2020/11/13
恋愛・結婚にまつわる悩み    

35歳を超えてからの妊娠・出産を検討の方に!高齢出産のメリット・デメリット・リスクを徹底解説

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妊活を始めるタイミングは人によって異なりますが、30代女性は高齢出産が気になる年齢でもあるでしょう。最近ではアラフォー出産という言葉や高齢出産をした芸能人をニュースで見ることもありますが、やはり不安になるのはそのリスク。

高齢出産についての知識はないけど、漠然とした不安を抱えている人も多いと思います。そこで今回は、高齢出産によるメリット・デメリットをご紹介していきます。これから妊娠・出産を考えている30代女性は参考にしてみてくださいね。

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フリーライター

shima

OLやアパレル販売を7年経験したのち、フリーのライターに。美容やファッションに関することが大好きで、SNSでの情報収集を日課にしている。30代に向けた最新トレンドをお届けします!

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晩婚化の進む現在、子供を欲しいと考えている方にとって高齢出産や年子のリスクは不安のタネですよね。今回はそんな35歳からの高齢出産の基本について詳しく解説していきます。読んで少しでも心配が軽減されれば幸いです。

高齢出産=35歳以上での出産のこと

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高齢出産とは名前のとおり高齢で出産することです。

では、何歳からが高齢出産と呼ばれるようになるのでしょうか。日本産婦人科学界によると、高齢出産は35歳以上の初産婦と定義されています。

女性の体は繊細で複雑な事情を持っているため、アラフォー出産に限らず、いつ子どもを産んでも結果が同じになるわけではありません。

高齢出産にはリスクも伴うため、出産を考えている30代女性は35歳を基準に妊活を含めたライフプランを立ててみてくださいね。

年々の女性の出産年齢の推移

晩婚化も進むにつれて、子どもを産む女性の年齢層も変化しています。

現代では20歳代で子どもを産む女性は減少傾向にあり、それと同時に30代で第一子を出産する女性が増加傾向にあります。

そのため、1991年以前は30歳以上の初産婦が高齢出産とされていたのが、35歳に引き上げられました。高齢出産の最高年齢も上がってきています。

医療技術が進歩したこともあり、現在では30歳以降でも子どもを産みやすい環境が整っているのも出産年齢が上昇している理由のひとつです。

高齢出産になる理由とは?

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高齢出産になる背景として、社会的な変化が与えている影響が考えられます。

1つめの理由は、結婚年齢が以前と比べて高くなる晩婚化が進んでいることです。

女性の社会進出が盛んになったことで進んだ晩婚化は深刻な社会問題でもあります。

2つめの理由は、キャリアを失うことを恐れる女性が増えたことです。

職場復帰する予定の30代女性のなかには、不安を抱えている人も多いでしょう。それぞれの理由について詳しく説明していきますね。

ライフスタイルの変化で晩婚化が進んでいる

女性の社会進出が盛んになることでキャリアを持った30代女性は増えてきています。

ライフスタイルの変化によって仕事に熱中するあまり、恋愛が疎かになってしまう人も多いでしょう。

自然と結婚時期が遅くなってしまっているのが晩婚化の原因のひとつ。

また、男性の収入だけで生計を立てていた時代と違い、現代では夫婦共働きの世帯が増えています。

結婚後の出産・育児によって収入が減ってしまうため、男性の収入が上がる時期まで結婚を待つカップルもいるのです。

キャリアを失うことを恐れて先延ばしになることも

30代女性は仕事でも活躍している世代。

キャリアを築いてい企業の重要な戦力になっていく期間が出産適齢期と重なっていて、キャリア形成を優先していると妊娠や出産が先延ばしとなってしまいます。

また、キャリア形成よりも出産を優先したいと思っていてもパートナーの収入が低ければ、出産後も働かなくてはなりません。

長期にわたって仕事を休むと復帰しづらく思えてしまい、なかなか妊娠・出産に踏み切れないのです。

高齢出産における4つのデメリットとリスク

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30代女性のなかには、これから妊娠・出産を考えている人も多いでしょう。

高齢出産や年子にはリスクがあると聞くことも多いので不安もありますよね。

ここでは、高齢出産における4つのデメリットとリスクを紹介していきます。

高齢出産によるリスクを知ることで、人生プランを立て直すきっかけともなるので参考にしてみてくださいね。

1:43歳以上は不妊治療助成金の対象外となる

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いざ、妊活を始めたとしてもすぐに子どもを授かれるとは限りません。

日本では高齢妊娠する方法の1つとして、不妊に悩む夫婦のための不妊治療助成金という制度がありますが、43歳以上は対象外とされてしまいます。

また、20代の妊娠率は40%~50%なのに対して、35歳以上の妊娠率は20%~30%と約半分に。

自然妊娠が難しくなることで不妊治療のニーズは高まってきますが、43歳以上はその効果も出にくくなっています。

そのため、35歳以上で高齢出産を考えている人は何歳まで不妊治療を行うかどうか、費用をどう工面するかも考えておかなくてはなりません。

2:定年までの期間が短く収入に不安が残る

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高齢出産は、経済的な面でも苦労する可能性があります。子どもを育てるとなると約20年間教育費などのお金が必要となります。

出産から定年までの期間が短くなることで、子どもが幼いうちに収入が減ってしまうことも。

また、30代女性が同年代のパートナーと子育てをするとなると、将来の収入面に不安もあるでしょう。

高齢出産の最高年齢だけでなく、自分たちの収入がどう変わっていくのかも考えて計画的に貯金をしておくのが理想ですね。

3:流産・難産・ダウン症の子供の出生率が高まる

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30代女性が高齢出産をするにあたって不安になるのが流産や子どもの障害についてではないでしょうか。

高齢出産は、若い世代と比べて流産・難産・ダウン症の子どもの出生率が高くなってしまいます。

赤ちゃんのもととなる卵子は、女性が胎児のときに一生分が作られます。

卵子が卵巣のなかにある期間が長くなるほど染色体やDNAにダメージが蓄積されて細胞分裂の力も低下してしまいます。

そのため、生まれてくる子どもにダウン症などの先天的な異常が見られるケースが多いのです。

また、流産の原因のほとんどが染色体異常によるものですので、高齢になるほど流産の確率も高まってしまいます。

30代女性が高齢出産をする場合は妊娠初期の段階で出生前診断をするかどうかも、パートナーと話し合っておくといいですね。

4:母親が妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病になる可能性が高い

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30代女性の高齢出産は、赤ちゃんだけでなく母親の体にもダメージが大きくなってしまいます。

その代表的なものが、「妊娠高血圧症候群」「妊娠糖尿病」になる可能性が高いことです。

「妊娠高血圧症候群」は妊娠中に高血圧となり、母体の血管や臓器に障害が発生してしまうことです。

発生率は40歳以上で約8%と35歳以下と比べると2倍。

「妊娠糖尿病」は、妊娠中に初めて糖の代謝異常が見られることで、35歳以上は20代の約8倍の発生率となっています。

胎児に問題がなくても母体が大きなダメージを受けてしまうと、入院生活を余儀なくされてしまうこともあるでしょう。

高齢出産は自然分娩が難しく、子宮内での発育不良になれば早産・帝王切開になることも

高齢出産になると、子宮内での発育不良により早産・帝王切開になる可能性が高くなります。

赤ちゃんはお腹のなかにいる間、へその緒を通して母体からたくさんの栄養を受け取って成長します。

しかし、高齢になることで血流が悪くなり赤ちゃんに栄養が行きわたらなくなることも。

低栄養状態によって通常の妊娠を継続することが不可能となり、出産予定日より早く出産する早産となってしまうのです。

早産の場合は帝王切開となる可能性も高く母体に与えるダメージも大きくなってしまいます。

高齢出産をする場合は妊娠初期の段階で、緊急の場合は母体と胎児のどちらの命を優先するか話し合っておく必要もあるのかもしれませんね。

高齢出産をした産後の4つのメリット

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高齢出産は命に係わるデメリットがあることから、悪いことばかり知られています。

しかし、高齢出産にもメリットはあります。デメリットは身体的なものが多いですが、メリットは精神的な面が多めです。

30代女性で高齢出産に不安を抱えている人も多いと思います。ぜひ、メリットも知って夫婦で出産について話し合ってみてくださいね。

1:精神的・経済的に余裕を持って子育てできる

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30代女性の高齢出産だと、余裕をもって子育てができるというメリットがあります。

若いうちから貯金をしておけば、経済的な不安もありません。パートナーがキャリアアップして収入が上がっていれば、女性が産後に職場復帰をしなければならない状況も回避できるでしょう。

また、出産をするまでにたくさんの経験を積むことで精神的にも余裕を持つことができ、伸び伸びと子育てをすることができます。高齢出産をするなら何歳までか話し合っておくと人生プランも立てやすくなります。

2:20代・30代でしたいことをしきったので育児に情熱を注げる

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妊娠するまでの20代・30代の間でやりたいことをやりきっているので、育児に情熱を注ぐことができるのも高齢出産のメリットです。

30代女性は妊娠するまでの間に旅行や趣味を楽しんだ人も多いでしょう。

自分のやりたいことを満喫した後での子育てとなるので、育児に惜しみなく時間を使えるようになります。

しっかりと人生プランを立てることができる人の高齢出産であれば、楽しく育児をすることができますね。

3:高齢で出産をした母親は長生きする説もある

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高齢出産をした母親は長生きすると言われている説があります。

30代女性の高齢出産でも普段の運動などによって充分な体力を持っていれば、安産となる可能性が高くなります。それだけでなく、産後の回復も早くなることがあります。

また、海外では高齢出産した女性が長寿である傾向があるという報告もされています。

高齢出産の限界年齢で出産を経験した人は、子宮体がんのリスクが低下する研究結果もあり、今後も研究には目が離せません。

4:周囲からアドバイスを得やすい

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出産年齢が上がるほど、周囲の出産経験者は増えていきます。

友達などからアドバイスをもらいやすくなるのは高齢出産ならではのメリットですね。

30代女性の初めての育児は悩むこともたくさんあると思いますが、アドバイスをもらいやすい環境にいることで育児に対する不安も減るでしょう。

高齢出産でも相談できる人がいると育児によるストレスも溜まりにくく、楽しんで子育てもしやすくなります。

高齢での妊娠時の注意点

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30代女性で高齢出産の予定がある人は、妊娠時の注意点についてもチェックしておきましょう。

出産適齢期での妊娠でも注意することはたくさんありますが、高齢での妊娠はより一層注意する必要があります。

1:正確な排卵日を知り子作りは計画的に

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高齢で妊活を始めた場合、高齢出産のリスクや体力の限界などを考え、なるべく早く妊娠したいと思う30代女性は多いでしょう。

早く妊娠するためにも、正確な排卵日を知り計画的に子作りをすることがとても重要になってきます。

毎月の月経日と基礎体温をきちんとチェックしておくことで、排卵日を把握することが可能です。

生理周期が安定していない人や、無月経の月がある人は、自分で正確な排卵日を把握することは難しいので産婦人科を受診するようにしましょう。

2:生活習慣や食生活に一層気をつける

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30代女性が高齢での妊娠を目指しているなら、日々の生活習慣や食生活に一層気を付けるようにしましょう。

高齢で妊娠する方法の基本となるのは体作りです。充分な栄養をとることで排卵を安定させることができ、妊娠しやすい体を作ることができます。

また、精神的なストレスを感じないことも妊娠するために重要なポイント。

運動を取り入れることで健康管理もでき、ストレスを発散することもできます。高齢出産でも自然分娩を希望しているのなら日々の生活に運動を取り入れて体力作りをしてみてはどうでしょうか。

3:お腹に負担がかからないよう意識する

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30代女性が妊娠をした場合、お腹に負担がかからないように注意することも重要です。

お腹は胎児を守る大事な場所です。不必要にしゃがんだり前かがみになると腹部を圧迫してしまいます。

お腹に負担がかかるような家事は家族に手伝ってもらい、仕事で力仕事がある場合は他の人に代わってもらうようにしましょう。

また、長時間の立ち仕事はお腹が張る原因ともなってしまいます。正産期でない時期のお腹の張りは早産につながる可能性があるため、注意が必要です。

監修者「shima」のまとめ

今回は、30代女性の高齢出産についてご紹介しました。高齢出産にはメリットもありますが、リスクがあることを忘れてはいけません。高齢出産を考えている30代女性は、メリット・デメリットの両方の知識を身につけたうえで人生プランを計画的に立てていきましょう。

この記事の監修者

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この記事の監修者

フリーライター

shima

OLやアパレル販売を7年経験したのち、フリーのライターに。美容やファッションに関することが大好きで、SNSでの情報収集を日課にしている。30代に向けた最新トレンドをお届けします!

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