「30代からでも事務職に転職できるのかな?」「具体的に事務ってどんなことをするの?」
会社の中の庶務やコミュニケーションを円滑化をこなす事務職は、女性にも人気の職種です。
比較的、残業になりづらいためライフワークバランスもとりやすく、様々なライフイベントが待ち受けている30代女性にもぴったりでしょう。
今回は事務職の種類や、30代女性が有利に転職をするための方法を徹底的に解説。今からでも取得できる、役立つ資格などもご紹介するのでぜひ参考にしてみてくださいね。
金融ライター
YURINA
大手保険会社に勤めて6年目。本業の傍ら、保険を中心とした金融系のライターとして活動中。ネット上にあふれている情報の中には間違った情報も多く、そんな現状を打破することをモチベーションに執筆を行なっている。
大手保険会社に勤めて6年目。本業の傍ら、保険を中心とした金融系のライターとして活動中。ネット上にあふれている情報の中に...
30代女性におすすめの事務職10選!転職に役立つ資格も徹底解説
事務職と一言で言っても、業種や社内部署により種類が分かれることはご存知でしょうか?
あなたの想像する定番の一般事務から、簿記などの知識が必要な経理事務、外国語の教養が生かせる貿易事務などさまざまです。
ここでは、各事務職の仕事内容と、転職するにあたり持っていれば役立つ資格をご紹介します。
前職の知識を生かせる事務もあるので、ぜひあなたにぴったりの事務職を探してみてくださいね。
1:一般事務
一般事務とは、オフィスワークをメインとした別名・OA事務とも呼ばれる事務職です。
一般事務の主な仕事は以下の通りです。
- 書類作成
- ファイリング
- データ入力
- 伝票処理・整理
- 備品管理・発注
- 電話・メール応対
- 来客応対
勤務時間の調整がしやすい反面、ルーチンワークになりやすい事務職です。
しかし、身近な社員に感謝してもらいやすいという点も。また、特別必要な資格や知識も少ないので他業種からの未経験での転職も比較的しやすいとも言えます。
しかし、その分競争率も高いのも特徴です。30代未経験であれば、資格を取得して他の若い応募者との差別化をはかる必要があるでしょう。
一般事務への転職時に役立つおすすめ資格
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト) | Ward・Excel・PowerPointのスキルを客観的に証明する資格です。 |
ビジネス文書検定 | 正しい日本語でビジネス文書を作成するスキルを証明する資格です。 |
秘書技能検定 | 社会人としての一般常識やマナーがあることを証明する資格です。 |
2:経理事務
経理事務とは、会社のお金の管理や入出金の流れを記録する事務職です。
経理事務の主な仕事は以下の通りです。
- 現金・預金・残高の確認
- 交通費や備品の建て替え対応
- 伝票の起票
- 買掛け金の支払い・売掛金の回収
- 経理システムへのデータ入力
- 年末調整や税務申告
- 決算業務
正確に計算をこなす几帳面さと責任感、全ての部署とやりとりをするコミュニケーション能力を持っている人におすすめの事務職です。
経理事務への転職時に役立つおすすめ資格
日商簿記検定 | 財務諸表を読む力・会計知識を身につけることができる検定です。 |
経理・財務スキル検定(FASS検定) | 経理の日常業務での実践的スキルを身につけることができる検定です。簿記よりも範囲が広く、出題範囲は「資産」「決算」「税務」「資金」の4つの渡ります。 |
ビジネス会計検定 | ビジネスにおける会計について学べる資格です。財務諸表の読み方など、会計上から企業を実態を理解することができるようになります。 |
ファイナンシャルプランナー(FP) | 税金・ローン・投資・教育・老後・不動産など日常生活で役立つお金の知識が身に付く資格です。 |
経理事務パスポート検定(PASS) | 実務で役立つ知識を広く学べる実践的な検定です。 |
3:人事事務
人事事務とは、採用・労務管理・給与支払いなど人事部の担当業務の書類作成やデータ入力を行う事務職のことです。
人事事務主な仕事は以下の通りです。
- 入社・退社の手続き
- 給与支払い
- 採用・雇用業務の日程調整など
- 教育・育成業務
- 人事企画のサポート
- 社員情報の管理
人事事務は企業説明会や採用面接の際の受付や案内なども行うため、企業の顔となります。高いコミュニケーション能力と、正確にデータを集めて入力する集中力が求められるでしょう。
人と関わることが苦にならず、積極的な行動ができる人に向いています。
人事事務への転職時に役立つおすすめ資格
給与計算検定 | 給与計算の基本から社会保険・労働法律・税務知識を学ぶことができる検定です。 |
キャリアコンサルタント | 労働者の職業の選択・職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行う能力があることを証明する資格です。 |
メンタルヘルス・マネジメント検定 | 職場内においてのメンタルヘルスの原因や対処法が学べる検定です。 |
衛生管理者 | 作業環境の管理・労働衛生教育の実施・健康保持増進措置・労働者の健康管理などを行うことができる資格です。50名以上社員がいる企業では、必ず衛生管理者を選任する必要があるため需要も高いことが特徴です。 |
4:総務事務
総務事務とは、会社全体の運営を行う部署での事務職になります。総務といっても範囲が広く、会社の規模によっては人事部や経理部・法務部・広報部と兼ねているケースも多々あります。
そのため、仕事範囲が広いので応募前には業務範囲を確認しておくのがおすすめです。
経理事務の主な仕事は以下の通りです。
- 書類作成・処理
- 備品管理・発注
- オフィス・施設の管理
- 株主総会の企画・運営
- 社内イベントの企画・運営
総務事務は、社内全体をサポートするので、大規模なことをしているという充実感は抜群。また、会社規模での新たな改革も起こせるのでやりがいも感じやすいでしょう。
たくさんの部署の人と関わりながら仕事をしたいという方におすすめの事務職です。
総務事務への転職時に役立つおすすめ資格
マイナンバー実務検定 | マイナンバーの法令や違反・罰則について学ぶことのできる検定です。 |
ビジネスキャリア検定 | 職務を遂行するための知識と、評価を行う能力を身につけることのできる検定です。 |
知的財産管理技能士 | 著作権・特許・意匠など知的財産の管理を行うにあたり知識が備わっているかを証明できる資格です。 |
5:営業事務
営業事務とは、主に営業担当者のサポートを行う事務職です。
営業する商品についての書類はもちろん、顧客とのコミュニケーションや営業の効率化を行うこともある重要なポジションになります。
営業事務の主な仕事は以下の通りです。
- 見積書・契約書・請求書の作成
- 顧客管理
- 在庫管理
- 受注・出荷管理
- 業務効率化の推進
- 営業担当の代わりに電話応対など
営業事務は会社への売り上げに貢献をしている実感が湧きやすい点が大きなメリット。仕事を掴み取る営業担当の近くでサポートできるので、売り上げの向上などにも一緒に喜べます。
また、出張の多い部署なので他の社員の方からお土産スイーツをもらえることも!(笑)
より能動的に働きたい方や、会社へ貢献したい気持ちが強い方にはおすすめの事務職です。
営業事務への転職時に役立つおすすめ資格
特別な資格は必要なく、一般事務と同等のスキルがあるのが好ましいとされています。
6:医療事務
医療事務とは、病院やクリニックに勤務をして医者や看護師のサポートをする事務職です。
わかりやすいのは、病院の顔となる受け付けなどの仕事ですね。もちろんそれ以外にも事務仕事をこなすので、医療に関する知識の勉強は必須です。
医療事務の主な仕事は以下の通りです。
- 受付や会計
- 予約などの電話応対
- 患者さんの呼び出し
- カルテやレントゲンの用意
- 入退院の手続き
- 手術・検査スケジュールの管理
- 診療報酬点数に応じた審査支払機関への請求(レセプト業務)
医療現場で直接人を支えながら、笑顔で感謝をされる仕事なので、喜びを感じられるタイミングが多いのが特徴です。また、病院は全国各地にあるので転職先に困ることもないのが大きなメリットです。
医療事務への転職時に役立つおすすめ資格
診療報酬請求事務能力試験 | 診療報酬請求の実務をこなすための知識を学べる資格です。 |
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク) | 医療事務従事者の知識・技能のスキルを証明する資格です。 |
医療事務管理士技能認定試験(医療事務管理士) | 医療事務の実務に必要な基本的な知識を学べる資格です。 |
医療情報実務能力検定試験(医療事務実務士) | 診療報酬請求事務の従事で求められるスキルを証明する資格です。 |
医療事務検定 | 医療保険制度・患者応対・医療費の計算・請求事務の知識など医療事務全般の基本的知識と技術を証明する資格です。 |
レセプト点検業務検定試験 | 請求業務(レセプト)に関する知識を証明する資格です。 |
医事コンピュータ技能検定試験 | 医療事務コンピュータの入力業務の知識とスキルを証明する資格です。 |
医療秘書技能検定試験 | 医療に関する知識とコンピューターのスキル・秘書としての能力を証明する資格です。 |
7:ITサポート事務
ITサポート事務とはIT企業のプロジェクトに参加して、スケジュールをまとめたり、議事録を作成などを行う事務職です。
ITというと、なんだか特別な知識が必要に思えますが、そのようなことはないのでご安心を。
ITサポート事務の主な仕事は以下の通りです。
- 議事録の作成
- プロジェクトに関する書類作成・処理
- 開発したもののマニュアル作成
- 操作テストの手伝い
- 電話・メール対応
- スケジュール管理
IT系は残業が多そうなイメージも強いですが、事務の場合はそれほどでもないよう。また、IT業界の平均年齢が低いことから福利厚生が充実しているケースも非常に多いといわれています。
プロジェクトが終わればまとまった休暇も取りやすく、在宅勤務やリモートワークへの対応もしやすいことがメリットです。
ITサポート事務への転職時に役立つおすすめ資格
ITパスポート | ITリテラシーやセキュリティについて基礎的なことを学べる資格です。 |
ITIL ファンデーション | 世界共通のシステム運用管理のITサービスマネジメントについての知識を証明する資格です。 |
8:学校事務
学校事務とは、小中学校・高校・専門学校・大学など教育機関で働く事務員の総称です。
仕事内容は学校の規模により様々で、各校により異なります。小規模の学校であればオールマイティーに、大規模な学校であれば細分化された仕事を任されることが多いでしょう。
学校事務の主な仕事は以下の通りです。
- 教材の管理・発注
- 学校施設の管理
- 学籍の管理
- 生徒の募集
- 窓口業務
- 学内外に向けた書類作成
- 各証明書の発行
- 人事・経理・広報の仕事など
学校事務は学生・生徒と触れ合いながら成長を感じることができます。教師とは違う立場から、教育現場に携われるので満足感も味わえるでしょう。
若い活力をもらいながら、仕事に打ち込みたいという方におすすめの事務職です。
学校事務への転職時に役立つおすすめ資格
学校事務に特別な資格は不要です。一般事務にあると便利な資格を中心に取得することをおすすめします。
9:生産関連事務
生産関連事務とは、建設の現場や機械工場などで生産工程管理や資材管理を行う事務職です。検修・検品や保管・管理などといった部署で働くことになります。
生産関連事務の主な仕事は以下の通りです。
- 原材料の発注や仕入れ
- 生産の進捗管理
- 在庫管理
- 販売部門や運送会社との調整業務
- データ入力
- 伝票作成
- 電話応対
現場関係は男性が多い傾向が強く、女性にとって働きづらいと思われがちですが意外とそんなことはありません。むしろ、少ない女性に気を使ってくれるため快適なんてことも!
建設関係などはパソコンの導入がまだ進んでいないことも多く、手書きでの作業を求められることもあるかもしれません。企業に合わせて、業務効率化の提案もできれば人材として重宝されることでしょう。
生産関連事務への転職時に役立つおすすめ資格
生産管理オペレーション | 「製品企画・設計管理」「生産システム・生産計画」「環境管理」「品質管理」「納期管理」「原価管理」「安全衛生管理」「環境管理」について学べる資格です。 |
生産管理プランニング | 「作業管理・工程管理・設備管理」「品質管理」「資材在庫管理・運搬物流管理」「納期管理」「原価管理」「環境管理」「安全衛生管理」について学べる資格です。 |
10:貿易事務
貿易事務とは、輸出・輸入に関わる企業で働く事務職のことを指します。
輸出や輸入の最前線として応対をするため、他の事務職よりも専門性は高くなります。
貿易事務の仕事は主に以下の通りです。
- 貿易書類の作成と確認
- 出荷・輸送・通関の手配
- 出荷・輸入の管理
- 英語での電話・メール対応など
海外とのやりとりも多くあるため、語学力は必須になります。英語でのコミュニケーションを迫られるため、さらなるスキルアップも可能。臨機応変な対応も求められるので順応力も身につくことでしょう。
また、確実なスキルを身につけることができるので同業界での転職ならば困ることもないでしょう。
貿易事務への転職時に役立つおすすめ資格
TOEIC | 聞く・読む・話す・書く4つの面から英語力を示す試験です。 |
日商ビジネス英語 | 英語のビジネス文書作成から海外取引について学べる資格です。 |
貿易実務検定 | 貿易書類・貿易取引に関する実務・貿易業務に必要な英語能力うや必要な知識があることを証明する資格です。 |
事務職へ転職希望の30代女性におすすめの転職エージェント5選
事務職には様々な種類があることがわかりました。しかし、その中でどの事務職に転職したいかはっきりと決まっている人は少ないのではないでしょうか?
具体的になりたい事務職が決まっていないのであれば、まずは転職エージェントに登録することがおすすめ。転職エージェントは非常に多くの事務職の求人案件を抱えています。あなたの今までの経験を加味した上でぴったりの事務職を紹介してもらえますよ。
また、なりたい事務職が決まっている人も選択の幅が広いにこしたことはありません。特に未経験であれば一人での転職活動は難航しがち。プロを味方につけて有利に転職を進めましょう!
1:マイナビエージェント
マイナビエージェントは、株式会社マイナビの運営する転職エージェントです。
マイナビエージェントは大手ということもあり、扱っている案件が多いのが特徴です。マイナビだけの独占案件も多数あるので、その分事務職への内定率も高まります。
評判にて散見するのは、「担当者の熱意の強さ」です。転職エージェントは、人材を紹介することで紹介料を企業から受け取っているので当然といえば当然なのですが、かなりグイグイとくるようでえす。
その熱意を「頼りになる」と捉えるか「煩わしい」と捉えるかによって満足度は変化するでしょう。
30代におすすめの理由
新卒採用でもおなじみのマイナビ。あなたも学生時代にお世話になったのではないでしょうか?
マイナビは転職エージェントでも変わらず広く求人を扱っています。連絡が頻繁にくるので、忙しい30代女性には面倒に感じるかもしれませんが、急ぎで転職先を探したい場合には非常におすすめです。
2:type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェントは株式会社キャリアデザインセンターが運営する女性向け転職エージェントです。
女性の転職というだけあり、女性目線での転職のアドバイスに定評があります。事務職は比較的残業は少ないですが、その中でも時短勤務などに対応している企業を探したい時には心強いパートナーとなること間違いなし!
カウンセラーも、育児や出産を経験している人が多数在籍しています。先輩として、今後のライフワークバランスを意識したプランを一緒に考えてくれるでしょう。
30代におすすめの理由
3:doda
dodaはパーソナルキャリア株式会社の運営する転職エージェントです。
その魅力は圧倒的な求人数!広い職種で多くの求人を抱えており、その数なんと10万件以上。簡単にサイトでのみ検索するだけでも事務職の求人は1000件以上出てきます。
さらにエージェントしか見ることができない、いわゆる非公開求人も多くあるので、サイトでは見つからないような求人も紹介してもらえます。
カウンセラーの対応のスピード感やサポートの手厚さはピカイチで、転職エージェントではdodaは最大手といってもいいでしょう。
全国の求人情報に対応しているので、地方在住の人でも安心して転職先を探すことができます。
30代におすすめの理由
4:パソナキャリア
パソナキャリアは、大手人材派遣会社パソナの運営する転職エージェントです。総合的な業種の案件を多数抱えているので、選択肢も広がることでしょう。
パソナキャリアの強みは、そのサポート力です。転職についての悩みにも、キャリアアドバイザーが親身に答えてくれます。
「20代から働いてきたけど、なにがベストがわからない…」「本当に転職をすべきなのか?」といった不安にもベストな答えを出すお手伝いをしてくれます。
レスポンスの速さにも定評があるので、スピード感のある転職を考えている人にはぜひ登録していただきたい転職エージェントです。
30代におすすめの理由
5:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、株式会社リクルートキャリアが運営する転職エージェントです。
リクルートは大手なだけあり、扱っている求人数は桁違いです。多くの求人案件の中から厳選した事務職求人をあなたに紹介されるので、満足のいく企業に転職できる可能性も高いでしょう。
非公開求人も10万件以上抱えているので、広い範囲から転職先を見つけることができます。
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30代におすすめの理由
未経験・30代女性が事務職に応募するときに心得ておきたいポイント
30代女性・未経験という条件での事務職転職は、はっきりいって厳しいです。
しかし、絶対に転職することが不可能というわけではありません。ここでは、事務職の求人に応募する際に心得ておきたいポイントを3つご紹介します。
ぜひ、生かして面接突破を目指しましょう。
1:志望動機を明確にしておく
面接の際に確実に突っ込まれるのは「なぜ事務職を志望したのか」ということです。
とくに前職が全く違う職種の場合には必ず聞かれるのはないでしょうか。はっきりと答えられるように、自分の中でまとめておくことをおすすめします。
とはいえ事務職は業務範囲も広く、志望動機も書きづらいですよね。そのような時には、これまでで事務職の人にされて嬉しかったことや助かったことを思い出してみましょう。
また、なぜその企業を志望したのかの理由も忘れずに考えておきましょう。事務職への志望動機だけを話しても、「他の企業でもいいのでは?」と思われる原因になります。オンリーワンの理由を出せれば完璧ですね。
2:仕事に生かせるスキルを洗い出す
今までの経験などで、事務職での仕事に生かせるスキルはないか改めて洗い出してみましょう。
例えば、接客業でのコミュニケーションスキルは社内での伝達や来客対応の際に役立ちます。PCを使ってExcelでマクロを組んだことも事務職では生きるでしょう。
些細なことだから…と思わずに、全ての経験を書き出してみると、意外なアピールポイントが見つかるかもしれませんよ。
3:応募企業のリサーチを徹底する
応募する企業がどのような沿革で、なにを大切にしているかのリサーチも欠かせません。
企業によって方針は様々です。伝統を重んじるのか、はたまた新しい発想を求めているのか…それによって、面接でのアピール方法は大きく変わります。
例えば伝統を重んじる企業であれば協調性や「郷に行ったら郷に従え」精神をアピール。新たしい発想を求めている柔軟な企業であれば、より合理的な手段などの提案力をアピール。
自分に向いている企業か否かを判断するためにも、ぜひチェックをしておきましょう。
事務職を選ぶ時に注意すべき3つのこと
事務職への転職の意思を固めるときには、いくつかの注意点があります。
何も考えずに「楽そうだから」 などという理由で選べば、「思っていたのと違った!」とギャップに悩まされてしまうかもしれません。
ここでは、事務職への転職を決意する前に知っておいてもらいたい注意点を5つお伝えします。
1:会社によって担当範囲は異なる
「事務職」と言っても、会社によって担当の範囲は異なります。
ある会社の事務職はデータ入力をひたすらする。ある会社は電話対応や雑務がメイン…など「事務」の範囲は非常に広いです。
会社の規模やスタイル次第なので、しっかりと面接時には把握しておく必要があるでしょう。
また、これからの時代は事務作業も自動化されてくるので、担当業務も変化する可能性も高いです。将来的には、今とは全く違う働き方を求められるかもしれないことを念頭に置いておきましょう。
2:チームワークや協調性のスキルを問われる
事務職とは、営業などとは違いチームワークや協調性が求められる職種です。
複数人いる中で連携を取りながら仕事を進め、他の担当から仕事を任されれば迅速に処理をする。よりよい提案があればどんどん発言をして、チームのパフォーマンスを上げていく。
「指示を待ち、任されたことをただやる」「自分だけが頑張って評価を得る」というわけにはいかないことが多いことを覚えておきましょう。
3:人気で高倍率なのに正社員募集は減少気味
事務職は、昔から全年齢の女性に大人気の職種です。どのくらい人気なのかというと、東京都内で事務職の求人をかければ、200〜300ほどの応募が集まるほどだとか。
しかし、だからといって正社員採用の枠が多いのかというと、そんなこともありません。最近は、派遣の事務担当を雇っている企業も多く、なかなか正社員で事務職につけることは少ないのです。
どうしても事務職にこだわるのであれば、派遣社員として働くことも視野に入れておく必要があります。
監修者「YURINA」のまとめ
いかがでしたか?
事務職と一言でいっても、ポジションにより仕事範囲は異なります。パソコンを使いこなせることは当たり前として、プラスαで資格を取るなどしなければ転職市場で戦えません。
あなたの市場価値を上げるためのスキルを身につけて、転職を成功させましょう!