電車の中やオフィス、はたまたショッピング。何気ない日常生活の中で、女性の指先ってつい目がいってしまいますよね。
指先の綺麗な女性って、それだけで普段の生活まできちんとしていそうで憧れますよね。
分かってはいるけれど、仕事に家事に忙しい私たち30代。
スキンケアやヘアケアで手一杯でなかなか爪までは手が回らないわ、という方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、BEAUTY THE BIBLE 第6話で紹介されたマニキュアリスト東條汀留さんのとっておきのネイルのケア方法などをまとめました。
爪の基本知識からマニキュアの塗り方まで、自宅で簡単にできる貴重な情報ばかりです。
化粧品検定1級 美容ライター
Eri
コスメ愛で化粧品検定1級、化粧品成分検定1級取得。OLのリアルな目線で、綺麗をアップデートするのに役立つ情報を楽しくわかりやすくお届けします!
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ケア次第で爪は強く美しくなれる
ジェルネイルが好きでしているという方もいるのではないでしょうか。
可愛いし長持ちするのですが、何度も削っていると爪がぺらぺらになってしまうことも…。
ネイルケアの基本や極意をここではご紹介します!
東條汀留さんの爪の美しさ
まず驚いたのがゲストのマニキュアリスト・東條汀留さんの爪の美しさです。
まるでネイルチップの様に綺麗で、赤のワンカラーが端整に映えています。
東條さんは田中みな実さんがもう2年は通っているネイルサロン「ロングルアージュ」の代表でいらっしゃいます。健康で美しい爪を目指した独自のケアスタイルで幅広い層の共感を得ている日本のマニキュアリストの先駆者として有名です。
みな実さんは10年間ジェルだったそうですが、ここ数年ずっと自爪派。何年も自分で爪を切っていなくて、東條さんのサロンでケアされているそうです。
缶のプルタブも開けられないほどの弱い爪が、ケアを1年続けたら丈夫な爪に生まれ変わって、フットネイルなら2ヶ月は持つ強い爪になれたんだとか。
いったい、どんなケアをしてどんなアイテムを使えばそんな風に強くて美しいネイルになれるのでしょうか。
爪の基礎知識
東條さんによると、爪はケア次第で強く美しくなれるとのことです。
小さいという爪の悩みも、爪の面積はケア次第で増えるし、平べったく割れやすい爪だってケアを頑張れば爪の裏の皮膚が伸びていき、綺麗に湾曲した爪になれるんです。
爪のコンプレックスは、諦めなくていいんですね。
また、爪が弱いからとジェルをするのは悪循環になるので、ジェルを外して美容液を塗るだけで全然違ってくるんだとか。
カラーやデザインは爪が綺麗になってからでいいのでまずはベースコートで健康な爪に戻すことが先決。
平べったい爪は割れやすいのに対して、丸みを帯びた爪(弧を描く爪)は強いのでラウンドスクエア型が理想と話しています。
また、「呼吸できないからマニキュアしない方がいい」は間違いで、爪は髪の毛と一緒で既に死んだ細胞なので呼吸していません。
ベースコートを塗っていないのは化粧水を塗っていないお肌と同じでダメージを受けやすい状態。
正しいケアを理解して、いつまでも健康で美しい爪を目指したいですね。
間違えて覚えていない?ネイルケアの正解とは
ネイルケアをセルフでやっている人は、自己流でケアしているという人も多いのではないでしょうか。
実はネイルケアを変えてあげるだけで、ネイルの仕上がりがかなり変わるんです。
ここからは、ネイルケアの正しいやり方についてお伝えしていきます。
やすりのかけ方
一番のポイントは「爪に対して45度になるように構えて、まっすぐに当てる事」と東條さん。
一方向に動かして削ることが非常に大事で、両方向に動かして削ると爪にダメージを与えてしまい、2枚爪の原因になってしまうそう。
サイドの部分も、やすりを斜めにせずにまっすぐに当てます。
同じくサイドも斜め45度に削ると2枚爪の原因になってしまうので要注意です。
理想型はやはりラウンドスクエア型で、爪を三角形にすると指が太って見えて、四角形にすると細く長く見えます。
爪自体だけを見ると三角形の方が細く見えるのですが、目の錯覚により四角形の方が美しく見えるんです。
「ネイルの目的は手指を綺麗に見せるため」なので、こういった目の錯覚も上手に利用していきたいですね。
甘皮のお手入れ
- キューティクルリムーバーを塗る
- ぬるま湯より熱めのお湯に指先を10分浸す
- プッシャーは、爪に斜め45度に接するようにして、先端を回転させながら行う
- キューティクルリムーバーを甘皮に塗って、水で濡らしたガーゼで甘皮を起こしてから、甘皮の下の薄い皮を取り除く。
上記が基本の甘皮ケアの手順になります。
絶対に乾いた状態で甘皮ケアをしてはいけません。
またプッシャーは金属がおすすめで、用意できなければオレンジウッドスティックを使えば爪を傷めません。
前後に押すのは間違いで、あくまで力を入れずに優しく行います。
爪と甘皮を離して爪母に酸素を送るのが目的です。
爪に線が入るということは爪母が乾燥しているということ。そこからマニキュアが剥がれやすくなるのですが、きちんとケアすると甘皮が動くようになります。
甘皮ケアは間違って行っている人がとても多く、ただやればいいというわけではないようです。
正しい方法でやらないとかえって爪を傷めてしまう結果になってしまう事も。例えば爪でぐぐっと甘皮を押すのは絶対にNGです。
1週間~10日おきの甘皮ケアを最低でも半年は続けると爪が見違えてきれいになるそう。
すぐに結果を求めず、焦らずこつこつ続けていく必要がありそうですね。
MCの3人も、”お手入れで爪の形や耐性が変わるなんて驚き!こんなに綺麗な爪なら自爪でいたい”と感動していました。
甘皮のお手入れにおすすめのアイテム1:
ロングルアージュ モイスチュアジェル(ネイルクリーム)
美容液にも配合されている「ケラチノモイスト」と人間の皮脂に近い成分でなじみやすい沙棘(サジー)オイルを配合したジェル状クリーム。なめらかで使いやすいテクスチャーです。
ネイルクリームを爪から指までなじませて塗りこみます。モデルさんの指が、甘皮ケアを施しただけでとたんに長く見えるようになったのは驚きでした。
お肌と同じように、爪にも美容液を塗ります。ジェルネイルをずっとしている方は、いったん外して美容液を塗るだけでもかなり爪が回復してくるそうですよ。
甘皮のお手入れにオススメのアイテム2:
ロングルアージュ ネイルグロースアクセレーター
乾燥して傷んだ爪を保護するネイル美容液です。セリ科のハーブ、イノンド由来のケラチノモイスト※(保湿成分)配合しています。
浸透性の高いエッセンスが爪に潤いを与え、乾燥による縦じわや凸凹を補修して二枚爪をガードします。
※イノンド種子エキス
ベースコートの塗り方
マニキュアを塗ることで爪をしっかりと保護するためのステップです。
ベースコートの前に、まず除光液を含ませたコットンで余分な油分を取り除きます。
ちなみに、2枚爪はお風呂から上がったタイミングで発生するそうです。
お風呂やシャワーにより爪は水分を含みますが、お風呂上りにその水分が蒸発する時に爪に負担がかかってしまうということです。
これを防ぐためには、必ずベースコートが必要だそうです。
「保湿だからハンドクリームでもオイルでもいいんでしょ?」と思ったら大間違いで、ベースコートでもトップコートでもいいので、マニキュアを塗る必要があるそうです。
なるほど、髪の毛を洗いっぱなしで放置しないのと同じことなんですね。
おすすめのベースコート:
ネイルベースパーフェクター
ベースコートを塗るこのひと手間をプラスするだけで、マニキュアが1週間以上持つようになります。
また、ベースコートを塗らないと色素沈着を起こしやすいので、このステップは必須です。
マニキュアの塗り残しがあるところから爪は割れるので、爪の両端も忘れずに塗りましょう。
甘皮の手前ぎりぎりまで塗っていいそうです。
マニキュアの塗り方
マニキュアはつい表面の広くて塗りやすい部分から塗りたくなりますが、爪の裏から塗るのがポイントだそうです。裏側は、爪と皮膚を少し離すようにすると塗りやすいです。
裏側から塗るとなると、ミリの世界なのですごく細かい作業に思えますが、東條さん曰く、「アイラインと同じです。皆さんお化粧でなさっていますよね」とのこと。
皮膚に少し付いてしまいますが、その部分はスティックなどでその都度除去すればOKです。
また、マニキュアは2度塗りすることで、そのネイル本来の深みのある色が出せるので東條さんは2度塗りをおすすめしていました。マニキュアが綺麗に塗れると顔が写るそうですが、そこまでいくともう職人技ですね。
監修者「Eri」のまとめ