事を押し付けてくることもあるでしょう。
結局、嫌だと断ることができず毎日残業することになるのです。また、自分の仕事が終わっていない場合でも人からお願いされたら断ることができません。
そして、それは誰かを助けたいという気持ちからの行動ではなく、断ったら相手にどう思われるだろうという不安からの行動です。
13:注意や指摘を受けた時に人格まで否定された気になる
仕事をしていれば注意や指摘を受けることもあるでしょう。
誰にでもミスはあることで注意や指摘を受けるのは仕方がないことです。普通であれば、自分のダメな部分を再確認して改善していけるよう前向きな気持ちを持ちます。
しかし、周囲を気にしてしまう人は指摘を受けた内容だけでなく、自分の人格そのものまで否定されたと感じてしまいます。そのため、落ち込みもひどくなり立ち直るのに時間がかかってしまうのです。
14:冗談を真に受けてしまいがち
冗談を真に受けてしまうのも、周囲を気にしすぎる人の特徴です。職場でもプライベートでも冗談を言われることはあるでしょう。普通なら笑って済むことでも、真に受けてしまうので悪い方へと考えます。
例えば、付き合っている彼が冗談で「もう嫌い」と言った場合、本当に嫌われてしまったと思い泣いてしまうこともあるのです。
周囲からは冗談が通じない固い人と思われることもあるようですね。
15:自分の意思よりも他人を優先してしまう
周囲を気にしすぎる性格の人は自分の意思よりも他人の意思を優先します。「あれをしたい」「これをしたい」とは頭の片隅では考えるものの、他人に違うことを言われたら同調してしまいます。
また、仕事で意見を出すときも他人の意見に同意するばかり。いつも自分の気持ちを押し殺して我慢しているとも言えますね。
気にしすぎる性格を作る原因とは?
そもそも、なぜ周囲を気にしすぎる性格となってしまったのでしょうか?今後この問題を解決していくためにも原因を突き止める必要があります。
ここからは、気にしすぎる性格を作る原因について紹介していきます。自分の状況や心理と照らし合わせながらご覧ください。
原因1:親から厳しい教育を受けていた
幼少期の環境はその人の性格に大きく影響します。特に厳しい教育を受けていた人は、自然と周囲を気にしてしまうことも多いでしょう。
また兄弟がいた場合、他の兄弟と比較されて自分を非難される…なんて経験をしていると大きく自己肯定感を失います。
他にも、「お姉ちゃんだから我慢しなさい」などと立場に応じて振る舞い方を変えることを強いられていた人も気にしすぎる性格になりがちです。
原因2:精神的に余裕がない
精神的に余裕がない人は周囲のことが気になってしまいがち。
いつも何かに追われているような状態で、細かいことまで考えていないと安心できないのです。また、精神的に余裕がないことでイライラしやすくなります。
イライラした状態で仕事をした結果、それはミスにつながり余計に余裕がなくなってしまうでしょう。
心に余裕がないことを隠すかのように、たくさんのことを考えて自分自身をごまかすのです。
原因3:過去のトラウマや経験を引きずっている
過去に大きな失敗をしていたりトラウマとなるような経験をしていることも、気にしすぎる性格となった原因です。「同じ経験を二度としたくない」という強い気持ちが、慎重すぎる性格を構築したのですね。
また、トラウマと似たような状況になると余計に不安になり、周囲を気にしないと落ち着かなることも。
直したい!気にしすぎる性格を改善する6つの方法
いつも周囲を気にしていると精神的に疲れてしまいますよね。
気にしすぎる性格の人は、どうにか直したいと思うことでしょう。しかし、自分の性格を直すことは簡単なことではなく、その方法が分からない人も多いと思います。
ここからは、気にしすぎる性格を改善する方法を6つ紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
1:前向き・ポジティブ思考を意識する
まず、考え方をマイナス思考からプラス思考に変えていきましょう。
マイナスなことばかり考えていると、悪い結果を引き寄せてしまいがち。反対に前向きな考えを持っていればいい結果を得られるようになるのです。
「自分にはいいことが起こる」といったような根拠のないポジティブ思考でも構いません。大切なのは、マイナス思考を辞めようと思う気持ちと前を向こうという考え方なのです。
2:完璧でなくても「ま、いっか」と受け入れる
「ま、いっか」と完璧でない状態を受け入れることも、気にしすぎる性格を改善するには有効的。
何もかも気にしていて完璧を求めていると疲れてしまいます。その疲れはミスへと繋がってしまうのです。
少しだけ適当になってみることによって、「完璧でない自分も意外といいかもしれない」と思えるかもしれません。
仕事でもすべてを完璧にこなすのではなく、重要な部分を抑えていくようにしましょう。
3:自分の良い部分を伸ばす
周囲を気にしすぎてしまうのは自分に自信が持てないからかもしれません。
その場合は、自分の良い部分を伸ばして自己肯定感をあげていきましょう。闇雲に努力するのではなく、既にある自分の魅力を伸ばした方が結果を出しやすいでしょう。
そして、自分に自信が持てるようになれば人の視線が気になることもなくなるのです。長所を伸ばす努力を始めてみてくださいね。
4:「他人はそこまで自分に興味ない」と割り切る
実は、他人はそこまであなたのことを気にしていません。
気にしすぎる人は他人のことをよく見ていますが、相手はそこまであなたを見ていません。他人はそこまで自分に興味がない」と割り切りましょう。
他人の視線が気になってしまう瞬間はたくさんあると思いますが、気になってしまうときは「他人は自分に興味がない」と思い込むのです。思い込みを続けることによって次第に周囲を気にしすぎることから解放されるでしょう。
5:趣味など楽しめることに没頭して思考を止める
気にしすぎる性格を改善したいなら、趣味などの楽しめることに没頭してみるのもおすすめです。
悩んだり人の目を気にすることに時間を使うよりも、自分の楽しいことのために時間を使った方がいいと思いませんか?
また、趣味などに没頭することによって、悩んだり不安になったりする思考を止めることができます。
悩むことがなくなって楽しく過ごせればストレスも同時に発散でき、性格を改善しやすくなるでしょう。
6:自分の気持ちを優先して行動する
周囲を気にしすぎる人は自分よりも他人を優先することばかり。しかし、気にしすぎる状態を改善するためには、自分の気持ちを優先しなければなりません。
人に合せることも時には必要ですが、自分の意見をきちんと相手に伝えることはもっと大切なのです。
基本的には自分の気持ちに嘘をつかないよう素直に行動していきましょう。自分の気持ちに素直に行動していれば、自然と自分を優先できるようになりますよ。
気にしすぎる性格だからこそのメリットもある!
気にしすぎる性格の人の特徴や改善方法を紹介してきましたが、気にしすぎる性格は悪いことだけではありません。無理に直そうとしたり、ひどく自己嫌悪する必要はないのでご安心ください。
ここでは、気にしすぎるからこそのメリットを4つ紹介していきます。
気にしすぎる自分の性格に不安を抱えている人や、改善できずに悩んでいる方はぜひご覧ください。
メリット1:大きな失敗をしない
気にしすぎる性格の人は何をするにも慎重です。仕事でも何度も確認をするので、基本的に大きな失敗をすることはないでしょう。
普通の人であれば見落としてしまうようなミスも、気にしすぎる性格の人は気づいて修正することができます。
また、他人の目を気にしているあなただからこそ「ベストな行動」というものも理解しています。
小さなミスでもその後の行動次第で大きなミスへと変わってしまうことはありがちです。そんな中、最小限の被害で抑えることができるのは良いところでしょう。
メリット2:他人に嫌われることが少ない
他人に嫌われることを恐れている気にしすぎる性格の人は、嫌われないような行動をとることを心掛けているため嫌われにくいのです。
誰にでも合う人合わない人はいますが、気にしすぎる性格の人は自分が相手に合せようとします。
そのため、相手からは「相性がいい」「テンポが合う」と感じられることも多いでしょう。
また、嫌われる原因となる行動をしないよう気をつけていることで嫌われる可能性を下げています。
メリット3:お手本のような行動を取れる
優等生タイプでもある気にしすぎる性格の人。そんなあなたは教科書に載っているようなお手本の行動をとることもできるでしょう。
自分ではお手本になれると思うことはないかもしれません。しかし、努力家で完璧主義の気にしすぎる人は他人から見ればお手本そのものなのです。
仕事で後輩からお手本にされることも多いでしょう。また、同僚から一目置かれることもありますよ。
メリット4:仕事や作業が丁寧で信頼される
気にしすぎる人の特徴である慎重な性格は、仕事で作業が丁寧だと評価されることにつながります。
仕事が丁寧な人と適当な人であれば、丁寧な人が信頼されるのは当然ですよね。気にしすぎる人にとって丁寧に仕事をすることは当たり前かもしれません。
しかし、適当な人にとってはとても難しいことでもあります。誰にでもできることではないからこそ信頼されるポイントになるのです。
監修者「shima」のまとめ