普段の生活において「人といるのが苦痛」「人疲れがしんどい」「人と接するのが苦痛」…なんて思ったことはありませんか?
30代女性は人と関わることの多い世代。周りからは人付き合いが上手に見えていても、内心はかなり無理をしていて疲れているという人もいるのではないでしょうか?そんな自分の性格が嫌になってさらに疲れてしまうという悪循環も生じます。
今回は人といると疲れてしまう原因と特徴を紹介していきます。改善方法も紹介するので人付き合いで悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
フリーライター
shima
OLやアパレル販売を7年経験したのち、フリーのライターに。美容やファッションに関することが大好きで、SNSでの情報収集を日課にしている。30代に向けた最新トレンドをお届けします!
OLやアパレル販売を7年経験したのち、フリーのライターに。美容やファッションに関することが大好きで、SNSでの情報収集を日...
30代女性が人といると疲れる6つの原因
人といるのが疲れてしまう原因を6つ紹介していきます。
原因が分かることで解決策も探すことが可能です。人といると疲れてしまうことの多い人は、自分に当てはまる部分がないかチェックしてみてくださいね。
1:自己主張ができない
自己主張のできない人は、人といることで疲れてしまうことも多いです。
例えば誰かと食事に行く時に「何食べたい?」と聞かれたら「あなたは何を食べたい?なんでもいいよ!」とついつい合わせてしまったり。そもそも人との会話が疲れてしまうので簡潔に答えてしまいがちに・・・
「女子会、あなたも行くよね!」と誘われたら行きたくなくても「うん!」と答えてしまったりもあると思います。
女の世界を生き抜いてきた30代女性にとって、和を乱すのは避けたいかもしれません。しかし嫌われることを恐れて、自分の気持ちを言えずに流されすぎてはいませんか?
そのような我慢が積み重なることで、人といるのが疲れてしまうのです。
2:周囲の目や反応を気にしすぎている
周囲の反応や視線を気にしすぎていることも人といて疲れる原因です。
「本当の意思ではないけど、みんなはこう言うことを期待している」「いまここで断ったら、空気の読めない人だと思われる」など、嫌われたり変人扱いされることを恐れすぎてはいませんか?
何をするにも相手がどう思うかを深く考えて行動するので、自分の気持ちとは違う行動をとることばかり。続けているうちに、人といるのが苦痛なってきてしまいます。
多くの人の期待に応えなければいけない30代女性にはありがちなことですが、自分のしたいことに制限がかかるのは辛いですよね。
周囲に目ばかり気にしているので思い切った行動ができずストレスばかりが溜まるのです。
3:承認欲求を認めてもらえない環境にいる
人間は承認欲求が満たされないとやる気がなくなってしまいます。
働き盛りの30代ですが仕事などを必死に努力したとしても、周りがその努力に気付いてくれなければ気持ちも報われませんよね。
「自分はこんなに努力しているのに周りは気づいてくれない」と何度も思うことで頑張ることをやめ、人といること自体にも疲れを感じるようになってしまいます。
「なんでわたし、こんなに必死になっているんだろう…」と感じ始めたら危険信号!自分の身を置く環境を見直す必要もあります。
4:相手が自己中心的で意見を押し付けてくる
相手が自分の意見ばかりを押し付けてくる自己中心的でわがままなタイプだと、いつもあなたが我慢することになりますよね。
自分中心の考え方で生きてきた人は、周りが自分に合せるのが普通だと錯覚しています。
そんなタイプの人間と一緒にいると、気の弱い人だと圧に押されて何も言えなくなってしまうこともあるでしょう。
自分の意志とは違う行動をとることになるので、一緒にいると疲れてしまうのです。
30代になっても、精神的に幼い人というのは存在します。積極的に距離を置くのもひとつの手段でしょう。
5:人とのコミュニケーションが好きでない
そもそも、人とのコミュニケーションが好きでない人は誰かといると疲れてしまいます。
誰かと過ごすよりも、自分1人だけで過ごす時間が好き…という方ももちろんいらっしゃるでしょう。
そのような人が多くの人とコミュニケーションを強いられれば当然、ストレスとなります。
また、人といると何かしゃべらなければならないと思ってしまい気を張ってしまい,話すと思えば思うほど疲れてしまいます。人といることが好きな人にとっては楽しい時間でも、人といることが苦手な人にとっては苦痛な時間に…。
自分だけが楽しめていない空間にさらにしんどさを感じ、さらに人といることに落ち着かない自分がいて疲れを感じることもあります。
6:パーソナリティー障害を抱えている
パーソナリティー障害とは、ものの考え方や行動様式が一般の人と比べて著しくことなることです。
その人の個性でもあるのですが、周囲が苦しむことも多いのでパーソナリティー障害と呼ばれています。
パーソナリティー障害はいくつかに分類されますがどの分類の人も、一般の人とは少し違った感性を持っているのが特徴です。
しかし、パーソナリティー障害の人は自分の考え方が自然だと捉えることがあるので、自分では気づかないことも。
症状は感情の起伏が激しく、安定しない。いつか見捨てられるのではないかという不安を常に抱えている…など。
人といることに疲れたり、信頼関係を築くのがひどくしんどいと感じる人はパーソナリティー障害の可能性があります。
人が近くにいるということが落ち着かないということも特徴のひとつです。
30代になってから診断をして障害に気づくという方も多くいます。思い当たる方は自己診断や心療内科を受診してみるのもおすすめです。
人疲れしやすい30代女性の性格・心理・特徴5選
人といることに疲れてしまう30代女性はどのような性格なのでしょうか?
特徴を紹介していくので自分に当てはまる部分がないかチェックしてみましょう。
1:見栄っ張りな傾向がある
人といると疲れる人は、見栄っ張りで承認欲求が強い場合があります。
「私はこんなにもすごい!」「常に人より上にいたい!」「少しでも自分を良く見せたい」
そのような意識が働いた状態で人と関わると、常に気を張った状態となります。
少しでも隙のある自分を見られたくない…という思いから、素直でありのままの自分で人付き合いができなくなるからです。
プライドの高い自分の仮面をつけて、本心を見せられないままでいれば疲れてしまうのは必然。
また、30代女性であれば好きでもないステータス性だけを意識したブランドアイテムを身につけている方もいるのではないでしょうか。
偽りの自分を演出し続けることにしんどさを感じて、ある日突然全てから解放されたい気分になる人もいます。
2:人に嫌われることを恐れている
他人から嫌われることを恐れてるあまり、人に合わせてばかりの人は人付き合いに疲れやすいです。
協調性があるのと、意見を押し殺して我慢をし続けるのは違います。
耐えて上手く調和していると思っていても、周りからは「あの人は文句を言わない」と面倒ごとを押し付ける格好の餌食になることもしばしば。
職場では面倒な仕事を押し付けられたり、飲み会の幹事などをすべて任されてしまうことも…。
自分のしんどいという気持ちに嘘をついて、嫌われないために無理難題も受け入れてしまう自覚がある方は要注意です。
3:他人に対して優しすぎる
他人に対して愛を持って行動ができる優しい人も、人といることに疲れやすいでしょう。
優しい自分でいるために、無理難題を受け入れて、犠牲になっても許し…そのような生活はストレスを抱え込みます。
人に優しくできることは長所であり素敵な部分ではありますが、それが原因で人といることに疲れを感じてしまっては意味がありません。
今までずっと人に親切にしてきた方も、30代からは自分も労りましょう。
誰かに頼られたら断れなかったり、自分のことはいつも後回しになっていませんか?
「あなたって本当にお人好しよね」と言われたことがある方は、もう少し自分のために時間や労力を使うのも大切ですよ。
4:言葉の裏を考えすぎる
人の言葉をストレートに受け止められない人は、人と一緒にいることでストレスを感じてしまいます。
人と話をしていても、いつも相手の言葉を考えすぎてしまうことばかり。
「おめでとう」とお祝いの言葉をもらっても、本当はそんなこと思っていないんじゃないかと疑ってしまうこともしばしば。
「嫌味だったらどうしよう」「どうせ社交辞令だよ」…とひねくれた受け取り方をしてはいませんか?
また、相手の言動に非常に敏感なので少しの表情の変化にも反応してしまうのです。何も起こっていないのに落ち込んでしまうため、人と会話することすら疲れてしまいます。
言葉の裏を考えすぎる人は、同時に謙虚で控えめな性格の方も多いです。自分を卑下しすぎたが故に、ぞんざいに扱われることを無意識に求めている可能性も考えられます。
子供の頃から「謙虚にね」と言われて育った30代女性も多いかと思いますが、控えめに遠慮や謙遜をすることだけが美徳ではありませんよ。他人に気を遣いすぎていると疲れるのも当然です。
5:感受性が強い
感受性が強い人は、相手の顔色を見ただけでなんとなく相手の考えていることが分かってしまいます。
表面上は笑顔で繕っていて実は機嫌が悪い…という人の気持ちも読み取ってしまうため、ストレスが溜まりがちに。
相手の本心と主張のズレによって居心地の悪さを感じてしまいます。空気を読める感受性の高さは人間関係を構築するにあたり非常に便利ですが、時には心の負担になってしまうこともあるのです。
人といると疲れる30代女性に恋愛・結婚は不可能?
人と一緒にいると疲れてしまって一人でいる方がラクだという人は、恋愛・結婚をすることは不可能だと思っているかもしれません。
30代女性にとって人生の分岐点でもある結婚は身近な話でしょう。
当然、恋愛や結婚をするには相手が必要です。相手の気持ちを考えたり合わせることもあり、結婚となるとそれが一生続くこととなります。
また、結婚をすることで親戚づきあいなど、人と関わることがさけられない状況になることも。人と関わることにストレスを感じる人にはしんどいかもしれません。
長時間一緒にいることにストレスを感じる可能性は大
人といると疲れてしまう人は、恋愛や結婚をすることでストレスを感じてしまう可能性が高いです。
恋愛をすればパートナーと過ごす時間は他の人よりも長くなりますし、結婚の場合はそれが毎日のこととなります。
また、30代女性なら結婚して子どもを授かることもあるでしょう。子どもと毎日一緒にいることとなりますし、子供関係でさらに人付き合いが多くなることも免れません。
人付き合いは避けては通れない道ですが、自分が人といると疲れてしまうことを理解してくれるパートナー選ぶことで希望は見えるでしょう。
人といると疲れる30代女性におすすめの仕事や働き方
「人と関わることが苦手」「人に気を遣いすぎて疲れてしまう」という人に向いている仕事や働き方はどのようなものがあるのでしょうか?
なるべく人と関わらないで済む、1人で完結できるような仕事が理想ですよね。
また、在宅でできる仕事なら通勤などもないため、より人との関わりをカットできます。おすすめの仕事と働き方を紹介していくので参考にしてみてください。
1:黙々と作業できる職人系の仕事に就く
一人で黙々と作業をすることのできる職人系の仕事は、人といると疲れる人にぴったり。
専門性があって自分の好きなことに集中できるため、ストレスなく自分の力を発揮することができます。
1人で作業をしたり興味があることをとことん突き詰める能力が高いことが多いでしょう。
そんな方には以下のような職業がおすすめです。
- デザイナー
- ライター
- プログラマー
- ものづくり職人
- 料理人
- ドライバー
- 自動車整備士
- 保守系作業者
- 個人投資家
これらは人との関わりも少なく個人で黙々と作業ができます。
30代の女性でも、今から資格を取れば働けるものも多数あります。人との関わりのない仕事に転職をしたい場合には、挑戦してみてはいかがでしょうか?
2:会社に属さずにフリーランスとして働く
会社に勤めると組織の一員となる以上、人付き合いを避けることができません。
そんな時にぜひ検討をしてもらいたいのが、フリーランスという働き方です。
最近はフリーランスとしての仕事も見つけやすいので、思い切って独立をしてみるのも一つの手段です。
30代の今まで働いてきた経験を生かして、フリーに落としこむことは十分可能です。企業で働くことに疲れを感じている女性は、ぜひ検討してみてください。
人といると疲れる30代女性の改善方法9選
「人といると疲れる…」そんな自分を変えたいと思ったこともあるでしょう。
人間関係に疲れてしまう人の多くは、自分の意見を言えずに溜め込み我慢する人が多数です。
つまり、それさえ克服することができれば、人付き合いはもっと円滑になることも考えられます。
人といると疲れてしまう30代の女性の改善方法を9つ紹介していきます。人との交友関係において悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
1:人前で失敗をする恐怖を払拭する
30代にもなると、なかなか人前での失敗をできない年齢ですよね。
しかし人間だれでも失敗することはあり、失敗することは恥ずかしいことではありません。
本当に恥ずかしいのは失敗を繰り返すこと。一度失敗してしまったとしても、次に同じ失敗をしなければいいのです。
ただし、理屈は分かっていても人前で失敗する恐怖はなくなりませんよね。
失敗を恐れなくなるためには、場数を踏むのが一番です。最初は恐怖心があるかもしれませんが、慣れてくるとそれもなくなるでしょう。
2:周りの評価を気にしない鈍感さを身につける
周りからどう思われるかを気にしすぎると疲れてしまいます。
しかし鈍感さがあれば、周りからどう思われているかを気にすることなく生活することが可能です。
「こんなことをしていたら、誰かに笑われる」という考えを捨てて、自分の意思に素直になりましょう。
もちろん、人を不快にさせるような言動は避けるべきですが、正当な主張であればどんどんすべきです。
周囲の反応に敏感になりすぎて、行動や発言を制限されては自分を見失ってしまいます。
やってみたら意外となんともなかった、ということも多いので一歩踏み出してみてください。
3:自分の意見を言う努力をする
人といると疲れる人は、人から嫌われることを恐れて自分の意見を押し殺してしまいがち。自分の気持ちを言えないから、疲れるようになってしまいます。
20代の頃に自分の意見を言ったがためにトラブルになった…などの経験が由来しているかもしれません。
それでも自分を変えたいのなら、自分の意見を言う努力をしましょう。自分の意見を言うことは勇気のいることです。意見が対立してしまうこともあるでしょう。
しかし、相手が合わせてくれるかもしれませんし、同じ意見である可能性もあります。
我慢ばかりしているより、思い切って自分の意見を言った方がスッキリしますよ。
4:疲れた時には気分転換をする
無理して人と付き合う必要はなく、疲れた時には気分転換をするのも大切です。
自分の趣味に没頭するのもいいですし、外に出て自然に触れたり…人間社会から離れる時間を定期的に作ることで、ストレスは緩和されます。
苦手な人付き合いを克服するために続けていても、精神的な疲労は進行するだけです。人付き合いが苦手な自分も受け入れて、適度にガス抜きをしましょう。
30代女性なら、お気に入りのカフェでティータイムを挟んで一息つくのもいいですね。
5:他人に期待しすぎない
期待という感情は、裏切られた時のショックばかりが大きい厄介なもの。あまり他人に期待をせずに生きるのも、ストレスなく生きるコツです。
怒りや悲しみの感情が生まれる理由は、「自分の期待を裏切られるから」が大半です。
ダメージを受けることで人といることに疲れを感じてしまうので、最初から他人に期待するのはやめましょう。
当てにするのは自分だけにして、他人に何かしてもらえたら嬉しい!くらいに思っているのが心の平穏につながります。
不要な期待をしないことで、何かしてもらえた時の嬉しさも倍増しますよ。
他人を信頼するけど、期待はしない。というのが30代にとって一番ベストな心の持ち方かもしれませんね。
6:少しずつでも人と関わる
人といると疲れてしまう人がそれを改善するためには、自分から行動をおこす必要があります。
少しずつでいいので人と関われるよう行動していきましょう。
まずは、あいさつをすることから始めて慣れてきたら、徐々に会話をしていく。
あなたの方から行動していけば、いつしか相手からも話しかけられるようになって、良い人間関係が構築しやすくなります。
たとえ人と関わるのが苦手でも、生きている以上は全く話さない…ということはほぼ不可能です。
自分が疲れにくい人間関係の構築を目指しましょう。
7:誰からにも好かれようと思わない
全ての人から好かれることは不可能です。どんなに努力しても相性が悪い人はいます。
定番の好物・カレーですら「嫌い」という人がいるのを見れば、みんなに好かれることは不可能であることがわかりますよね。
「全ての人に好かれる必要はない」と肩の力を抜くことで、人と合わせることをやめることができ、人間関係もラクになります。
自分の意見を言うことで嫌われてしまうこともあるかもしれません。しかし、その人とは縁がなかっただけなので気にする必要はありませんよ。
「誰からも嫌われない人は誰からも好かれない」という言葉もあります。嫌ってくる人に注目するのではなく、あなたを好いてくれている人を大切にしましょう。
「人と話すと疲れる」という方も無理に話す必要はなく、まずは自分の気持ちを大切にしてくださいね。
8:完璧でない自分も受け入れる
自分で自分のことを受け入れることができなければ、他人からも受け入れてもらえません。
また、ありのままの自分を受け入れることで見栄を張るクセをやめることもできます。
無理に背伸びをすることも、周りに見栄を張るために無駄に努力することもなくなり、人といることがラクになってきます。
30代の今、改めて自分を受け入れてあげましょう。
9:積極的に自己分析をしてみる
自分がどんな人間であるのか・自分はどんな考えを持っているのかなど、自分のことを積極的に分析していきましょう。
他人に自分のことを知ってもらうためには、自分がどんな人間であるか自分で知っておく必要があります。
自己分析をすることで自分のことを知ることができ、他人とどのように接するのが自分にあっているか見つけることも可能。
積極的に自己分析をしてみてくださいね。
監修者「shima」のまとめ
自分の性格に疲れてストレスを溜めないためにも、なんとか改善したいと思う人もいると思います。そんなときは、自分自身を分析して無理をしたり見栄を張るのをやめましょう。少しずつでも変わっていくことで、人付き合いが楽しくなってきますよ。