30代になると、そろそろ「結婚」という2文字が頭に浮かぶこともあるのではないでしょうか。
しかし、今付き合っている彼と結婚したいけれど、彼はまだ結婚を意識している様子がない。彼氏に結婚を意識してもらうためには、一体どうすれば良いの?なんて、不安に思う女性も多いはず。
実は男性にとって、恋愛をしたいと思う相手と結婚をしたいと思う相手が違ったり、付き合っている相手と結婚を意識し始めるためにはそれなりのきっかけが必要だったりするんです。
恋愛コラムニスト
齋藤緑子
関西在住ライター。マッチングアプリを利用して30人以上の男性と出会い、男女関係にまつわる様々な取材を敢行中。恋愛や不倫、セックスなど、誰にも言えない悩みを抱えた女性の心に寄り添います。
関西在住ライター。マッチングアプリを利用して30人以上の男性と出会い、男女関係にまつわる様々な取材を敢行中。恋愛や不倫...
結婚と恋愛は別ってホント?
ある恋愛と結婚に関するアンケートでは以下のような結果が出ています。
- 既婚者の72.7%が結婚と恋愛は別であると回答
- 既婚男性の約60%は結婚前に付き合っていた人とは違うタイプの女性と結婚した
また別のアンケートでは、付き合いたい女性のタイプナンバー1は美人・かわいい人ですが、結婚したい女性のナンバー1は価値観が合う人であるという結果が出ています。
男性は付き合うなら見た目を重視する傾向がありますが、結婚するとなれば内面を重視するという傾向があります。
要するに、「恋愛は短期的なものだけど、結婚は人生を共にするという長期的なもの」という意見や、「恋愛は2人だけの付き合い、結婚は周りの人も含めた付き合い」であるという意見が多いのです。
恋愛はデートの時間を楽しく過ごせたらいいけれど、結婚となれば一生を共に過ごす訳ですから、必ずしも恋愛と結婚の相手がイコールではないと考えている男性が多いようです。
男性が結婚したい女性の12の特徴
女性でも結婚したいと思う男性には経済力や包容力などの条件があるのと同じように、男性も結婚相手に選ぶ女性に求めているものが必ずあります。
ではここから、男性が結婚したいと思う女性とはどのような女性なのかを解説していきます。
価値観が合う
先ほどのアンケートからわかるように、男性は価値観が合う・合わないということを結婚に置いて非常に重要なポイントであるととらえています。
価値観が合わないと何かにつけてぶつかり合い、喧嘩をすることが増えます。
しかし、「価値観が合っっていれば穏やかな結婚生活を過ごせそう」というのが、その理由であるといえるでしょう。
家庭に求めるものが似ている
家庭に求めるものは価値観とよく似ています。
しかしこちらはお互いにどのような家庭を築きたいと思っているか、というビジョンに近いものです。
描いているビジョンが似ていると、例えば将来子どもをもうけたりマイホームを建てたりするときなどに、意見が分かれることなく同じ目標を持って家庭を築いていくことができます。
一緒にいて落ち着ける
恋愛というのはキュンキュンしたり、ドキドキしたりする気持ちを楽しむもの。
しかし結婚は日々の生活を共にするものです。毎日を一緒に過ごすのに、ドキドキばかりしているとそのうち疲れてしまいます。
結婚するなら一緒にいて落ち着く人と、リラックスして過ごすことを求める男性が多いのもうなずけますね。
思いやりのある性格
男性が結婚したいと思う女性に求めるのは、情熱的な刺激あふれる愛情表現より、あたたかな優しさと思いやりです。
仕事やプライベートで大変な時期やトラブルを抱えている時に、何よりも自分の事を思いやり、一番に考えてくれる女性だったら一緒にいたくなる、という男性は多いでしょう。
金銭感覚が合う
結婚は2人の「生活」です。
お互いが稼いできたお金は自分のためだけに使うのではなく、そのほとんどが2人で暮らすためのお金になります。
生活する上で、お互いのお金の遣い方について話し合うことも増えるでしょう。
そこで金銭感覚が合うと、お互いに不満を抱くこともなく、穏やかに暮らしていくことができます。
自分の友人や両親と仲良くできる
結婚は2人だけの関係にとどまらず、お互いの家族や親戚が関わってくるものです。
嫁姑問題などになれば自分が板挟みになるのは目に見えていますし、
妻の口から自分の家族の悪口を聞くのは堪えがたいものです。
また、家族のことが原因で不仲になる夫婦も珍しくはありません。
できることなら自分の家族と仲良くしてくれるような女性を求めるのは当然の事でしょう。
単純に自分の大切な人を配偶者にも大切にして欲しいと思うのは、男女問わず思っていることでもありますから。
料理ができる
近年共働きの家庭も増えていますし、それにつれてよく家事を手伝う夫も増えています。
しかし今でも料理は妻がするという家庭はかなり多いのではないでしょうか。
美味しいご飯を食べると脳から幸せホルモンが分泌されるため、疲れた心も癒されるといいます。
愛する人が作った美味しいご飯を食べると心も身体も満たされて、「明日も頑張ろう」と思えるから料理の上手な女性と結婚したい、という男性も多いでしょう。
しっかり者
突然の災害や子供関係のトラブルなど、いつどんなトラブルが起きるかわかりません。
そんな不測の事態が起きた時、意外にも男性の方がオロオロとうろたえてしまうことも。
そこで落ち着いてきちんと対処できるしっかり者の女性なら、信頼して家庭を任せることができます。
お互いに支え合い、状況を切り抜けられるという相手であるということが大切なのです。
包容力がある
男性は仕事で疲れて家に帰ってきた時などに、「おつかれさま、大変だったね」などと優しい言葉で労ってくれたり、何も言わずに栄養バランスのとれた食事を作ってくれたり…。
精神的でも体調面でもサポートをしてくれる、包容力のある女性と結婚したいと思っています。
また男性は女性に細かいことでゴチャゴチャ責めたり、感情に流されて泣いたりわめいたりしない、という精神的な安定感を結婚に求めていることが多いでしょう。
礼儀や常識がある
例えば会社の上司がいる場などで彼女に非常識な振る舞いをされると、男性は一緒にいることが恥ずかしくなり、結婚を考えるどころか幻滅してしまいます。
TPOに合った格好や振る舞いができて、礼儀正しく、常識をわきまえている女性は「きちんとしているな」「育ちが良いんだな」と思われるので、結婚相手として好感を持たれやすいでしょう。
彼氏や夫に依存しない
男性は付き合っている時だけではなく、結婚をした後も自分だけを見つめて、自分だけを頼りにされるといったようにどっぷり依存されると疲れてしまうもの。
もっと他の事にも目を向けて、自分なりに夢中になれる趣味や楽しいことを見つけて欲しいと思っています。
さらに自分の好きな趣味や仕事に打ち込み、キラキラと輝いている女性を見ると、尊敬するし自然と惹かれてしまうという男性も。
気が利く
自分が忙しくて気が回らない部分があるときに、気を利かせてさっとフォローしてくれる女性がいると頼りになるし、一緒にいて居心地が良いという男性もいます。
さらに、大人数で話したり食事をしたりしているときなどに手早く料理を取り分けたり、空気を読んで会話を盛り上げたりと率先して動くことのできる女性は彼氏としても鼻が高いもの。
そうした女性は、「お嫁さんにしたいタイプ」だと思われることが多いでしょう。
彼に結婚したいと思わせたい!今すぐできる7つの作戦
自分は「男性が結婚したい女性」としてのスペックがそれほど高くないと思う女性もきっといるはず。
しかし諦めることはありません。彼に結婚したいと思わせるために、今すぐできることを7つご紹介しましょう。
責めない、批判しない
男性は自分が女性に責められたり、批判されたりするのはもちろんですが、感情のまま周囲を無自覚に批判する女性と一緒にいても落ち着けません。
男性は結婚したいと思う女性に包容力や落ち着きを求めているものです。
何か不満があったとしてもただ批判するのではなく、建設的な意見を述べるか、どうしてそうなったかをまず理解しようとする姿勢を見せるのが良いでしょう。
さらに、受け入れられる範囲の事は広い心で受け入れていくことも大切です。
彼の価値観と合う部分を探し、アピールする
価値観というのは男女ともに、結婚においては最重要視される部分です。
自分と彼の価値観が合っている部分があれば、同じ価値観であることをどんどんアピールしていきましょう。
もしあまり合っている部分がないのであれば、決して無理して全部合わせようとはせず、自分の中で譲れるところから少しずつ彼に合わせていくのも良いですね。
簡単な料理を学ぶ
男性は料理が上手い女性を好むもの。
ただ、男性にとって料理が上手いというのは、実は女子がハマりがちなオシャレなフレンチやイタリアンだったり、一般的な男性が名前を聞いたこともないような料理を作れるような女性というわけではありません。
男性は手際が良くて素早く料理ができることや、冷蔵庫の余り物でササっと作れる、ということに対して「料理が上手い」と感じる傾向があります。
料理があまり得意でない場合は、多くの男性が好むようないわゆる「おふくろの味」的な家庭の手料理を学ぶのが効率的でしょう。
相手の時間の使い方を尊重する
男性は愛情の重すぎる、依存体質の女性とは息苦しくてずっと一緒にいたいとは思えないものです。
ですから、べったりと常に一緒に過ごすのではなく「自分なしで相手が趣味に打ち込める時間」を認めて、尊重することも必要です。
例えば「釣り」「サッカー」「モータースポーツ観戦」などの自分が興味のない趣味なら、一緒にいかなければならないというわけではありません。
「行ってらっしゃい、楽しんできてね」と快く送り出し、相手が自由に息抜きできる時間を作りましょう。
礼儀・マナーを再確認
自分では礼儀やマナーを勉強したつもりでも、意外と知らない礼儀やマナーがあるかもしれません。
冠婚葬祭など、よくあるシチュエーションで押さえておかなければならないマナーはあらかじめ確認しておきましょう。
また、公の場でのちょっとした所作なども男性はよく見ているものです。
「どこに出しても恥ずかしくない女性」とまではいかずとも、「きちんとした女性」であると思われるように立ち居振る舞いには気を付けましょう。
これは彼に恥をかかせないためだけではなく、将来の自分のためでもあります。
できるだけ前向きでいる
ネガティブな女性が好き、という男性はまずいませんよね。
一緒にいても気分がじめじめと暗くなってしまい、男性にうんざりされてしまうことも。
人間なので感情の浮き沈みはありますし、つい後ろ向きになってしまう時もあるかもしれません。
しかし、できるだけ明るく前向きでいようという姿勢でいることはとても大切です。
普段からポジティブシンキングを意識していれば、自然と行動も伴ってくるはずです。
上手に喧嘩する
結婚をして、長く一緒にいれば喧嘩をすることもあるでしょう。
その時にうまく収拾をつけておかないと、お互いに後味が悪く、居心地の悪い時間を過ごすことになります。
さらに、一度の喧嘩を根に持ってしまうと後々関係がギクシャクしてしまうことも。
彼女でいるうちから喧嘩をするたびに居心地の悪さを感じさせてしまうと、「この子との結婚は考えられない」と思われる危険性があります。
喧嘩をしたらその都度きちんと収拾をつけて、その後すぐに仲の良い二人に戻れるような工夫をすることが必要です。
また、喧嘩の時は感情に流されて一方的にわめきたてるのではなく、ある程度理性を保ったまま話し合えるように心がけましょう。と、男性も自分の気持ちを話しやすく、問題が解決しやすいでしょう。
監修者「齋藤緑子」のまとめ
男性にとって恋愛と結婚では、相手に求めるものが全く違います。そこをよく理解しておけば、今付き合っている男性に「結婚するなら君しかいない!」と思わせることも可能です。よく結婚をゴールであるととらえる人もいますが、結婚とは一生を共にするためのスタートであるととらえる人の方が、より結婚したいと思わせる女性としてふさわしいといえます。男性に結婚したいと思わせる女性になるためには、ただ刺激を与え合うだけの関係ではなく、この先をしっかりと見据え、長く穏やかに生活を共にできる女性であるとアピールすることが必要なのです。