いつもなんとなくメイクはブラウン系でまとめてしまう、色んな色を取り入れてみたいけど何が似合うか分からない!そんなお悩みを持つ30代の女性はきっと多いはず。でも少しでも人とは違う自分らしさをメイクで出してみたい、新しいメイクに挑戦してみたいという方に、今回の「カラーメイク」はとても見応え満載です!
メイクアップアーティスト
SHOJI HITOMI
ヘアメイクやエステティシャン、パーソナルカラーや骨格のアナリスト、インナービューティーのアドバイザーとして、トータルで女性の美をサポート。『飾らないそのままの自分を好きになれる女性が増えてほしい』という想いで日々活動。沖縄在住。
ヘアメイクやエステティシャン、パーソナルカラーや骨格のアナリスト、インナービューティーのアドバイザーとして、トータル...
カラーメイクへのヒント『パーソナルカラー』を知る
最近よく聞く「イエベ肌」「ブルベ肌」というワード。イエベ肌とはイエローベースの肌、ブルベ肌はブルーベースの肌のことをいいます。それぞれ名前の通り、イエローベースは、黄味が多い暖色系の暖かい色、ブルーベースは青みを加えた寒色系の涼しげな色のことで、大きく分けるとこの2つの分類に人の肌色はわかれます。
自分の持つ色を知りメイクをしていくことで、カラーメイクができるようになるだけでなく、シミやシワ、毛穴が目立ちにくい、長く化粧していてもくすまない、血色が出る、目力が出る、小顔効果がある、などたくさんの効果が期待できます。是非自分に似合う色をまず見つけてみましょう。
監修者のコメント
実は私もこのアブンダンティア®︎のメイクカラーアナリストの1人。全6色あるファンデーションは、誰にでも必ず合う色のファンデーションが見つかります。全国にいるメイクカラーアナリストが診断をしてくれるので、お住まいの地域のアナリストに診断をしてもらうのもおすすめです。近くにいないという場合でも、診断キットが販売されているのでご自身で診断することも可能です。
▼カラー診断に使っているのはこちら
パーソナルカラーコスメ
アブンダンティア エッセンスファンデーション
メイクアップアーティスト長井かおりのカラーメイクのやり方
この投稿をInstagramで見る
雑誌を中心に活躍されているヘア&メイクアップアーティスト長井かおりさん。モデルや女優のヘアメイクはもちろんのこと、多くの女性へのメイクレッスンをされてきたことから裏付けられてきたメイクテクニックが話題に。
カラーメイクは一見難しそうですが、長井かおりさんのカラーメイクは、普段あまりカラーを取り入れてない方でもとても再現しやすく、最近ではたくさんのカラーもののメイクグッズなども出てきているので、とても簡単に取り入れられます。
彼女がカラーメイクをする上で大切にしているポイントの1つは、「服に合わせる」ということ。お洋服の中に入っているお色をメイクにも取り入れてあげることで、その色だけ浮くこともなく、自然にカラーを取り入れることができます。
是非、怖がらずにたくさんの色を使ってみましょう!
オフィスのカラーメイクは『ニュアンス』
オフィスでのメイクというと、無難にベージュとブラウンだけで仕上げてしまいがち。でも、シンプルにブラウンやベージュ単色を使うのではなく、カラーを取り入れることも実は意外と簡単にできてしまうのです。
そのポイントは、使いたいカラーを単色でなく、ブラウン・ベージュニュアンスにすることです。
ブラウン系の色味は目元を彫り深く見せてくれる効果もあるのでオススメです。ブラウン系の色味のアイシャドウをつける場合は、ブラシでつけるのではなく、指で押し当てるようにして、粉を潰しながら乗せていくことで綺麗に骨格を作ってくれます。
そして、どんな色をお顔にのせる場合でも、必ず手の甲で一度タッチしてからお顔にのせるようにすると失敗しにくくなります。つけるときはアイホール全体にのせ、下まぶたも全体に指で伸ばします。そうすることで、彫り深い目元が出来上がります。
監修者のコメント
ブラウンやベージュニュアンスにするだけでカラーが試しやすくなりますね。どんな色がブラウンやベージュニュアンスの色なのかわからない!という方は、元々持っているカラーの色と、ベージュの2色を少しずつ指にとって混ぜて使うだけでもベージュニュアンス、ブラウンニュアンスの色味を自分で簡単に作ることができるのでオススメです。
▼使っているのはこちら
カラーメイクコスメ01
オンリーミネラル ミネラルピグメントスターアニス
自分の唇の色を生かすリップ
リップメイクもアイメイク同様に、ベージュやブラウンを感じるようなリップメイクにすることで自然とカラーを使うことができます。
ブラウン系を使うことで血色も出るので、顔色もよくなります。
また、シアーなリップを使うことで、唇の色を生かしながらも、リップを塗った感が出ない自然なリップにしてみましょう。
監修者のコメント
人の唇には元々色がありますよね。その色を隠さずに生かすことで、自然なリップは作ることができます。最近はグロスほど艶々していなくて、口紅ほどマットにならない中間のリップもたくさん出てきているので、そういったリップを使うと自然とカラーに挑戦できますね!
▼使っているのはこちら
カラーメイクコスメ02
キャンメイク メルティールミナスルージュ04
オフィスメイクはチークで好印象に
オフィスメイクをする上で、実はとても大切なアイテムはチークと言っても過言ではありません。好印象であることが必須のオフィスでは、血色があって健康的に見えることがとても大切になります。
ただし、重要なのはそれがチークだとわからないようにすること。広範囲に、境目がわからないように幅広くのせるようにしましょう。一筆でのせようとするとヨレが出てしまうので、少しずつ少しずつ足しながら乗せていきます。チークを上手に使いこなして、できる女と可愛い女、両方を叶えていきましょう。
監修者のコメント
好印象をメイクで表す上で大切なのが、やはり自分に合った色を選ぶことです。イエローベースの肌なのか、ブルーベースの肌なのかでも好印象に見せてくれる色が異なるからです。
イエローベースの肌の方はオレンジ系のチーク、ブルーベースの肌の方はピンク系の色味が印象をよくしてくれます。特に幅広い範囲に入れるチークは大きく印象を左右するので、是非ご自身の肌色に合ったものを見つけてみてくださいね。
▼使っているのはこちら
カラーメイクコスメ03
rms beauty プレスドブラッシュ クラッシュドローズ
女子会でのカラーメイクは服と合わせる
オフィス以外では、是非メイクも少し冒険してみましょう!ブラウンやベージュ系からは一度離れてみて、普段使わない色を使ってみることを是非オススメします。ポイントは、お洋服と合わせること。あえてびっくりするような差し色を持ってきても面白いかもしれません。
アフター5でお化粧直しを
お仕事のあとの女子会へ向けて、まずはメイクをする前にお直しをします。お直しの方法でもまた印象が変わりますし、お直しを正しくすることで、カラーメイクもさらに生かされてきます。
▼化粧直しの方法
カラーメイクは順番が大切
カラーメイクをするときに悩みがちなのが、どこからメイクをスタートするかだと思います。色のバランスを取ろうとすると、迷ってしまいますよね。そんなときは、唇から色を乗せてみることをオススメします。そして、お顔全体を唇に合わせたカラーメイクをしていくと自然に仕上がっていきます。
そしてリップに色をしっかり出す場合は、塗り方が大切になります。いきなり色を強く乗せてしまうのではなく、少しずつ乗せて、足りなければあとで足すことで、色に挑戦するのも怖くなくなります。
▼口紅の塗り方
監修者のコメント
リップメイクにアクセントを持ってくる時に大切なのが、リップラインをしっかり取りすぎないことです。リップラインを綺麗にとって描いてしまうことでフォーマルな印象が強くなってしまうので、上記のように唇をすり合わせることでリップラインを少しぼかしながら伸ばすようにしましょう。
カラーメイクコスメ04
ジバンシィ ルージュジバンシィ218
チークはリップと連動させてセクシーな血色に
ベリー系なリップを使った場合は、チークもベリー系で血色を出していきます。深い色を使うと怖く見えると思われがちなのですが、のせ次第でセクシーさと愛らしさを出すことができるのです。
お直しした時にお肌をしとしとにし、チークをのせる時も、質感合わせるためにクリームチークを選ぶことをオススメします。
▼大切なポイント
先ほどのお直しで使ったスポンジをそのままチークをのせる時も使用することです。
すでについているオイルやファンデーションはそのままに、クリームチークをそのスポンジで取ってのせていきます。こうすることで、チークそのままの強い色味でなく、穏やかな色に変化させてからのせることができます。
他のメイクと同じですが、この時も擦らずに押すようにのせていきます。のせる場所は、目の下。目の下に置いてから横に少し広げるだけで、笑った時などに頬の位置が高くなって小顔に見せることもできます。
監修者のコメント
カラーメイクに限らずに、メイクをする上でとても印象を左右するのが「全体の質感」です。1つ1つのツールの質感を合わせるだけで、抜け感があって自然なメイクに仕上げることができます。
ツヤっぽいベースメイクにしたときはツヤが出やすいクリームやジェルのものを。パウダーファンデーションなどでマットに仕上げたときはパウダー状のアイシャドウやチークを使うと、統一感が出て好印象に繋がるメイクができます。
▼使っているのはこちら
カラーメイクコスメ05
オンリーミネラル N by ONLY MINERALS
ミネラルソリッドチーク コンプリート 02 CHANCE
夕方の救世主はラベンダー色のパウダー!
全体的にベリー系の色を使ったときには、最後にラベンダーのパウダーを軽くのせるだけで肌が明るく、透明感を出していくことができるのでオススメです。ラベンダー色のパウダーは、ブルー系のメイクのときに使うことで、お肌がそれだけで上品なお肌に仕上がります。
フェイスパウダーなのでブラシを使っていきますが、この時も擦らずに、ブラシを押すようにのせていくことが大切です。
監修者のコメント
仕上げのお粉をするときは、満遍なくお顔全体にする必要はありません。特にベースメイクでマルチオイルなどを使用してツヤを出しているので、全体にお粉をするというイメージよりは、鼻周りやTゾーン、目周りなど、自身のお顔の崩れやすい部分にのみに優しくのせてあげることをオススメします。統一させたお顔全体の質感は崩さないように、ポイントでお粉をのせていきましょう。
▼使っているのはこちら
カラーメイクコスメ06
レブロン スキンライトプレストパウダーN 104
アクセント色はできるだけ狭く
最後に、服には全く無い強い色をあえて部分的に使っていきます。服にはないお色も、幅色く使うと存在感が出過ぎてしまい印象を崩してしまうので、狭い範囲にポイントでいれることで、モードな印象に仕上げることができます。
▼締め色の入れ方
白のアイシャドウをアイホール全体に入れ、ぬけ感を出します。白いアイシャドウはそのままハイライトとして使えるので、頬の高いところや、目頭、鼻筋などにも入れてツヤを出します。ゴールドも少しだけアイホールにのせていきます。
ラメとマットの青を混ぜて、下まぶたの目尻4分の1にチップを横に倒して色を狭い範囲にのせます。
濃く出過ぎたなと思ったら白を重ねます。
監修者のコメント
まず、締め色の色味は、メイクの最後のデザートだと思って思い切り楽しんでみてください!少しトライするのが怖くなってしまいがちですが、まずやってみることが大切です。また、なかなか挑戦できない方は、夜お化粧を落とす前に、思いっきりお顔で練習してみることをオススメします!メイクを落とす前であれば、思いっきりお顔で練習できるはず。ポイントの色なので、似合うか似合わないかよりも、好きな色、試してみたい色を思いっきり使ってみてくださいね。
カラーメイクコスメ07
ランコム イプノパレット 15
アイメイクは大胆なカラーメイクにチャレンジしてみて!
アイメイクにもカラーメイクを取り入れましょう。いつも同じ色を使っていませんか?アイメイクの中でもアイシャドウは肌の色やTPOに合わせるだけでなく、季節感も取り入れるのにもってこいです。
アイシャドウはカラーメイクを一番取り入れやすい場所になります。唇やチークなどにはちょっと使いづらい大胆な色も、アイシャドウならば遠慮はいりません。あなたらしさを見せましょう。
アイシャドウのカラーメイクで季節感を
季節感が出せるカラーアイシャドウの使い方を紹介します。
春:ふわっとしたピンクなどのパステルカラー、フレッシュで爽やかなイエロー・オレンジなど。
夏:涼し気なブルー系、夏の日差しに良く似合うイエローやグリーンなどのビタミンカラー系など。
秋:落ち着きと知的な印象を与えるブラウン系、鮮やかさを押さえた深みのあるマットな質感のものなど。
冬:温かみのあるオレンジ系、夜長の季節に映えるゴージャスなパープル系、クールで大人なブラウンカーキなど。
肌別に似合うアイシャドウ
季節感のあるアイシャドウを選ぶ際に、肌の色合いとの兼ね合いも大切です。
イエベ肌はベージュ、グリーン、ゴールド、オリーブ、オレンジ、ブラウンなどが似合います。
ブルべ肌はパープル、ボルドー、シルバー、グレー、ブルーなどがおすすめです。
監修者「SHOJI HITOMI」のまとめ
まだ「BEAUTY THE BIBLE」を見てない方はこちら!