あなたの周りに、常に「自分の方が優れている」とアピールしてくる女性はいませんか?30代の女性ならそんなマウンティング女子と出会ったことがある人も多いでしょう。今回はマウントを取ってくる30代女性の特徴と実例を紹介していきます。対処法も紹介していくので、マウント女子に悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
フリーライター
shima
OLやアパレル販売を7年経験したのち、フリーのライターに。美容やファッションに関することが大好きで、SNSでの情報収集を日課にしている。30代に向けた最新トレンドをお届けします!
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マウンティング女子とは?
マウンティング女子とは、「あなたよりも私の方がすぐれている」とアピールしてきて他人のことを見下す女子のこと。女という生き物は、どうしても他人と自分を比べたがるもの。他人と比べて自分の方が上であることを確認し、優越感に浸るのです。
マウンティングの言動は男性にはあまり見られない傾向で、女性のならではの特徴でもあります。女性はグループで集まるのが好きですが、実はその中でマウントという名の幸せ自慢が行われていることもあるでしょう。
マウンティングの言葉の意味
マウンティングというのは生物学用語で、日本語で表すと「背乗り」という意味になります。背乗りというのは、猿などの霊長類が相手の背中に乗ることで自分の方が立場が上であるということを示す本能的行動のこと。格闘技などで使用されている英語のマウントも同じような意味をもっています。
上になった方が圧倒的に有利であり、下になった方は無抵抗となってしまいます。女性同士の人間関係とその様子が似ていることから、マウンティング女子と呼ばれるようになりました。
マウンティング女子はドラマでも話題に
マウンティング女子という言葉が流行したのは、沢尻エリカさん主演の「ファーストクラス」というドラマがきっかけでもあります。30代女性なら見たことがある人も多いのではないでしょうか。
女性社会で起きているドロドロとした関係がリアルに描かれていて共感する女性視聴者がたくさんいました。共演していた菜々緒さんも沢尻エリカさんも強く冷たい役柄を演じることが多く、実際にいるマウンティング女子とマッチしやすかったようですね。
30代のマウンティング女子の特徴
ここからは、30代のマウンティング女子の特徴を紹介していきます。「職場にいるあの子ってマウンティングしているの?」「見下されている気がするけどマウントを取られているのかな?」と疑問に思うこともあるでしょう。
マウントをとってきているのか気になる相手がいたら、当てはまるかどうかチェックしてみてくださいね。また、自分に当てはまる項目がないかチェックするのも忘れないでくださいね。
1:求めていないアドバイスをする
求めていないのにアドバイスをしてくる30代女性がいたら、それはマウンティングをとってきているということです。マウンティング女子は他人の意見は間違っていて、自分が全て正しいと思っています。
相手の好みや考えは無視して、一方的にアドバイス。また、勝手にアドバイスをしてきたにも関わらず、相手が自分に従わなかったり意見を否定してくることを認めません。
2:自虐風自慢が多い
自虐するのもマウンティングをとる30代女性の特徴です。正確に言うと、自虐風自慢をすることが多いです。
マウントをとるために自分のことを自慢したい…。しかし、ストレートに自慢をすると嫌味っぽくなるので、自虐ネタと組み合わせて自慢をしてきます。
自分から自慢をするのではなく、自虐ネタを言って相手から「そんなことないよ」「いいなぁ」と褒められるよう誘導していくのです。あくまでも、相手から褒められただけだと思い込み優越感に浸りたいのですね。
3:「デキる」「賢い」アピールが強い
自分が「デキる」人間であること「賢い」とアピールする人はマウントを取ろうとしています。他人よりも自分が優れているのは当然だと思っていて、そのことをアピールして優越感に浸りたい心理が働いているのでしょう。
自分で自分のことをアピールして、他人からそれを褒められることを望んでいるのです。30代女性で、やけに自分のことをアピールしてくると感じたらそれはマウントを取られているということですよ。
4:決めつけや思い込みが強い
決めつけや思い込みが強いのも、マウンティングをとる30代女性の特徴のひとつ。そもそも、思い込みが激しくない人はマウンティング女子ではありませんね。自分の考え方が全てだと過信しているからこそ、他人のことを見下すことができるのです。
価値観は人それぞれ違うことやお金や結婚が全てではないことを理解していないため、決めつけが強くなります。自分の価値観が正しいと思い込んでいるから他人にそれを押し付けたり見下したりするのです。
5:すぐに否定をしてくる
マウンティングをとる30代女性はすぐに否定をします。他人の意見よりも自分の意見の方が正しいという考えが根本にあるため、他人の意見を全面的に否定します。自分の発言に対して自信しか持っていないのも特徴。
また、自分よりも優れた考えを持っている人なんて存在しないとすら思っているため、他人と意見交換することは難しいですね。自己中心的な考えなので浮いてしまうのも当然とも言えます。
6:何かと比べたがる
何かと比べたがるのも、マウンティングをとる30代女性の特徴です。マウンティングをとる30代女性は、他人よりも自分のほうが優れていると思っています。そのことを証明するために、他人と自分とを比較するのです。他人と比較して自分の方が劣っていると思うことはありません。
そもそも、自分の方が優れていることを分かったうえで比べて優越感に浸るのが目的なのです。自分よりも高価なものを持っている女性がいたら、それよりも高いものを買って比べたることもありますよ。
7:自称・毒舌キャラ
マウンティングをとりたがる30代女性は、自称毒舌キャラである人が多いです。自分が優れていることをアピールする方法のひとつとして、毒舌が使われることがあるのです。
どんなことにもはっきりと意見できることを重要視するときもあります。しかし、マウンティングをとりたい30代女性は自分の価値を高めるために毒舌を利用します。
毒舌であることを理由に他人に対して強い物言いをし、自分の方が上であることをアピールしようとするのです。
8:自分の意見に賛同しない女は敵扱いする
自分の意見に賛同しない女のことを敵扱いするのもマウンティング女子の特徴です。学生時代のスクールカーストから抜け出せていないこともその理由のひとつ。
自分の意見が全てだと思っているため、自分と違った意見を持った女性は敵以外のなにものでもありません。自分と違った意見を持っている人は自分のことを下に見ているのではないかと思ってしまうのです。
他人と自分の考え方が違うのがおかしい。自分と考えが違う人が間違っていると思っているため自分の意見に賛同しない女は敵とみなすのです。
9:自己主張が強いため恋愛には苦労しない
マウンティングをとる30代女性は基本的に恋愛に苦労することはありません。その理由は、自分のいいところをアピールすることに優れているからです。
自分のいい面を把握しているからこそ、アピールする方法を知っていて男性の心を掴むことが上手というわけですね。同性からは「計算高い」「わざとらしい」など煙たがられることが多いマウント女子ですが、男性からは「可愛い」と思われることも多いのです。
30代女性が受けがちなマウンティングの例
ここからは、30代の女性が受けてしまいがちなマウンティングの実例を紹介していきます。先ほどご紹介した特徴に当てはまる部分があった人は、共感できる例があることでしょう。マウンティング例と同様のことがあなたの周りであれば、もしかしたら見下されているのかもしれません。
1:職場での会話でマウント
30代女性は、職場内の会話でもマウントを取られることがあるでしょう。
例えば、「いいなあ定時上がりで〜遊びた〜い」と言ってくる同僚っていますよね。また、そのセリフに続いて「わたしは重要なプロジェクト任されてて帰れない」と言って自分の方が仕事ができるアピールをしてくることでしょう。
マウントをとる30代女性は男性に好かれやすく、媚を売って仕事をもらっているなんてことも。しかし、マウント女子はそれさえも自分のステータスのように思っています。
2:SNSでのアピールでマウント
SNSで「高級レストランに連れてきてもらっちゃった♡」といった投稿をしている人を見たことはありませんか?SNSでアピールをしている人は、いいねをもらうことで優越感に浸ろうとしています。
高級店に行ったとき以外にも、プレゼントをもらった時なども必ずSNSにはアップ!自分が幸せであるということをアピールして、それを見ている人の方が下であると見せつけたいのです。
3:メイクや見た目でマウント
「化粧で変化が大きくていいな〜」「ファンデで一番白いのでも顔が暗くなって困っちゃう」これらの発言は相手を褒めている、自分を貶しているように見せかけてとんでもないマウントを取っています。
ちなみに上記の発言を訳すと「すっぴんとの差が激しくて詐欺みたい」「わたしは規格外の色白です」となります。「自撮りうまいよね」というのも、他撮りだと可愛くないと見下しているのです。
また、「いいなぁスレンダーモデル体型で」と言われたことのある30代女性もいるでしょう。それだけなえら褒め言葉ですが、マウント女子はその後に「胸が邪魔でそういう服着れない」と付け足すのです。
「背高いの羨ましいな」の後に「私なんかちっちゃくていつも子供扱いで可愛がられる」と付け足すのも同様。前半だけなら褒め言葉としてとれるのに、後半のセリフでマウントをとってきていますよね。
4:結婚・妊娠についてマウント
30代女性なら、結婚・妊娠についてマウントを取られることも多いでしょう。
あなたが独身の場合は、「いいなぁ自由で!こっちは旦那と子供が2人もいてたいへ〜ん!もっと遊びたかった〜」という風に自分が家庭を持っていることをアピールしています。自虐ネタを交えながらアピールしてくるのが特徴です。
また、あなたが既婚の場合は、「重要な仕事ばかり任されて結婚なんてできな〜い」と結婚できない言い訳を混ぜながら、「結婚しているあなたよりも、独身の私の方ができる女だし幸せよ」とアピールしているのです。
結局、マウントを取る女性は結婚していてもしていなくても自分の方が上だと思っているのですね。
5:職業や仕事でマウント
異なる仕事をしている30代女性から、職業や仕事についてマウントをとられることもあるでしょう。
「それアルバイトの時に経験してみたかった」「男ウケ良さそうだけど給料低くて大変そう」など、他人の仕事をバカにするような発言をするのが特徴です。
「今の私はそんな仕事できないけど、あなたにはぴったりね」と言いそうな雰囲気でマウントをとってきます。根本的に、自分の仕事の方が上であると思っているからの発言ですね。
6:持ち物でマウント
マウントをとってくる30代女性は、持ち物に対してもいろいろと言ってきます。気に入って使っているブランドのカバンを見て、「そのブランド、わたしも前から持ってる〜安いのに可愛いよね〜」と言って安いカバンだとバカにするような発言をしてきます。
また、「高校生の時に持ってた」など30代なのに子供っぽいブランドを持っているといった意味を含ませてマウントを取ってくることも。他人が持っている持ち物に対して意見するだけでなく、同時に自分の持っている持ち物をアピールしてくることもありますよ。
7:知識でマウント
マウントをとってくる30代女性は、自分の知識が全て正しいと思っています。あなたが何かについて語れば、「前から知ってる」「こっちの方がいい」などと言ってくることでしょう。
他人の意見を純粋に受け止めることはなく、自分はもっと素晴らしい知識を持っているのだとマウントをとってきます。また、知らないことでも知ったかぶりをして、自分の知識を語って話題を変えようとしてくることもありますよ。
マウンティング女子を撃退!効果的な対処・対策法
では、あらゆる場面でマウントをとってくる30代女性を撃退するにはどうすればいいのでしょうか。効果的な対処・対策法を6点紹介していきます。身近にいるマウント女子に悩まされている人は、これを参考にして撃退してみてくださいね。
1:とにかく近寄らない・関わらない
1つめはとにかく近寄らない・関わらないことです。友達であれば会わないようにすれば、問題ありませんね。また、仕事で関わらなければならない相手であれば必要最低限のやり取りだけにするのです。
マウンティングをとってくる30代女性とは関われば関わるほど、嫌な思いをするでしょう。中途半端に関わりを持ってしまえば、あなたがストレスを溜めてしまうだけです。さりげなく距離をとって関わらないようにしていきましょう。
2:自分の情報を相手に与えず秘密にしておく
2つめは、自分の情報を相手に与えずに秘密にしておくことです。マウンティングをとってくる30代女性は、あなたと比べる部分を見つけてマウントをとってきます。比べるものがあるからこそマウンティングは始まります。
彼氏のことや家庭のことはマウンティング女子には伝えずに秘密にしておきましょう。自分の情報を秘密にしておくことで、マウンティングの被害にあうことを減らすことができますよ。
3:適当に「すごいね〜」と褒めておく
3つめは、適当に褒めておくことです。マウントをとってくる30代女性は基本的に誰かから褒めてもらいたいのです。話の内容をいちいち気にする必要はないのです。適当に聞き流して適当に「すごいね~」と褒めて流しておいても、勝手に満足してくれることでしょう。
また、あなたの対応がうまくいったら相手もわざわざマウントをとらなくていいと思うようになるかもしれません。マウントを取られるのは嫌かもしれませんが、面倒なことに巻き込まれるくらいなら適当に流しておくほうがラクですよ。
4:無反応を貫き相手に飽きさせる
4つめは、とにかく無反応を貫いて相手に飽きさせることです。マウントをとってくる30代女性は相手からの反応によって優越感を得ています。
あなたが無反応を貫けば、マウント女子はつまらないと思い、マウントをとってくることもなくなるでしょう。一方的に言われっぱなしだとイライラするかもしれませんが、そこはぐっとこらえて相手が飽きるのを待つのもひとつの方法です。
5:「傷ついた」とはっきり伝える
5つめは、マウントを取られたことで「傷ついた」とはっきり伝えることです。マウンティングの特徴は一見悪口っぽくないことです。ひねくれた言い方であって、悪口だと受け取らない人もいるでしょう。
ただ、言っている内容や意図としては悪口と変わりありません。「その言い方は嫌だ」とその場ではっきりと伝えれば相手も謝ってくれるかもしれませんよ。
6:「それマウント?笑」と冗談っぽく流す
6つめは、相手にマウントをとっているのかストレートに聞いてみることです。相手からマウントをとっているようなことを言われたら、「それマウント?笑」と言ってみましょう。
もしかしたら、相手もマウントをとっていることに気付いていないことがあります。その場合は改善される可能性も高いですよ。また、伝えるときは冗談っぽく言うのがポイントです。相手を責めているように言うと関係が悪化することがあるので注意してくださいね。
監修者「shima」のまとめ