「お部屋を心身がホッとする自然な香りにしたい」「子どもやペットがいても安心な感染症対策や掃除がしたい」そんなあなたには、手作りアロマスプレーがピッタリ。
アロマスプレー作りはとても簡単。手順は3つ、用意するものは4つ、かかる時間は5分です。
余分な添加物を入れないので、化学物質が気になる方も安心。おうちに眠っているエッセンシャルオイルがある方は、スプレー化することで手軽に広く活用できますよ。
いろいろなスプレーが家じゅうにある人にも、アロマスプレーづくりはおすすめ。香りを楽しむルームスプレーから、手指の消毒用、掃除・消臭用に至るまで、同じ材料・同じ作り方でOK。濃度を少し変えるだけです。
この記事では、アロマスプレーの作り方を丁寧に解説。まず用意するものについてレクチャー。それから、私と一緒に実際に作ってみましょう。
目的に合った濃度やブレンドについても説明するので、アレンジも無限にきくようになりますよ。
記事の最後では、時間がない、面倒くさいなどどうしてもアロマスプレーを作れない方のために、とっておきのアイテムもご紹介します。
一度作ってみれば、あまりに簡単なので驚くはず。生活をもっとシンプルで豊かにしてくれるアロマスプレーづくり、あなたもきっとやめられなくなりますよ。まずはぜひやってみましょう!
美容ライフスタイルアドバイザー
ヒロコ
医療機関に8年間勤務→長年の敏感肌を克服した経験からスキンケアのコツを美容系メディアで情報発信→読者の方から肌悩みの相談を多数いただくようになったことをきっかけにフリーランスブロガーに本格転身→海外移住→3Qsにジョインし美容・ライフスタイル情報発信を担当。昨日より今日の自分をもっと好きになってもらえるとうれしいです。
医療機関に8年間勤務→長年の敏感肌を克服した経験からスキンケアのコツを美容系メディアで情報発信→読者の方から肌悩みの相談...
Contents
アロマスプレー作りで用意するもの4つ
アロマスプレーを作るのに用意するものは、エッセンシャルオイル・無水アルコール・精製水・遮光ガラススプレー瓶の4つです。いずれもネットショップや薬局、アロマショップで簡単に手に入ります。
エッセンシャルオイル
アロマスプレーの香りのもと、エッセンシャルオイル(精油)を準備します。エッセンシャルオイルは植物から抽出され、有効成分と芳香成分が凝縮した天然素材。
似たような小瓶で「アロマオイル」などと表記されたものがありますが、多くは香料やオイルで薄めたもの。エッセンシャルオイルに期待される抗菌効果などはなく、香りを楽しむだけの芳香剤と考えたほうが良いです。
100%天然精油かどうか見わけるには、
・抽出部位
・抽出方法
・原産国
がパッケージに明記されているかチェックを。
また、エッセンシャルオイルの品質保持期限にも注意しましょう。一般的な精油なら、未開封で3年、開封後は1年が目安。柑橘系は半年ほどで品質・香りが変化します。
虫除けやボディデオドラントなど肌に触れるアロマスプレーを作る場合は、品質保持期限内のエッセンシャルオイルを使いましょう。
家で長期間眠っていたエッセンシャルオイルを再活用する場合は、ルームスプレーや除菌消臭スプレーを作るとよいです。
無水アルコール
無水アルコール(無水エタノール)は、水分がほとんど含まれていないエタノール。アルコール度数が99.5%以上のものです。薬局やドラッグストア、ネットショップなどで購入できます。
エッセンシャルオイルは水に溶けにくく、アルコールに溶けやすい性質があります。無水アルコールと混ぜてから水を入れることで、分離を防げます。スプレー液の保存性を高める効果も。
引火性があるので、火気に注意して使用しましょう!
※消毒用アルコールでも作れる?→答えはこちら
精製水
精製水は、ろ過や蒸溜で不純物を取り除いた、純度の高い水。薬局やドラッグストアで購入できます。よくコンタクトレンズのケア用品として陳列されています。
エッセンシャルオイルの繊細な香りが変化しないよう、塩素などが入っていない精製水を使うのがおすすめです。軟水のミネラルウォーターで代用することも可能です。
※水道水でも作れる?→答えはこちら
遮光スプレーボトル
アロマスプレーを作るときは、ガラス製の遮光スプレーボトルを使うのがベスト。エッセンシャルオイルの成分は光が当たると劣化するため、青や茶色の遮光ボトルがおすすめです。
エッセンシャルオイルやエタノールには、プラスチックを劣化させる作用があるため、ガラスのボトルが安心。特に100均など安価なスプレー容器は、使い続けるうちに変色や液漏れを起こすことが多いです。
ガラスの遮光スプレーボトルは、ネットショップやアロマショップで手に入ります。
一部のプラスチックはアロマスプレーにも使えます。ガラスボトルよりも軽量で、携帯に便利です。表示を確認して、
・高密度ポリエチレン(HDPE)
・ポリエチレン(PE)
・ポリプロピレン(PP)
であれば大丈夫です。
私は自己責任で、携帯用消毒用アルコールスプレーの空き容器も使っています。少なくともアルコールには強い材質であるはずですからね。
材料が揃ったらさっそく、実際に作ってみましょう。3つのステップで簡単に作れますので、ぜひ一緒に作ってみてください!
実際に作ってみた!3ステップ、5分で完成
アロマスプレーは、基本の作り方をマスターすれば、あとはいくらでも応用が利く優れモノ。使い道や香りのアレンジは記事の後半でご紹介します。まずは一つ作ってみましょう。
今回は、高い殺菌作用で知られるティーツリーのエッセンシャルオイルを使用して、除菌消臭用スプレー(2%)を作ります。
【材料(50ml)】
・無水エタノール 10ml
・精製水 45ml
・遮光ガラススプレー(茶色、60ml)
アロマスプレーは作ってから2週間を目安に使い切るのが正解。一度にたくさん作り過ぎないのがポイントです。使う頻度や量によりますが、たいてい30mlか50mlで十分です。
今回30mlか50mlかで迷いましたが、除菌消臭に広く使いたいので50ml作ることにしました。おすすめは、作る予定より少し大きい容量のボトルを用意すること。ピッタリすぎると、最後に振り混ぜるときに余裕がなくて振れません。
別にガラス容器やガラスのマドラーを用意して丁寧に混ぜてから、スプレー容器に移す人は問題ないです。私のように直接スプレー容器に材料をどんどん入れてシェイクするズボラなやり方をするなら、大きめを選んでください。
本格的なアロマセラピーなら、ビーカーやスポイトを用意して正確に液体を計る必要がありますが、アロマスプレーづくりはざっくりで大丈夫。私は普段のキッチン用計量カップとティースプーンをよく洗って使用しました。
【作り方の手順】
1 スプレーボトルに無水エタノールを入れる。
ティースプーン1杯=だいたい5mlです。今回用意したボトルが60ml入るものなので、目分量で1/6くらい入れても良いです。
2 ティーツリー精油を20滴加え、混ぜる。
ポタポタ落ちる速度が意外に速いのであっという間。この時点でスーッとするいい香りが広がりはじめます。
フタをいったん閉めてよく振りましょう。
3 精製水を入れ、混ぜる。
精製水を加えたら、ちょうど振り混ぜやすい分量に。
フタをもう一度閉めてよく振りましょう。白濁したり、少し熱をもったりすることがありますが、心配ありません。
完成!
2~3日置くとさらに香りがなじみます。
使う前に軽く振るとベスト。掃除を楽しみましょう!
好みでレモンやレモングラス、オレンジやラベンダーを加えて爽やかさ・柔らかさをプラスするのもおすすめ。マスクスプレーやルームスプレーとしても使えます。
出かける前に、家族分のマスクの外側にシュー。数秒軽く振って乾かしてから装着します。森林の香りで思わず深呼吸。ティーツリーの殺菌力で、マスクのイヤなニオイやマスクニキビを防いでくれます。
今回使ったティーツリーは私のお気に入りのエッセンシャルオイル。菌・ダニ・カビ退治からニキビケアまでいろいろ使えるので、50mlのボトルを海外で購入してガンガン使っています。
日本で手軽に手に入るティーツリーエッセンシャルオイルでは、こちらがおすすめ。
【エッセンシャルオイル・ティートリー 10ml|無印良品】
無印良品のティーツリーオイルは規準の厳しいオーストラリア産で、植物の学名と原産地が明記されているので安心。店頭で実際に見て買いやすいのも高ポイントです。
エッセンシャルオイルには珍しく30mlの大容量でラインナップがあり、ガンガン使いたい人にもピッタリです。
価格 | 1,490円(税込) |
内容量 | 10ml |
販売元 | 無印良品 |
原材料 | ティーツリーオイル |
製造国 | オーストラリア |
・無水エタノールが引火しやすいので、火気に注意しましょう。
・精油や無水エタノールが皮膚や目に付着しないよう注意し、付着した場合は大量の水で洗い流しましょう。
・衣類へのスプレーは目立たない所でまず試し、シミにならないことを確認してから使いましょう。
・アロマスプレーは冷暗所に保管し、2週間を目安に使い切りましょう。
・レモンやベルガモットなど一部のエッセンシャルオイルは、肌についた状態で紫外線に当たると肌にダメージを与えることがあります(光毒性)。このようなエッセンシャルオイルを含むアロマスプレーを肌に使った後は、外出などに十分注意してください。
あれ?もう完成?とあっけないくらい簡単にできてしまうアロマスプレー。基本のやり方がわかったら、自分の生活に合わせてどんどんアレンジしていきましょう!
ここからは目的によって濃度や香りのブレンドを変える応用編です。
目的によって濃度を変えよう
エッセンシャルオイルの濃度を変えることで、虫除け用、消臭用、マスク用などいろいろなアロマスプレーが作れます。材料も作り方も同じで、濃度を変えるだけです。
目的ごとの濃度はこちら。
※子ども・敏感肌の人・妊娠中の人は0.5%以下。顔やお腹への使用を避け、体調を見ながら使用する。
・ルームスプレー、ファブリックスプレー、マスクスプレー: 1~3%
・掃除・消臭用スプレー:4%まで
面倒な計算なしですぐに作れるアロマスプレー早見表を載せておきますので、好きな分量と濃度でサッと作ってください!
できあがりの量 | 10ml | 30ml | 50ml | 100ml |
濃度0.5% | 1滴 | 3滴 | 5滴 | 10滴 |
濃度1% | 2滴 | 6滴 | 10滴 | 20滴 |
濃度2% | 4滴 | 12滴 | 20滴 | 40滴 |
濃度3% | 6滴 | 18滴 | 30滴 | 60滴 |
濃度4% | 8滴 | 24滴 | 40滴 | 80滴 |
※無水エタノール:精製水=2:8または1:9が良いです。
※アロマオイル(精油) 1滴=0.05ml とします。
続いて、生活のいろいろなシーンにピッタリの香りブレンドをご紹介します。
いい香り&実用的!おすすめ精油ブレンド
好きな香りを組み合わせて自分だけのブレンドが作れるのが、アロマスプレー作りの楽しみ。
複数のエッセンシャルオイルを組み合わせるときは、各精油の滴数合計が目指す濃度の滴数になるよう調整しましょう。
たとえば、先ほど一緒に作ったティーツリーの除菌消臭スプレーにラベンダーとレモングラスを加えたい場合、
【ブレンド】ティーツリー8滴+ラベンダー6滴+レモングラス6滴(合計20滴)
にすることで、同じ2%のアロマスプレーができます。
また、同じ除菌消臭ブレンドでも濃度を変えることで手指用にも掃除用にもなります。お気に入りの香りが見つかったら、濃度を変えていろいろな用途に使ってみましょう。
それでは、おすすめの組み合わせをシーンごとにご紹介します。どんどん試して、アレンジしてくださいね!
除菌消臭・掃除にピッタリのブレンド
【ティーツリー4+レモングラス(またはレモン)3+ペパーミント3】
除菌・消臭効果のあるエッセンシャルオイルの組み合わせです。香りも、森林×柑橘×清涼感でこれ以上ないクリーンさ。モップがけや拭き掃除に。
ゴミ箱にシュッとするのもおすすめ。消臭しながらコバエやゴキブリ対策にもなります。
【オレンジスイート7+ペパーミント3】
油を分解するオレンジオイルと、消臭除菌効果があるエッセンシャルオイルを組み合わせた、キッチン掃除用ブレンド。
【パイン5+ヒノキ2+グレープフルーツ3】
トイレの消臭におすすめ。品のあるすがすがしい香りで、素早く消臭できます。トイレ掃除のときは掃除用のティーツリーブレンドが一番ですが、使用後の消臭にはこちらが気に入っています。
気分スッキリ・テキパキできるブレンド
【レモン6+サイプレス2+ヒノキ2】
仕事や家事にキリッと集中できる、テキパキブレンド。だるい朝や、動きたくないけど動かないといけない時、在宅勤務の午後などにおすすめ。
【ティーツリー4+サイプレス3+モミ3】
森林浴しているときのように、くつろぎながらも頭が冴えわたるブレンド。考えがまとまり、やる気が出ます。資格や英語の勉強などにもおすすめ。
【ベルガモット4+グレープフルーツ4+カモミール2】
優しくコミュニケーションを促してくれるブレンド。誰もが好感を持つ香りなので、ゲストを招くリビングにもピッタリ。
気分ゆったり・ストレスや不眠を解消できるブレンド
【ラベンダー4+ローズマリー2+レモン4】
仕事の休憩や、休日の昼間におすすめの、甘すぎない香り。眠くなることなく、適度に神経を鎮めてくれます。お気に入りの音楽を聴きながら楽しみたい香りです。
【オレンジスイート(またはベルガモット)6+ラベンダー4】
眠りの質を高めてくれる幸せな香り。枕や寝具にスプレーして部屋を暗くしてみて。リラックスして呼吸が深くなり、そのまま眠りに落ちてしまいます。
【ジャスミン4+サンダルウッド3+イランイラン3】
ストレスで硬くなった心身をほぐしてくれます。不安なことがあってぐっすり寝られないときにおすすめのブレンド。朝起きたら自信を取り戻しています。
【ゼラニウム6+ジャスミン2+ネロリ1】
女性ホルモン関係のイライラや落ち込みにおすすめのブレンド。コロンとしても違和感のない香りなので、日中・外出中に気分を落ち着かせたいときにも頼りになります。
風邪、花粉対策にピッタリのブレンド
【ティーツリー4+ユーカリラディアタ3+レモン3】
風邪が流行っているときに活用したいブレンド。空気を清浄にし、呼吸器の調子を整え、免疫力をあげてくれます。
マスクスプレーやルームスプレーとして感染症予防に。また、風邪をひいてしまった時に枕にスプレーすると少し楽になりますよ。
【ラベンダー3+オレンジスイート3+ティーツリー4】
花粉症予防と症状の緩和におすすめのブレンド。ラベンダーもティーツリーも炎症を鎮める作用があり、辛い症状を和らげてくれます。マスクスプレーとしても、ハンカチにスプレーしておいてレスキューとしても。
アレルギー体質の私は、このブレンドにいつも助けられています。香り自体も、一日中嗅いでいたくなるような癒される香りでおすすめです!
【ペパーミント3+ライム7】
長引きがちな夏風邪や夏バテにおすすめのブレンド。暑さを和らげ疲れを癒してくれます。冷たいものばかり摂るのをやめて、香りで涼をとって体力回復させましょう。
虫除けにピッタリのブレンド
【シトロネラ4+ユーカリ・シトリオドラ(レモンユーカリ)3 +ペパーミント3】
人間には良い香りだが、蚊は嫌う「シトロネラール」という芳香成分が含まれているエッセンシャルオイルを組み合わせます。清涼感のある柑橘の香りで、アウトドアにもピッタリ。こまめに付け直しましょう。
【シトロネラ4+ユーカリ・シトリオドラ(レモンユーカリ)3+ラベンダー2+ゼラニウム1】
優しく穏やかな香りが好みの人はこちらがおすすめ。防虫効果のある花の香りを混ぜることで、キツく感じられがちなシトロネラールの香りが柔らかく落ち着いています。子どもにも安心して使えます。
アロマ香水/ デオドラントボディスプレーとして使えるブレンド
【レモングラス5+ラベンダー3+ゼラニウム2】
汗のニオイや体臭が気になる人におすすめのブレンド。良い香りと抗菌力を兼ね備えたエッセンシャルオイルの組み合わせで、雑菌が繁殖して起こるあのイヤなニオイが予防できます。
ワキや足など気になるところには、前もってスプレーしておきましょう。
【ジャスミン3+オレンジスイート3+サンダルウッド2+ローズ2】
女性ホルモンの分泌を促し、女子力を上げてくれるブレンド。化学物質を使わず香水のような香りが楽しめます。
香水と同じく、時間とともに移り変わる香りが演出できるブレンドになっています。ここぞという日に活躍するアロマ香水です。
アロマスプレーを作るのはとても簡単ですが、新しいことをやってみるのはエネルギーがいるもの。面倒くさかったり時間がなかったりしてアロマスプレーが作れない方におすすめの、既製品のアロマスプレーをご紹介します。
もっと手軽に楽しむなら既成品のスプレーもおすすめ
アロマスプレーを手作りするところまではいかないけれど、生活には取り入れてみたいという方は、まず市販の既製品を購入して使ってみましょう。良い材料を使っているものを選ぶのがポイントです。
私のおすすめはこちら。除菌消臭からマスクスプレーまで、家じゅうのあらゆるところでマルチに使えるティーツリーのスプレーです。
【ボタニカルエフェクト 天然ティーツリーの除菌消臭ミスト|THE BOTANICAL EFFECT】
THE BOTANICAL EFFECTのティーツリーの除菌消臭スプレーを私が安心して使えている理由は、材料の素性がはっきりしており品質が良いこと。
というのも、市販の既製品では、配合しているエッセンシャルオイルの品質まではわからないのがふつう。ボタニカルエフェクトは、配合ティーツリー成分の原産地や精油のグレードまではっきり表示しています。
オーストラリア産・医療グレードの最高品質のエッセンシャルオイルを使用。その力をシンプルに生かし、界面活性剤や殺菌剤など余分な成分は一切配合していません。だから、直接肌に触れる寝具やマスクにも毎日安心して使えます。
細かい霧でたっぷり香り、30分ほどで香りが消えるころには空気ごと丸洗いしたような清新な気分に。一度使ったら、なしでは暮らせなくなること間違いありません。
価格 | 1,800円(税込) |
内容量 | 300ml |
販売元 | THE BOTANICAL EFFECTS |
原材料 | ティーツリーオイル、エッセンシャルオイル、エタノール、水 |
製造国 | 日本 |
ティーツリー原料の詳細 | オーストラリア産メラレウカアルテルニフォリア。テルピネン-4-オール38%以上、1,8-シネオール3%以下 |
続いて、アロマスプレー作りのよくある質問を取り上げます。
アロマスプレー作り方Q&A
アロマスプレーを作るにあたり、よくある疑問にお答えします!
アロマスプレーはアルコールなしでも作れる?
答え:作れます。ただし、使用の都度良く振って混ぜ、すぐに使い切るようにしましょう。
アルコールを入れるのは、水に溶けないエッセンシャルオイルを溶かすため。
アルコールを一切入れずにアロマスプレーを作ることは可能ですが、エッセンシャルオイルが水面に浮いた(種類によっては沈んだ)状態に。使用前にその都度よく振って使いましょう。
また、アルコールが入ることで防腐の役割も果たしています。アルコールなしのスプレーは冷蔵庫で保管し、数日から1週間など、なるべく早く使い切ることが必要です。
アロマスプレーは消毒用エタノールでも作れる?
答え:作れます。ただし、使用の都度良く振って混ぜましょう。
無水アルコールが手に入らない場合は、消毒用エタノールでも作れます。アルコール度数の高いウォッカ(40度以上)などでも作ることが可能です。
とはいえ、無水アルコールが99.5%なのに比べ、消毒用エタノールは70%とアルコール度数が低いため、エッセンシャルオイルと混ざる力は弱く、分離しがち。そのため、使用前に都度良く振って混ぜる必要があります。
また、消毒用エタノールには初めから3割水が入っていることになるため、厳密には水と混ぜる割合を計算するときに調整が必要です。
無水アルコールなら10ml入れるところを、消毒用エタノールはざっくり14mlほど入れる計算になります。
アロマスプレーは水道水でもつくれる?
答え:用途によっては作れます。肌につけるものは作れません。
精製水でなくても、ルームスプレーや掃除用のスプレーなら水道水でも作れます。ただし繊細なエッセンシャルオイルの香りを大切にするなら、精製水か軟水のミネラルウォーターを使いたいところです。
虫除けやデオドラントスプレーなど肌につけるものには、水道水は使えません。塩素などが含まれているためです。精製水を使いましょう。
アロマスプレーを作って生活の質をランクアップ!
アロマスプレーの作り方はとても簡単!用意するものは4つ、材料を順番に入れて混ぜるだけの3ステップ、5分で完成です。ぜひぜひ作って、家じゅうで使ってください!