結婚祝いのお返しって頂いたお祝いの半額?3分の1?縁起の悪い品物って?
知っているようで実は詳しく知らないお返しのマナー。
怒涛の結婚ラッシュを経験してきた30代の大人女子だからこそ、スマートにセンスの良いお返しを選びたいですよね!
ブライダルライター
Ryoko
短大の時のアルバイト先で一目惚れをした先輩に社会人になって偶然再会。 その先輩と5年交際の後結婚、今年結婚10年目3人の子持ち30代主婦ライターです。 結婚を考えている30代大人女子の背中を優しく押せるような素敵な情報を発信したいと思います。
短大の時のアルバイト先で一目惚れをした先輩に社会人になって偶然再会。 その先輩と5年交際の後結婚、今年結婚10年目3人の...
結婚祝いのお返し(結婚内祝い)とは
一昔前は現在の内祝いの意味合いと少し違っていて、家族内で結婚などのお祝い事があったときに親しい人へ幸せのおすそ分けとして自ら進んで贈り物をすることだったようです。
現在では、結婚内祝いとは”結婚祝いを頂いた方に対して感謝の意味を込めてお返しとして贈る”というケースが定着しています。
結婚祝いのお返しの基本マナー
結婚祝いのお返しには、実はマナーがたくさんあります。
「結婚祝いをもらったらどうするのか」「お返しの贈るタイミングはいつなのか」「のしはどのようにするのか」などをご紹介していきます。どれも基本的なマナーですので、それぞれしっかり理解し、結婚祝いを頂いた方に失礼のないよう気を付けましょう。
まずはお礼の連絡
まず結婚祝いを頂いたら数日以内にお礼の電話、もしくはお礼状を必ずおくりましょう。
結婚祝いを贈った方も相手に喜んでもらえるように色々と考えて選んでくれたはずです。きちんと相手に結婚祝いが届いているのか、喜んでもらえたのか贈り主も気にしているのではないでしょうか。
まずは結婚祝いを頂いたら一日も早く一報を入れるようにしましょう。
これを怠ってしまうと「こんな人だったっけ・・・」と親しい間柄でも一気に良くない印象に変わってしまいます。
自分が結婚祝いを贈った側だったらどうなのか、どうされたら嬉しいのかしっかり相手の立場になって考えるようにしましょう。
贈る目安は1か月以内
結婚式を挙げずに入籍だけする場合や入籍から結婚式まで期間が空いてしまう場合など、最近では人それぞれタイミングやパターンが違いますよね。そのため、結婚祝いのお返しをいつまでに贈るのがベストなのか分かりにくいです。
一般的に結婚祝いのお返しは、挙式の1ヵ月以内に贈るのがマナーとされています。結婚式を挙げない場合や入籍から結婚式まで期間が空いてしまう場合には、結婚祝いを頂いてから1か月以内を目安に贈るのが良いとされています。
挙式から1カ月以内ですと、まだバタバタしている時期だとは思いますが善は急げ!早すぎることで失礼にはならないので結婚祝いのお返しは1日も早く贈ることをおすすめします。
内のしが一般的
のしは日本贈答の特徴といえるものです。人に贈り物をする際には基本的にのしという紙をかけるかと思います。
贈り物を購入したお店でも「のしはどうされますか?」と当たり前のように聞かれますよね。
結婚祝いのお返しの場合必ずのしを付けるのがマナーです。
10本の紅白か金銀の水引で結び方は結びきり。表書きは寿か内祝いで必ず新しい姓を使用するようにします。
のしには「内のし」と「外のし」の2種類のかけ方があります。同じ意味合いの贈り物でも地域によっては「内のし」と「外のし」の違いもあるようですが、結婚祝いのお返しには「内のし」が一般的です。
結婚祝いのお返しの相場は?
結婚祝いを頂き、いざお返しを選ぶ際に悩んでしまうのが金額の相場ですよね?
一般的に頂いたお祝いの半額「半返し」なのは知ってはいるものの、親戚や上司、友達でも親友もいれば年賀状のやりとりのみの友達など関係性も色々なので悩んでしまいます。
お返しには良いものを・・・と見栄を張ったり、こだわり過ぎて高すぎるお返しをしてしまうとお祝いを突き返してしまう意味合いに受け止められてしまうので注意が必要です。
高すぎるお返し、その反対に安すぎるお返しには注意しつつ、相手との関係性を踏まえた金額で選ぶのが無難です。
高額だった場合
高額な結婚祝いは嬉しい反面、お返しをどうするのかとても悩んでしまいますよね。
一般的に高額なお祝いの場合は、半返しではなく3分の1ほどの値段で留めたお返しにするようにしましょう。
そして高額のお祝いを頂いた時には、まずは手紙や電話でお礼を伝えましょう。また、可能であればお返しの品物を直接手渡しする気遣いができるとより◎。
連名だった場合
学生時代の部活のチームメイトや職場の同僚など数人による連名で結婚祝いを頂くことも多いかと思います。
そんなときは頂いたお祝いの品物の金額を人数で割り、割った分の半額程度の品物をひとりずつ個別におくるのがマナーです。
その際にはひとりひとり違う品物を選ぶのではなく、できるだけ同じ品物に統一したほうが無難です。
他にも全員で分けられる個包装のお菓子のセットなどを代表者に渡してお返しするパターンもあります。その際はメッセージカードを添えるなど一工夫をすると気持ちが伝わるのでおすすめですよ。
結婚祝いのお返しとしてNGなもの
結婚祝いを頂きお返しを相手に喜んでもらいたい一心で選んでしまうと知らないうちにマナー違反をしてしまう可能性があります。
結婚祝いのお返しとしてNGな品物があること、なぜNGなのか詳しく紹介していきましょう。
縁起の悪いもの
内祝いに限らず縁起が悪いと言われている品物の代表を紹介します。
包丁などの刃物や食器などの割れ物は、縁が切れる駄目になるという理由で縁起が悪いとされています。
また、4・9のような数字は「死」「苦」などを連想させるなど良くない不のイメージがあるので縁起が悪いとされています。
自分で内祝いを選べるカタログギフトでは包丁のセットや食器のセットなども載っていたりするので昔ほどではないのかもしれませんが、年配の方やマナーに厳しい方もいるので注意が必要です。
肌着
出産のお祝いで赤ちゃんの肌着を贈ったり、恋人に肌着を贈ったりすることはよくありますが、結婚のお返しである内祝には不向きです。
肌着は直接素肌に触れるということでも良くないとされています。
1番の理由は着るものに困っていて生活が苦しいと思われていると受け取られる可能性があるため特に目上の方にはNGとされています。
現金
結婚祝いのお返しだけでなく全てのお返しにしても、現金はやはりお返しとしてはあまりにも素っ気ないですし、金額がダイレクトに分かってしまうので避けるべきです。
変に品物を贈るよりも現金の方が相手も喜ぶのではないかと思うかもしれません。
しかし、結婚祝いを贈った方はお返しがほしいわけではなく相手の結婚を純粋にお祝いしたくて結婚祝いを贈っているはずなので、やはりきちんとお返しとして現金以外でお礼をするべきです。
30代女性向け結婚祝いのお返しの選び方のポイント
上質なものセンスのあるものを見極める厳しい目を持っている30代女性にも満足して喜んでもらえるお返しとはどんな品物なんでしょうか。
30代女性向けの結婚祝いのお返しの選び方のポイントをいくつか紹介するので是非参考にしてみて下さい。
上質なもの
30代女性はこれまでに色々な物を見て、そして経験してきているのでやはり目が肥えているのも確かです。
お金にも余裕があり身に付けるものや食べるものにもこだわりを持って選ぶ30代女性には、質の良いものを贈ると喜ばれます。
例えば、食べるものであれば無添加なものや有名なパティシエが作ったスイーツ、タオルや石鹸など肌に触れるものは、肌触りにこだわって作られたものやオーガニックな素材を使用しているものなど、上質かつお返しをする側の思いやりが伝わるものを選ぶのがおすすめです。
実用性のあるもの
30代女性に関わらず実用性のある品物は嬉しいものです。
家族の多い方には洗濯洗剤のセット、料理を作るのが趣味の方にはこだわって造られている調味料やドレッシングなど、人それぞれ家族構成やライフスタイルが違うので相手にとって実用性のあるものを選ぶのはとても難しいです。
私自身結婚祝いでティファールのケトルを友人から頂いたのですが、子供が赤ちゃんの時にはミルク作りに大活躍し、今でも必ず1日1回は使い、なくてはならない存在になっています。
このティファールのケトルは我が家では実用性のある最高の贈り物で、友人の贈り物を選ぶセンスに関心しました。
誰にでも実用性のあるものであれば、タオルなどがおすすめですよ。
30代女性におすすめの結婚祝いの定番お返しギフトランキング5選
それでは、30代女性におすすめの結婚祝いのお返しギフトを紹介したいと思います。
食べ物か日用品か、お返しギフトに何がいいか分からない方でも、きっと目の肥えた30代女性にも満足してもらえる結婚祝いのお返しギフトが見つかるのではないでしょうか。
No.1 カタログギフト
カタログギフトは常に人気があります。通販でも楽に取り寄せることが出来ます。
ブライダル専用のカタログギフトなどもあり、分かりやすいように冊子が値段別になっているのでお返しをする方も選ぶのが容易です。
目上の方や相手の好みがわからないときも、カタログギフトであればハズレがないので安心です。
家族のいる方はどれを選ぶかみんなで話しができ、後から選んだ品物を見て「これは◯◯さんの結婚祝いのお返しで選んだよね、仲良く過ごしてるのかな」と後々になっても話しができるのでカタログギフトは個人的にとてもおすすめです。
カタログギフトは品物だけでなく女性に嬉しいエステ店のアロママッサージの招待券やホテルのランチ招待券などの変わり種もあります。
自分で選ぶ楽しさもあり、自分の欲しいものをチョイスでき自分のタイミングで好きなものを選べるカタログギフトは忙しい30代女性にも人気です。
No.2 商品券
実用性のある商品券も結婚祝いのお返しでよく選ばれるものの1つ。
使い勝手が良く、相手の欲しいものを購入する際に使用してもらえるのが人気の理由です。
しかし、商品券も現金と同じで金額がダイレクトに分かってしまうので、お返しには向いていないのではないかと少し不安もよぎってしまいます。
実際に商品券はお返しとしてはふさわしくないと思う方もいるので、年配の方やマナーに厳しい方など少しでも不安要素のある方は商品券はやめておいた方が無難です。
商品券は種類により使用できるお店が異なるので、商品券を選ぶ際には商品券の種類に注意しましょう。
欲しいものを吟味し自分で選ぶのを好む30代女性にとって商品券は喜ばれるお返しの1つとして候補に入れてもいいのではないでしょうか。
No.3 スイーツ
結婚祝いのお返しだけでなく、その他のプレゼントでもよく利用されているのがスイーツのセットですよね。通販で取り寄せる方も多いのではないでしょうか。
クッキーやゼリー、チョコなどの洋菓子から、おせんべいや羊羹などの和菓子まで、値段も種類もたくさんの中から選べるのが魅力。家族のいる方や年配の方などどんな方でも喜んでもらえる一品を見つけやすいでしょう。
人気商品のスイーツセットはやはり見た目も華やかで、貰って嬉しい気持ちになりますよね。
毎日忙しく頑張っている30代女性には有名パティシエが監修したお洒落な美味しいスイーツと、コーヒーや紅茶のセットでブレイクタイムはいかがでしょうか。スイーツセットは30代女性にも喜ばれるお返しの1つですよ。
No.4 バスグッズ
結婚祝いのお返しの人気ランキングで必ず上位を占めるのがバスグッズですよね。
実際にお返しで頂いた方も多いのではないでしょうか。
私自身結婚祝いのお返しとしてではないですが、泡風呂用の入浴剤と石鹸、タオルのギフトを頂いたことがあります。
日頃入浴剤を使用しないので、久々の入浴剤は非日常を味わうことができました。少しリッチな気持ちになり、子供たちもはじめての泡風呂でテンションが上がりまくりでした。
肌の弱い方やアレルギー体質の方もいるので、バスグッズを選ぶ際には贈る相手はどうなのかリサーチしてから決めるようにすることをおすすめします。
30代女性に限らずバスグッズを選ぶときは、肌に優しいオーガニックなものや上質なものを選ぶようにすると安心して使用してもらえますよ。
No.5 高級ブランドものの日用品
普段から使いやすいブランドものの日用品、例えばタオルやハンカチなどは何枚あっても困らないので内祝ギフトとして人気商品です。
私自身、友人からのカタログギフトで選んだセリーヌの高級ハンカチは子供の参観日などのお出掛けの時に必ず持参するお気に入りですが、そのハンカチを見るたびに友人の結婚式を思い出します。
実際に30代の友人に出産祝いのお返しでプレゼントして喜んでもらえたのは、L.L.Beanのミニトートです。友人は毎日仕事にお弁当を持参するので調度いいのではと思いプレゼントしました。友人は毎日トートにお弁当を入れて仕事に持って行ってくれているそうです。
普段から使いやすい質の良い高級ブランド物の日用品は30代女性に限らず内祝いギフトとして人気です。
監修者「Ryoko」のまとめ