「ジメジメとした湿気が気になる」
「室内で洗濯物を乾かしたい」
「部屋がカビてしまうのではと心配」
雨の日や梅雨の季節の不快な湿気に、悩まされているという方も少なくないでしょう。ジメジメした空気は不快なだけでなく、カビの繁殖の原因にもなるので早めに対策しておきたいところですよね。
家電ライター
よしだ
家電量販店に勤務後、フリーランスになりました。家電が大好きで、週に二度は家電量販店に通い、最新家電をジャンル問わずチェック。気になるアイテムがあれば実際に購入したり、記事にしたりしています。そんな家電マニアが女性目線で、便利な家電をご紹介!最新家電の魅力的な世界にご招待します。
家電量販店に勤務後、フリーランスになりました。家電が大好きで、週に二度は家電量販店に通い、最新家電をジャンル問わずチ...
除湿機の種類
除湿機は三種類に分類されます。それぞれの特徴をご紹介!自分の希望にあったものを選択して下さいね。
コンプレッサー式
湿った空気を取り込んで冷やし、空気中の水分を追い出し湿気を排除。コンプレッサー式は除湿力が高く、除湿機のほとんどがコンプレッサー式を採用しています。
気温が高くなるほど除湿力が高まっていくので、梅雨や夏場に大活躍。空気を冷やして除湿するので、室温が上昇する心配もありません。
さらっとした冷たい空気を楽しむことが可能です。また、ヒーターなどを利用して加湿する弟子カント式と比較すると消費電力も控えめ。電気代もあまりかかりません。長時間利用したいという方は、コンプレッサー式を選択するのがおすすめです。
しかし、気温が低いと除湿力が落ちるため、冬場の結露対策には向きません。また、コンプレッサーを内蔵しているので、本体サイズや動作音が大きくなりやすいという点もデメリットとしてあげられますね。
デシカント式
室内の空気を吸い込み、吸水性の良いゼオライト(乾燥剤)に空気中の水分を吸着させることで湿気を取り除きます。ゼオライトに吸わせるだけという簡易的な仕組みなので効果があるのかどうか不安に感じるかもしれませんが、湿気を取り除くまでにかかる時間が短く、あっという間に効果を発揮。ジメジメした空気をすぐに解消させることが出来ます。
吸着した水分は、除湿機内に設置されているヒーターで温められ熱交換器へ、その後冷やされて水に変化し排水タンクにたまっていきます。
吸着した水分をヒーターで温めるため、気温に左右されずに1年中安定した除湿ができます。コンプレッサーがないため、本体サイズが小さく運転音も気にならない程度のものがほとんど。設置場所に困らないという点も大きなメリットと言えますね。しかし、ヒーターを使用するため、消費電力は比較的高めになります。
デメリットとしては、室温が上昇しやすいという点。夏場などの高温期には空気を冷やすような工夫を別で行う必要があります。
ハイブリット式
コンプレッサー式とデシカント式の構造を組み合わせたタイプで最新機種のいくつかにはすでに採用されています。夏の暑い時期はコンプレッサーモードで、冬の寒い時期はデシカントモードを選択することで1年中高い除湿能力を発揮。一年中快適に過ごすことができますね。
コンプレッサーとデシカントの良い部分を併せ持っているので、人気があります。デメリットとしては、2つの方式を採用しているので、本体サイズが大きく価格も比較的高めな傾向に。
除湿機の選び方
除湿機はタイプ以外にも様々な種類があります。除湿機はメーカーやモデルによって機能などが大きく異なるので、事前にしっかりチェックしておきたいところ。
自分に合った除湿機の選び方をご紹介しますので購入の際の参考にしてくださいね!
除湿能力と部屋の大きさ
除湿能力と部屋の大きさのバランスはかなり重要。除湿機は推奨となる部屋の大きさが決められており、記載されているサイズの部屋であれば問題なく除湿効果を発揮できるようになっています。実際の部屋のサイズよりも除湿能力が高いものを選択し利用することも可能ですが、電気代が余分にかかったり本体価格が相場よりも高額になるケースがほとんどなので、損をしてしまうかも知れません。
利用する部屋のサイズに合ったものを選択し、部屋の大きさに合った除湿性能を持つ除湿機を選択してくださいね。
お手入れのしやすさ
除湿機はメーカーやモデルによって仕組みが異なります。お手入れのしやすさももちろん異なるので、長く使用するためにお手入れがしやすいものを選択しておきたいですよね。
本体内に空気を吸い込む構造となっているものが多いので、空気清浄機と同じくらいの頻度でフィルターのお手入れを行う必要があります。交換頻度はメーカーや機種ごとに異なるので、交換時期やかかるコストなども必ず確認しておいて下さいね。
また、排水タンクは多くの場合、1ヶ月に一度メンテナンスを行う必要があります。排水タンクの外しやすさや洗いやすさなどしっかり確認しておきましょう。
また、本体内部に残った湿気や水気を自動で乾燥してくれる内部乾燥機能を搭載したモデルもあります。水気が機械内部に残ってしまうとカビや菌の繁殖にもつながるので、衛生面に気を配るのであれば内部乾燥機能を搭載しているモデルを選択しておくのが良いでしょう。
タンク容量
排水タンクの容量もチェックしておきたい重要なポイントです。除湿した際に発生した水分は本体のタンク内にとどまるため、タンクが大きければ大きいほどタンク内の様子をチェックすることなく利用可能に。タンク容量の小さなものでも利用はできますが、タンク内の水をこまめに捨てる必要が出てきます。
しかし、タンク内の水がいっぱいになるとアラームやランプの点灯などで教えてくれるものもありますが、中には一切通知してくれないものもあります。忙しくてタンク内の水の量を気にしていられないという方は、通知機能があるものやタンク容量が大きいものを選択すると良いでしょう。
静かさ
除湿機の稼働音は、製品によって異なります。睡眠中や仕事中に使用するという場合、稼働音は意外と気になるもの。特に小さなお子さんがいる方は、しっかりチェックしておきたいポイントですね。
大きな稼働音によって睡眠を妨害してしまったり、近所迷惑にならないようできるだけ稼働音が控えめなものを選択しておきましょう。モード切り替えで静音モードを選択できるものなどもあるので、事前にしっかり確認してから購入を検討してくださいね。
おすすめ除湿機10選
30代女性におすすめの除湿機を10個ご紹介します!購入の際の参考にしてくださいね。
三菱電機「サラリ MJ-M120RX」
温度と湿度の両方を同時に検知し、快適な空気に自動調節。見張るセンサーと赤外線センサー、部屋干し3Dムーブアイの3種類のセンサーが付いています。洗濯物の位置や量、状態を正確に察知することで適切な風量や温度、除湿が可能に。部屋干し3Dムーブアイは洗濯物の乾きムラを瞬時に見極め乾燥してくれるので生乾きの不快感とさよなら。嫌な臭いのない、さらっとした着心地に仕上がります。
30代におすすめの理由
アイリスオーヤマ「DCE-120」
除湿機の多くは、湿度が低くなる冬場になると活躍の機会がなくなり、一年のうち半年程度しか稼働させていないという方も少なくありません。せっかく購入しても一年の内の半分しか稼働できないとなると、コストパフォーマンスが良いアイテムとは言えないかもしれませんね。
しかし、DCE-120は空気清浄機能と除湿機能を併せ持った製品です。除湿の必要がほとんどない冬の時期には空気清浄機として活用可能なので、押し入れにしまい込んだままにならず、一年中活躍できますね。一台二役の便利なアイテムと言えるでしょう。
30代におすすめの理由
シャープ「CV-L180」
除湿機で衣類乾燥をした際の臭いが気になるという方に最適の製品です。衣類を乾燥させる時にプラズマクラスターを放出させ、衣類乾燥運転が終わった後もプラズマクラスターイオンの放出を継続。
また、不快な臭いが衣類に戻ることのないようにする臭い戻り対策モードも搭載しています。ニオイ原因菌の繁殖を抑えてくれるので、嫌な臭いが衣類についてしまう心配もないでしょう。
30代におすすめの理由
パナソニック「F-YHTX200」
強力な除湿能力を持つ除湿機で、ハイブリッド式を採用しています。この製品はパナソニックの最上位機種で、それぞれが独立して動くツインルーバーを搭載。洗濯物を効率的に揺らし素早く乾燥してくれます。従来の製品よりも短い時間で衣類を乾燥させることが可能なので、忙しくて時間がないという方にもぴったりですね。
少量の洗濯物に適したモードも搭載されているので、物量に応じて効率の良い衣類乾燥が可能になります。
30代におすすめの理由
シャープ「CV-L71」
シャープが販売しているこちらの製品は、除湿をしながら同時にプラズマクラスターイオンを放出。嫌な生乾き臭をしっかり抑えてくれます。また、ルーバーの調節が可能なので、好みの位置や角度で風を当てることができます。
ルーバーの調節は手動になるものの、細かく角度の調節が可能なのでとても重宝しますね。排水タンクは手を入れて洗えるくらい、かなりゆとりのある間口の広い構造。間口が広く取られているので、洗浄しやすくお手入れも簡単です。
30代におすすめの理由
デロンギ「タシューゴ アリアドライ マルチ DEX16FJ」
約A4サイズのコンパクトな除湿機。Wフィルターを搭載しており、菌や花粉・ダニのふん・死がいを抑制してくれます。アレルギー体質の方や小さなお子さんがいる方におすすめ。
また、風向の調節はできないので、送風は真上のみ。機能は必要最低限のみですが、その分使い勝手の良さを追求。除湿能力はかなり高く、洗濯物もかなり短い時間でしっかり乾きます。
30代におすすめの理由
シャープ 「KI-LD50-W」
スイングするルーバーが自動で風を集中させ、衣類をあっという間に乾燥させてくれます。プラズマクラスターを搭載しているので、生乾き臭もほとんど発生しません。合わせて付着カビ菌の増殖も抑制してくれるので、安心して利用できますね。除湿機能だけでなく加湿機能もついているので、乾燥が気になる冬などには加湿器として活躍してくれます。
30代におすすめの理由
除湿機能だけでなく加湿機能もついている便利なアイテム。夏に除湿機、冬に加湿器を使いたいという方におすすめです。Ag⁺イオンカートリッジをトレーにつけることで、ニオイの原因となる水中の菌やぬめりを完全除去。1年に1回カートリッジを交換するだけでずっと清潔に使えます。忙しくてお手入れをする時間がなかなか取れないという方におすすめ!
アイリスオーヤマ 「サーキュレーター8L IJDC-K80」
除湿機にサーキュレーターを搭載した除湿機です。空間除湿はもちろんですが、特に衣類除湿に特化したアイテム。高い除湿性能と合わせてサーキュレーターのパワフルな送風で、衣類をあっという間に乾燥させてくれます。
スピード部屋干しモードであれば72分程度で乾燥作業を終了。湿度で性能が落ちにくいデシカント式を採用しているので、脱衣所などの湿気がこもりやすい場所のカビ対策にも最適です。
30代におすすめの理由
KLOUDIC 「MK-CS02-JP-03」
2.3L大容量水タンク付きでタイマー機能を搭載しています。七色ランプや結露解除機能、自動停止機能など豊富な機能が魅力の製品。39dbという静かさもまた、この製品の魅力です。落ち葉が落ちる音が26db、図書館が50db程度なので、かなり静かなことがわかりますね。小さなお子さんがいる方や、深夜に除湿機を稼働させたい方におすすめです。
30代におすすめの理由
Hysure 「t8-bk」
最新の半導体技術を採用している除湿機で、大きな空気取り入れ口から空気を吸い込み、しっかりと湿気を取り除きます。カビ防止や結露防止、湿気対策などに有効。梅雨のジメジメした季節もスッキリと快適に過ごせますね。
運転音は30dB以下と、かなり静か。深夜に使いたい場合や小さなお子さんがいる場合にも大活躍します。また、自動停止機能がついているので、タンク内の水が溢れそうになったら自動的に運転を停止。タンクの満水に気づけず、水を溢れさせてしまう心配もありませんね。
30代におすすめの理由
監修者「よしだ」のまとめ
自分の使用シーンや使用状況に合わせて、最適なものを選択してくださいね。