忙しく働く女性や、日々の暮らしをグレードアップさせたい女性にとって、食洗機はもはや必須級な家電製品となりました。毎日の食器洗いの時間を大幅に削減し、作り出せた時間を有効活用できることが大きなメリットですよね。
今回はまだ購入に迷いのある方や、買い替えをお考えの方におすすめな、2020年新発売の食洗機をメインにご紹介していきます。購入の際、不安点にあげられる食洗機の取り付けや工事内容についても解説していきますよ。
家電ライター
ちゃむ
メーカー販売員として家電量販店に7年間勤務後、フリーランスに。もともと家電好きな性格もあり、家電知識はオールラウンドに常に更新中。家電製品アドバイザー資格も所有しており、正確で最新な情報をお届けします。 女性ならではの視点で、より良いライフスタイルをご提案できれば幸いです。
メーカー販売員として家電量販店に7年間勤務後、フリーランスに。もともと家電好きな性格もあり、家電知識はオールラウンドに...
食洗機のメリットとは?
いざ購入するとなると、費用対効果に見合ったメリットがあるのか、が気になりますよね。まず最初に食洗機のメリットをご紹介します。
食器洗いの時間を大幅カット
食洗機を使う最大のメリットは、第一に食器洗いの手間や時間が大幅にカットできる点でしょう。食洗機へ食器をセットし、運転開始ボタンを押す。これだけで基本的にはOKです!汚れ具合により、洗浄~乾燥までの時間を変化させるコースなどもあり、好きな洗い分けができるモデルが続々と登場してきています。
手荒れを防ぐ
食器洗いによる辛い手荒れや、手の水冷えの根本的な解決ができるのも、食洗機のメリットです。また、ネイルを楽しむ女性にも、ネイル剥がれの心配がなく、好ましいですね。
除菌効果が高い
食洗機は約60~80℃の高温なお湯で、手洗いよりも長時間かけて洗浄をしていきます。そのため、洗浄と同時に殺菌効果がのぞめることもメリットなんです。高温洗浄だからこそ、手洗いではなかなか落ちにくい油汚れもすんなり洗い上げていきます。
洗浄時間が長いのに節水
手洗いと比べて、食洗機ではほとんどのモデルで大幅に水道代を節約することができます。手洗いでは実現できない、洗浄力の高い洗剤使用や、高水圧をうまく使っているので、少ない水でも最大限のパフォーマンスをしてくれるんですね。毎日食器を手洗いしているのであれば、水道代の節約を考慮し、食洗機へ切り替えてみるのもおすすめです。
食器洗い乾燥機の選び方
まずは、食洗機のメリットや選び方について解説していきましょう。食洗機は主に2つタイプ、「卓上型」と「ビルトイン型」に分類され、設置場所やサイズ、収納できる食器数に違いがでてきます。理想的なキッチン周りをイメージしながら、設置環境や食洗機のタイプを確認していきましょう。
卓上型とビルトイン型
食洗機のタイプには、キッチン周りやシンク周辺に置く「卓上型」と、キッチンのシンク下やキャビネットに埋め込む形の「ビルトイン型」の2つが主流となっています。ここでは2つのタイプの違いについて解説していきましょう。
卓上型
キッチンのシンク周りや、テーブル上に設置するタイプの食洗機です。設置には蛇口に付ける分岐水栓と専用コンセントが必要となるモデルが主流です。
取り付けの際、分岐水栓や専用コンセントの有無で設置場所が変動する傾向にあり、すでに専用コンセントと分岐水栓がある場合、大きな設置工事は不要になっています。また、工事が一切必要ない水タンク式の卓上タイプも登場しています。
本体価格も分岐水栓工事代も、ビルトイン型に比べリーズナブルになっており、賃貸住宅の場合でも設置しやすいタイプとなっています。コンパクトなサイズも多く展開しているので、狭い場所にも対応できる点が魅力ですね。一人暮らしや食器洗いの回数が少なめの方にもおすすめですよ。
ビルトイン型
ビルトイン型は海外では主流なタイプの形式となっており、スマートなシステムキッチンを理想とする方におすすめなタイプです。こちらは設置する場所がシンク下やキャビネットへ埋め込む形となっているため、設置工事が必須となります。まずは、食洗機の本体価格と別に工事費用がかかる点に注意しておきましょう。
シンク下のスペースに食洗機がすっきり収まるので、シンク周りやキッチンテーブル上を圧迫せず、広々とした空間を作りやすいタイプとして人気が高いです。主に幅45㎝・幅60㎝のサイズで展開しており、さらに幅45㎝のモデルでは底が浅いタイプ、深いタイプの2種類に分類されることが多いでしょう。
卓上型と比べ、一度に収納できる食器数が多く、たっぷりまとめ洗いができる一方、本体価格や設置工事費用が高くなりやすい傾向にあります。
あると便利な機能で選ぶ
プラスチック製品対応コース
意外と多いプラスチック製の食器類は熱に弱く、一部の食洗機では洗えない場合もでてきます。そこで、熱に弱いプラスチック製品でも洗える専用コースがあると、手洗い時間を省けて、さらに便利になってきます。
プラスチック対応コースやソフトコースなどと表記されているので、プラスチック製の食器類を多くお持ちの方は確認しておくと後悔が少なくなるでしょう。
除菌性能
食洗機は手洗いでは不可能な高温のお湯を使い洗浄をしていくので、洗浄をするだけで除菌効果がのぞめるモデルが一般的です。この除菌性能をさらに高め、より衛生的に使うことができる、除菌特化の商品も続々と登場しています。
ナノイーやプラズマクラスターなどの微粒子イオンを活用した機能、抗菌カートリッジ内蔵など、食洗機内や食器自体への除菌・脱臭機能は清潔感と安心感を得られる機能です。
自動ドア
毎日使いも多くなる家電製品なので、日々の使いやすさを重視した機能です。例としてタッチセンサーでの自動ドアや、ノック式自動ドアなどがあります。
食器を食洗機内にたっぷり収納すると、ずっしりと重みを感じてしまうため、食器の出し入れが楽になる工夫がされた商品にも注目すると良いでしょう。
30代女性におすすめの食器洗い洗浄機 卓上据え置き型10選
ここからは30代女性におすすめな、卓上型の食洗機をご紹介していきます。2020年発売の新モデルを中心に新機能や特色を解説していきますよ。
Panasonic(パナソニック) 食器洗い乾燥機 NP-TA4
2020年新登場のパナソニックの食器洗い乾燥機は、洗浄と除菌を同時に行う「ストリーム除菌洗浄」が大きな特徴となっています。50℃以上の高圧水流によるストリーム洗浄後は、ヒーターで食器をしっかりと乾燥させていきます。こちらのモデルは多機能性を省いたシンプルな性能をしており、「ECONAVI(エコナビ)」や「自動ドアオープン」などには未対応となっています。それでも洗浄力や乾燥機能は充実な性能をほこり、収納容量も最上位モデルと同等の大きさとなっています。
30代におすすめの理由
Panasonic(パナソニック) 食器洗い乾燥機 NP-TZ300-W
2020年新ラインナップにおける、パナソニック食洗機の最上位モデルとなっています。こちらのシリーズの特徴はパナソニック独自のイオン微粒子「ナノイーX」による除菌効果で、食洗機内を常に清潔に保ち食器を保管しておけます。食器だけでなく、フライパンなどの大きなサイズも一度に洗えることで、洗い分けを省き、さらに使いやすく進化しました。こちらのラインナップにも「ボトルホルダー」が新搭載となり「ちょこっとホルダー」などと組み合わせて使用することで、細々とした部品やふたの部分まで洗浄しやすくなっています。
30代におすすめの理由
Panasonic(パナソニック) 食器洗い乾燥機 NP-TH4
ECONAVI(エコナビ)が搭載されたこちらのラインナップは、給水温度と室温をチェックし、乾燥加熱時間などを自動調整してくれる仕様になっています。これにより、毎回の電気代を節約することができる省エネ設計モデルとなります。カラーはホワイトとサニタリーベージュの2色展開で、柔らかなカラーとデザイン性の評価が高く、キッチンスペースに馴染みやすくなっています。新機能として熱に弱いプラスチック製食器には「低温ソフト」、ガラスや陶器などの仕上がりにこだわる際には「80℃すすぎ」など、細かな温度設定機能が追加されています。
30代におすすめの理由
Panasonic(パナソニック) プチ食洗 NP-TCR4
コンパクトサイズのパナソニックの食洗機、「プチ食洗」の新モデルが登場しました。設置スペースは水切りかごサイズ(47㎝×30㎝)でOK!「ワイヤーかご」になったことにより、不安定な食器類もセッティングしやすくなりました。コンパクトサイズですが、約3人分(約18点)もの食器をまとめ洗い可能であり、一人暮らしなどでは十分な容量をまかなえます。熱に弱いプラスチック製品も洗える「低温ソフトコース」や、軽い汚れをささっと洗う「スピーディーコース」など用途に合わせたモードを選択することができます。
30代におすすめの理由
Panasonic(パナソニック) プチ食洗 NP-TCM4
プチ食洗シリーズのシンプル機能モデルの商品です。ECONAVI(エコナビ)等の多機能性を省き、シンプルな洗浄と「スピーディーコース」が搭載された、食洗機初心者でも購入しやすい商品となっています。洗浄容量もたっぷり約3人分、コンパクトサイズでキッチンスペースを大きく圧迫しないのが魅力です。パナソニックの新ラインナップでは一番リーズナブルな商品となっています。
30代におすすめの理由
AQUA 食器洗い機 ADW-GM2
AQUAの卓上式食器洗い機は、耐久性の高いステンレス素材の庫内が清潔さを保ちつつ、壁面へのキズや汚れに強いとされています。大きなガラストップ部分は強化ガラスを使用し、こちらも耐久性の高いつくりとなっています。たっぷり約4人分もの食器をまとめ洗い可能であり、キッチンに映えるスタイリッシュなデザインが特徴的です。暮らしに合わせた専用コースは、除菌効果も望める「高温すすぎモード」や低騒音設計の「ナイトモード」が便利でしょう。ヒーターを使わない送風乾燥だから、消費電力を抑え、ランニングコストも抑えることができます。
30代におすすめの理由
アイリスオーヤマ 食器洗い乾燥機 SHT-5000
省エネ性にこだわったアイリスオーヤマの食洗機は、使用する水をタンク(5ℓまで)に溜め、そこから洗浄へ使用する構造でさらに節水できる仕組みとなっています。乾燥もヒーターを使用しない送風乾燥でこちらの電気代も削減し、お財布にも環境にも優しい製品を目指しました。上下からの水流で汚れをしっかり落とし、汚れ具合によって洗浄コースが4段階から選べるのも便利です。再結露やにおいのこもり対策にドライキープコースも付属しています。
30代におすすめの理由
アイリスオーヤマ 食器洗い乾燥機 KISHT-5000
広いガラス扉とシンプルなボタン操作が使いやすい、アイリスオーヤマの食器洗い乾燥機です。洗浄に使用する水はタンク(5ℓまで)に溜めておく構造なので、設置場所の自由度が高く、水道工事も不要となりました。温水洗浄対応でしっかりと除菌した後、送風乾燥でさらりと仕上げていきます。再結露などを防ぐドライキープモードも搭載。約3人分の食器をまとめ洗いが可能で、食器の取り出しがスムーズに行えるローラー付きかごも搭載しています。
30代におすすめの理由
シロカ 食器洗い乾燥機 SS-M151
タンク式と分岐水栓対応の2WAYタイプの食洗機です。キッチンスペースに余裕がない場合でもタンクに水を溜めて使用できるので、設置場所を選びません。買い替えですでに分岐水栓がある場合でも、設置したらそのまま使用ができます。シロカの洗浄技術は360°あらゆる角度からの洗浄方式を採用し、洗い残しを許しません。コンパクトサイズですが約3人分もの食器を一度にまとめ洗いすることが可能であり、洗浄コースは「標準」、「念入り」、「おいそぎ」、「ソフト(プラスチック製品向け)」の4つからお選びいただけます。
30代におすすめの理由
SK Japan 食器洗い乾燥機 Jaime SDW-J5L-W
電源のある場所であれば、即設置・即使用が可能な着脱タンク式給水となっています。水道工事の必要がなく、コンパクトなサイズ感で省スペースの活用ができる商品です。広々としたフロントオープン式ドアだから食器の出し入れがスムーズに行え、庫内の食器かごは手前に引き出し、奥までたっぷり収納ができます。約2~3人分の食器を一度にまとめ洗いができ、乾燥を行えます。洗浄コースも「スピーディー洗い」から「強力洗い」まで4段階の搭載で、汚れに合わせた洗浄を使い分けることができます。
30代におすすめの理由
30代女性におすすめの食器洗い洗浄機 ビルトイン型5選
広々としたキッチンを目指す女性には、キッチン下スペースを活用したビルトイン型食洗機がおすすめです。大容量を一度に洗える、人気シリーズをご紹介していきます。
Panasonic(パナソニック) ビルトイン食器洗い乾燥機 K8シリーズ
幅45㎝、約6人分の食器がまとめ洗いできる、パナソニックのビルトイン型食器洗い乾燥機です。特徴は2ノックで自動オープンしてくれるドアと、セッティングの自由度が進化した上かご「ムービングラック・プラス」でしょう。上かごの進化は洗浄システムも同時進化させ、4つの洗浄モードがさらにパワフルになりました。パナソニック独自の「ECONAVI(エコナビ)」も搭載で節水や省エネ性も最適化されています。さらに人の体温に近い約35℃の低温排気を実現し、キッチンスペースの蒸れや熱気によるこもりを防ぎます。
30代におすすめの理由
Rinnai(リンナイ) 食器洗い乾燥機 フロントオープンタイプ RSW-F402C
大容量の食器を収納できる、上下2段かごが特徴のリンナイのビルトイン型食洗機です。驚くべきはその大容量な収納スペースで、約8人分の食器をまとめ洗いできるほか、フライパンやまな板、大型なべなど調理道具も一緒に洗える点が優秀です。ずっしりしがちな収納かごはスライドレールで楽々手前に引き出すことができ、上下かごを独立でスライドさせられる点も使い勝手が良い印象です。ソフト排気モード搭載で、人肌に優しい温度(約36℃)まで下げて排気をすることが可能です。
30代におすすめの理由
Rinnai(リンナイ) 食器洗い乾燥機 スライドオープンタイプ RSW-404LP
操作ボタンを食洗機上部に集中させた構造で、かがまずに操作が行える「オールトップコントロール」と、前回運転時と同様コースをそのままスタートできる「クイックスタート」機能が便利なモデルとなっています。また、こちらのモデルでは浮遊カビ菌の除菌、ニオイ除去に有効な「プラズマクラスター」と銀イオンカードリッジのW除菌を搭載し、庫内をいつでも清潔に保てるようになりました。自然素材の重曹を活用できる「重曹コース」も搭載し、専用洗剤を使わず洗い上げる、人にも環境にも優しい食洗機となっています。
30代におすすめの理由
三菱電機 食器洗い乾燥機 EW-45LD1MU
シンプルでスマートなデザインが人気の三菱電機の深型ビルトイン式食洗機です。タッチセンサー付きのドアオープンで、多くの力を必要としない「タッチDEラクドア」搭載のハイグレードモデルとなります。上かご形状を自在に変化させることができ、かさばりを抑えた収納を得意としています。食器の仕上がりをさらに美しくできる「乾燥仕上げ剤・リンス」をタンクに入れておけば、自動計量・投入を行ってくれる機能がついています。静音約34.5dBの低騒音設計も嬉しいポイントです。
30代におすすめの理由
BOSCH(ボッシュ) ビルトイン食器洗い SPI66MS006
ヨーロッパにおける家電売上No.1!世界47ヵ国で愛されている家電工具メーカーのボッシュは食器洗い機における世界的ブランドとして有名です。キッチンスペースに融合するクールなデザインと、安心で高性能な品質が特徴的です。広い庫内には高さを調節できる仕切りピンと、高さのバリエーションが異なるバスケットが搭載されており、かさばりを抑えた収納が得意な構造となっています。専用ドア表面はステンレスヘアライン加工と上品な3色のカラーバリエーションからデザインを選ぶことができます。
30代におすすめの理由
食洗機で汚れはしっかり落ちるのか?
食洗機を使用したことのない方が疑問を持ちやすい「食洗機の洗浄力」ですが、使い方のポイントをしっかりと把握すれば、手洗いよりもキレイに洗うことができるんです。ここでは食洗機でキレイに洗浄する際のコツを解説していきます。
食べ残しを水で流しておく(予洗い)
ご飯粒や果肉などの食べ残しは食洗機にかける前にサッと水洗いするか、キッチンペーパーなどであらかじめ拭き取りを行いましょう。
この工程を入れることで、食洗機にかけた際の汚れ落ちが良くなり、またフィルター掃除のメンテナンスも楽に行えるようになります。
食器を正しく配置する
洗浄水がうまく食器に当たるように、食器を配置するのも洗い残しを防ぐポイントとなってきます。
コツは食洗機内の食器同士の重なりを避けること。そして、購入した食洗機に合った並べ方をすることが大切となってきます。並べ方の例は取扱説明書を参考にすると好ましいでしょう。
洗浄水の吹き出し口などを確認し、そこに汚れた面を向けて配置するのが一般的な配置例となります。
食洗機・専用洗剤を使用する
食器洗い用洗剤には、食洗機専用の洗剤があります。通常の洗剤と比べて、泡が立ちにくく、強力な洗浄成分が配合されています。
食洗機専用洗剤は「ジェル」、「粉末」、「タブレットタイプ」などのバリエーションがあり、食洗機を使う場合には必ずこれらの食洗機専用の洗剤を使用するようにしましょう。
高温洗浄に弱いものを見極める
食洗機では高温洗浄とすすぎを行うため、熱に弱い食器類の見極めが肝心となります。これらを見極めずに食洗機にかけてしまった場合、食器の破損や、変色等の原因となってしまいます。
購入した食洗機の取り扱い説明書に従って、熱に弱い食器やソフト洗浄対応の食器類を確認しておきましょう。
・カットグラス、クリスタルグラス等の高級ガラス食器
・高級漆器
・プラスチック製品
・鉄、銅、アルミ製の調理器具、食器
・軽く小さな食器
食洗機の設置場所や設置方法
いざ食洗機を欲しいと思っても、設置方法や工事費用に不安が残り、なかなか購入を決めきれない……という意見も多いようです。ここでは、食洗機を取り付ける際の流れと工事内容について解説していきます。
卓上型の場合
適したサイズを選ぶ
卓上型には一人暮らし用のものからファミリータイプのものまで、サイズ感にバラつきがあります。まずはキッチンスペースに置ける適切なサイズを確認し、本体を選んでいきましょう。
分岐水栓の取り付け
卓上型のタイプには、食洗機と水道をつなげる「分岐水栓」が必要なモデルが多く、その場合には蛇口に分岐水栓を取り付ける工事費がかかってきます。分岐水栓工事費は約10,000~15,000円が目安となり、蛇口の型により価格が変動してきます。
設置は自分でも可能
分岐水栓の用意がある場合には、本体を購入後、食洗機を自分で設置することも難しくはありません。また、家電量販店で食洗機を購入の場合、分岐水栓の工事と同時に設置をしてくれる場合がほとんどとなっています。
ビルトイン型の場合
自分で設置するのは困難
ビルトイン型の設置はキャビネットの扉を外し、本体を設置し、給配水管に接続、という流れになります。金具の固定や力作業が必要な場面もあるため、専門知識のない方には難しい設置となります。
工事費用は高め
工事費用は約30,000~50,000円が目安となり、食洗機のモデルやサイズにより価格が変動する場合があります。本体購入とセットで工事を申し込みができるケースも多いので、活用すると便利です。工事時間はおよそ約2~3時間前後となります。
食洗機の注意点
食洗機を購入する上で、気を付けるべき注意点や勘違いが起こりやすい点を解説していきます。
乾燥機能が無いモデルもある
各メーカーの上位モデルは洗浄~乾燥を行ってくれるものがほとんどとなりますが、一部のモデルでは乾燥機能が搭載されておらず、自然乾燥に頼る商品もあります。
「電気代を極力抑えたい」と考え、あえて乾燥機能無しのモデルを購入するケースもあります。購入前には乾燥機能の有無をあらかじめ決めておくと、商品選びがスムーズになってきますよ。
発火源となるものから離す
近年、食洗機も卓上型であれば自分で簡単に設置できるものが増えてきています。そんななか注意していただきたいのが、発火源との距離です。
キッチンスペースに集中しがちが発火源となる機器(ガスコンロ・オーブンなど)からは20㎝以上離して設置をしていきましょう。さらに直射日光や、凍結の危険性が高い場所なども避けることが大切になってきます。
工事費込みの価格設定
有名メーカーでは、本体価格に工事費用を組み込んだ、セット価格を設定している場合もあります。専用コンセントや給排水管の位置により、追加料金が発生する場合もありますが、工事が必要な際には利用される方が多い印象です。
監修者「ちゃむ」のまとめ