腹持ちの良いソイプロテインは、ダイエットの強い味方。大豆から作られているため、女性の美容に欠かせない「大豆イソフラボン」が同時に摂れるとされています。
しかし、ソイプロテインのパッケージの表示をよく見てみると、どんなイソフラボンが何mg含まれているかは表示されていないことがほとんど。どういうことなのでしょうか?
この記事では「大豆イソフラボンはソイプロテインで摂取できるのか?」という疑問の答えに迫ります。
記事の冒頭ではまず、大豆イソフラボンをソイプロテインと一緒に摂るメリットについてレクチャー。
その後、ソイプロテインのイソフラボン含有量についての真相が明らかに。有名メーカーのソイプロテインの、実際のイソフラボン含有量もお伝えします。
記事の後半では、ソイプロテインで大豆イソフラボンを摂取するときの注意点や、賢い摂り方もご紹介。ぜひ参考にしてください。
キレイで健康な身体のために、新しい習慣を始めようと決意しているあなたは、もう半分成功者です。正しい知識を身に着けて、努力や出費が無駄にならないように賢い選択をしましょう!
美容ライフスタイルアドバイザー
ヒロコ
医療機関に8年間勤務→長年の敏感肌を克服した経験からスキンケアのコツを美容系メディアで情報発信→読者の方から肌悩みの相談を多数いただくようになったことをきっかけにフリーランスブロガーに本格転身→海外移住→3Qsにジョインし美容・ライフスタイル情報発信を担当。昨日より今日の自分をもっと好きになってもらえるとうれしいです。
医療機関に8年間勤務→長年の敏感肌を克服した経験からスキンケアのコツを美容系メディアで情報発信→読者の方から肌悩みの相談...
Contents
プロテイン+大豆イソフラボンでキレイになれる理由
大豆イソフラボンは、美容やダイエットを目指してソイプロテインを飲む女性にとっては、ぜひ合わせて摂りたい成分。
「痩せたけど、なんだか老けた」「ダイエットで生理が乱れたり、病気にかかりやすくなったりしがち」そんな悩みのある方には、特におすすめです。
大豆イソフラボンの主な働きは2種類。①抗酸化作用、②エストロゲンに似た作用です。
大豆イソフラボンはポリフェノールの一種で、強い抗酸化力があります。細胞を傷つける活性酸素を除去して、老化やさまざまな病気を防ぎます。
また大豆イソフラボンには、女性ホルモンのエストロゲンに似た作用があります。みずみずしい肌や髪、骨や内臓の健康などにプラスの働きが期待できます。
月のリズムを整えて、つらい生理前の症状を和らげてくれるため、イライラや落ち込みからくるドカ食いも抑えられるでしょう。ダイエット中はホルモンバランスが乱れがちなので、大豆イソフラボンは心強い味方です。
※大豆イソフラボンの効果と研究・実験結果について詳しく確認したい方は▶こちら
ソイプロテインと大豆イソフラボンが一緒に摂れれば、まさに鬼に金棒。キレイに痩せる近道が見えてきましたね。
ところで、ソイプロテインの原料は大豆だから、大豆イソフラボンもついでに摂れそうだと思っていませんか。
市販のソイプロテインの中には「イソフラボンも摂れる」とうたうものも見かけます。でも実際には、ここに大きな誤解が潜んでいることをご存じでしたか?さっそく次の部分で真相を見てみましょう。
【真相】ソイプロテインで大豆イソフラボンは摂れるのか?
答えは「世の中そんなに甘くない」。ソイプロテインを飲めば、必ずついでに大豆イソフラボンも摂れるというわけではないんです。
「女性にうれしいイソフラボン配合」などと、通販ページや自社ブログなどに書かれていることはよくあります。でも実際に購入してパッケージを見ると、すみずみまで見てもイソフラボンのことには触れられていないことも。
触れられていたとしても、何mg含まれているか、吸収されやすいアグリコン型イソフラボンかどうかなど、詳しいことはたいてい表示されていません。
これでは、イソフラボンの効果を期待できる1日40~50mgが達成できるのか、また上限目安量の70~75mgを超えないのか、確かめられず困ります。
イソフラボンの特定保健用食品でないなら、詳しく表示していないことには法律上何の問題もありません。しかし、ここに私たちの知っておくべき事実が一つあります。
それは、たいていの製品において、
ということ。
どういうことなのか理解するために、ソイプロテインの製造過程について少し掘り下げてみましょう。
ソイプロテインの精製過程で失われる大豆イソフラボン
ソイプロテインにどれくらい大豆イソフラボンが含まれるかは、製造方法によります。ソイプロテインには、大きく分けて2種類あります。
① SPC (Soy Protein Concentrate/ 濃縮大豆タンパク質)
大豆から大豆油を取り除いた「脱脂大豆」から、糖類やミネラル分など水溶性の非タンパク質部分を取り除き、タンパク質を濃縮したもの。
炭水化物がまだかなり残っているので、タンパク質量が70%くらいしかありません。
水を使って抽出する場合はイソフラボンがある程度残りますが、アルコールを使って抽出するとほとんど残らないことがわかっています。
アメリカ農務省とアイオワ州立大学のデータによれば、
・アルコールを使って抽出したものは100g中12mgの大豆イソフラボンしか含まない
とされています。
参考:▶ USDA-Iowa State University、▶オレゴン州大学 微量栄養素情報センター
② SPI (Soy Protein Isolate/ 分離大豆タンパク質)
SPCよりも炭水化物を徹底的に取り除いたものがSPIです。
脱脂大豆に水を加えて水溶性の成分を抽出し、オカラを取り除き、脱脂豆乳とします。ここに酸を加えてタンパク質を沈殿させ、遠心分離。再び水を加えてタンパク質を溶解し、乾燥させます。
タンパク質量の純度は高く、90%ほどになります。市販のソイプロテインはほとんどがこのSPIです。
タンパク質以外のものを極力減らしていく過程で、イソフラボンの量はごく少なくなっています。とはいえ、アルコール抽出のSPCよりは残っています(100g中97.4mgなど)。
また一部のメーカーはイソフラボンを残すやり方をとっている場合もあります。
参考:▶ USDA-Iowa State University、▶栄養学雑誌
まとめると、
・アルコールでタンパク質を抽出したものは、大豆イソフラボンがほとんど残らない。
・一般的なソイプロテインはSPIであり、大豆イソフラボンは通常ほぼ除去されている。
ということがわかります。
吸収されにくいタイプの大豆イソフラボン
イソフラボンがある程度残っていたとしても、もう一つ問題があります。それは、イソフラボンの種類。大豆原料由来で、ソイプロテインに残っている大豆イソフラボンは、吸収されにくい種類のものがほとんどです。
イソフラボンには、分子の大きく吸収されにくいグリコシド型(配糖体)と、吸収されやすいアグリコン型(非配糖体)があります。詳しくは▶こちら
大豆や豆製品に多く含まれているのは、グリコシド型です。摂取したグリコシド型のイソフラボンは、お腹の中で腸内細菌によって分解され、アグリコン型に変わって初めて吸収されます。
一方、しょうゆやみそに含まれている大豆イソフラボンは、発酵によってアグリコン型に変わっています。
アグリコン型はグリコシド型の3倍吸収されやすいとされています。サプリなどでイソフラボンを摂るときは、アグリコン型のものを選ぶようすすめられるのはこのためです。
食品安全委員会の提示する目標量や上限量なども「イソフラボンアグリコン換算」の値になっています。
グリコシド型をアグリコン型に換算するには、本当は細かく分析しなければわからないのですが、内閣府・食品安全委員会の使っている簡便な方法で0.625をかけるというものがあります。
この方法で計算すると、たとえばグリコシド型のイソフラボンを40mg摂ったとしても、アグリコン換算値では25mgとなります。
ソイプロテインに残っている脱脂大豆由来のグリコシド型イソフラボンは、量がわずかであるうえ、アグリコン換算すると目減りするため、メリットを得るのに十分な量を摂ることは難しいでしょう。
ここで、市販のソイプロテインがどの製法で作られ、どれくらいの大豆イソフラボンが含まれているのか気になってきたので、調べてみました。次の見出しで、調査結果をお知らせします。
市販のソイプロテインの大豆イソフラボン含有量
市販のソイプロテインの製法や大豆イソフラボン含有量は、ごく一部を除き、パッケージや商品ページには載せられていませんでした。一消費者としてきちんと知りたかったので、代表的な6社の6製品について問い合わせを行いました。
6社すべてからきちんとした回答をいただきました。そのうち大手2社は回答内容の転用・公開お断りとのことで、会社名と商品名を記載できませんでした。その他のメーカーはいずれも丁寧で誠実な回答を寄せてくださり、返信も非常に速かったです。
結果は以下の通りです。
メーカー | 商品の種類 | 大豆イソフラボンの製法 | 大豆イソフラボンの含有量 |
A社 (大手食品会社) | 女性用美容系商品 | SPI製法 | 製品のイソフラボン値は 計測していない。 参考値として1食分43.6mg (アグリコン換算27.2mg) |
B社 (大手食品会社) | 女性用美容系商品 | SPI製法 | 製品の分析はしていない。 原料配合をもとに計算した アグリコン当量は1食分約36mg |
Kentai (株式会社健康体力研究所) | 「ウェイトダウン・ ソイプロテイン」 | SPI製法 | 製品のイソフラボン値は 計測していない。 大豆原料中での参考数値として 1食分14.6‐43.7mg (アグリコン換算9.1-27.3mg) |
NICHIGA(ニチガ) | 「大豆プロテイン ・国内製造」 | SPI製法 | 参考値として1食分54.6mg (アグリコン換算34.1mg) |
プロテインストアBODYWING (ボディウイング) | 「大豆プロテイン ・プレーン」 | SPI製法 | イソフラボンの効能メインの 商品ではないためイソフラボン値は 計測していない |
株式会社FIXIT | 「MAKE BALANCE ソイプロテイン ・プレーン」 | SPI製法 | 原料内での参考数値として 1食分47.9mg(アグリコン換算29.9mg) |
以上の結果からわかるように、すべての製品がSPI製法で作られています。
また、回答された大豆イソフラボン含有量はすべて「参考値」でした。つまり、最終製品中のイソフラボン含有量は測定しておらず、原料内の含有量を参考数値として提示しているようです。
つまり、製造過程で失われる前の数値が提示されていることになります。そこからどれくらい失われているかは、明らかになっていません。
またその「原料」が脱脂大豆なのか、すでに分離大豆タンパク質(=SPI)となったものを仕入れているのかによっても「原料内の含有量」に基づく参考数値の見方は変わります。
「脱脂大豆」が原料なら、そこからSPI製法を経る過程で通常イソフラボンの多くは除去されると考えられます。
一方、すでに抽出を経た「分離大豆タンパク質」が原料なら、その段階で参考数値だけのイソフラボンが残っているという意味になるでしょう。
それでは、ソイプロテインと合わせて大豆イソフラボンを摂りたい人はどうしたらよいでしょうか。続いて、大豆イソフラボンの賢い摂り方をご紹介します。
ソイプロテイン+大豆イソフラボンの賢い摂り方
痩せて美しくなるために、ソイプロテインと大豆イソフラボンを両方摂りたいという人におすすめの方法を3つと、注意点を1つお伝えします。
大豆イソフラボンがきちんと含まれているプロテインを選ぶ
すでに述べた通り、水でタンパク質を抽出したソイプロテインには、大豆イソフラボンが比較的多く残っています。
イソフラボンも摂れる!などの宣伝文句だけでなく、製法やイソフラボン含有量についての詳しい情報を、パッケージや商品ページで公開している商品を選ぶとよいです。
この方法なら、大豆イソフラボンを過不足なく安心して摂取できます。
アグリコン型の大豆イソフラボンをわざわざ添加しているのでない限り、大豆原料から残ったイソフラボンはグリコシド型。目安量と比較するときは、アグリコン型への換算を忘れずに。
公式サイトの商品ページやパッケージにイソフラボンの量が明記されているソイプロテインを3つご紹介します。
【機能性表示食品】BEAUTEIN(ビューテイン)お腹の脂肪を減らすソイプロテイン ソイミルク味|ちゅくる株式会社
BEAUTEINは、Amazonの商品ページに、大豆イソフラボンの含有量44mgと明記されています。
確認したところ、これは推定値や参考値ではなく、実際に製品を分析した値だとのこと。つまり、1食飲めば実際に正味44mgの大豆イソフラボンが摂れるというわけです。
BEAUTEINには大豆イソフラボンのほかにも、女性の美しさを底上げする成分がてんこ盛り。例えば、
・身体に吸収されやすい低分子コラーゲンペプチド
・腹持ちをアップさせ瘦せ体質を作るイヌリン
・腸内環境をキレイにしてくれるオリゴ糖
・10種のビタミンや鉄分
など。これらが大豆イソフラボンと協力し合って働き、効果を何割増しにもしてくれることが期待できます。
美容とダイエットを目指してプロテインを飲む女性の第一選択としておすすめです!
BEAUTEINを実際に購入してみた本音のレビューは▶こちら
価格(税込) | 5,980円 |
内容量 | 600g(約30日分) |
1回分(20g)当たりの タンパク質量 | 11.3g |
1回分(20g)当たりの 大豆イソフラボン量 | 44mg |
フレーバーの バリエーション | ソイミルク味 |
原材料 | 粉末状大豆たんぱく(国内製造・遺伝子組み換えでない)、中鎖脂肪酸、 コラーゲンペプチド、全粉乳、イヌリン、ガラクトオリゴ糖、デキストリン/ レシチン(大豆由来)、加工でん粉、ビタミンC、甘味料(ラカンカ抽出物)、 乳化剤、ピロリン酸第二鉄、抽出ビタミンE、ナイアシン、 パントテン酸カルシウム、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB2、 ビタミンA、葉酸、ビタミンD、ビタミンB12(一部に大豆、ゼラチン、 乳を含む) |
販売元 | ちゅくる株式会社 |
製造国 | 日本 |
いいと思ったところは、甘すぎないところだ。これでダイエットできるのであれば続きやすい。人工甘味料とか砂糖とか保存料も不使用である。牛乳の味を少し甘くしたような味である。それでいて腹持ちもいい。
出典:Amazon
【HIGH CLEARソイプロテイン100 ステビア 黒糖きなこ味】
ハイクリアーのソイプロテインは、公式サイトの商品ページに、大豆イソフラボンの含有量43.66mgと明記されています。
しかし、やはり製品を分析した値ではなく「推定値」という表記で、原材料の目安値をもとに計算した数値だとのこと。
この商品の場合、原材料は「分離大豆タンパク質」とはっきり書かれています。つまり、原材料の時点ですでにSPI製法による抽出過程を済ませているということ。
そこからも多少失われる可能性はありますが、推定値に比較的近い量のイソフラボンが実際に入っていることが期待できます。
価格(税込) | 2,641円 |
内容量 | 750g(約30回分) |
1回分(25g)当たりの タンパク質量 | 17.6g |
1回分(25g)当たりの 大豆イソフラボン量 | 43.66mg(推定値) |
フレーバーの バリエーション | 黒糖きな粉、黒糖抹茶ラテ、キャラメルマキアート、 リッチチョコレート、ミックスベリーなど11種類 |
原材料 | 分離大豆タンパク質(非遺伝子組み換え)、きな粉、黒糖、 クリーミングパウダー、化石サンゴカルシウム、 乳酸菌(殺菌)、デキストリン/甘味料(ステビア)、 ビタミンミックス(V.C、抽出V.E、ナイアシン、 パントテン酸Ca、V.B1、V.B6、V.B2、V.A、 葉酸、V.D、V.B12)、(一部に乳成分・大豆を含む) |
販売元 | エフアシスト |
製造国 | 日本 |
掛かりつけ医がソイプロテインの黒糖きな粉を飲んでると聞いて真似てみました。非常に美味しく飲みやすくお値段も高すぎず、これなら続けられそうです。
出典:Amazon
【MADPROTEIN ソイプロテイン リッチチョコレート味|リバティライフ】
MADPROTEINのソイプロテインは、リニューアルしたパッケージの成分表示に100g当たりの大豆イソフラボン量が明記されています。100gで134.1mgとのことですから、1回分あたりおよそ44.66mg含まれています。
こちらは推定量や参考値ではなく、確認したところ「アグリコン型」の含有量だということでした。
というのも、原材料名の欄に「大豆イソフラボン」があり、大豆原料とは別にイソフラボンを加えています。ソイプロテインから確実に大豆イソフラボンを摂取したいという方には、これが一番はっきりしていておすすめ。
ただしメーカーの提案通り1日3回(合計60g)摂ってしまうと、大豆イソフラボンは過剰摂取になります(過剰摂取について詳しくは▶こちら)。
上限目安量を長期にわたって毎日大幅に超えることがないよう、調節して摂りましょう。
価格(税込) | 2,831円 |
内容量 | 1kg(50回分) |
1回分(20g)当たりの タンパク質量 | 15.5g |
1回分(20g)当たりの 大豆イソフラボン量 | 44.66mg |
フレーバーの バリエーション | リッチチョコレート、抹茶ラテ、ほうじ茶、ミルクティー、 黒蜜きな粉、ピーチマンゴー、アップル、杏仁豆腐、 ソルトキャラメルなど17種類 |
タンパク質以外の栄養素 | ビタミン、ミネラル |
原材料 | 大豆タンパク、ココアパウダー、マルトデキストリン、イヌリン、真昆布粉末、塩、 大豆イソフラボン、ミネラル含有酵母(亜鉛、マンガン、 銅、セレン、モリブデン、クロム)、乳酸菌/香料、 甘味料(ステビア)、V.C.、ナイアシン、ピロリン酸第二鉄、 V.E.、パントテン酸Ca、V.B6、V.B2、V.B1,V.A、 葉酸、ビオチン、V.D.、V.B12 |
販売元 | リバティライフ |
製造国 | 日本 |
牛乳や豆乳でシェイクするとそれほど甘ったるくなく飲みやすいです。値段も抑えられているし、国内生産だし何となく安心感があります。
出典:Amazon
大豆由来の食品を増やす
この機会に食生活を見直し、食品から大豆イソフラボンを摂るようにするのも良い方法です。
以下は、大豆イソフラボンを含む代表的な食品の例です。目標値は1日40~50mgですが、アグリコン換算値です。アグリコン型のイソフラボンが豊富なみそ以外は、換算して計算してください。
食品名 | 摂取量 | 大豆イソフラボン 含有量 | アグリコン換算値 |
木綿豆腐 | 150g(半丁) | 42mg | 26.2mg |
絹ごし豆腐 | 150g(半丁) | 38mg | 23.7mg |
納豆 | 45g(1パック) | 36mg | 22.5mg |
豆乳(調整) | 200g(1パック) | 41mg | 26.6mg |
みそ | 20g(味噌汁1杯分) | 6mg | – |
サプリでアグリコン型を補う
大豆イソフラボンを含むソイプロテインで、お気に入りがなかなか見つからないという場合は、プロテインとは別にサプリで補うのも良い方法。
サプリで補うメリットは、吸収されやすいアグリコン型の大豆イソフラボンを直接摂れること。
サプリを選ぶときには、アグリコン型であることを必ず確認しましょう。パッケージや原材料表示に、以下のような表記があればアグリコン型です。
アグリコン型で、取り組みやすい価格のサプリを一つご紹介します。
【DHC 大豆イソフラボン 吸収型 30日分|DHC(ディー・エイチ・シー)】
DHCの「大豆イソフラボン吸収型」には、アグリコン型の大豆イソフラボンが1日分当たり上限目安に近い 25mg含まれています。
大豆イソフラボンの吸収をより高めてくれる「ラクトビオン酸」も配合されているので、摂ったイソフラボンを最大限に活用できます。
1日2タブレットだから、朝晩に分けたり、大豆製品を多く摂った日は1タブレットだけにしたりと融通が利くのがポイント。
カプセルではなく表面の粗いタブレットなので、パッケージをあけたときに原料のニオイが気になる人も。藁のような、発酵した匂いがしますが、飲みやすい小粒なので息を止めて素早く飲むのがおすすめです。
コスパが良く成分も良いので、ニオイのことは差し引いてもリピーターの途切れない優秀アイテムです!
価格(税込) | 1,102円 |
内容量 | 12.0g[1粒重量200mg×60粒]30日分 |
1日当たりの 大豆イソフラボン量 | 25mg |
原材料 | 乳糖醗酵物(乳成分を含む、国内製造)、大豆エキス末、 ホップエキス末、アマニエキス末/セルロース、 微粒二酸化ケイ素、ステアリン酸Ca、セラック、 葉酸、カルナウバロウ、ビタミンD3 |
販売元 | DHC(ディー・エイチ・シー) |
原料原産国 | 日本 |
最近、生理前や生理後などに頭痛がするようになり、でも頭痛薬を毎回飲むのも嫌だな、もしかして女性ホルモン不足かも?と思い、こちらを購入しました。頭痛が明らかに無くなりました。袋を開けた時の臭いはかなり強烈ですが、飲む時は小粒でサッと飲めるので気になりません。
出典:Amazon
過剰摂取にならないよう注意しよう
大豆イソフラボンは良いものですが、過剰摂取にならないよう注意が必要。大幅な過剰摂取を長期間続けると、ホルモンバランスや子宮内膜などへの影響が懸念されます。
内閣府・食品安全委員会が提示する、1日の摂取目安の上限は
・そのうち、サプリメントで上乗せする量は1日30mgまで
(いずれもアグリコン換算)
とされています。
食品なら豆腐や納豆が重なってしまっても問題ない量ですが、サプリでの補給には確認が必要。女性向けや美容目的のサプリには、その他大勢の一つとして配合されていることもあるので、重ならないようにチェックしましょう。
とはいえ、あくまでも長期間大幅に超えた場合に影響があるかもしれないということなので、神経質になることはありません。
ところで、ソイプロテインから大豆イソフラボンを摂る場合、食品とサプリどちらに当たるのでしょうか?サプリとみなすのなら30mgまでしか摂れませんよね。
プロテインメーカーに問い合わせると、日常的な大豆摂取ととらえてください(つまり食品とみなす)という答えでした。
ただ私の個人的な感覚としては、食品としての大豆摂取とみなすにはちょっと違和感があって、毎日決まった量を摂る上乗せサプリ的な色彩が強いのではないかと感じています。皆さんはどうですか?
この辺の線引きは難しいですが、例えば納豆を毎日同じ時間に同じ量食べる人だっていますからね。これをサプリ扱いするのも逆に違和感があります。ということで、私なりの結論は
・でも完全に食品とは言えない気がするので、摂取量全体から見て割合が大きくなりすぎないようにする。できたら半分くらいにして、残りの半分はきちんとした食品で摂る。
ということにしました。
皆さんも、納得のいく落としどころを見つけて、大豆イソフラボンとうまく付き合ってくださいね!
大豆イソフラボンが摂れるソイプロテインかどうか確認が必要!
ソイプロテインで大豆イソフラボンが摂れるか、という問題の答えは「期待できない場合が多い」でした。
抽出方法によりますが、ソイプロテインの抽出・精製の過程で大豆イソフラボンはほとんど失われるためです。
イソフラボンが残る方法で抽出しているソイプロテインを選ぶか、食品やサプリで補うのがおすすめ。相乗効果を存分に利用して、日増しに輝く自分になりましょう!