Amazonプライムで大人気の美容ハウツー連載BEAUTY THE BIBLE 第8話では、美容研究家・小林ひろ美さんがゲスト。普段の美白ケアととっておきの美白術について放送されました。
化粧品検定1級 美容ライター
Eri
コスメ愛で化粧品検定1級、化粧品成分検定1級取得。OLのリアルな目線で、綺麗をアップデートするのに役立つ情報を楽しくわかりやすくお届けします!
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美容研究家・小林ひろ美さん
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お母様が美容家の小林照子さんで、小さい頃から美容意識が高かったという小林ひろ美さんは、現在55歳。
透明感あふれる美白肌からはまったく想像もつきませんが、若い頃はフロリダやブラジルでサーフィンを楽しんでいたこともあって、マホガニー色に焼けていたとのこと。
どんな特別なケアをしているのかと思っていましたが、なんと美容医療はほとんどやった事がなく、自宅での日々のケアでメラニンを居座らせないようにすることで、シミのない美白肌を維持しているとのことです。
“美白ケアは歯磨きと同じように、たったの3分以内で完了するような、生活の中で負担なく「習慣」として取り入れられるものでなければならない”とのこと。
確かに、どんなに効果のあるものでも、続けられないと意味がないですよね。私たちのような忙しい30代女性の普段のスキンケアルーティーンにも取り入れやすそうで現実味があるから、心強いですね。
「年齢はゼッケン番号と同じ。気にしない。」ともおっしゃっていて、気張らず自然体で年齢を重ねていくその姿勢は、前向きでとても素敵です。
美白ケアの前の土台作り
“美白と保湿は双子のような関係。どんなにいい美白アイテムを使っても、前提となる保湿がなされていなければお肌は美白成分を吸収できない”と言う小林さん。
「洗顔→導入美容液→化粧水→クリーム→角質ケア」でお肌のコンディションを整えた後、初めて美白アイテムが登場します。
コスメデコルテ モイスチュアリポソーム
まずは洗顔後のまっさらなお肌に、ブースター(導入美容液)を使用し、お肌が水分や栄養分を受け入れる準備をします。モイスチュアリポソームは、言わずと知れたコスメデコルテのベストセラーで私もお気に入りです。
たっぷり3プッシュを両手に馴染ませて顔を包み込むように、ポイントは手を絶対に滑らせないこと。スタンプを押すようにお肌と垂直に、伸ばすのではなく押し込む意識で付けることが大事です。
アルビオン フローラドリップ
ブースターでお肌を整えたら、続いて水分を補給します。たっぷりの水分でお肌を柔らかくして、この後の美容液の浸透を良くするためです。SKⅡ等と一緒で、独自の発酵成分が特徴のローションです。
化粧水は、田中みな実さんはコットンで、福田彩乃さんとわたなべ麻衣さんは手で付けているとのことでしたが、今回は手を使った「601円付け」という方法が披露されました。
▼「601円付け」の手順
1. 500円玉くらいのローションを、素早く横づけ。
(手に馴染ませて、顔の中心から外側に向かってささっとスライドさせて付ける)
→急いで付けることが大切です。
2.100円玉くらいのローションを、縦づけ。
(手に馴染ませて、柔らかい指の腹で軽くポンポンと叩いて付ける)
→手のひらで付けると強すぎるので、指の腹で叩いて付けます。
3.1円玉くらいのローションを、押しづけ。
(手でしっかりと温めて、顔の内側から外側に向けて手のひらで押して付ける。)
4.足りない時は、2.に戻る。
監修者のコメント
文章で書くとこんな表現になってしまうのですが、このシーンは実際の動画をご覧いただくのが一番分かりやすいかと思います。田中みな実さんは、”十分に保湿されたのか、それともまだ足りないのか、不安になってなんだか付けすぎてしまう”と言っていますが、水分補給完了サインは、グーにした指の外側で触って「ひんやり・もっちり」の感触だそうですよ。
セブンフロー パワーエステクリームEX
このステップでは導入美容液、化粧水で補充した水分をロックします。セブンフローは小林ひろ美さんがご自身で開発されたブランド。ロバのミルクが主成分でキメが整ってハリが出ます。
▼使い方
使い方は、マスカット大くらいのたっぷりの量を手にとって馴染ませます。朝は外側から内側、夜は内側から外側に向かって付けます。顔の中心からサイドにかけて4プッシュ、額と顎に1プッシュ、目頭と目尻に1プッシュの合計6プッシュです。
6プッシュというとなんだか随分としつこいようにも感じますが、透き通るような美白肌の裏にはこんな努力が隠されていたんですね。ほうれい線やこめかみにもしっかりと押し込みます。年齢が出やすい部位なので、意外と男性もチェックしているそうですよ。
これでもまだ潤いが足りない場合は、クリームにオイルを一滴ブレンドするといいようです。
THREE (スリー)バランシングSQオイルR
言わずとしれたTHREEのバランシングラインの美容オイル。3~4滴たらすだけで、しっとりもちもちのお肌がかなう名品です。同ラインのクレンジングも有名ですよね。
100%天然由来の植物成分配合で、原材料の21%は有機栽培というこだわりのオーガニック仕様。保湿力はもちろん、柑橘系アロマの良い香りが広がって、1日がんばったお肌と心を癒してくれます。
ブースター美容液として化粧水の前に、乾燥が気になるときには今回のようにクリームに混ぜたりしてもOK。手持ちのアイテムを一瞬で保湿力アップさせてくれます。私も何本もリピートしていますが、
お肌の揺らぎを感じた時のレスキューコスメとしても使っています。
ランコム レネルジー M FS ミルキーピール ローション
シェイクして使う2層式の角質除去ローションです。上のミルク層にはリンシードエキスが、下の層には乳酸・サリチル酸などの角質オフ成分を配合しています。不要物は除去しながら必要な潤いはしっかり与えるランコムの名品です。
洗顔で取り切れなかった汚れを落とし、固くなっている角質を柔らかくすることで、この後の美白有効成分を入りやすくするために使います。コツは、コットンを中指の内側(手のひら側)に巻き、コットンの両端を人差し指、薬指でおさえて、コットンの中指の内側に当たっている部分にのみ、ローションを縦長に染みこませます。
こうすることで、化粧水の染みこんでいない乾燥したコットンで肌に余計な摩擦を与えることを防げるからです。たかがコットンと思っていましたが、こんなひと手間で効果が変わってくるなら、取り入れない手はないですよね。
コットンの手を肌に付けたら、手のひらをかえす様に離すことを顔全体に繰り返します。肌の表面を移動させるときは、擦らないように厳重に気を付けましょう。
美白ケア(デトックス付け)
米肌(MAIHADA) 肌潤美白エッセンス
土台ができたところで、続いて紹介されたのが米肌の肌潤美白エッセンスの「デトックス付け」です。
MCの美女3人とも、“もっと高価なものばかり使わないとダメだと思っていた“とびっくりしていました。小林さん曰く、「自分に合う美白成分を探すことが大事」とのことです。
美白成分はビタミンC誘導体やアルブチン、プラセンタ等も美白成分として有名ですが、米肌の肌潤美白エッセンスはメラニンの生成を防ぐ「トラネキサム酸」が主成分です。
▼「デトックス付け」の手順
1.手のひらを、おでこから眉毛の方向に下す
2.こめかみから眉を逆なでするように目の内側にすべらせる
3.目の内側から、エラのくぼみ(エラの1㎝あご側あたり)に流す
4.全ての指の腹で、頬から下にしゅしゅっと流す
5.耳下腺のリンパから鎖骨に流す
6.鎖骨をおさえてパッと離す(数回繰り返す)
監修者のコメント
この「デトックス付け」で、余分なものは排出し、美白有効成分をより確実に深くお肌に届けることができるそうです。さすが美容のカリスマ、ただお肌にのせるだけではないのです。ついつい日常に追われてスキンケアを手早く済ませがちですが、こういった日々の丁寧なケアを続けることが、未来の美肌につながるということが良くわかりました。このシーンも、文章だとどうしても手順が伝わりにくいので、是非ご自身で動画を確認してみてくださいね。
スペシャルケア ~面の美白~
エスケーツー(SK-II) フェイシャル トリートメント マスク
エスケーツーのマスクは、気持ちいい肌触りでついつい長く置きたくなってしまいます。シートマスクを長く置くと逆に乾燥してしまうので本当はNGなのですが、長く置いてもいいまさかの裏技が紹介されました。まずいつも通りにシートマスクを顔に10分程置き、マスクを付けたまま、美肌のツボをマッサージします。
▼「美肌のツボマッサージ」の手順
1.額の生え際の真ん中
2.こめかみ
3.耳の穴の手間(押すと少し痛い場所)
4.えらから1㎝手前のところ
5.小鼻の横
6.小鼻からこめかみ(押しながら移動)
監修者のコメント
ただのながら美容に過ぎないと思っていたシートマスクですが、マスクの上からマッサージとは驚きです。モデルさんのお肌も、番組開始時に比べてどんどん明るく晴れていっているのが目に見えて分かります。朝はやること多いし、1秒でも長く寝ていたいな~と思いますが、5分だけでいいから早く起きてスキンケアの合間に美肌マッサージを組み込むことで、効果が全然違うんですね!
エリクシール ホワイト クリアエマルジョン T 3
MCの3人も驚いたのが、シートマスクを付けたままでマスクの上にたっぷり乳液を置いて、マスクを裏返してもう一度使うという「乳液仮面返し」テクニック。そんなに贅沢に使っていいの?というくらいにたっぷりの量の乳液をマスクに直接置いたら、シートマスクを裏返して付けてさらに10分待ちます。半身浴をしながら行うと、全身の血の巡りも良くなることにより、さらに肌が綺麗になるそうです。
ちなみに、この面の美白と次に紹介する点の美白は、お肌悩みに応じてどちらかだけでも、どの順番で行ってもいいそうです。
スペシャルケア ~点の美白~
エピステーム HQ レーザークリア
「老化と言っても30代ならまだまだ美白肌を取り戻せますよ」と小林さん。コットンを小さく切り、ハイドロキノンを含ませたものを医療用テープで気になるシミに貼り付けてそのまま寝てしまう、という驚きの方法を取り入れています。
福田綾乃さんが、「そんなに長い時間置いたら他の部位より不自然に白くなってしまったりしませんか?」と心配されていましたが、あくまでこのアイテムは医薬品ではなく化粧品なので、その心配はないそうです。
ハイドロキノンは付けて紫外線を浴びるとお肌に刺激が入ってしまって良くないので、このスペシャルケアは夜だけ行います。何かと忙しい30代には、睡眠時間を有効に使えてとても便利なテクニックと思いました。
監修者「Eri」のまとめ
まだ「BEAUTY THE BIBLE」を見てない方はこちら!