「独身の同僚がマンションを購入した!」「30代ってもうそんな買い物する年齢なのか…」
周囲がどんどん家を買う中、「なんだかわたし、取り残されてる…?」と感じている女性も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなあなたに向けて30代女性がマンションを購入する時のアレコレをまとめました。
マンション購入のメリットから、女性特有のデメリット、後悔しないためのマンションの選び方など徹底解説!ぜひ、参考にしてみてくださいね。
金融ライター
YURINA
大手保険会社に勤めて6年目。本業の傍ら、保険を中心とした金融系のライターとして活動中。ネット上にあふれている情報の中には間違った情報も多く、そんな現状を打破することをモチベーションに執筆を行なっている。
大手保険会社に勤めて6年目。本業の傍ら、保険を中心とした金融系のライターとして活動中。ネット上にあふれている情報の中に...
30代独身女性がマンション購入を決意した理由3選
30代独身の女性にとって、マンションを購入するというのはかなり大きな決断。ブランド物や車を購入するのとは桁も違いますし、それなりの覚悟も必要となります。
なのにも関わらず、決断するにはどういった理由があるのでしょうか。ここでは実際にマンションを購入した30代独身女性の「購入決断の理由」をご紹介します。
1:家賃や更新料がもったいないから
まず、一番に挙げられるのは家賃や更新料への支払いにもったいなく感じたからとあります。
当然ですが、賃貸は借りているだけなのでどれだけ住んで家賃を支払おうが自分のものになることはありません。
また、2年ごとに訪れる更新料も家計を圧迫。家賃の1ヶ月分を請求されるのは、出費としては痛いですよね。
ならば、思い切ってローンを組んで自分の家を購入してしまおう!と考える方が多いのです。
2:収入が安定してきてローン返済が現実的になったから
20代のうちから「いつかは自分の持ち家を…」と考える女性は多いもの。
ですが、どうしても若いうちは収入も安定しませんし、何千万という買い物は厳しいもの。ローンを組んだとしても、毎月の返済は不安になります。
また、ライフスタイルの変化など不確定要素が多く決断に踏み切れないことも理由に挙げられます。
しかし社会人生活も板についた30代になると収入も安定して、毎月のローンも現実的なものに。若いうちに買っても不安が多いですが、定年が近づいてからの購入はもっと不安です。そのため、「今しかない」と30代で購入をする女性が多いのでしょう。
3:60歳以降の生活設計を考え始めたから
30代半ばになると、これからの生活設計について考えはじめる人も増えます。そんな時に不安に思うのは、住居の確保です。
働いているうちはいいものの、60歳で定年退職したとしても人生は残り30年近くあります。
ローンの支払いには終わりがありますが、家賃の支払いは生きている以上永久に続きます。
となると、早めに自分の家を購入して老後はゆったり過ごそう、と考える人も増えるのです。
女性は住宅ローンは組みづらい?女性向け住宅ローンのススメ
「でも、住宅ローンって女性だと組みづらいんじゃないの?」と思われる方もいるでしょう。
そんな方にぜひおすすめしたいのが女性向け住宅ローンです。
女性向け住宅ローンは、その名の通り女性向けに改良されたローン。職業問わず、女性が組みやすいように優遇がされていたり女性ならではの特典があるものまであります。
ここでは、女性向け住宅ローンの特徴についてご紹介します。
1:女性向け住宅ローンは金利が優遇されている
女性向け住宅ローンは一般の金融住宅ローンよりも金利が優遇されます。
例えば、女性向け住宅ローンを展開しているARUHIは住宅ローン専門の金融機関。そのため、一般の都市銀行よりも低金利でお金を借りることができます。
また、繰上げ返済手数料が無料であったり、出産時などの支払い金額を調整する元金据置制度なども充実。今後結婚するつもりはないという方も何が起こるかはわかりません。女性向け住宅ローンなら、不確定要素にもしっかりと備えることができます。
2:一般の住宅ローンにプラスして女性向けの特典がある
一般の住宅ローンとしての機能はもちろん、優待特典としてサービスを受けられるプランも多いです。
例えば、料理教室への入会料が無料になったり、エステサロンを特別価格で受けられたりなど。その他にも旅行やグルメなどの優待を用意している金融機関もあります。
女性向けということもあり、独身女性の心に刺さる特典が多いのも特徴です。せっかくローンを組むなら、優待が充実している方が嬉しいですよね!
3:年収要件が低く審査に通りやすい
女性向け住宅ローンは、年収要件が低く審査に通りやすいものも多数あります。
そのため、「転職したばかりで勤続年数が少ない」「派遣社員で働いており正社員よりも収入が不安定…」といった方でも安心。ただし、プランによっては高金利になってしまうこともあるのでその点のみ注意してください。
30代独身女性がマンション購入をする4つのメリット
30代の独身女性が今、マンションを購入するメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
いくら周囲が買っていても、今の生活と比較してうまみがなければ購入に踏み切れませんよね。
ここでは30代の今のうちからマンションを購入すると起こる嬉しいことを4つご紹介します。
1:老後の家賃の心配がいらない
一番大きなメリットかつ、マンション購入の目的になるのは老後の家賃の心配がいらない点です。
定年退職をしても人生は30年ほどあります。その間の家賃をどう賄うのか?と考えるとかなり不安ですよね。
しかし、自分の持ち家があればそのような心配も不要。 今から購入をしてローンを組み、定年に合わせて完済をしてしまえばあとは自由の身です。
生きていく上では絶対に欠かせない住宅が、賃貸でないのは非常に重要です。
2:生命保険の代わりにも活用できる
住宅ローンを組む際、多くの場合には団体信用生命保険に加入することになります。
通称・団信は借主がローンの途中で死亡や重篤な病気になった場合に代わりに残額を支払ってくれるというもの。
また、団信で支払った後のマンションは売却をすることも可能です。 つまり、団信への加入=ローン残額と同じ金額の生命保険に加入しているのと同じということ。
将来結婚をした場合には遺族にお金を残すことができますし、独身でも家族への支えになるはずです。
3:資産運用ができる
購入したマンションは、賃貸にしたり売却することも可能です。
例えば結婚などをして、より大きなマンションが必要になった場合にも独身時代に購入したマンションを運用すれば資金を確保することもOK。
新しいローン返済の手助けになるのは非常に心強いですよね。
4:自分好みの内装に仕上げることができる
女性であれば、部屋を自分好みのインテリアにしたい人も多いのではないでしょうか?
しかし、賃貸は退去する時に現状に戻すことが前提。壁紙の変更や大きな家具を取り付けることは基本的にはできません。
ですが自分のマンションであれば何をしても自由! 好きなように改装やカスタムをすることが可能です。
インテリアにこだわって、最高の城を作りたい人には嬉しいメリットです。
30代独身女性がマンションを購入する3つのデメリット
30代独身女性がマンションを購入することはメリットも多いですが、その反面デメリットも存在します。
ここでは、マンション購入を決断する前に知っておくべきデメリットをご紹介。
リスクも考慮した上で慎重に判断を下しましょう。
1:単身者向けのマンションは売却しづらい
何らかの理由でマンションを売却するというタイミングが訪れることがあるかもしれません。
まだまだ独身でマンションを購入する人はまだまだ少数派。そのため、単身者向けのマンションは売却しづらいという点があります。
とはいえ、現在の日本の独身率は年々上昇中。これからにおいては需要が高まる可能性も十分ありえます。
しかし、現状においては売却がしづらいということは覚えておきましょう。
2:結婚により引っ越す可能性がある
立地や間取りにこだわって購入しても、将来結婚や子供ができたことをきっかけに引っ越すこともありえるでしょう。
決して邪魔になることはありませんが、その場合には売却および賃貸運用の準備をする必要があります。
やはり気軽に引っ越しをすることができるのは賃貸の大きな強みです。
3:老後の住居にそぐわなくなる恐れがある
30代の今の自分にとっては過ごしやすいマンションだとしても老後の自分にとっては不便になるということも考えられます。
例えばオフィス街や繁華街にマンションを購入すれば、今は便利だけど将来は少し騒々しくて住みづらい…なんてことも起こり得ます。
また、若い頃には気にならなかったマンション構造も実はバリアフリー機能が不足していた!なども。
長く住むつもりでいるのであれば、将来住む時のことをイメージして選択する必要があります。
30代独身女性がマンション購入をして後悔をした実例3選
マンションは自分の資産ともなり、人生の邪魔になることはそうありません。しかし、やはり買ってから後悔をした!という人も存在します。
一体、どういった理由でマンション購入を後悔するのでしょう。ここではありがちな失敗例を2つご紹介します。
1:身の丈にあわない価格のマンションを購入してしまった
ありがちなのは、身の丈に合わない価格のマンションを買ってしまったパターン。
今の自分には無理のない金額であっても人生何が起こるかはわかりません。
転職や失業などによって、毎月の支払いが負担になることも考えられるでしょう。
また、マンションを購入したことにより働き先に制限ができてしまうので、転職活動が難航することも考えられます。
2:思いの外ランニングコストがかかってしまった
マンションを購入した時に支払わなければいけないお金はローンの返済だけではありません。
マンションの修繕積立金や管理費・共益費なども別途で支払う必要があります。ほかにも年に一回、固定資産税も納めなくてはなりません。
思いのほかランニングコストがかかってしまったことで、「こんなはずでは!」と後悔される人も多いようです。
3:近隣住民とのトラブルを起こしてしまった
かなり困るのは近隣住民との人間トラブルを起こしてしまった場合、賃貸であれば引っ越せば解決します。
しかしマンションの場合には簡単に手放すわけにもいきません。
特にマンションに迷惑な人がいるのであればやっかい。売却や賃貸として貸し出す場合にも難ありとなり、なかなか決まらないリスクも考えられます。
4:投資用のはずが家賃収入が当初より安くなった
自分が住むのではなく、資産運用の一環としてマンション購入を検討される方もいるでしょう。
確かに、家賃収入を得ながらローンを返済できれば素晴らしいことこの上なしです。しかし、実際には入居者が集まるかもわかりません。
それまでの期間は実費でローンを返済しなくてはならず、毎月の負担は増えるでしょう。
また、仮に入居者がいたとしても手放しで喜ぶことはできません。入居した人が退去すれば、新しい入居者が見つかるまでは自信でローンを返済することになります。
築年数が経てば老朽化も進み部屋の価値も必然的に下がり、当初の予定よりも安い価格で貸し出すことにもなるでしょう。
5:転職をして職場までが遠くなってしまった
自身で住む場合に困るのが、転職などのイベントです。
30代だからといって、今後転職をしないとは限りません。なんらかの理由で今の仕事を辞めざるをえないこともあるでしょう。
賃貸暮らしであれば職場近くに引っ越すこともできますが、持ち家となればそうはいきません。
6:年数の経過によって周辺環境が悪化してしまった
立地や環境もすごく気に入ったマンションも、10年20年後にはどうなっているかは分かりません。
最近でも空路の変更による騒音問題で羽田空港周辺にマンションを購入した人が悲鳴をあげていますよね。
自分で住むにしても騒音で落ち着かない、売るにしても価値が暴落…という可能性もゼロではないのです。
独身女性が30代でマンションを買って後悔しないための7つのポイント
今までメリットデメリットなどをお伝えしてきましたが、実際に購入する場合にはどのような点に気をつければいいのでしょうか。
マンションは非常に大きな買い物ですし、絶対に失敗は避けたいところ。上手に資産として活用したいですよね。
ここでは、マンション購入の際に後悔しないために知っておきたい7つのポイントをご紹介。マンションの購入を考えている方は、ぜひ頭に入れておきましょう。
1:月々の支払いは今の家賃と同じ程度に調整する
「マンションを買う時は、今の無駄遣いを削って色々我慢しなくては…」と考える女性もいるのではないでしょうか?
しかし、大好きなショッピングや旅行などを我慢するのはストレスになります。
マンションを買ったら人生の楽しみを我慢しなければいけない訳ではありません。
月々の返済(ローンの返済額+修繕費+管理費)は今の家賃と同じ程度になるように調整しましょう。
極端な話、ローンは定年までに全てを払いきれればいいのです。余裕のある時に繰り上げ返済をする、という考えでも全然OKです。
2:都心近辺の駅から8分以内であれば売却・賃貸運営時に有利
立地は自分が住む時だけでなく売却時や賃貸運営をする時のことも考えることが重要です。
以上を踏まえると、以下の条件に当てはまる物件であればそう心配ないでしょう。
- 東京なら東京駅から半径25キロ圏内
- 大阪なら梅田駅から半径10キロ圏内
- 地方都市であれば都心から2〜5キロ圏内
- 複数路線利用可能
- 最寄駅が近く商業施設が遠い
- 大きなスーパーマッケトがある
- 公共施設や教育施設が近くにある
自分の買おうとしている賃貸相場は必ずチェックをしておきましょう。
3:地盤がよく耐震性のあるマンションを選ぶ
意外と見落としやすいポイントがマンションの建っている土地の地盤です。
地盤が悪い場合、震災や豪雨など大災害が起きた時に不安です。
地盤が良いと言われる場所は以下の近くです。
- JR線の内陸側
- 神社・寺・古墳・遺跡の近く
JR線は地盤の固い場所を走行していると言われています。また、 古くから残っている建物がある場所も比較的安全と言えるでしょう。
逆に避けた方がいい場所は以下の近くです。
- 山を切り崩した土地
- 海岸側の埋立地
また、2007年の建築法が改定された後に企画された建物のほうが耐震性では安心です。最低でも1995年の阪神淡路大震災以降に建築された建物を選びましょう。
2000年には住宅品質確保促進法という欠陥住宅をなくすための法案が施行されています。それにより新築マンションの本構造部分が10年間保証されていることも参考にしてみてください。
4:セキュリティがしっかりしているマンションなら安心
女性の一人暮らしは危険なことが多いです。主に以下の設備が整っているのか確認しておきましょう。
- 玄関のドアの鍵は2つあるダブルロックか
- 監視カメラが廊下にあるか
- TV画面付き・録画機能付きのインターホンか
- オートロック機能があるか
新しい物件だと、 留守中でもインターホンから携帯電話に繋がるものやキーがなければエレベーターが使用できないものなどあります。
犯罪の被害にあってからでは遅いので、慎重に見極めましょう。
5:貯金が少ない人ほど新築マンションを買うのがおすすめ
「貯金があまりないから中古マンションでもいいかな…」とお考えの方もいるかもしれませんが、それはちょっと待った!です。
実は中古マンションの方が資金面で不利になることがあるのはご存知でしょうか?
- 仲介手数料がかかり新築よりも契約時の諸費用が高額
- 毎月の修繕積立金や管理費が高い
- 最長の35年ローンが使えない物件がある
- 物件の担保評価が低く新築よりも頭金が必要になる
- 超低金利ローンが適用されない
中古マンションの場合、以上のような事例も多くあります。そのため、思っているよりも費用が多くかかってしまうことも…。
ぱっと見の安さに惹かれてしまいますが、現状の自分の資産状況と照らし合わせて慎重に判断してください。
6:間口が広く水回りがゆったりしている間取りを選ぶ
売却や賃貸運営をするのであれば、物件の間取りも重要です。
生活動線にも関わるため、できるだけ間口が広い物件を選ぶのがおすすめです。つまり、 部屋の形が長方形ではなく正方形に近いものですね。
同じ面積であっても間口が広い方が開放的な印象を受けますし、家具も置きやすくなります。また、窓からの光も部屋全体に広がりやすいです。
また、女性の場合はキッチン・洗面台・お風呂で過ごす時間も長いです。自分の日々の生活を想像して、ゆったりとくつろげそうな間取りを選ぶのがいいでしょう。
7:売主である不動産会社の実績と信頼を見極める
マンションを購入する時には、どこの不動産から購入をするかも重要です。
しかし、どの不動産であれば実績があるのかなんてわかりませんよね。
そんな時にはチラシなどに記載されている宅建業免許番号をチェックしてみましょう。
「国土交通大臣(□)第xxxxxx号」という記載がありますが、□の部分が免許の更新回数になります。
更新は5年に一度、つまり更新回数が多ければ多いほどに信頼と実績があるということです。
また、その会社がどんな物件を得意としていることの調査も忘れずに。
ファミリー層向けの物件を多く扱っている不動産屋が単身者向けの物件に詳しいとは限りません。できれば単身者層の物件を多く扱っている不動産屋を選びましょう。
また、公式HPなどで有名な建築家や女性を強く狙ったイメージ戦略に力を入れている会社は広告費にばかり予算を割いていることもあるので慎重に判断しましょう。
8:ローンはボーナス返済ではなく繰り上げ返済を
お金がある時に一気に返せるのが魅力のボーナス返済。ローン返済期間をグッと短くできるため活用を考えている方もいるでしょう。
しかし、30代女性におすすめなのは繰り上げ返済。
女性であれば、ボーナス時には色々と買い物したり、旅行に使ったりしたいですよね。ボーナス返済を選ぶと、それらの楽しみがなくなってしまう恐れも…。
それならば、月々の給料から少しずつ払いボーナスは好きに使う、貯蓄がある程度貯まった頃に繰り上げ返済をする方が良いですよね。
失敗が怖い人はプロから学ぶのもおすすめ!
初めてのマンション購入、「絶対に失敗をしたくない!けど、投資の知識はあまりないし…」という30代女性も多いでしょう。
そんな場合には、一度セミナーにてプロからノウハウを習うのもおすすめです。
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監修者「YURINA」のまとめ
いかがでしたか?
30代女性のマンション購入は資産としても非常におすすめです。上手に物件を選べば、ライフイベントが起きた時に邪魔になることもありませんし非常に価値あるものとなるでしょう。
定年が65歳とすると、30代の今が最も買いやすい時期です。ぜひ、参考にして検討してみてくださいね。