ウェディングドレスを一層華やかにし、引き立ててくれるブライダルブーケ。
素敵なブーケを準備する際に悩むのが、お花の種類、素材、形、色など・・・バリエーションは本当に沢山で迷ってしまいますよね。「選んだドレスに合うものはどんな形?」「式場の雰囲気にぴったりなお花は?」「どれくらい前から準備し始めたらいいの?」「用意するのはどこにお願いしたらいいの?」そんなお悩みが解消できるようなポイントをまとめてみました。
ブライダルライター
ai
アパレルに勤務しながら二人の男の子を育てています。お洒落やスポーツが大好きで、趣味はヨガ、スノボー、読書。自身の経験から"結婚とは?"を考え続けてきました。 30代の女性にピッタリな役立つ結婚情報を提供していきます!
アパレルに勤務しながら二人の男の子を育てています。お洒落やスポーツが大好きで、趣味はヨガ、スノボー、読書。自身の経験...
結婚式のブーケの意味
ブーケとは生花や造花でつくられた花束のことで、フランス語のbouquetがそのままブーケと呼ばれています。
ブライダルブーケは花嫁を華やかに見せてくれますが、きちんと意味があることを知っていますか?
ブーケがフランス語であることに因んで、ヨーロッパで主流となっている2つのストーリーを紹介したいと思います。
♥プロポーズの儀式に由来する説
昔ヨーロッパでは、男性が花を摘んで花束を作り、それをプレゼントしてプロポーズしたそうです。
女性はOKの返事の代わりに、その花束から1本花を抜いて男性の胸元に刺して返したそう。これがブーケとブートニアの由来とされています。とてもロマンチックですよね!
♥新婦の魔除けに由来する説
ハーブなど香りのある植物を使ったブーケがウェディングブーケの由来とされています。虫よけや抗菌の作用があるブーケは、新婦の魔除けやお守りがわりになりました。
最近ではブーケの由来を再現する「ブーケ・セレモニー」も人気だそうです。ブーケとはどういうものかに注目して、本来の意味をゲストと共有できるような演出を考えるのも素敵ですね。
ブーケ準備のスケジュール
ブーケの準備はいつ頃から始めたらいいのか悩み方も多いかと思います。
一般的には3か月前から準備を始める人が多いようです。
具体的な準備内容は以下です。
♥3か月前
衣裳が決まったらそれに合わせてイメージをきめていきます。雑誌やネットなどで情報を得ながら、どんなブーケがいいか考えていきましょう。会場の装花も一緒に決めていきます。
♥2か月前
持ち込みが可能かどうか、持ち込み料はかかるのかを確認します。ブーケの依頼先を決めて打ち合わせをスタートし、会場装花のイメージも固めていきます。
♥1か月前
ブーケ、会場装花を決定し依頼をします。お色直し用のブーケやブートニアも一緒にオーダーしましょう。保存する場合は、押し花やドライ加工など保存方法も検討します。
ブーケの相場
ブーケの相場は平均して20,000円~30,000円と言われていますが、素材や手配する方法によって値段は変わってきます。
♥式場の提携業者
20,000円~50,000円ほど。花の種類や素材によっても差が出てきます。
♥個人で業者に注文
平均は10,000円~30,000円ほどです。
生花や造花なら10,000円~30,000円。
プリザーブドフラワーは15,000円~40,000円くらいが相場です。
個人の生花店でも、ウェディングブーケを格安で受注している場合があるので、お気に入りのお店がある場合は相談してみるのも良いでしょう。
♥手作り
2,000円~10,000円と低コストで済む場合が多いです。
生花は5,000円~10,000円。
造花は2,000円~3,000円台。
プリザーブドフラワーは格安のウェディングブーケで5,000円程度。
予算とイメージに合わせて、使用する花を選ぶと良いでしょう。
ブーケを用意する方法
ブライダルブーケを用意する方法はいくつかありますが、手配する方法によってそれぞれメリット・デメリットがあります。
ご自身のウェディングプランにぴったりの方法を見つけてみてくださいね。
式場(もしくは提携)のお花屋さん
・メリット:76.8%の人が式場や提携先のお花屋さんに依頼しているそうです。見本も多く、注文から納品までトラブルが少ないです。生花の場合は新鮮できれいな状態で使用できます。
・デメリット:やや割高になる傾向があります。またデザインが決まっていたり、花の種類が自由に選べないなどがあります。
行きつけのお花屋さん
・メリット:自分好みのブーケを依頼できます。直接自らオーダーすることで、式場に依頼するよりも低コストで済みます。
・デメリット:式場によって持ち込みができない場合があります。また持ち込みが可能であっても「持ち込み料」がかかる場合もあるので、合計金額によっては高くなってしまう場合もあります。
レンタル
・メリット:購入するよりも低コストで済み、またドレスや会場に合わせて事前にイメージしやすいです。後にも残らないので、置いておくスペースに悩まずにすみます。
・デメリット:造花でできていることがほとんどで、選べる素材が少ないです。万が一壊したり紛失してしまった際には追加料金がかかってくるので、取り扱いに注意が必要です。
手作り
・メリット:自分好みで世界にたった一つのブーケが作れます。作ったこともいい思い出になりますね。素材にもよりますが、低予算で済むのでお得です。
・デメリット:手作りするには知識や技術が必要です。生花の場合は式の前日に作らないといけないので、あらかじめ教室に通ったり、手作りキットを使用するなど工夫が必要です。
ブーケの選び方
手配する方法が決まったら、次はどのようなブーケにするかを考えていきます。
形も素材も選択肢が沢山なので迷ってしまいますよね。ここではブーケを決めていくポイントをチェックしていきましょう!
なりたいイメージに合わせる
衣裳と合わせて、華やかにしたい?シックに落ち着いた雰囲気でまとめる?30代なら自分の個性に合った素敵なブーケを用意したいですね。
そのためにイメージを膨らませることはとっても重要です。
今はSNSや雑誌などで沢山のイメージをチェックできます。素敵だと思う画像を保存して、理想の雰囲気に近いものをピックアップしていきましょう。
ドレスに合う形を選ぶ
一言で「ブーケ」と言っても、形の種類は沢山あります。
せっかくなら、ブーケもドレスもそれぞれが魅力的に見える、相性のいい組み合わせにしたいですよね。
同じブーケの形でもドレスによって雰囲気は変わります。
かわいらしい雰囲気にするのか、スタイリッシュなイメージにするのか、ぜひドレスとのコーディネートでブーケの形を選んでみましょう。自分らしい魅力を引き立てられる素敵なスタイリングが完成できますよ。
生花・造花・プリザーブドで決める
花の素材によって特徴があり、メリットが異なってきますので確認してみましょう。
生花の魅力はなんと言ってもその香り!フレッシュなみずみずしさも生花ならではの特徴です。贅沢に本物の生花を使ったブーケは結婚式の特別感を実感させてくれます。
一方造花は1年中どのタイミングでも用意でき、事前に様々な組み合わせを作ることができます。丈夫で軽いので持ちやすいですし、結婚式の後も保存できます。
プリザーブドフラワーはまるで生花のような美しさがありつつも、最長で約3年保存できます。一度脱色をしてから色を入れるので、生花にはない色を作れるのもプリザーブドフラワーの特徴です。
ブーケをオーダーする時のポイント
とっておきのブーケをイメージ通りにオーダーし、式場に用意してもらう際にもポイントがいくつかあります。
スムーズに進められるよう手配の方法を確認していきましょう。
イメージの切り抜きを持っていくのがおすすめ
花の種類や色は言葉で伝えられますが、ブーケのイメージなどどうしても言葉では伝わりきらないものがあります。
仕上がったブーケが想像していたものと違う・・・とがっかりすることがないよう、事前に画像や写真、雑誌などを用意しましょう。
言葉で伝えるよりも伝わりやすく、オーダーする際も話がスムーズに進みます。イメージが伝わればお花屋さんからも、おすすめの提案をしてもらえるかもしれません。
素敵なブーケをお願いできるようわかりやすく伝える工夫をしましょう。
持ち込み料の確認
式場や提携しているお花屋以外でオーダーする際や手作りのものを用意する場合は、持ち込み料がかかることがあります。
式場によっては10,000円~20,000円かかることもあります。
ブーケをオーダーする前に必ず確認しておきましょう。
引き渡し方法
式場以外でブーケを手配する場合、式場によっては持ち込む日にちを指定されることもあります。
オーダーした業者には納品日を確認し、式場には持ち込む日にちの確認をしましょう。
結婚式当日になって慌てることがないよう、連絡は正確に早めに!
30代女性におすすめのブーケデザイン
30代女性に人気があるブライダルブーケのおすすめデザインをご紹介していきます。イメージする際の参考にしてみて下さい。
ラウンド
参考 https://www.weddingbouquet.jp/bouquet-round/oy319.html
正面から見たときにお花が丸いシルエットになるようまとめた、定番の形です。
バラやトルコキキョウ、カーネーションなどがよく使われます。使う花の種類や色によって、華やかにもナチュラルにも印象が変えられます。
基本的にはどのドレスとも合いますが、特にプリンセスラインとの相性が良いです。
30代女性におすすめの理由
オーバル
参考 https://www.instagram.com/p/B8qzpQKlagM/
“オーバル”とは楕円のこと。ラウンドブーケよりも楕円形なのがオーバルブーケです。
大人しく柔らかい、ふんわりとした印象になるのが特徴。バラやカーネーション、シャクヤク、カラーなどの花がよく使われます。
縦幅があるので、スレンダーラインのドレスにぴったりです。
30代女性におすすめの理由
キャスケード
参考 https://www.instagram.com/p/B93UuC4p_yJ/?utm_source=ig_web_copy_link
“キャスケード”とは英語で”小さな滝“という意味です。その名の通り、滝のように縦長に流れるようなシルエットが特徴。
優雅で格調高い印象で、教会式などにもおすすめです。ユリやアマリリス、ランなどの大きめのお花がぴったりで、気品がありつつもゴージャスなブーケができますよ。
30代女性におすすめの理由
クレッセント
参考 https://www.instagram.com/p/BN1PSw2A4lR/?utm_source=ig_web_copy_link
“クレッセント”とは英語で三日月のこと。クレッセントブーケは三日月のように、ゆるやかに弧を描いたようなシルエットが特徴。華やかで個性的なデザインです。
アレンジも様々で、弧のラインが強調されたものだと大人っぽいイメージになり、緩やかな弧のラインだとナチュラルな雰囲気になります。
30代女性におすすめの理由
クラッチ
参考 https://c-story.com/news/for_brides/7819.php
クラッチとは英語で”ぎゅっとつかむ“や”しっかり握る“という意味があり、花材の茎を切りそろえて束ねたナチュラルなブーケです。シンプルな作りなので、どんなシチュエーションにも合わせやすいのが魅力。
ブーケホルダーなどを使用しないので軽く持ちやすいのが特徴で、ブーケトスにもぴったりです。保水処理されていないことが多いので、生花の場合はしおれにくく、茎がしっかりしているチューリップやヒマワリ、ダリアなどがおすすめです。
30代女性におすすめの理由
メリア
参考 https://www.instagram.com/p/BpJVo8EhEVt/?utm_source=ig_web_copy_link
大きな1輪の花のように作る華やかなブーケ。存在感が抜群ですね!個性的で上品な印象になります。“カメリア”が名前の由来だそうです。カメリアは椿の英語名で、花びらが多いのが特徴です。
多くはプリザーブドフラワーで作られていて、花びらを1枚ずつ足してボリュームを出していきます。好きな色の組み合わせで作れるのも魅力的ですね。
30代女性におすすめの理由
バッグ・ボール・リース
参考 https://www.instagram.com/p/B2iKz8dgc-n/?utm_source=ig_web_copy_link
参考 https://erabell.tokyo/archives/12354
参考 https://www.instagram.com/p/B_pLKFPHZHS/?utm_source=ig_web_copy_link
バッグは、キュートでかわいらしい印象です。ドレスもボリュームがあるシルエットが良く合います。
ボールブーケは紐やリボンがついていてはぶら下げるように持ちます。
ドレスにはもちろん、和装にもぴったりなデザインです。
“永遠”を意味するというリースブーケはトレンドの形。お色直しにも選ばれることも多いようです。
30代女性におすすめの理由
30代女性におすすめのブーケ花
続いては、30代女性におすすめのブーケに使用する花をご紹介していきます。花言葉もまとめているので参考にしてみて下さいね。
バラ
参考 https://www.instagram.com/p/CAXfaDfH7Ck/?utm_source=ig_web_copy_link
ブライダルブーケで1番人気のお花と言えば“バラ”です。
日本だけでなく世界中で愛されているバラは”花の女王“とも呼ばれ、ブーケやアレンジメントに使われている種類だけでも1,000種程あります。
バラには色によって花言葉が違うのを知っていますか?
赤:あなたを愛しています、愛情
白:純潔、私はあなたにふさわしい、清純
ピンク:しとやか、上品、愛の誓い、可愛い人
30代女性におすすめの理由
カサブランカ
参考 http://petitsoleil1.blog18.fc2.com/blog-entry-2443.html
ユリの一種でバラと並んで人気のお花です。
キリスト教徒の中では聖母マリアに白ユリを捧げたという神話があり、純白のシンボルとされています。
華やかで上品なので、教会式やクラッシックなホテルウェディングなどにもぴったりです。
30代女性におすすめの理由
カラー
参考 https://www.instagram.com/p/B7R0LOqnvQC/?utm_source=ig_web_copy_link
すっきりとしたフォルムが印象的なお花で、凜とした雰囲気で長い茎が特徴です。
ラッパのような花びらと思われている部分は、実は葉の部分なんです!
市場に出るのは2月~7月で、最盛期は6月と言われています。
30代女性におすすめの理由
トルコキキョウ
参考 https://www.hanadonya.com/magazine/hanarecipe/ukiuki/1189.html
色や形がとても豊富にあります。日常から冠婚葬祭まで幅広く使われているので、名前を聞いたことない人でも見かけているかもしれません。
草丈20cm~120cmくらいで、様々な色があるリンドウ科の植物です。通年通して市場に流通しており、花弁はフリル状で大きくて華やか、且つ花持ちが良いお花です。
花言葉は「優美」「すがすがしい美しさ」
紫:希望
白:思いやり
ピンク:優美
30代女性におすすめの理由
ブーケの保存方法
生花を使ったとっておきのブーケができたら、記念にアフターブーケとしてドライフラワーや押し花にチャレンジしてみませんか?
このアフターブーケ、思い出がたくさん詰まったブライダルブーケを半永久的に保存できると人気を集めています。ご自身のスタイルや、お花に合った方法でぜひチャレンジしてみてくださいね。
ドライフラワー
ドライフラワーにすれば半永久的にブーケを残すことができます!変色を防げたり、形崩れを防ぐなど、手法によってメリットが異なるので確認しましょう。
♥ハンギング法:花を麻紐などで一輪ずつ縛り、風通しの良い日陰に吊しておくだけ。1~2週間でドライフラワーが完成します。
♥ドライインウォーター法:お花を3cm~5cm程の少量のお水に挿し、少しずつ水を蒸発させていく方法です。ふんわりした紫陽花やかすみ草など丸い形を残しておきたいブーケにおすすめです。
♥シリカゲル法: 花首の2cmほど下でカットし、敷き詰めたシリカゲルの中にお花を埋めていきます。密閉容器に入れて1週間ほどでドライフラワーになります。
押し花
薄い花びらのパンジーや、かすみ草など小ぶりな花は押し花もおすすめです。「押し花キット」なども販売されているので、不安な人はセットされているものを使ってみてもいいですね。
♥重しを乗せる:押し花の基本の作り方です。花びらが重ならないよう紙に挟み、乾燥剤と一緒に厚めの本など重しをのせます。4、5日で完成します。
♥アイロンをかける:こちらも花が重ならないよう薄紙で挟み、低温のアイロンを花が乾くまでかけます。手軽に早くできるのが特徴です。
♥電子レンジ:こちらも手軽に簡単でできる方法です。
薄紙で花を挟んだ後、さらに段ボールで挟み輪ゴムで止めて固定します。
それを電子レンジに入れ、上からお皿など重しを乗せて500wで2分、600wで40秒~1分程度加熱します。焦げないよう途中で確認してくださいね。
監修者「ai」のまとめ
いかがでしたでしょうか?ブーケは華やかさを加えるだけでなく、とても深い意味が沢山つまっているんですね。これを読んで、お二人の思いを沢山込めたブーケとブートニアが見つかりますように。